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<祝福>と契約結婚
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俺は手に持った鏡を思わず落っことした。
ビリリと来た。
これは呪いの発動だ。
俺は麻痺や石化などポピュラーなものから、睡眠や魅了などレアなものまで予想した。
呪いを含んだ骨董品が紛れ込む事はたまにある。
しかし、ここまで綺麗に呪いが入った骨董品を売ったのは老夫婦だった。
呪いに気付かなかったとしか思えない。
俺は各種ポーションの前で呪いの効果が現れるのを待っていた。
30分待って効果が確認出来なかった。
不発?
いやしかし、あの痺れは呪いの発動に違いない。
ふと、頭をよぎったのは、この世でたった一つ、呪いを解呪しない<祝福>だ。
呪いには違いないのだが、男女関係なくふたなりになる呪いが存在する。
解呪出来ないんじゃなくて、解呪しない<祝福>と呼ばれるには理由がある。
この呪いは、子供を出産すると、元の性別に戻る。
男であっても子供を妊娠し、出産出来ることから、<祝福>という名前がついた。
元はダンジョンの発掘品らしいが、レアすぎて確認されていない。
俺はおもむろにズボンのベルトを緩め、ズボンを下着ごと下ろした。
手で触ってみれば、馴染んだ相棒の後ろに穴がある。
穴が……あるだと?!
俺は落っことした手鏡を使って股を見た。
そこには、女性器が鎮座していた。
俺は酒に逃げた。
100万人に一人とされる<祝福>を授かってしまった事は、どうにもならない。
世の中、ふたなりはたまにいる。
ただ、貴重すぎて生まれると同時に貴族と婚約するのが普通である。
俺は骨董品を売りさばく、しがない平民の商人だ。
俺は多少見目は良い方だが、年は26歳。
仕事一筋に生きてきたせいで、少々性にうといところがある。
今更貴族と婚約……ないわー。
俺は仕事一筋ではあるけれど、結構ちゃらんぽらんだし、今も酒に逃げているし、貴族の奥方とか、無理。
そこにやってきたのは情報屋のキックスだった。
キックスは一晩寝てみたいと思うくらい顔が良く、愛想も良い。
俺の前に転がる酒瓶を見て、にこーっと笑うと、追加の酒を注文して一緒に飲み始める。
「ロナウドさん、景気が良いですね。一緒に飲みましょう!」
この顔の良い男はこれでなかなか身持ちが固い。
こんな俺と8年の付き合いなのに、まだ寝てないんだもの。
俺は酒を浴びるように飲み、キックスもにこにこと酒を飲んだ。
気付けば個室に移って、俺はキックスに服を脱がされていた。
「ロナウドさん、抵抗しないと犯っちゃいますよーっ。なんでご機嫌なのか教えてくださいよ」
シャツを脱がされ、ベルトに手をかけられて、期待がどんどん膨らんでいく。
「お前なら、いいか……。どうせ脱いだらバレるしな。あのな、俺はご機嫌なんじゃなくて、落ち込んでるの。骨董品の呪いに引っかかっちまってな。仕事が手につかねえ」
「ありゃ。ご愁傷様です。でも、神官に解呪させりゃあいいでしょう? 何でマゴマゴしてるんです?」
「この世でたった一つ、解呪されない<祝福>だからだ。俺はふたなりになっちまった」
「ええええっ」
キックスは大袈裟に驚き、俺のズボンとパンツを下ろした。
左右に股を割り開き、まんこを見る。
撫でるように触ったかと思ったら、上側を擦り始めた。
途端に快楽が沸き上がってくる。
「あんっ」
「クリトリスまでついてらぁ。こりゃあ大事件ですよ、ロナウドさん。俺とセックスしてる場合じゃないですって。俺は手筈を整えてきますから、このことは誰にも言っちゃ駄目ですよ」
キックスは俺に服を着せると、大急ぎで出て行った。
「あれ……セックスしねえのかよ」
中途半端に弄られたから、不完全燃焼だ。
俺は一人寂しく自慰をして、寂しさを紛らわせた。
翌朝、二日酔いの俺は、宿屋でお粥を食べていた。
「ううう、頭いてえ。こりゃあ家に帰って寝るしかねえな」
俺は仕方なく家に帰り、風呂に入ってぐっすり寝た。
起きたら夕方だったが、問題ない。
いつまでも仕事を休むのも良くないが、幸い自営業だ。
仕事の再開はもうしばらく休んだ後で良いだろう。
そんな事を考えていると、俺の家の前に馬車が止まった。
骨董品の売り込みかも、と考えて、玄関先まで出向く。
そこには、完璧な執事が立っていた。
間違い無く貴族だ。
俺は心当たりがなく、執事に聞いてみた。
「ここは、骨董品商のロナウドの家ですよ」
「ええ、ロナウド様。我が主人があなたをお待ちです。どうか馬車に乗ってくださいませ」
「えっ、今すぐ?」
「はい。今夜はお戻りになれない事でしょう。お心当たりは一つだけ、ありますでしょう」
ま、まさかキックスの奴、貴族に<祝福>の事を喋ったのか?
