97 / 113
13.旦那様(ニセ)、鈍感嫁(ニセ)にプロポーズ大作戦です!
7
しおりを挟む
やや強引に脱がされた下着が、ベッドの下に落とされた。はだけた一矢の裸体に、自分の裸体が覆われる。
「伊織。私に教えてくれ。お前の気持ちいいと思う所、全部・・・・」
散々胸先を弄っていた意地悪な唇が、下腹部を辿って行った。
「だめっ、一矢、やだ、やっ・・・・! そんなとこだめっ、汚いよっ」
広げられた両脚の間に滑り込んだ一矢は、伊織が汚い訳がないだろう、と私の言葉は無視してそのまま舌を這わせていく。
敏感に一矢の下の動きを感じ取った身体は、勝手に震えて跳ね上がる。
下腹部を通過し、一矢の舌は尚も私の裸体を舐めつくそうとする。ぞくぞくと背筋が寒くなり、小刻みに震えた。
私、どうなっちゃうの――
「きゃぁっ、ん、あぁっ――・・・・!」
一矢の唇が秘芽に触れた途端、驚く程の快楽が脳天で弾けた。
自分自身でも満足に触れた事の無いその場所は、一矢の愛撫を待ち望んでいるかのように、密を溢れさせていた。
「や、だめっ、一矢、おねが・・・・ぃ、待って、や、あぁ、ああ――っ」
こんな格好で、卑猥な部分を一矢に舐められるなんて・・・・恥ずかしくて死にそうだ。
「甘いな、お前は」
まるでハチミツでも舐めるかのように、一矢は美味しそうに私を食べる。
「ぁん、はぁ・・・・っ、ぁ」
舌の柔らかい感触と、一矢の唾液と私の蜜が混ざり合って、それが私の一番感じる処を刺激して、堪らずにのけ反った。
頭が真っ白になって、酷い嬌声を上げるしかできない私を一矢は容赦なく責めてくる。
下腹部から押し上げてくる快楽の波に、もう、飲み込まれそう――
「伊織。もっとお前の可愛い声を聞かせてくれ。もっと、私の名を呼び、よがり狂って、私だけだと・・・・そう、言ってくれ」
「ぁっ、あぁ、い、一矢だけだよっ・・・・大好きっ・・・・あん、はっ、だめ、もうだめぇっ・・・・――!」
瞬間、頭が真っ白になって目の前がスパークした。
身体中から熱がほとばしるような、自分の身体の変化に思考が追い付かなくて、涙が滲んだ。
痙攣する身体を止められなくて、室内に響く酷い水音も全部自分自身から発せられたものだと考えただけで、恥ずかしい。思わず顔を覆った。
そんな私の腕を優しく取り、一矢が鋭い目線で覗き込んで来た。
しっかりと頬に触れ、優しい口づけをくれる。
そこから、耳、頬、首筋、胸元、腰、太もも、秘部、足の先まで、全てに一矢がキスを落としていく。
彼が触れるたびに、過敏に身体が反応する。既に何度も絶頂を教えられ、一矢の名を呼び叫んだ。
息を吐く暇も無いほどに愛され、一矢の腕の中に崩れ落ちた。こんなに官能的な世界があったなんて、私は全然知らなかった。
一矢は、他の女性とこういう時間を過ごしたのだと思うと、途端に胸の内に黒い闇のようなものが頭角を現す。
嫉妬、なんだろうな。
一矢の初めては、一体誰だったのだろう。どんな女性だったのかな。
キスも、貴方の指の温もりを知ったのも、その目に見つめられたのも、私が初めてじゃないんだ――
「伊織。私に教えてくれ。お前の気持ちいいと思う所、全部・・・・」
散々胸先を弄っていた意地悪な唇が、下腹部を辿って行った。
「だめっ、一矢、やだ、やっ・・・・! そんなとこだめっ、汚いよっ」
広げられた両脚の間に滑り込んだ一矢は、伊織が汚い訳がないだろう、と私の言葉は無視してそのまま舌を這わせていく。
敏感に一矢の下の動きを感じ取った身体は、勝手に震えて跳ね上がる。
