ふたなりは座敷牢で甘い蜜を啜られる

yahagi

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ふたなりは座敷牢で甘い蜜を啜られる

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 薄暗い室内。
 蝋燭の炎が揺れている。
 目の前の入り口は固く施錠されている。
 座敷牢。
 そう呼ばれる場所で、僕は育った。

 文字を覚える事も、本を読む事すら許されなかった僕は、字が読めない。
 しかし、掃除に使う古い新聞を眺めるのが、僕は好きだった。

 今日も新聞を広げていると、手伝い女達がやってきた。
 手には朝食を持っている。

「ああ、いやだいやだ。賢しい振りしちゃってさ。奥様に気に入られたいんだろうが、あんたにゃあ無理さ」

「ほら、朝食だよ。ったく、何で私らが離れまで来てこんな雑用をしなきゃならないのかねぇ」

 入り口の下部にある、小さな入り口の鍵を開けて、カタンとトレイが入れられた。

 ご飯とたくあんと焼き魚とお豆腐。それとお水。
 食べ物はなんとか名前を知っている。

「おかわりはないよ。白米が出るだけでも感謝しな」

 僕は無言で食べ始めた。
 僕は最近身体の節々が痛む。
 それでよくお腹がすく。

 食べ終わると、トレイを回収して帰って行く手伝い女達。

「さかしいって……なんだろう」

 手伝い女達は色んな言葉を喋る。
 今日もたくさん喋った。
 人がいると、座敷牢もぼんやり明るい気がする。

 僕は新聞を黙って眺めた。



 身体の節々が痛む。
 昼食のトレイを持ってきた手伝い女達にそう言うと、成長痛だろうと言われた。

「成長痛?」

「そうさ。成長期にはよくある事だよ」

「当たり前のことだから、騒ぎなさんな。生理痛が痛いのと同じだよ」

「生理痛と同じ……じゃあ、成長痛も毎月痛い?」

「成長痛は一時期だけでおしまいさ。すぐ治るよ」

「わかった」

 昼食を食べたけれど、腹がすく。
 僕の部屋から外は見えない。
 時間も何時だかわからないが、夜までだいぶあった。

 ぐうぅぅぅ。
 空きっ腹を抱えて、僕は新聞を眺めた。




 それから、夜をいくつ越えただろうか。
 良い匂いのする香水をつけた綺麗な女性が座敷牢へやってきた。
 奥様だ。ほとんど見たことがない、偉い人。


「相変わらず辛気くさい顔ね、朝斗。今日はあなたについて決定した事について伝えに来ました」

 朝斗。あさと。僕の名前。
 僕は嬉しくなって笑顔で聞いた。

「あなたももう16になりました。成人したからには嫁いで貰います。苦慮の末、あなたを北へやる事にしました。寒い国に嫁いで貰います。出立は明日。馬車で移動します」

 たくさん言われてよくわからない。

「相手の男性に絶対服従なさい。あなたは頭が足りなくて、出来ることが少ないのだから、せめて子供を多く産みなさい。股を開くこと位、あなたにもできるでしょう?」

「股を、開く……はしたないことだ」

「ええ、そうよ。旦那様にだけは股を開きなさい。それがあなたの仕事です」

「わかった」

 股を開く。僕の仕事。
 覚えた。

「詳しくは手伝い女達に聞きなさい。では、さようなら」

 奥様は立ち去った。
 


 手伝い女達にいろいろ聞いた。
 僕は嫁というものになり、旦那様に股を開く生活をする。
 それ以外は今までと一緒。

 簡単だ。

 次の日の早朝、僕は慣れ親しんだ座敷牢を出て、馬車に乗った。

 雛乃川家では、ふたなりは罪だった。
 それも僕は知らないまま、生家を離れた。



 初めて見る景色。
 強い日光。
 何もかもが眩しい。


 日が強すぎて、カーテンを引いた。