「……わかった。連れて行ってくれ」
貴族がふたなりを見て何をするか?
そりゃあ犯すんだろう。
それ以外に何か俺が必要な事ってある?
ないよな。
俺、処女童貞だから高く買ってくんねえかな。
そこまで都合良く行かねえか。
俺はちょっと痛いであろう強姦を思い浮かべながら、貴族の屋敷に足を踏み入れた。
ひどく広い応接室に、その男は立っていた。
艶やかなブルーグレーの髪を背中で緩く編み、リボンで縛っている。
顔は恐ろしく整っていて、俺はキックスより良い男を初めて見た。
神経質そうな眉、深い海のような青い瞳、すっきりとした鼻梁に、薄い唇。
おおよそ、いい男過ぎて何も言えない。
一つ言うのなら、口元にぽつんとある黒子がセクシーだ。
俺はじろじろと見られて、やがて満足したのか、男が思っていたより低い声で喋り出した。
「艶やかな黒い髪に白い肌。整った顔と引き締まった身体。聞いていた通りの容姿だな。お前は処女だと聞いたが、本当か?」
「俺は処女童貞だよ。あのさあ、<祝福>のせいでヤるって事なら、さっさとして欲しいんだけど」
「急がなくても、夜はまだこれからだ。まずは契約しよう。まず始めに言っておく。俺はお前を愛するつもりはない」
「はあ?!」
俺の足下に、一冊の契約書が投げられた。
それを拾って読むと、それは契約結婚の契約書だった。
「いちじゅうひゃくせん……おいおい、桁を一つ間違えているぞ」
「間違えていない。<祝福>で俺に跡継ぎを作ってくれるんだからな。妥当な金額だ」
それは婚姻届もあり、男のサインは既に済んでいた。
「エレン、でいいのか? 俺と結婚するってマジか」
「本気だとも。君が守らなければならないのは、俺の子を出産することのみ。それまでは仕事も休んで貰う」
「こんな金額を俺に払うより女に頼んだ方が早くねえか?」
「俺は女を愛せない。男が好きなんだ。かと言って、俺に期待するなよ。俺は跡継ぎを作ったら好きな男と結婚する」
「へえ。誰か好きな男がいるのか」
「ああ。近衛騎士のレイリー。たまにこの家にも来る。その時はちゃんと嫁だと紹介する」
「三角関係はごめんだぜ。レイリーとはもう付き合ってんのか?」
「いや、清い間柄だ。何にせよ、俺は跡継ぎを作らなければ何も出来ない。まずはお前だ、ロナウド。契約書にサインしろ」
ペンは机に置いてあった。
俺はあまりの巨額な契約に、頭がふわふわする。
俺は契約結婚の書類と、婚姻届にサインした。
どのみち、貴族の命令じゃ逆らえない。
出産後離婚と書いてあったので、ほっとした。
「俺はエレン。ミドガスタル伯爵とも呼ばれている。23歳だ」
「俺はロナウド。26歳。子供を産むまでだけど、宜しく頼むよ」
書類は執事が持って行った。
話が済むと、次は豪勢な夕食だった。
愛するつもりはない、と言ったから、一言も話さないとか、あるかなと思ったけど、大丈夫みたいだ。
「……そんなわけで、来週は鷹狩りに行ってくる。寂しい思いをさせるが、浮気せずに待っていてくれ」
「うん、わかった」
「お前の方から何かあるか?」
「特にない。仕事も出来ないし、俺はここで何してりゃいいの?」
「決まっているだろう、セックスだ。それ以外に何かあるか?」
「それはもしかして、妊娠するまでずっと?」
「当然だろう。一晩4発で寝かしてやる。後は日中にも4発。これで様子を見よう」
エレンは満足そうに微笑んだ。
跡継ぎ欲しがりすぎ。
そこに執事が帰ってきた。
「喜べ、お前と俺の婚姻が認められた。これで俺達は夫婦だ。式はやらないが、今夜が初夜だ」
「うん、わかった」
それ以外に言う言葉はない。
食後に風呂に入った俺は侍従に浣腸されて初めて尻もヤられるんだと気が付いた。
ビリリと来た。
これは呪いの発動だ。
俺は麻痺や石化などポピュラーなものから、睡眠や魅了などレアなものまで予想した。
呪いを含んだ骨董品が紛れ込む事はたまにある。
しかし、ここまで綺麗に呪いが入った骨董品を売ったのは老夫婦だった。
呪いに気付かなかったとしか思えない。
俺は各種ポーションの前で呪いの効果が現れるのを待っていた。
30分待って効果が確認出来なかった。
不発?