下腹部を通過し、一矢の舌は尚も私の裸体を舐めつくそうとする。ぞくぞくと背筋が寒くなり、小刻みに震えた。
私、どうなっちゃうの――
「きゃぁっ、ん、あぁっ――・・・・!」
一矢の唇が秘芽に触れた途端、驚く程の快楽が脳天で弾けた。
自分自身でも満足に触れた事の無いその場所は、一矢の愛撫を待ち望んでいるかのように、密を溢れさせていた。
「や、だめっ、一矢、おねが・・・・ぃ、待って、や、あぁ、ああ――っ」
こんな格好で、卑猥な部分を一矢に舐められるなんて・・・・恥ずかしくて死にそうだ。
「甘いな、お前は」
まるでハチミツでも舐めるかのように、一矢は美味しそうに私を食べる。
「ぁん、はぁ・・・・っ、ぁ」
舌の柔らかい感触と、一矢の唾液と私の蜜が混ざり合って、それが私の一番感じる処を刺激して、堪らずにのけ反った。
頭が真っ白になって、酷い嬌声を上げるしかできない私を一矢は容赦なく責めてくる。
下腹部から押し上げてくる快楽の波に、もう、飲み込まれそう――
「伊織。もっとお前の可愛い声を聞かせてくれ。もっと、私の名を呼び、よがり狂って、私だけだと・・・・そう、言ってくれ」
「ぁっ、あぁ、い、一矢だけだよっ・・・・大好きっ・・・・あん、はっ、だめ、もうだめぇっ・・・・――!」
瞬間、頭が真っ白になって目の前がスパークした。
身体中から熱がほとばしるような、自分の身体の変化に思考が追い付かなくて、涙が滲んだ。
痙攣する身体を止められなくて、室内に響く酷い水音も全部自分自身から発せられたものだと考えただけで、恥ずかしい。思わず顔を覆った。
そんな私の腕を優しく取り、一矢が鋭い目線で覗き込んで来た。
しっかりと頬に触れ、優しい口づけをくれる。
そこから、耳、頬、首筋、胸元、腰、太もも、秘部、足の先まで、全てに一矢がキスを落としていく。
彼が触れるたびに、過敏に身体が反応する。既に何度も絶頂を教えられ、一矢の名を呼び叫んだ。
息を吐く暇も無いほどに愛され、一矢の腕の中に崩れ落ちた。こんなに官能的な世界があったなんて、私は全然知らなかった。
一矢は、他の女性とこういう時間を過ごしたのだと思うと、途端に胸の内に黒い闇のようなものが頭角を現す。
嫉妬、なんだろうな。
一矢の初めては、一体誰だったのだろう。どんな女性だったのかな。
キスも、貴方の指の温もりを知ったのも、その目に見つめられたのも、私が初めてじゃないんだ――
0
あなたにおすすめの小説
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
隠れドS上司の過剰な溺愛には逆らえません
如月 そら
恋愛
旧題:隠れドS上司はTL作家を所望する!
【書籍化】
2023/5/17 『隠れドS上司の過剰な溺愛には逆らえません』としてエタニティブックス様より書籍化❤️
たくさんの応援のお陰です❣️✨感謝です(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)
🍀WEB小説作家の小島陽菜乃はいわゆるTL作家だ。
けれど、最近はある理由から評価が低迷していた。それは未経験ゆえのリアリティのなさ。
さまざまな資料を駆使し執筆してきたものの、評価が辛いのは否定できない。
そんな時、陽菜乃は会社の倉庫で上司が同僚といたしているのを見てしまう。
「隠れて覗き見なんてしてたら、興奮しないか?」
真面目そうな上司だと思っていたのに︎!!
……でもちょっと待って。 こんなに慣れているのなら教えてもらえばいいんじゃないの!?
けれど上司の森野英は慣れているなんてもんじゃなくて……!?