 薄暗い室内に安心する。
 僕はうとうとと眠り、御者に起こされた。

「昼食を取ります。降りてくだせえ」

 馬車を降りると、町の中だった。
 人がたくさんいる。
 日の光が強くてくらくらする。

 僕は御者について行った。
 入った建物の中で椅子に座らされた。
 椅子って初めてだ。

「日替わり2つと水2つ頼むよ」

「あいよっ!」

 ドドンと出てきたのは肉の乗った丼と水。

 僕は御者の真似をして食べた。
 初めての味。
 甘辛くて美味しい。

 食べ終わったら建物を出て、また馬車に乗った。
 御者は何かコインを渡していた。
 あれが噂のお金かもしれない。


 身体の節々が痛む。
 ああ、お腹がすいてきた。
 
 ぐぅぅぅぅ。
 我慢するしかない。



 夜は建物に入って、ベッドで寝る。
 御者が丁寧に説明してくれた。

 よし、出来るぞ。
 お風呂に入って寝間着に着替えて、就寝。
 僕はすやすやと眠った。




 それから、夜を10数えたけれど、まだ着かない。
 10以上は数えられないから、また1から数える。
 寒くなってきて、どてらを着た。

 毎日、食事をするだけで楽しい。
 今日は鍋焼きうどん。
 餅というのを入れてくれて、美味しかったし、お腹いっぱいになった。




 夜をまた10超えて、御者がそろそろですよ、と言った。

 それから数えること4つ、とうとう北の国にたどり着いた。
 見える限り真っ白で、白いものが積もっている。
 大きな建物で、入り口に人が集まっている。

 すっと進み出た女性が、御者に声をかけた。

「雛乃川家の朝斗様で間違いないでしょうか?」

「へえ、おっしゃる通りです」

 僕も見られたので、頷いた。
 僕の腰より長い黒髪が風に揺れる。

 女性は頭を下げた。

「歓迎致します。旦那様は狩りに行っていて不在ですが、夜にはお戻りになられます。お部屋に案内致しますね」

 僕は女性に連れられて屋敷の奥、薄暗い座敷牢にたどり着いた。
 カラカラと入り口を開けて、女性が尋ねる。

「雛乃川家の注文通り作りましたが、不備はありませんか?」

「うわぁ……広い。とても気に入った。ありがとう」

「それはようございました。丁度3時を過ぎましたので、おやつをお持ちいたします」

「おやつって何?」

「甘くて美味しい軽食です。おなかは空いていますか」

「うん。お腹すいた」

「では、少々お待ち下さいませ」

 女性は松と名乗った。
 松が持ってきてくれたパンケーキは、ほっぺたが落ちるくらい美味しかった。

 松はストーブを炊いてくれて、僕はどてらを脱いだ。
 外に積もっている白いものは雪というそうだ。
 ここは寒い国と聞いていたけれど、とても暖かい。




 松は座敷牢に鍵をかけていかなかった。
 なんだか落ち着かない。
 新聞もない。

 座敷牢の炎が揺れる。
 誰か来た。

 大きな大きな男性と、髪を三つ編みにしている男性だ。

 大きな男性が叫んだ。

「お前の成人祝いだ。雛乃川 朝斗という。お前の嫁だ。好きなようにせい」

「やった! しかも、ふたなりなんだろう?! 今夜が初夜でいいよな! 真っ白なちっさい顔に長い黒髪、華奢な手足……ああ、今すぐ食いてえ」

「まずは自己紹介したらどうだ? 夕食は婚姻の祝いで宴会だ。初夜は夜にしろ」

「それもそうか。朝斗、俺は北狭間 勘九郎という。勘九郎と呼んでくれ。ちょっと頭が弱いんだったよな。ちょっと呼んでみてくれ」

「か……勘九郎」

 誰かの名前を呼ぶのは初めてだった。
 胸がドキドキとうるさい。

「いいな。やっぱり良い。口やかましい女は嫌いだし、俺は朝斗と結婚する!」

「勘九郎が……旦那様になるの?」

「そうだ。今夜、この部屋に渡るからな。準備をしっかりしておけ」

「ま……股を開く準備?」

「そうだ。ふたなりなんだから、俺は両方ヤるぜ! また後でな!」

 勘九郎は上機嫌で大男と去っていった。

 僕は股を開く準備がわからず途方に暮れた。
 着物を脱ぐ事?
 自分で股を開く気構え……違いそう。


 僕は宴会があると伝えに来た松に聞いた。
 はしたないことなのに、松はすらすらと答えた。

「勘九郎坊ちゃんは、女の股座だけでなく、男の朝斗様も欲しいのでしょう。男同士がまぐわう為には、お尻の穴を使います。準備は、お尻の穴を綺麗に洗えば大丈夫です」

 松は浣腸をくれて、使い方を説明してくれた。
 僕は詳細はわからずとも、凄いことをするんだ、と思った。




 夜の宴席に呼ばれた。
 座敷牢から出るのも初めてなら、上座と呼ばれる席に座った事もない。

 隣に座る勘九郎にもドキドキする。
 勘九郎は黒い瞳の筋肉質な男性だ。
 長い黒髪を三つ編みにしている。



「今日はわしのせがれ、勘九郎の結婚祝いだ! 嫁に来てくれたのは雛乃川家のふたなり、朝斗だ。皆、二人に盛大な拍手を!」

 パチパチパチ!
 凄い勢いで拍手されて、びっくりした。

「祝いの酒を持て!」

 朱色の杯でお酒を飲んだ。苦い。

 勘九郎は酒をおかわりしている。


「今日は俺の結婚祝いに集まってくれてありがとう! 皆、好きに飲み食いしてくれ!」

 ワアアアアアッ!

 これで僕達は夫婦になったらしい。
 場は盛り上がり、太鼓が鳴らされる。

 横笛の見事な音色が響き渡る。
 僕はうっとりと聞き惚れた。



「朝斗、今日は一昨日仕留めた鹿の肉だ。美味いぞ」

 勘九郎が見事なステーキを持ってきた。
 
「ありがとう。こんなに大きなお肉、初めて食べる」

「そうか。たんと食え。サラダとスープもお代わりがあるぞ」

「あの……ご飯もお代わりして良い?」

「勿論だ。腹いっぱいになるまで食って良い。お前は俺の嫁だ」

「ありがとう……」

 嫁っていいものだ。
 僕は美味しいステーキにうっとりして、米を噛んだ。
 ご飯とサラダとスープをお代わりした。
 お腹いっぱいで幸せ。

 太鼓の音が激しくなっていく。
 横笛が鳴り響き、下座の男性達が踊り始めた。
 ヤジが飛び交い、酒瓶が掲げられる。

「こうなっちゃあとはどんちゃん騒ぎだ。抜けるぞ」

 勘九郎に連れられて、僕は座敷牢に戻った。
 この部屋には時計がある。
 7時半。まだ眠くないけど、寝るんだろうか?

「準備があるだろう。午後9時に渡って来る。時計は読めるか?」

「うん。今、7時半」

「よし。じゃあ、また後でな」

 準備……。
 僕は浣腸を手にしてお風呂に入った。
 浣腸をし、お尻の穴を丁寧に洗う。
 後は全身洗って、寝間着を着た。

 午後9時なら寝るよね?
 僕は布団を敷いて、その上にちょこんと座った。

 座る時は股をぴったりと閉じて座る。
 股を広げる事ははしたないと、生家で習った。
 なのに、旦那様の前では、股を開くものらしい。
 その不思議はいつかわかるんだろうか。

 揺れる蝋燭の炎を見ていたら、勘九郎が現れた。
 時計を見たら、午後9時。
 時間ぴったりだ。

 勘九郎はカラカラと座敷牢の扉を開けて、中へ入ってきた。
 勘九郎は僕の隣に座った。
 座敷牢で誰かと一緒なのは初めて。


「準備できたか?」

「うん」

「抱くぞ」

「抱くって、何?」

「あー、そこからか。ああ、そうだ。股を開くんだよ」

「わかった」

「まずは全裸になろう。脱がすぞ」

 勘九郎はしゅるりと帯を解いて、僕の寝間着を脱がした。
 下履きも脱がされた後、ぐぐぐぐっと股を開かされる。
 えっ、こんなに開くものなの?

