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アメジストダンジョン
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僕がスライムに近付くと、スライムが襲ってきた。
ぽよよん、ぽよよん。
動きはゆっくりなので、避けられる。
短剣を振りかぶって、えいっと斬りつけた。
ぽよよん。
ぽよよん。
ダメージが与えられていない。
僕は尚も切りかかった。
「えいっ! やあっ!」
ぽよよん。
ぽよよん。
ダメージが通っていない。
「スライムのコアを狙わないとダメだ。思いっきり突き刺せ」
「えいっ! たあっ! えええいっ!」
ぽよよん。
ぽよよん。
ザクッ。
やっとスライムに刺さった。
カランとコアが落ちて、スライムがキラキラと消えていく。
「上手だぞ、シェラヘザード。もう少しスライム狩りしていくか」
「うんっ」
僕達は散らばって、スライムを狩り始めた。
僕は一太刀では仕留められず、時間がかかったけれど、5つのコアを手に入れた。
「たくさん狩ったな。満足したか?」
「うん。スライムなら、僕負けないよ。次はホーンラビットだね。行こう!」
僕達が奥に進むと、明らかに素早いモンスターがダンティスに突進していった。
ホーンラビットの額にある鋭い角で、頭突きしようとする。
気付けば3匹のホーンラビットが僕達を囲んでいた。
「せいっ!」
ダンティスがホーンラビットを一太刀で切り捨てる。
キラキラと舞う粒子。
カランと落ちたのは角だった。
「はっ! えいっ!」
ハロルドもホーンラビットを切り捨てている。
僕の所には一匹も来ない。
「ホーンラビットとは戦えない?」
「あの攻撃を避けられるか?」
「ちょっと無理……。大人しく見学しているよ」
20匹ほど、ホーンラビットを倒したら、階段を見つけた。
下へ続いているみたい。
「行こう。次の階は、ポイズンフロッグと、赤鹿が出る。ポイズンフロッグの全体攻撃は毒効果があるぞ。攻撃は避けること」
「紫の蛙だあ。なんだか凶悪な顔をしているね。あっ、来た!」
ポイズンフロッグは見た目にそぐわないほど素早く、ダンティスに襲いかかった。
そして、霧のような毒を吐いた。
ダンティスがポイズンフロッグを切り捨てる。
毒の霧を思い切り避けた僕は、落ちた紫色の内臓に、ぎょっとした。
「毒の胃袋ですね。毒消しを作るのに必要なので、買い取って貰えます。それにしても、ウジャウジャいますね」
ポイズンフロッグはまるで群れのように、いっぱいいた。
ざっと20匹位いるだろうか。
「みんなこっち見てるぅ……。あっ、こっち来たよ!」
「お任せください!」
襲いかかってきたポイズンフロッグを、次から次へ切り捨てるダンティスとハロルド。
僕は毒を浴びないように、ザイルの後ろに隠れた。
「あらかた片付きました。赤鹿は素早い事と、凶悪な角での攻撃がポイントです。先に進んでみましょう」
僕達は更に奥に進んだ。
そこには、赤茶けた毛皮を持つ鹿が、何匹もいた。
一気に目をつり上げて、襲いかかってくる赤鹿に、ダンティスは一歩前に出た。
「はああっ! えいっ!」
凄いスピードで走ってくる赤鹿を、切り捨てるダンティス。
ハロルドもそれに続き、このあたりの赤鹿はいなくなった。
「階段がありました。降りてみましょう」
「次の階は、ボーンナイトと、麻痺花だ。ボーンナイトは、弱いから気を付ければシェラヘザードでもいけるんじゃないか?」
そこには、骨で出来た人体模型がボロボロの剣を持ってうろついていた。
「えっ、剣を持っているよ」
「ダンティスと戦うのをよく見てみろ」
ダンティスが近付くと、わらわらと集まってきたボーンナイト達。
ダンティスは長剣を振りかぶって、振り下ろした。
ガランガランガランガラン!
骨が崩れ、バラバラになる。
骨は崩れると、元に戻らないようだ。
僕もへっぴり腰でボーンナイトに切りかかる!
