63 / 85
閑話休題③
【閑話】千佳―天才対オタク
しおりを挟む
屋代亭が閉店して、ひと月半余りが経過した――。
張り紙を発見した商店街の店主たちは大騒ぎ。だって『絶品親子丼』は商店街の名物トップテンに入る人気商品だったもんね。常連たちや口コミ客の落胆ぶりはひどかったなぁ。仙台には『牛タン定食』があるけれど、なんせ価格までキングなもんだから、若人や庶民が気軽に食することはない。屋代亭の『絶品親子丼』は、一杯八百五十円と万人に優しい、庶民のB級グルメだった。
小春ちゃんはシンデレラも顔負けの健気な働き者だ。大体さ、パチンカスで飲んだくれの親父が作った借金を、なんで小春ちゃんが払わなきゃならんのよ。彼女はまだ十八歳なのに、朝から晩まで絶品親子丼を作って、休日は薬局でアルバイトもしていた。理由は『城下町プロジェクトの改装費用を稼ぐため』。屋代亭の店主はソープやキャバクラで散財してたって、近藤印刷のじいさんが茶飲みがてらに暴露してた。
小春ちゃんが不憫すぎる……。私なら高校卒業と同時に、都会へトンズラこく所だよ。小春ちゃんの夢は『屋代亭』を城下町仕様にリニューアルさせて、お店を繁盛させることだったのに……。
テケテケテ~ン。
「こんばんは。マダムユキコはいるかな?」
キラキラ星人が来店……と思ったら、繁華街一のイケメンだった。金髪に1.5センチ強のまつ毛、眠たげな瞳はブラウンダイヤモンドの輝き。長身の半分を占める足に、魅惑の唇はまさに目の保養。好みじゃないけど……。私の好みは、ドSを気取った天才系イケメンよ。頭脳明晰で全てを見通す男が、私にだけ溺愛ダーリンでした! ってのが、乙女心をくすぐるわけ。しかーし、完璧な美しさって罪だわ。こんな美丈夫が三百六十五日横にいたら、女は自尊心HPが削られて落ち込んじゃうよね。セフレが百人いるって本当かな。
「足なっが……。淫魔店長、こんばんは」
「やあ、千佳ちゃん。ポーチの売れ行きはどうかな?」
「バッチリ。一週間で平均十個も売れてます!」
それを確かめに来たのかな? さすが店長さんだ。
「あら、佐々木さん。いらっしゃい」
「ふふふ。マダムと千佳ちゃんに、これを渡しにきました。返事を今すぐもらえるかな?」
金ピカマークが印字された封筒を受け取った私とマダムは、顔を見合わせてから中身を取りだした。
「これって……小春ちゃんの結婚式の招待状?」
「千佳ちゃんにブライズメイドをお願いしたいんだ。それと、マダムにも商店街の皆さんと一緒に、テツさんと小春ちゃんの門出を祝ってもらいたい」
「日時は……明日じゃん!」
それも早朝七時開始って、十二時間を切ってるし。
「急で申し訳ないね。組長や会長も出席するから、極々内輪の式になる。セキュリティー上、口外は禁止だよ。それで、どうかな?」
「もちろんやります。ブライズメイド!」
「私も、喜んで出席しますわ」
「ありがとう、千佳ちゃん、マダム。それでは、招待状の内容通りにお願いします。じゃあ、明日」
「「うっ、まぶしい!」」
テケテケテ~ン。
イケメンのアパタイト光線を浴びて、マダムユキコはよろめいた。
マダムと私の招待状は内容が違っていた。それよりも、気になったのは封筒だ。
「マダム、この金ピカは何のマーク?」
「この街を仕切る『龍青会』……ヤクザの代紋よ。受け取って断れる人なんて、そうそういないわね」
なんだってー?
「ひえ……。じゃあ、小春ちゃんはヤクザと結婚するの?」
「正確には、組専属の探偵よ」
「え、じゃあ、この花京院鉄矢って大層な名前は、あのマッチョ探偵?」
小春ちゃんのセフレじゃないのか?