「こんなに開くなんて、聞いてないっ」

「もうちょい力緩めてくれ。へへ。ご開帳っと。本当だ。まんことちんこがある」

「まん……?」

「女の性器がまんこで、男の性器がちんこな。ここ、擦ったりするか?」

 勘九郎は竿を掴んで上下に擦り始めた。

「しないっ。擦っちゃやあっ」

「よし、勃起してきたぞ。ほら、溜まってたんだろ。先走りが零れてく。エッロ。ほら、腰揺れてるぞ」

「擦っちゃいやっ。そこはたまに、白い液を出すの……」

「精液っていうんだぜ。気持ち良いだろう。強く扱いてやる。イっちまえ」

 ぐちゅっぐちゅっぐちゅっ。
 勘九郎の手によるものが快感だと、僕はやっと理解した。

「あっ」

 僕は勘九郎の手に、たっぷりと射精してしまった。
 勘九郎は手拭いで手を拭っている。

「手拭いを汚すと……怒られる」

「ん? 雛乃川家ではそうだったんだな。じゃあ、俺が渡って来た日は汚しても良い日にしよう。俺が毎回扱いてやる」

「うん……嫁の仕事は終わり?」

「まだまだこれからだよ。キスしようか。目を閉じるんだ……」

 目を閉じると、何か柔らかいものが唇に触れた。
 びっくりして目を開けたら、勘九郎の顔が目の前。
 慌てて目を閉じた。

 舌で唇を割り開かれる。
 舌が入ってきて、口の中を舐めた。
 舌を吸われ、唾液を飲み込む。
 僕はされるがまま、抱きしめられていた。



 しばらくして離れた勘九郎は、僕の足をまた開かせた。
 
「ここも、触ったことない?」

 勘九郎はまんこに息を吹きかけた。

「ないっ」

「舐めてやるよ。気持ち良いぜ」

 勘九郎はまんこをべろりと舐めあげ、ある一点を舐め始めた。

「ああっ」

 びっくりした。
 自分が甘い声を漏らした事が信じられない。

「クリトリスっていうんだぜ。女の気持ち良い場所だ。ほら、濡れてきた……」

 勘九郎はクリトリスを舐めて、吸って、また舐める。
 僕はどうしようもない快感に襲われて、シーツを掴んで耐えていた。

 吸われる度、ビクッと震える。
 ぬめった舌が敏感な場所を舐めあげる。

 初めての快楽に、僕は抗えなかった。

「んっ……、なんか来るっ……!」

 ビクビクビクビクッ!
 まんこが痙攣し、全身に快楽が行き渡る。
 しばらく衝撃で動けなかった。

「イったな。気持ちよかったか?」

「イく……?」

「気持ち良いのが続くとな、イくんだ。ビクビクっとしたろ。それがそうだ。男が精液を出すのと同じだ」

「うん、わかった」

 勘九郎は服を脱ぎ捨てた。

 あの大きい人よりは細いと思ったけれど、胸板は厚いし、腰もがっしりしている。
 なにより、天を向いた陰茎が赤黒く脈打っていて、目が吸い寄せられる。

 勘九郎は僕にのしかかると、陰茎をまんこに押し当てた。

「朝斗、お前の処女、貰うぜ」

 ずぶっ、ずぶっ、ずぶっ。
 まさか突き入れられるとは思わず、身体が硬直する。
 
 腰を進めていた勘九郎が、ぐっと力を込めた。
 ブチブチッと音が鳴った気がした。
 鮮血がシーツに散る。

「処女膜破れたな。痛いか、朝斗」

「へいき」

 ジンジン痛むけど、大丈夫。
 それより勘九郎の長くて太いものが体内にいる。
 それが居心地悪くて、きゅっと入り口を食い締めてしまう。
 股を大きく開かされて、恥ずかしいの極致だ。
 早く終わって欲しかった。

「動くぞ……」

 勘九郎はゆっくりと動き始めた。
 腰を振り、奥に打ち付ける。
 それを何度も何度も、繰り返す。
 突かれた奥が熱くなっている気がする。

 柔い肉が勘九郎の肉棒にまとわりつき、きゅっと締めつける。
 勘九郎はだんだん我慢できなくなり、激しく腰を振った。
 打ち付けられる度に熱い奥が熱を持つ。
 これが、気持ち良いってことだ。
 僕は理解して、抜き差しする勘九郎の陰茎を意識した。
 ああ、気持ち良い。