※普段より、ややえちえち多めです。苦手な方は避けてくださいね。(えちえち多めなんですけど、可愛くてきゅんなえちを目指しました✨)
※くれぐれも!くれぐれもフィクションです‼️( •̀ω•́ )✧
※感想欄がネタバレありとなっておりますので注意⚠️です。感想は大歓迎です❣️ありがとうございます(*ᴗˬᴗ)💕
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
苦手な冷徹専務が義兄になったかと思ったら極あま顔で迫ってくるんですが、なんででしょう?~偽家族恋愛~
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「こちら、再婚相手の息子の仁さん」
母に紹介され、なにかの間違いだと思った。
だってそこにいたのは、私が敵視している専務だったから。
それだけでもかなりな不安案件なのに。
私の住んでいるマンションに下着泥が出た話題から、さらに。
「そうだ、仁のマンションに引っ越せばいい」
なーんて義父になる人が言い出して。
結局、反対できないまま専務と同居する羽目に。
前途多難な同居生活。
相変わらず専務はなに考えているかわからない。
……かと思えば。
「兄妹ならするだろ、これくらい」
当たり前のように落とされる、額へのキス。
いったい、どうなってんのー!?
三ツ森涼夏
24歳
大手菓子メーカー『おろち製菓』営業戦略部勤務
背が低く、振り返ったら忘れられるくらい、特徴のない顔がコンプレックス。
小1の時に両親が離婚して以来、母親を支えてきた頑張り屋さん。
たまにその頑張りが空回りすることも?
恋愛、苦手というより、嫌い。
淋しい、をちゃんと言えずにきた人。
×
八雲仁
30歳
大手菓子メーカー『おろち製菓』専務
背が高く、眼鏡のイケメン。
ただし、いつも無表情。
集中すると周りが見えなくなる。
そのことで周囲には誤解を与えがちだが、弁明する気はない。
小さい頃に母親が他界し、それ以来、ひとりで淋しさを抱えてきた人。
ふたりはちゃんと義兄妹になれるのか、それとも……!?
*****
千里専務のその後→『絶対零度の、ハーフ御曹司の愛ブルーの瞳をゲーヲタの私に溶かせとか言っています?……』
*****
表紙画像 湯弐様 pixiv ID3989101
社長の×××
恩田璃星
恋愛
真田葵26歳。
ある日突然異動が命じられた。
異動先である秘書課の課長天澤唯人が社長の愛人という噂は、社内では公然の秘密。
不倫が原因で辛い過去を持つ葵は、二人のただならぬ関係を確信し、課長に不倫を止めるよう説得する。
そんな葵に課長は
「社長との関係を止めさせたいなら、俺を誘惑してみて?」
と持ちかける。
決して結ばれることのない、同居人に想いを寄せる葵は、男の人を誘惑するどころかまともに付き合ったこともない。
果たして課長の不倫を止めることができるのか!?
*他サイト掲載作品を、若干修正、公開しております*
一夜の過ちで懐妊したら、溺愛が始まりました。
青花美来
恋愛
あの日、バーで出会ったのは勤務先の会社の副社長だった。
その肩書きに恐れをなして逃げた朝。
もう関わらない。そう決めたのに。
それから一ヶ月後。
「鮎原さん、ですよね?」
「……鮎原さん。お腹の赤ちゃん、産んでくれませんか」
「僕と、結婚してくれませんか」
あの一夜から、溺愛が始まりました。
【完結】エリート産業医はウブな彼女を溺愛する。
花澤凛
恋愛
第17回 恋愛小説大賞 奨励賞受賞
皆さまのおかげで賞をいただくことになりました。
ありがとうございます。
今好きな人がいます。
相手は殿上人の千秋柾哉先生。
仕事上の関係で気まずくなるぐらいなら眺めているままでよかった。
それなのに千秋先生からまさかの告白…?!
「俺と付き合ってくれませんか」
どうしよう。うそ。え?本当に?
「結構はじめから可愛いなあって思ってた」
「なんとか自分のものにできないかなって」
「果穂。名前で呼んで」
「今日から俺のもの、ね?」
福原果穂26歳:OL:人事労務部
×
千秋柾哉33歳:産業医(名門外科医家系御曹司出身)
【完結済】25億で極道に売られた女。姐になります!
satomi
恋愛
昼夜問わずに働く18才の主人公南ユキ。
働けども働けどもその収入は両親に搾取されるだけ…。睡眠時間だって2時間程度しかないのに、それでもまだ働き口を増やせと言う両親。
早朝のバイトで頭は朦朧としていたけれど、そんな時にうちにやってきたのは白虎商事CEOの白川大雄さん。ポーンっと25億で私を買っていった。
そんな大雄さん、白虎商事のCEOとは別に白虎組組長の顔を持っていて、私に『姐』になれとのこと。
大丈夫なのかなぁ?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる