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全ては仕組まれたものでした
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「ま、待て・・・お待ち下さい。ミカエラ様、聖女様。あなたを裏切った男とあなたの婚約者を奪い、聖女を騙った女を、お許しになられるのですか?」
とラファエルは、場所柄もわきまえず、教皇をはじめとする三位一体教会幹部、各国首脳、使節の前であるにも関わらず大声を上げて、彼らの前に立ち塞がった。
その前に、偽聖女ラミエラが立ちふさがった。
「お、お前は何をしているのだ?こ、この偽聖女が、売女が。」
と指をさして怒鳴った。彼女は、笑った。それは、残忍な、鳥肌がたつようなものだった。
「そうです、あなたの命じたことをしませんでした。ガブリエル王太子殿下を騙し、何とかここは上手く聖女を演じて成功させるとあなたは言いました。そして、教皇猊下の前にでて、その場におられる聖女ミカエラ様に土下座して、自分は偽聖女だと、全ては王太子殿下に強制されたと告白し、全てはガブリエル殿下の企みであると懺悔するように、あなたは私に命じたのです。それでガブリエル殿下を失脚させる。それがあなたの計画でした。私は、それに従いませんでした。」
と逆にラファエルを指差しして大音声を上げた。
「な、なにを根も歯もないことを。」
「あなたは、ベゼルブブ王国と結託して、ガブリエル殿下の不在中の殿下の偽物に、聖女ミカエル様に婚約破棄と国外破棄を言い渡させ、傷心の聖女ミカエラ様を親切顔して、ベゼルブブ王国に送り、ベゼルブブ王国に加護を与えさせ、ベゼルブブ王国国王ウリエルの妻とさせ、聖女様追放の罪をガブリエル殿下に擦り付け、ルシファ王国をウリエルとともに乗っ取ろうとしたのです。」
「それこそ陰謀だ。どこに証拠がある。」
「証拠ならここにあります。」
と別の女が彼の前に立った。
「あなたとベゼルブブ王国との間のやり取りの全てがここにあります。」
彼の信頼する女秘書だった。
「お、お前達は私の恩を忘れて・・・。裏切り者が!」
とどなったが、それを上回る声が、
「国を裏切った者に裏切り者呼ばわりを言われるゆえんはありません。私達は、国のためにあなたに従う振りをしていたのです。」
とハーモニーが会場に響き渡った。それでも、
「誰がガブリエルに化けたと言うのだ?あれは、聖女との婚約破棄を、追放を言ったのはガブリエルだ。誰もが見た事だ。」
と反論したが、
「いいえ。それは私ですよ。」
と2人の女の横に1人の男が、ガブリエル王太子が立った。その後ろには、聖女ミカエラと手を握り合っているガブリエル王太子がいた。そして、彼の前のガブリエルは、見ている間に別人になった。
「お、お前は変身俳優メタトロン・・・どうしてここに?お前も裏切ったのか?」
「裏切る?そんなことはしてませんよ。私は、王太子殿下と聖女様の命で、あなた方に従っている演技をしていたまでですよ。ああ、事前にお二人に事実をお知らせしましたがね。」
ラファエルは、それでもあきらめなかった、体は震えて、目は恐怖で見開いていたが。
「教皇猊下。これは全て、この者達の陰謀です。そこにいるミカエラは偽物です。ベゼルブブ王国王妃である聖女ミカエラ様は、どこかに捕らえられているのです。この者達を捕らえよ、誰か、捕らえるのだ。」
と叫んだ。それは喚き散らしているのに近かった。
ウリエルは、家臣達を押さえながらもチャンスを待った。彼も、教皇がガブリエルを捕まえろという可能性があると考えていた。その言葉を待った。その言葉と同時に、自分が陣頭指揮でガブリエル達を捕らえ、ミカエラを取り戻そうと考えていた。その雰囲気を察して、ミカエラの従者達はウリエル達の方を見て身構えていた。ラミエラもそれに加わっていた
「教皇猊下の御前である。控えなさい。」
とルシファ王国の大司教がラファエルに向かって一喝した。彼が、教皇に視線を向けると教皇は頷いた。彼は、それを確認するとガブリエルの方を見て微かに頷いてみせた。
「教皇猊下。御前での非礼は申し訳ありません。彼を捕らえて、連れて行け。」
ルシファ王国の家臣達達が、呆然とするラファエルを拘束して引っ立てていった。
ガブリエルとミカエラは、教皇の前に進み膝まづいた。
「よく来た。ルシファ王国王太子ガブリエルとその婚約者である聖女ミカエラ。」
教皇は、この時、ミカエラを聖女として認めると同時に、ガブリエルの婚約者であると裁定したのである。
"こういう筋書きであったか。こうするしかないな。"
心の中で、ホッとしつつも、天秤もかけて、このことに落着させることに決断していた。
とラファエルは、場所柄もわきまえず、教皇をはじめとする三位一体教会幹部、各国首脳、使節の前であるにも関わらず大声を上げて、彼らの前に立ち塞がった。
その前に、偽聖女ラミエラが立ちふさがった。
「お、お前は何をしているのだ?こ、この偽聖女が、売女が。」
と指をさして怒鳴った。彼女は、笑った。それは、残忍な、鳥肌がたつようなものだった。
「そうです、あなたの命じたことをしませんでした。ガブリエル王太子殿下を騙し、何とかここは上手く聖女を演じて成功させるとあなたは言いました。そして、教皇猊下の前にでて、その場におられる聖女ミカエラ様に土下座して、自分は偽聖女だと、全ては王太子殿下に強制されたと告白し、全てはガブリエル殿下の企みであると懺悔するように、あなたは私に命じたのです。それでガブリエル殿下を失脚させる。それがあなたの計画でした。私は、それに従いませんでした。」
と逆にラファエルを指差しして大音声を上げた。
「な、なにを根も歯もないことを。」
「あなたは、ベゼルブブ王国と結託して、ガブリエル殿下の不在中の殿下の偽物に、聖女ミカエル様に婚約破棄と国外破棄を言い渡させ、傷心の聖女ミカエラ様を親切顔して、ベゼルブブ王国に送り、ベゼルブブ王国に加護を与えさせ、ベゼルブブ王国国王ウリエルの妻とさせ、聖女様追放の罪をガブリエル殿下に擦り付け、ルシファ王国をウリエルとともに乗っ取ろうとしたのです。」
「それこそ陰謀だ。どこに証拠がある。」
「証拠ならここにあります。」
と別の女が彼の前に立った。
「あなたとベゼルブブ王国との間のやり取りの全てがここにあります。」
彼の信頼する女秘書だった。
「お、お前達は私の恩を忘れて・・・。裏切り者が!」
とどなったが、それを上回る声が、
「国を裏切った者に裏切り者呼ばわりを言われるゆえんはありません。私達は、国のためにあなたに従う振りをしていたのです。」
とハーモニーが会場に響き渡った。それでも、
「誰がガブリエルに化けたと言うのだ?あれは、聖女との婚約破棄を、追放を言ったのはガブリエルだ。誰もが見た事だ。」
と反論したが、
「いいえ。それは私ですよ。」
と2人の女の横に1人の男が、ガブリエル王太子が立った。その後ろには、聖女ミカエラと手を握り合っているガブリエル王太子がいた。そして、彼の前のガブリエルは、見ている間に別人になった。
「お、お前は変身俳優メタトロン・・・どうしてここに?お前も裏切ったのか?」
「裏切る?そんなことはしてませんよ。私は、王太子殿下と聖女様の命で、あなた方に従っている演技をしていたまでですよ。ああ、事前にお二人に事実をお知らせしましたがね。」
ラファエルは、それでもあきらめなかった、体は震えて、目は恐怖で見開いていたが。
「教皇猊下。これは全て、この者達の陰謀です。そこにいるミカエラは偽物です。ベゼルブブ王国王妃である聖女ミカエラ様は、どこかに捕らえられているのです。この者達を捕らえよ、誰か、捕らえるのだ。」
と叫んだ。それは喚き散らしているのに近かった。
ウリエルは、家臣達を押さえながらもチャンスを待った。彼も、教皇がガブリエルを捕まえろという可能性があると考えていた。その言葉を待った。その言葉と同時に、自分が陣頭指揮でガブリエル達を捕らえ、ミカエラを取り戻そうと考えていた。その雰囲気を察して、ミカエラの従者達はウリエル達の方を見て身構えていた。ラミエラもそれに加わっていた
「教皇猊下の御前である。控えなさい。」
とルシファ王国の大司教がラファエルに向かって一喝した。彼が、教皇に視線を向けると教皇は頷いた。彼は、それを確認するとガブリエルの方を見て微かに頷いてみせた。
「教皇猊下。御前での非礼は申し訳ありません。彼を捕らえて、連れて行け。」
ルシファ王国の家臣達達が、呆然とするラファエルを拘束して引っ立てていった。
ガブリエルとミカエラは、教皇の前に進み膝まづいた。
「よく来た。ルシファ王国王太子ガブリエルとその婚約者である聖女ミカエラ。」
教皇は、この時、ミカエラを聖女として認めると同時に、ガブリエルの婚約者であると裁定したのである。
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