「えいっ! やあっ!」
三度ほど切りつけて、やっと当たった。
ボーンナイトの攻撃は剣のみらしい。
ぼろぼろの剣の攻撃は避けやすく、まだ当たっていない。
ガランガランガランガラン。
ボーンナイトが消えていく。
残ったのはぼろぼろの剣だ。
「さあ、次々に倒してみろ。ボーンナイトは、まだまだいるからな」
ザイルの言うとおり、ボーンナイトは、100体ほどいた。
僕も頑張るべく、剣をふるう。
カコン、ガランガランガランガラン。
カコカコン。
パキパキパキッ。
連続で倒していると、骨が外れる音がリズミカルで小気味よい。
カコン、ガランガラン。
カコカコン。
パキパキパキッ。
倒す感覚も気持ち良くて、僕は思い切り剣を振った。
目に見える距離にいるボーンナイトは全て狩り終えた。
僕は短剣をしまって、ザイルの後ろに続いた。
「えっ、あれが麻痺花?」
「そうだ。蔦で攻撃してくるぞ。ただの花の固まりに見えるから、侮って近づき過ぎやすい。麻痺花という名の通り、麻痺薬を撒き散らす」
そこは花畑に見えた。
白い花が咲いていて、とても綺麗。
ダンティスが近付くと、蔦が波打ち、一気に襲いかかってきた。
「せいっ!」
蔦を切り捨てるダンティス。
ハロルドも蔦を切り捨てて進んでいる。
花畑が盛り上がり、大きな花が口を開けて襲いかかってきた。
見た目も花畑は擬態していただけで、凶悪だ。
大きな口から、滴るよだれと牙が見えた。
僕は全く近付けない。
足元の蔦がいつ動き出すかわからない。
あたり一面蔦だらけで、これは強敵だった。
「ダンティス、麻痺薬は大丈夫?!」
「大丈夫です、今のうちに倒します! ハロルド、いくぞ!」
「おう!」
大きな口を開けた麻痺花に突っ込んでいくダンティスとハロルド。
麻痺花は大量の蔦を操って、二人に襲いかかる。
ぷしゃああああ。
麻痺薬が散布され、二人は飛び退く。
そして、二人の剣が麻痺花をとらえた。
「やああああっ!」
真っ二つになった麻痺花は、ぐきゃあああと悲鳴をあげて転げ回った。
蔦が渦を巻くが、二人は剣を突き出してとどめを刺した。
残ったのは、緑色の内臓だ。
それを拾い上げたダンティスは、麻袋にしまった。
「麻痺薬の胃袋です。麻痺花は、意外と強いので、高値で買い取って貰えます。もうちょっと狩りましょうか」
ダンティスはそう言って、花畑に突撃していった。
大きな花の顔が現れる。
ハロルドも、ダンティスとは違う個体を相手に、剣を振るっていた。
「やあああっ!」
「せいやっ!」
二人の剣技は素晴らしく、花畑が一掃されるくらい、麻痺花を倒した。
麻痺の胃袋も12個手に入った。
「階段がありました。降りてみましょう。……セーフティエリアです!」
「よしよし、今日の冒険はここまでだ。野営の準備をするぞ」
セーフティエリアは、緑のラインが引いてあって、とても広い。
そこに、テントを建てていく。
僕も少しお手伝いしたけれど、ザイルはほとんど一人で組み立てていた。
ハロルドも慣れたものだ。
ダンティスはさっそく石でかまどを作っている。
野営の準備は着々と整っていく。
ぽよよん、ぽよよん。
動きはゆっくりなので、避けられる。
短剣を振りかぶって、えいっと斬りつけた。
ぽよよん。
ぽよよん。
ダメージが与えられていない。
僕は尚も切りかかった。
「えいっ! やあっ!」
ぽよよん。
ぽよよん。
ダメージが通っていない。
「スライムのコアを狙わないとダメだ。思いっきり突き刺せ」
「えいっ! たあっ! えええいっ!」
ぽよよん。
ぽよよん。
ザクッ。
やっとスライムに刺さった。
カランとコアが落ちて、スライムがキラキラと消えていく。
「上手だぞ、シェラヘザード。もう少しスライム狩りしていくか」
「うんっ」
僕達は散らばって、スライムを狩り始めた。
僕は一太刀では仕留められず、時間がかかったけれど、5つのコアを手に入れた。
「たくさん狩ったな。満足したか?」
「うん。スライムなら、僕負けないよ。次はホーンラビットだね。行こう!」
僕達が奥に進むと、明らかに素早いモンスターがダンティスに突進していった。
ホーンラビットの額にある鋭い角で、頭突きしようとする。
気付けば3匹のホーンラビットが僕達を囲んでいた。
「せいっ!」
ダンティスがホーンラビットを一太刀で切り捨てる。
キラキラと舞う粒子。
カランと落ちたのは角だった。
「はっ! えいっ!」
ハロルドもホーンラビットを切り捨てている。
僕の所には一匹も来ない。
「ホーンラビットとは戦えない?」
「あの攻撃を避けられるか?」
「ちょっと無理……。大人しく見学しているよ」
20匹ほど、ホーンラビットを倒したら、階段を見つけた。
下へ続いているみたい。
「行こう。次の階は、ポイズンフロッグと、赤鹿が出る。ポイズンフロッグの全体攻撃は毒効果があるぞ。攻撃は避けること」
「紫の蛙だあ。なんだか凶悪な顔をしているね。あっ、来た!」
ポイズンフロッグは見た目にそぐわないほど素早く、ダンティスに襲いかかった。
そして、霧のような毒を吐いた。
ダンティスがポイズンフロッグを切り捨てる。
毒の霧を思い切り避けた僕は、落ちた紫色の内臓に、ぎょっとした。
「毒の胃袋ですね。毒消しを作るのに必要なので、買い取って貰えます。それにしても、ウジャウジャいますね」
ポイズンフロッグはまるで群れのように、いっぱいいた。
ざっと20匹位いるだろうか。
「みんなこっち見てるぅ……。あっ、こっち来たよ!」
「お任せください!」
襲いかかってきたポイズンフロッグを、次から次へ切り捨てるダンティスとハロルド。
僕は毒を浴びないように、ザイルの後ろに隠れた。
「あらかた片付きました。赤鹿は素早い事と、凶悪な角での攻撃がポイントです。先に進んでみましょう」
僕達は更に奥に進んだ。
そこには、赤茶けた毛皮を持つ鹿が、何匹もいた。
一気に目をつり上げて、襲いかかってくる赤鹿に、ダンティスは一歩前に出た。
「はああっ! えいっ!」
凄いスピードで走ってくる赤鹿を、切り捨てるダンティス。
ハロルドもそれに続き、このあたりの赤鹿はいなくなった。
「階段がありました。降りてみましょう」
「次の階は、ボーンナイトと、麻痺花だ。ボーンナイトは、弱いから気を付ければシェラヘザードでもいけるんじゃないか?」
そこには、骨で出来た人体模型がボロボロの剣を持ってうろついていた。
「えっ、剣を持っているよ」
「ダンティスと戦うのをよく見てみろ」
ダンティスが近付くと、わらわらと集まってきたボーンナイト達。
ダンティスは長剣を振りかぶって、振り下ろした。
ガランガランガランガラン!