「テツさんはお父さんの後を継いだ二代目なの。この商店街が平和なのは、テツさんがいるからなのよ」
「平和って、警察がいるからじゃないの?」
「警察は事件が起こらないと駆けつけないでしょ。最近じゃオレオレ詐欺や闇バイト事件で、てんてこ舞いよ」
「テレビじゃ麻薬捜査やカーチェイスしまくりだったよ。分(ぶん)町(ちょう)のポン引きや無銭飲食野郎を逮捕してたし!」
「千佳ちゃん。犯罪って未然に防ぎたいでしょ。テツさんは火消し役に近いのよ」
「それって消防士じゃん」
「そうね。それか、必殺仕事人よね。危険人物を排除するのが、とっても上手なのよ。じつはね……」
数ヶ月前に商店街の職人さんがストーカー被害に遭い、テツさんが加害者を街から追い出したとか。まさか、時代劇みたいに消してないよね?
「キワさんがホッとしてたわ……ゴホゴホッ。とにかく、頼りになる男性だから、小春ちゃんも幸せになるわよ!」
キワさん……『パンセン』の女将さんじゃん。てことは、ストーカーに遭ったのは店長か秋さんだな。秋さんは六月にパン修行で渡独していた。
「秋さんの帰国は来年だよね。ストーカーが戻ってこないといいね」
「そうね。旦那さんもいるし、もう大丈夫よ~って、あっ!」
目で咎められたけど、親戚の強みで受け流した。
「本場仕込みのライ麦パン、楽しみだな~。マダムの招待状みせて」
「小春ちゃんが風俗に売られたって話を作ったのは、乾物屋のババアよ」
マダムユキコが眉間に皺を寄せた。
「そば屋の並びにある店?」
「そう。いつも沼沢靴店に入り浸ってるのよ。おしゃべりで場の空気を腐らせるから、歩く大気汚染って言われてるわ」
「げえっ」
恐ろしい二つ名だな……。
「でも、これで悪い噂も消えるわね」
「うん。靴屋のバカ息子と乾物ババアをギャフンといわせてやる~」
「千佳ちゃんたら……」
ペポリン。
布団に潜った途端にラインがきた。
【小春: 千佳ちゃん、ブライズメイドを引き受けてくれて、ありがとう! 急でごめんね】
【千佳: ううん。私を選んでくれて嬉しいよ。明日は頑張ってね!】
夜逃げしたと思ってた親友が、マッチョな殺人マシーンと結婚してました!
……いや、正確には筋肉隆々×20な探偵屋と結婚する。旦那はバリバリのヤクザじゃん……。小春ちゃん、どうしてヤクザ探偵に惚れちゃったんだー?
BL同人漫画家じゃなかったら、TL漫画にしちゃうところだよ。
『定食屋の娘はマッチョなヤクザ探偵に監禁されちゃいました!』
うーん。溺愛される、かなぁ?
ふあぁ。明日は五時起きだ。晴れるといいなあ……。
※ ※
結婚式当日は、五時半に指定場所まで出向いた。式場の係が私にメイクしてる間にウエディングプランナーから介添人の説明を受けた。
コンコンコン。ガチャリ。
「おはようございます。花京院鉄矢の母です。今日はブライズメイドを引き受けてくれて、ありがとうございます。早起きさせてしまって、ごめんなさいね」
金色の華やかな文様が描かれている黒留袖姿の女性が、殺人マシーンの母親⁉ 品のある面差しは有名女優もビックリだ。
「おはようございます。とんでもない、小春ちゃんの門出ですもん。指名いただいて嬉しいです!」
「マダムユキコから聞いていたとおりの、愛らしいお嬢さんね。これからも娘と仲良くしてくださいね」
義理母ではなく、生みの親みたいな発言だ。
「はい、もちろんです!」
メイク係は私をエロ同人漫画家からフェアリーもどきな女性へと変身させた。おおお、毛先がクルンクルンだぁ。我ながら可愛いじゃない?