いやしかし、あの痺れは呪いの発動に違いない。
ふと、頭をよぎったのは、この世でたった一つ、呪いを解呪しない<祝福>だ。
呪いには違いないのだが、男女関係なくふたなりになる呪いが存在する。
解呪出来ないんじゃなくて、解呪しない<祝福>と呼ばれるには理由がある。
この呪いは、子供を出産すると、元の性別に戻る。
男であっても子供を妊娠し、出産出来ることから、<祝福>という名前がついた。
元はダンジョンの発掘品らしいが、レアすぎて確認されていない。
俺はおもむろにズボンのベルトを緩め、ズボンを下着ごと下ろした。
手で触ってみれば、馴染んだ相棒の後ろに穴がある。
穴が……あるだと?!
俺は落っことした手鏡を使って股を見た。
そこには、女性器が鎮座していた。
俺は酒に逃げた。
100万人に一人とされる<祝福>を授かってしまった事は、どうにもならない。
世の中、ふたなりはたまにいる。
ただ、貴重すぎて生まれると同時に貴族と婚約するのが普通である。
俺は骨董品を売りさばく、しがない平民の商人だ。
俺は多少見目は良い方だが、年は26歳。
仕事一筋に生きてきたせいで、少々性にうといところがある。
今更貴族と婚約……ないわー。
俺は仕事一筋ではあるけれど、結構ちゃらんぽらんだし、今も酒に逃げているし、貴族の奥方とか、無理。
そこにやってきたのは情報屋のキックスだった。
キックスは一晩寝てみたいと思うくらい顔が良く、愛想も良い。
俺の前に転がる酒瓶を見て、にこーっと笑うと、追加の酒を注文して一緒に飲み始める。
「ロナウドさん、景気が良いですね。一緒に飲みましょう!」
この顔の良い男はこれでなかなか身持ちが固い。
こんな俺と8年の付き合いなのに、まだ寝てないんだもの。
俺は酒を浴びるように飲み、キックスもにこにこと酒を飲んだ。
気付けば個室に移って、俺はキックスに服を脱がされていた。
「ロナウドさん、抵抗しないと犯っちゃいますよーっ。なんでご機嫌なのか教えてくださいよ」
シャツを脱がされ、ベルトに手をかけられて、期待がどんどん膨らんでいく。
「お前なら、いいか……。どうせ脱いだらバレるしな。あのな、俺はご機嫌なんじゃなくて、落ち込んでるの。骨董品の呪いに引っかかっちまってな。仕事が手につかねえ」
「ありゃ。ご愁傷様です。でも、神官に解呪させりゃあいいでしょう? 何でマゴマゴしてるんです?」
「この世でたった一つ、解呪されない<祝福>だからだ。俺はふたなりになっちまった」
「ええええっ」
キックスは大袈裟に驚き、俺のズボンとパンツを下ろした。
左右に股を割り開き、まんこを見る。
撫でるように触ったかと思ったら、上側を擦り始めた。
途端に快楽が沸き上がってくる。
「あんっ」
「クリトリスまでついてらぁ。こりゃあ大事件ですよ、ロナウドさん。俺とセックスしてる場合じゃないですって。俺は手筈を整えてきますから、このことは誰にも言っちゃ駄目ですよ」
キックスは俺に服を着せると、大急ぎで出て行った。
「あれ……セックスしねえのかよ」
中途半端に弄られたから、不完全燃焼だ。
俺は一人寂しく自慰をして、寂しさを紛らわせた。
翌朝、二日酔いの俺は、宿屋でお粥を食べていた。
「ううう、頭いてえ。こりゃあ家に帰って寝るしかねえな」
俺は仕方なく家に帰り、風呂に入ってぐっすり寝た。
起きたら夕方だったが、問題ない。
いつまでも仕事を休むのも良くないが、幸い自営業だ。
仕事の再開はもうしばらく休んだ後で良いだろう。
そんな事を考えていると、俺の家の前に馬車が止まった。
骨董品の売り込みかも、と考えて、玄関先まで出向く。
そこには、完璧な執事が立っていた。
間違い無く貴族だ。
俺は心当たりがなく、執事に聞いてみた。
「ここは、骨董品商のロナウドの家ですよ」
「ええ、ロナウド様。我が主人があなたをお待ちです。どうか馬車に乗ってくださいませ」
「えっ、今すぐ?」
「はい。今夜はお戻りになれない事でしょう。お心当たりは一つだけ、ありますでしょう」
ま、まさかキックスの奴、貴族に<祝福>の事を喋ったのか?
