厄介払いされたハーフエルフの王女は嫁ぎ先の人間至上主義国で男装して国王になる

転定妙用

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正体をばらされたくないならば、と脅迫されてもねえ・・・

ひどいと思いませんか?

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 その夜、サラスはガマリエルに、
「まるで私が夫に見向きもされない女のようではありませんか?酷いとは思いませんか?」
と宿泊の場、国王用の天幕の中で訴えた。あの件は宴が終わり引き上げた後、すぐにガマリエル以下軍幹部に伝えてある。

 私は魅力ありませんか?とばかりに、全裸の彼女は彼の欲情を刺激するポーズをこれでもかと見せつけた。2人の、国王用天幕の中での簡易ベッドの上だった。
「どうやっても、見向きもしないということばできないな。」
と呆気なく白旗を揚げたて彼は、彼女を抱きしめた。貪るように二人は、唇を舐めあい、吸い合い、舌を絡ませてあった。長い口づけが終わって、少し息が上がっていたが、彼はまず、
「まずいっぱい激しく愛しあって、彼には間に這入れないことを示そうか?」
「ダメですよ~。国王陛下はいないことになっているんですから、私は愛人を囲っていると思われますよう。」
「そうすると、なおさら態度が硬化するかな?露骨に脅迫してくるかな?」
「まあ、効果は無いですけど…あ、あ~、いいです~。」
 彼の愛撫がくわえられると、彼女はすぐに反応して、よがり始めた。

「なあ、僕を幽閉するとか、国外追放はなしだよ。」
「そ、そんなことを、ま、またぶり返して・・・。そんなことしません・・・てば。あ、急に激しくされたら・・・奥に・・・。」
と正上位で二人は激しく腰を動かして、体をぶつけ合った。
"全くハイエルフは、自分の思う通りになるとばかり考える連中なんだから・・・。あんたらの傲慢さ、本性は知っているんだから。"と真っ白になりかける頭の中で考えていた。
「一緒に返り討ちにしてやろうな。」
「思い知らせてやりますわ、ハイエルフたちに。」
 荒い息が収まり、ガマリエルがサラスを上にして抱きしめると、2人はそんなことを言って、また、唇を貪り合った。
 翌日、ナルシス王国軍は、ハイエルフの国を去って、帰国した。

 2人が帰国すると、また別の脅迫が始まった。

「あなたがルーガム王国から嫁いだ王女であり、ハーフエルフであることはよく知っております。このことが、ナルシス王国内に知れ渡ればどうなるでしょうかな?あなたを歓呼している民衆の前で、そのことを暴露したら、どうなるでしょうかな?どちらにせよ、貴国は混乱し、あなた様の身は危うくなります。処刑されるか、暴徒となった国民により八つ裂きにされることでしょう。もちろん我々は、そのようなことは望んではおりませんぞ。本物の国王が既に亡く、愛人とともに奥に引き篭もっているということでいつまでも騙しぬくことはできませんぞ。我が国は、人間と亜人がともに共存している、理想の国なのです。我が国の王は、聖人であり、信義を愛するお方です。王妃様が、国王に成りすまして以来、この国の人間至上主義の在り方を変えようとされているのは、感心いたします。しかし、単独では限界があります。我が国と提携して、この国の行き過ぎた人間至上主義を改革していこうではありませんか?躊躇していては、時がたつだけではありません。勝利を失うということなのです。我が国の国王が、ナルシス王国に侵攻すれば、我が国王に貴国の民は嬉々として迎え入れ、さらにともに加わらんとかるでしょう。そうなると、瞬く間に戦いは終わりましょう。しかしながら、そうであっても犠牲はつきものなのです。陛下はそれを希望さえしていないのです。陛下は、平和裏の内に貴国をお救いになろうとおおもいになっているのです。」
 それは、シュン王国の外交使節団代表、コウメイはサラスが帰国するとすぐに会見を申し入れ、2人だけの場でせまるのだった。

「俺ってもう死んでるのか?ひどいなあ。」
とガマリエルは苦笑して言った。
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