 勘九郎は何度も奥を突き上げる。
 突き上げられる度に奥が熱くなる。
 熱が全身に回って、痙攣する。

「イくっ」

「俺もイくっ」

 ビクビクビクビクッ。
 どぴゅっ! びゅびゅーっ!
 僕はまんこと陰茎でイった。
 勘九郎は僕の最奥で射精した。


「あー、気持ちよかった! 朝斗は痛かったか?」

「僕も……気持ちよかった」

「そりゃよかった。そのまま寝てろ。ケツをヤるぞ」

 そうだ。
 お尻の穴を洗って準備した。
 
「まさか……お尻の穴に入れるの?」

「そうだぜ。まっ、天井のシミでも数えてりゃあすぐ終わる。油を入れるから、指を入れるぞ」

「うん」

 勘九郎の指が尻の穴に伸びて、指が一本入ってきた。
 ぐいぐいと動く。

 二本目の指が入ってきた。
 バラバラに動かされ、ふとしこりを掠めた。

「あんっ、そこ……へんっ」

「前立腺だよ。男の気持ち良くなる場所だ」

 三本目の指が入ってきた。
 指は弱いしこりを押し潰す。
 僕は高い声をあげて喘いだ。

 さんざん喘がせてから、勘九郎は指を抜いた。



「ケツの処女も貰うぜ」

 ずぶずぶずぶっ!
 一息で根元まで埋めた勘九郎は、ゆっくり腰を振り始めた。

「あっ、あっ」

 良いところに当たるのだ。
 深く突き上げられると目眩がするほど気持ち良い。
 気持ち良いと、勘九郎の陰茎をぎゅっと食い締めてしまうが、油のせいか、勘九郎の動きはスムーズだ。
 だんだん声が押さえきれなくなってきて、僕は喘いだ。

「あんっ、あんっ、あんっ」

 勘九郎は激しく腰を振る。
 僕の弱いしこりを突き上げる。
 気持ち良くてしょうがない。
 腰が揺れる。
 ああ、陰茎が爆発しそうだ。
 弱いしこりを深く突き上げられ、僕は震えた。

「イくっ」

「俺もイくっ」

 ビクビクビクビクッ!
 どぴゅっ! びゅびゅーっ!
 僕はまんこと陰茎でイった。
 勘九郎は僕の最奥で射精した。



「気持ちよかった。朝斗も良さそうだったな」

「うん。気持ちよかった」


 ちゅっちゅっとキスをされ、舌を吸われる。
 僕は唾液を飲み込んで、勘九郎の背中に手を回した。

「寝ようか。慣れたらもっとヤろうな。しゃぶって貰いたい」

「うん」

 嫁の仕事は結構大変だ。
 天井のシミを数える余裕はなかった。

「俺のこと好きになれそう?」

「好きって……どういう事?」

「胸がドキドキしたり、胸があったかくなったり、締め付けられたりする。恋ってやつだ。俺は結構朝斗が好きだ」

 胸はドキドキしてる。
 これが、恋?

「勘九郎の事、好きだ」

「嬉しいよ。明日も渡ってくるからな」

 じゃあ、明日も準備が必要だ。
 嫁の仕事って毎日するの?

 勘九郎は僕にキスして、すやすやと眠った。
 僕も勘九郎の胸に抱かれて、眠りについた。




 ご飯は山盛りにして貰えるし、お肉もたっぷり。
 3時におやつも貰えるおかげで、成長痛の痛みも気にならない。
 僕は元気いっぱいだ。

 勘九郎は毎夜渡ってきて、まんことお尻に一回ずつ射精する。
 もう一週間経つし、もう慣れただろう。
 ということで、我慢をしない勘九郎に抱かれた所、朝になっても揺さぶられていた。