ドレスに袖を通すとロビーに放り出された。礼服や留め袖、ドレスやスーツの老若男女が歓談している。両家の親族だろうか。
「君が花嫁のブライズメイド?」
「はい。小春ちゃんの友人の大崎千佳です。あなたは介添人?」
スタイリッシュなスーツの若者がシニカルな笑いを浮かべている。探偵屋の友人にしては若いが、場にそぐわない表情にカチンときた。
「アッシャーの茂山晃成です。今日はよろしく」
嫌なら、引き受けなきゃいいのに。苦労してきた友人の門出に水を差さないで欲しいわー。
「ばれたか。君は観察眼があるね。ブライズメイドとバランスが取れるようにって、駆り出されたんだ」
ぎゃあ、心の声が漏れてたー。
「独身の男性なら、組にたくさんいるでしょ。どうして選ばれたの?」
「兄が組長の右腕だから。俺はまだ学生だよ」
「へえ、お兄さん孝行だね。小春ちゃんは苦労してきたから、幸せになって欲しいんだ。今日はよろしくね!」
そこんとこ空気読めよスマイルで念を押した。
「花嫁のブーケは君がゲットできそうだね」
「どうして?」
「出席者で若い独身女性は君だけだよ」
「結婚に年齢制限はダメでしょ。それに、私は夢があるから結婚したくないの」
「彼氏がかわいそうだな」
「彼氏も彼女もいないわよ。私の恋人は……失礼します」
すたこら逃げた。危ない、危ない、BL漫画だってバラすとこだった。
張り紙を発見した商店街の店主たちは大騒ぎ。だって『絶品親子丼』は商店街の名物トップテンに入る人気商品だったもんね。常連たちや口コミ客の落胆ぶりはひどかったなぁ。仙台には『牛タン定食』があるけれど、なんせ価格までキングなもんだから、若人や庶民が気軽に食することはない。屋代亭の『絶品親子丼』は、一杯八百五十円と万人に優しい、庶民のB級グルメだった。
小春ちゃんはシンデレラも顔負けの健気な働き者だ。大体さ、パチンカスで飲んだくれの親父が作った借金を、なんで小春ちゃんが払わなきゃならんのよ。彼女はまだ十八歳なのに、朝から晩まで絶品親子丼を作って、休日は薬局でアルバイトもしていた。理由は『城下町プロジェクトの改装費用を稼ぐため』。屋代亭の店主はソープやキャバクラで散財してたって、近藤印刷のじいさんが茶飲みがてらに暴露してた。
小春ちゃんが不憫すぎる……。私なら高校卒業と同時に、都会へトンズラこく所だよ。小春ちゃんの夢は『屋代亭』を城下町仕様にリニューアルさせて、お店を繁盛させることだったのに……。
テケテケテ~ン。
「こんばんは。マダムユキコはいるかな?」
キラキラ星人が来店……と思ったら、繁華街一のイケメンだった。金髪に1.5センチ強のまつ毛、眠たげな瞳はブラウンダイヤモンドの輝き。長身の半分を占める足に、魅惑の唇はまさに目の保養。好みじゃないけど……。私の好みは、ドSを気取った天才系イケメンよ。頭脳明晰で全てを見通す男が、私にだけ溺愛ダーリンでした! ってのが、乙女心をくすぐるわけ。しかーし、完璧な美しさって罪だわ。こんな美丈夫が三百六十五日横にいたら、女は自尊心HPが削られて落ち込んじゃうよね。セフレが百人いるって本当かな。
「足なっが……。淫魔店長、こんばんは」
「やあ、千佳ちゃん。ポーチの売れ行きはどうかな?」
「バッチリ。一週間で平均十個も売れてます!」
それを確かめに来たのかな? さすが店長さんだ。
「あら、佐々木さん。いらっしゃい」
「ふふふ。マダムと千佳ちゃんに、これを渡しにきました。返事を今すぐもらえるかな?」