骨が崩れ、バラバラになる。
骨は崩れると、元に戻らないようだ。
僕もへっぴり腰でボーンナイトに切りかかる!
「えいっ! やあっ!」
三度ほど切りつけて、やっと当たった。
ボーンナイトの攻撃は剣のみらしい。
ぼろぼろの剣の攻撃は避けやすく、まだ当たっていない。
ガランガランガランガラン。
ボーンナイトが消えていく。
残ったのはぼろぼろの剣だ。
「さあ、次々に倒してみろ。ボーンナイトは、まだまだいるからな」
ザイルの言うとおり、ボーンナイトは、100体ほどいた。
僕も頑張るべく、剣をふるう。
カコン、ガランガランガランガラン。
カコカコン。
パキパキパキッ。
連続で倒していると、骨が外れる音がリズミカルで小気味よい。
カコン、ガランガラン。
カコカコン。
パキパキパキッ。
倒す感覚も気持ち良くて、僕は思い切り剣を振った。
目に見える距離にいるボーンナイトは全て狩り終えた。
僕は短剣をしまって、ザイルの後ろに続いた。
「えっ、あれが麻痺花?」
「そうだ。蔦で攻撃してくるぞ。ただの花の固まりに見えるから、侮って近づき過ぎやすい。麻痺花という名の通り、麻痺薬を撒き散らす」
そこは花畑に見えた。
白い花が咲いていて、とても綺麗。
ダンティスが近付くと、蔦が波打ち、一気に襲いかかってきた。
「せいっ!」
蔦を切り捨てるダンティス。
ハロルドも蔦を切り捨てて進んでいる。
花畑が盛り上がり、大きな花が口を開けて襲いかかってきた。
見た目も花畑は擬態していただけで、凶悪だ。
大きな口から、滴るよだれと牙が見えた。
僕は全く近付けない。
足元の蔦がいつ動き出すかわからない。
あたり一面蔦だらけで、これは強敵だった。
「ダンティス、麻痺薬は大丈夫?!」
「大丈夫です、今のうちに倒します! ハロルド、いくぞ!」
「おう!」
大きな口を開けた麻痺花に突っ込んでいくダンティスとハロルド。
麻痺花は大量の蔦を操って、二人に襲いかかる。
ぷしゃああああ。
麻痺薬が散布され、二人は飛び退く。
そして、二人の剣が麻痺花をとらえた。
「やああああっ!」
真っ二つになった麻痺花は、ぐきゃあああと悲鳴をあげて転げ回った。
蔦が渦を巻くが、二人は剣を突き出してとどめを刺した。
残ったのは、緑色の内臓だ。
それを拾い上げたダンティスは、麻袋にしまった。
「麻痺薬の胃袋です。麻痺花は、意外と強いので、高値で買い取って貰えます。もうちょっと狩りましょうか」
ダンティスはそう言って、花畑に突撃していった。
大きな花の顔が現れる。
ハロルドも、ダンティスとは違う個体を相手に、剣を振るっていた。
「やあああっ!」
「せいやっ!」
二人の剣技は素晴らしく、花畑が一掃されるくらい、麻痺花を倒した。
麻痺の胃袋も12個手に入った。
「階段がありました。降りてみましょう。……セーフティエリアです!」
「よしよし、今日の冒険はここまでだ。野営の準備をするぞ」
セーフティエリアは、緑のラインが引いてあって、とても広い。
そこに、テントを建てていく。
僕も少しお手伝いしたけれど、ザイルはほとんど一人で組み立てていた。
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