 座敷牢は薄暗く、日の光は差さない。
 時計が6時を指していたのを覚えている。

 フェラチオも教わった。
 勘九郎はフェラチオが好きだ。
 ほぼ毎日フェラチオをしている。



 ある日の昼下がり、うとうととしていると、勘九郎がやってきた。

「時間が出来た。庭を歩こう」

「ここを出ていいの……?」

「雛乃川家からあんまり歩けねえと聞いてる。庭ならすぐそこだ」

 僕はヨロヨロと立って座敷牢の扉をカラカラと開いた。
 良い気分だった。
 勘九郎に手を引かれて外に出る。

 日の光が眩しい。
 僕はどてらを着ていたが、冷気でぶるりと震えた。
 あたり一面銀景色だ。
 雪で滑らないように気を付けて歩く。
 ふと、雪を掴む。
 すぐに溶けていきそうだが、手の中に残る。
 
 僕が雪に興味を示していると、勘九郎に頭を撫でられた。

「雪でしもやけにならないようにな。もう少し奥まで行ってみよう」

 勘九郎と手を繋いで歩く。
 草も雪を被っている。
 木々も同様だ。
 僕は時間を忘れて眺め続けた。



「身体が冷えるから、もう家に帰ろう」

 僕は名残惜しげに庭を眺め、座敷牢へ戻った。
 



 それから勘九郎は、たまに庭に連れ出してくれるようになった。
 この国は一年中雪に覆われているそうだ。

 座敷牢はストーブが炊かれているから、暖かい。
 外に出ると気温差にびっくりするが、それが面白い。
 僕は庭の散策を好むようになった。




 ある日に渡ってきた勘九郎は、大変お酒臭くて、酔っぱらっていた。
 僕のまんこをべろべろと舐めて、愛液を啜る。
 クリトリスを舐められて、強く吸われる。
 まんこに指を入れられ、ぐちゃぐちゃにかき回され、僕はイった。

 勘九郎は服を脱ぎ捨てた。
 いきり立った陰茎で、一気に貫く。
 勘九郎は、激しく腰を振った。

 目眩がするような快楽の中、勘九郎に抱き付く。
 勘九郎の太く長い陰茎で滅茶苦茶に突かれる。
 気持ち良くて仕方ない。
 僕は甘い声を上げた。

「あんっ、イくっ」

「ぐっ……」

 ビクビクビクビクッ。
 どぴゅっ! びゅびゅーっ!
 僕はまんこと陰茎でイった。
 勘九郎は僕の最奥に射精した。

「二発目いくぞ……っ」

 勘九郎は、抜かないまま動き出した。
 イったばかりの奥をまた突かれる。
 奥が熱く熱を持って行く。

  

 その後二回と、お尻に二回出して、勘九郎は眠った。
 僕もフラフラで、すぐに眠った。

 勘九郎の胸は、暖かい。
 僕はきっと勘九郎に恋してる。
 胸のドキドキは止まなかった。




「明日は泊まりがけで狩りに行ってくる。二泊三日だ。三日後、また渡りにくる」

「わかった」

 今夜はもう嫁の仕事はおしまい。
 酷使されたまんこと尻の穴は、まだジンジンと熱を持っている。

「もう一回ぐらいヤっとくかな」

 勘九郎は僕の足を割り広げ、ずぶずぶずぶっと挿入した。
 腰を振られて、快感が溢れ出す。

「あんっ、あんっ」

「甘い声で鳴くようになったじゃねえか。もっと足開いて甘えて泣け、朝斗っ」

「わかんなっ、あっ、あんっ!」

「奥が好きだよな。奥へ奥へと誘ってくる。オラっ、もっと突いてやるぜっ!」

「あんっ、イっちゃう、イくっ!」

「くうっ……」

 ビクビクビクビクッ。
 どぴゅっ!  びゅびゅーっ!
 僕はまんこと陰茎でイった。
 勘九郎は僕の最奥で射精した。



「気持ち良いなぁ、お前ん中は……。気持ち良かったぞ……」

 勘九郎は眠ってしまった。
 僕は勘九郎の胸で眠りについた。





 それから半年後、僕の懐妊が判明した。
 勘九郎は大層喜んで、僕にマフラーをプレゼントしてくれた。

 過保護になった勘九郎と一緒に、よく庭を散歩した。
 雪は深くなり、葉も落ちる。
 本格的な冬がやってきた。



 僕は座敷牢で、新聞を眺めながら一日を過ごす。
 読めないが、気分が落ち着く。
 勘九郎が絵本を買ってくれた。
 これも絵と文字をじっと眺める。
 文字は子供と一緒に学ぶ予定。