金ピカマークが印字された封筒を受け取った私とマダムは、顔を見合わせてから中身を取りだした。
「これって……小春ちゃんの結婚式の招待状?」
「千佳ちゃんにブライズメイドをお願いしたいんだ。それと、マダムにも商店街の皆さんと一緒に、テツさんと小春ちゃんの門出を祝ってもらいたい」
「日時は……明日じゃん!」
それも早朝七時開始って、十二時間を切ってるし。
「急で申し訳ないね。組長や会長も出席するから、極々内輪の式になる。セキュリティー上、口外は禁止だよ。それで、どうかな?」
「もちろんやります。ブライズメイド!」
「私も、喜んで出席しますわ」
「ありがとう、千佳ちゃん、マダム。それでは、招待状の内容通りにお願いします。じゃあ、明日」
「「うっ、まぶしい!」」
テケテケテ~ン。
イケメンのアパタイト光線を浴びて、マダムユキコはよろめいた。
マダムと私の招待状は内容が違っていた。それよりも、気になったのは封筒だ。
「マダム、この金ピカは何のマーク?」
「この街を仕切る『龍青会』……ヤクザの代紋よ。受け取って断れる人なんて、そうそういないわね」
なんだってー?
「ひえ……。じゃあ、小春ちゃんはヤクザと結婚するの?」
「正確には、組専属の探偵よ」
「え、じゃあ、この花京院鉄矢って大層な名前は、あのマッチョ探偵?」
小春ちゃんのセフレじゃないのか?
「テツさんはお父さんの後を継いだ二代目なの。この商店街が平和なのは、テツさんがいるからなのよ」
「平和って、警察がいるからじゃないの?」
「警察は事件が起こらないと駆けつけないでしょ。最近じゃオレオレ詐欺や闇バイト事件で、てんてこ舞いよ」
「テレビじゃ麻薬捜査やカーチェイスしまくりだったよ。分(ぶん)町(ちょう)のポン引きや無銭飲食野郎を逮捕してたし!」
「千佳ちゃん。犯罪って未然に防ぎたいでしょ。テツさんは火消し役に近いのよ」
「それって消防士じゃん」
「そうね。それか、必殺仕事人よね。危険人物を排除するのが、とっても上手なのよ。じつはね……」
数ヶ月前に商店街の職人さんがストーカー被害に遭い、テツさんが加害者を街から追い出したとか。まさか、時代劇みたいに消してないよね?
「キワさんがホッとしてたわ……ゴホゴホッ。とにかく、頼りになる男性だから、小春ちゃんも幸せになるわよ!」
キワさん……『パンセン』の女将さんじゃん。てことは、ストーカーに遭ったのは店長か秋さんだな。秋さんは六月にパン修行で渡独していた。
「秋さんの帰国は来年だよね。ストーカーが戻ってこないといいね」
「そうね。旦那さんもいるし、もう大丈夫よ~って、あっ!」
目で咎められたけど、親戚の強みで受け流した。
「本場仕込みのライ麦パン、楽しみだな~。マダムの招待状みせて」
「小春ちゃんが風俗に売られたって話を作ったのは、乾物屋のババアよ」
マダムユキコが眉間に皺を寄せた。
「そば屋の並びにある店?」
「そう。いつも沼沢靴店に入り浸ってるのよ。おしゃべりで場の空気を腐らせるから、歩く大気汚染って言われてるわ」
「げえっ」
恐ろしい二つ名だな……。
「でも、これで悪い噂も消えるわね」
「うん。靴屋のバカ息子と乾物ババアをギャフンといわせてやる~」
「千佳ちゃんたら……」
ペポリン。
布団に潜った途端にラインがきた。
【小春: 千佳ちゃん、ブライズメイドを引き受けてくれて、ありがとう! 急でごめんね】
【千佳: ううん。私を選んでくれて嬉しいよ。明日は頑張ってね!】
夜逃げしたと思ってた親友が、マッチョな殺人マシーンと結婚してました!