「……わかった。連れて行ってくれ」
貴族がふたなりを見て何をするか?
そりゃあ犯すんだろう。
それ以外に何か俺が必要な事ってある?
ないよな。
俺、処女童貞だから高く買ってくんねえかな。
そこまで都合良く行かねえか。
俺はちょっと痛いであろう強姦を思い浮かべながら、貴族の屋敷に足を踏み入れた。
ひどく広い応接室に、その男は立っていた。
艶やかなブルーグレーの髪を背中で緩く編み、リボンで縛っている。
顔は恐ろしく整っていて、俺はキックスより良い男を初めて見た。
神経質そうな眉、深い海のような青い瞳、すっきりとした鼻梁に、薄い唇。
おおよそ、いい男過ぎて何も言えない。
一つ言うのなら、口元にぽつんとある黒子がセクシーだ。
俺はじろじろと見られて、やがて満足したのか、男が思っていたより低い声で喋り出した。
「艶やかな黒い髪に白い肌。整った顔と引き締まった身体。聞いていた通りの容姿だな。お前は処女だと聞いたが、本当か?」
「俺は処女童貞だよ。あのさあ、<祝福>のせいでヤるって事なら、さっさとして欲しいんだけど」
「急がなくても、夜はまだこれからだ。まずは契約しよう。まず始めに言っておく。俺はお前を愛するつもりはない」
「はあ?!」
俺の足下に、一冊の契約書が投げられた。
それを拾って読むと、それは契約結婚の契約書だった。
「いちじゅうひゃくせん……おいおい、桁を一つ間違えているぞ」
「間違えていない。<祝福>で俺に跡継ぎを作ってくれるんだからな。妥当な金額だ」
それは婚姻届もあり、男のサインは既に済んでいた。
「エレン、でいいのか? 俺と結婚するってマジか」
「本気だとも。君が守らなければならないのは、俺の子を出産することのみ。それまでは仕事も休んで貰う」
「こんな金額を俺に払うより女に頼んだ方が早くねえか?」
「俺は女を愛せない。男が好きなんだ。かと言って、俺に期待するなよ。俺は跡継ぎを作ったら好きな男と結婚する」
「へえ。誰か好きな男がいるのか」
「ああ。近衛騎士のレイリー。たまにこの家にも来る。その時はちゃんと嫁だと紹介する」
「三角関係はごめんだぜ。レイリーとはもう付き合ってんのか?」
「いや、清い間柄だ。何にせよ、俺は跡継ぎを作らなければ何も出来ない。まずはお前だ、ロナウド。契約書にサインしろ」
ペンは机に置いてあった。
俺はあまりの巨額な契約に、頭がふわふわする。
俺は契約結婚の書類と、婚姻届にサインした。
どのみち、貴族の命令じゃ逆らえない。
出産後離婚と書いてあったので、ほっとした。
「俺はエレン。ミドガスタル伯爵とも呼ばれている。23歳だ」
「俺はロナウド。26歳。子供を産むまでだけど、宜しく頼むよ」
書類は執事が持って行った。
話が済むと、次は豪勢な夕食だった。
愛するつもりはない、と言ったから、一言も話さないとか、あるかなと思ったけど、大丈夫みたいだ。
「……そんなわけで、来週は鷹狩りに行ってくる。寂しい思いをさせるが、浮気せずに待っていてくれ」
「うん、わかった」
「お前の方から何かあるか?」
「特にない。仕事も出来ないし、俺はここで何してりゃいいの?」
「決まっているだろう、セックスだ。それ以外に何かあるか?」
「それはもしかして、妊娠するまでずっと?」
「当然だろう。一晩4発で寝かしてやる。後は日中にも4発。これで様子を見よう」
エレンは満足そうに微笑んだ。
跡継ぎ欲しがりすぎ。
そこに執事が帰ってきた。
「喜べ、お前と俺の婚姻が認められた。これで俺達は夫婦だ。式はやらないが、今夜が初夜だ」
「うん、わかった」
それ以外に言う言葉はない。
食後に風呂に入った俺は侍従に浣腸されて初めて尻もヤられるんだと気が付いた。
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