 勘九郎は妊娠中も渡ってきた。
 添い寝するだけだけど、ありがたかった。
 子供を無事に産めるか、心配だった。

 気分の良い日は、フェラチオした。
 勘九郎も嬉しそうだ。




 翌年、僕は元気な男の子を産み落とした。
 母子共に健康。
 僕は肩の荷が降りた気がした。
 何も出来ないのだから子を産めと言われて嫁いで来たからだ。

 子供は定秋と名付けられた。

 


 僕は一年後、また孕んだ。
 勘九郎は大喜びで、僕にキスした。
 今度は腹巻きを贈ってくれた。
 僕は編み物を習って、少しずつ進めている。



 翌年に産まれたのは女の子だった。
 僕はマフラーが完成し、勘九郎にプレゼントした。
 子供は小春と名付けられた。



 子供はすくすくと成長していく。
 基本的には乳母が見てくれていて、僕も一日に数回、座敷牢から出て、会いに行く。

 何も教育を受けていない僕では、子育ては不安だった。
 基本は全部乳母任せだけど、勘九郎もそれでいいと言ってくれる。

 その代わり、僕はまた子供を産む。

 一年後に孕んだ子供は、男女の双子だった。
 勘九郎は毛糸の靴下を贈ってくれた。
 子供は冬弥と、夏華と名付けられた。




 子供が増える度、勘九郎はプレゼントをしてくれる。
 次は何を贈って貰えるだろうか?
 僕は楽しみにしていた。



 次は半年後に孕んだ。
 翌年に産まれたのは男児で、まるまると太っていた。
 僕はポンチョをプレゼントされた。
 お散歩の時に重宝する。
 お気に入りだ。




「あんっ、気持ち良いっ、勘九郎……っ」

「ああ、朝斗。もっと舐めてやろうな。じゅるじゅるじゅるっ。ああ、愛液がうめえ」

 勘九郎はクリトリスを舐めながらまんこに指を入れてかき回した。
 抜き差しされて、愛液が溢れる。

「あんっ、クリトリス気持ち良いのぉっ、もっと舐めてぇっ」

 勘九郎はクリトリスを舐めて吸って、愛液を啜る。
 勘九郎は僕がぐじゅぐじゅになるまで舐めてくれた。

「あんっ、またイくっ」

 ビクビクビクビクッ。

「入れるぞぉ」

 ずぶずぶずぶっ!
 一息で奥を突き上げられ、僕は軽くイった。

 勘九郎は激しく腰を振り始める。
 僕は快楽で甘く喘いだ。

「ああ、朝斗は可愛いなァ、もっとイかせてやろうな、今夜は寝かせねえぜ」

「あっ、あっ、勘九郎……っ」

 勘九郎は深く突き入れた。
 僕は奥を突かれて声を上げる。
 勘九郎は愛おしげに僕の頬を撫でて、口付けした。
 舌を絡め合い、深いキス。
 僕は勘九郎にしがみついた。



 朝まで揺さぶられ、一日が過ぎ去り、また夜、勘九郎に愛液を啜られている。

「さぁ、今日も楽しもうぜ、朝斗……」

 部屋に僕の甘い鳴き声が響く。
 勘九郎にクリトリスを舐められ、愛液を啜られる。
 僕の好きな時間だ。

「勘九郎っ、いいっ、あんっ、そこぉっ!」




 今日も明日も、愛液を啜られる。
 僕は股を開いて今日も、甘く泣き叫ぶ。

 おしまい。
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「ところで、そろそろ厳重に閉じられたその足を開いてくれるか」 「足を開くのですか?」 「股開かないと始められないだろうが」 「そ、そうですね、その通りです」 「魔物狩りの報酬はお前自身、そうだろう?」 「…………」 ■俺様最強旅人×健気美人♂神父■

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