……いや、正確には筋肉隆々×20な探偵屋と結婚する。旦那はバリバリのヤクザじゃん……。小春ちゃん、どうしてヤクザ探偵に惚れちゃったんだー?
BL同人漫画家じゃなかったら、TL漫画にしちゃうところだよ。
『定食屋の娘はマッチョなヤクザ探偵に監禁されちゃいました!』
うーん。溺愛される、かなぁ?
ふあぁ。明日は五時起きだ。晴れるといいなあ……。
※ ※
結婚式当日は、五時半に指定場所まで出向いた。式場の係が私にメイクしてる間にウエディングプランナーから介添人の説明を受けた。
コンコンコン。ガチャリ。
「おはようございます。花京院鉄矢の母です。今日はブライズメイドを引き受けてくれて、ありがとうございます。早起きさせてしまって、ごめんなさいね」
金色の華やかな文様が描かれている黒留袖姿の女性が、殺人マシーンの母親⁉ 品のある面差しは有名女優もビックリだ。
「おはようございます。とんでもない、小春ちゃんの門出ですもん。指名いただいて嬉しいです!」
「マダムユキコから聞いていたとおりの、愛らしいお嬢さんね。これからも娘と仲良くしてくださいね」
義理母ではなく、生みの親みたいな発言だ。
「はい、もちろんです!」
メイク係は私をエロ同人漫画家からフェアリーもどきな女性へと変身させた。おおお、毛先がクルンクルンだぁ。我ながら可愛いじゃない?
ドレスに袖を通すとロビーに放り出された。礼服や留め袖、ドレスやスーツの老若男女が歓談している。両家の親族だろうか。
「君が花嫁のブライズメイド?」
「はい。小春ちゃんの友人の大崎千佳です。あなたは介添人?」
スタイリッシュなスーツの若者がシニカルな笑いを浮かべている。探偵屋の友人にしては若いが、場にそぐわない表情にカチンときた。
「アッシャーの茂山晃成です。今日はよろしく」
嫌なら、引き受けなきゃいいのに。苦労してきた友人の門出に水を差さないで欲しいわー。
「ばれたか。君は観察眼があるね。ブライズメイドとバランスが取れるようにって、駆り出されたんだ」
ぎゃあ、心の声が漏れてたー。
「独身の男性なら、組にたくさんいるでしょ。どうして選ばれたの?」
「兄が組長の右腕だから。俺はまだ学生だよ」
「へえ、お兄さん孝行だね。小春ちゃんは苦労してきたから、幸せになって欲しいんだ。今日はよろしくね!」
そこんとこ空気読めよスマイルで念を押した。
「花嫁のブーケは君がゲットできそうだね」
「どうして?」
「出席者で若い独身女性は君だけだよ」
「結婚に年齢制限はダメでしょ。それに、私は夢があるから結婚したくないの」
「彼氏がかわいそうだな」
「彼氏も彼女もいないわよ。私の恋人は……失礼します」
すたこら逃げた。危ない、危ない、BL漫画だってバラすとこだった。
0
あなたにおすすめの小説
ヤクザの若頭は、年の離れた婚約者が可愛くて仕方がない
絹乃
恋愛
ヤクザの若頭の花隈(はなくま)には、婚約者がいる。十七歳下の少女で組長の一人娘である月葉(つきは)だ。保護者代わりの花隈は月葉のことをとても可愛がっているが、もちろん恋ではない。強面ヤクザと年の離れたお嬢さまの、恋に発展する前の、もどかしくドキドキするお話。
橘若頭と怖がり姫
真木
恋愛
八歳の希乃は、母を救うために極道・橘家の門を叩き、「大人になったら自分のすべてを差し出す」と約束する。
その言葉を受け取った橘家の若頭・司は、希乃を保護し、慈しみ、外界から遠ざけて育ててきた。
高校生になった希乃は、虚弱体質で寝込んでばかり。思いつめて、今まで養ってもらったお金を返そうと夜の街に向かうが、そこに司が現れて……。
虚弱なヤクザの駆け込み寺
菅井群青
恋愛
突然ドアが開いたとおもったらヤクザが抱えられてやってきた。
「今すぐ立てるようにしろ、さもなければ──」
「脅してる場合ですか?」
ギックリ腰ばかりを繰り返すヤクザの組長と、治療の相性が良かったために気に入られ、ヤクザ御用達の鍼灸院と化してしまった院に軟禁されてしまった女の話。
※なろう、カクヨムでも投稿
翠も甘いも噛み分けて
小田恒子
恋愛
友人の結婚式で、偶然再会した同級生は、スイーツ男子。
十年の時を経て、なんと有名パティシエに。
学生の頃、彼の作るスイーツを毎日のように貰って食べていた翠は、ひょんなことから再び幸成のスイーツを口にすることに。
伊藤翠(いとうみどり、通称スイ)28歳
高橋幸成(たかはしゆきなり)28歳
当時ぽっちゃり女子とガリガリ男子のデコボココンビの再会ラブストーリー
初出 ベリーズカフェ 2022/03/26
アルファポリス連載開始日 2022/05/31
*大人描写はベリーズの投稿分に加筆しております。
タイトル後ろに*をつけた回は閲覧時周囲背後にお気をつけてください。
表紙はかんたん表紙メーカーを使用、画像はぱくたそ様のフリー素材をお借りしております。
作品の無断転載はご遠慮ください。
訳あって、推しに激似のクールな美容外科医と利害一致のソロ活婚をしたはずが溺愛婚になりました
羽村 美海
恋愛
【久々の連載にお付き合いいただきありがとうございました🙇🏻♀️💞新連載は2月から3月に変更しました。詳細は近況ボードにてお知らせいたします】
狂言界の名門として知られる高邑家の娘として生を受けた杏璃は、『イケメン狂言師』として人気の双子の従兄に蝶よ花よと可愛がられてきた。
過干渉気味な従兄のおかげで異性と出会う機会もなく、退屈な日常を過ごしていた。
いつか恋愛小説やコミックスに登場するヒーローのような素敵な相手が現れて、退屈な日常から連れ出してくれるかも……なんて夢見てきた。
だが待っていたのは、理想の王子様像そのもののアニキャラ『氷のプリンス』との出会いだった。
以来、保育士として働く傍ら、ソロ活と称して推し活を満喫中。
そんな杏璃の元に突如縁談話が舞い込んでくるのだが、見合い当日、相手にドタキャンされてしまう。
そこに現れたのが、なんと推し――氷のプリンスにそっくりな美容外科医・鷹村央輔だった。
しかも見合い相手にドタキャンされたという。
――これはきっと夢に違いない。
そう思っていた矢先、伯母の提案により央輔と見合いをすることになり、それがきっかけで利害一致のソロ活婚をすることに。
確かに麗しい美貌なんかソックリだけど、無表情で無愛想だし、理想なのは見かけだけ。絶対に好きになんかならない。そう思っていたのに……。推しに激似の甘い美貌で情熱的に迫られて、身も心も甘く淫らに蕩かされる。お見合いから始まるじれあまラブストーリー!
✧• ───── ✾ ───── •✧
✿高邑杏璃・タカムラアンリ(23)
狂言界の名門として知られる高邑家のお嬢様、人間国宝の孫、推し一筋の保育士、オシャレに興味のない残念女子
✿鷹村央輔・タカムラオウスケ(33)
業界ナンバーワン鷹村美容整形クリニックの副院長、実は財閥系企業・鷹村グループの御曹司、アニキャラ・氷のプリンスに似たクールな容貌のせいで『美容界の氷のプリンス』と呼ばれている、ある事情からソロ活を満喫中
✧• ───── ✾ ───── •✧
※R描写には章題に『※』表記
※この作品はフィクションです。実在の人物・団体とは一切関係ありません
※随時概要含め本文の改稿や修正等をしています。
✿初公開23.10.18✿
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる