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第二章 滅びの魔女と、再会
第8話 一番会いたくなかった人
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ここで考えてばかりいても仕方がない。
焦っても今の私にできることがわからない以上は動きようがないし。
お祭りで村の人から話を聞いて回るうちに何か思いつくかもしれない。
今の私は『滅びの魔女』とは知られていないし、ティアーナが用意してくれている服も男物だから、ただの少年にしか見えないはずだ。
隣のレイノルド様は背が高い上に角を隠すフード付きのローブを被っているからちょっと目立つけれど。
そうして切り拓かれた森と綻びた結界に後ろ髪を引かれながらも道を歩いていくと、人の声が聞こえ始めた。
俯いているほうが不審だ。堂々と胸を張って歩けばいい。
そう自分に言い聞かせ、レイノルド様と共に人の流れに沿って歩いていくと、やがて広場のようなところに出た。
その真ん中には高く組んだ木に火が燃え上がり、その周りを人々が手を繋ぎ、輪になって踊っている。
周りには屋台が並び、たくさんの人が行き交っていた。
「お祭りってこんな感じなんだ……」
「見たことがないのか?」
「はい。よく屋敷を抜け出してはいましたけれど、お祭りはさすがに人目が多いので」
ノーリング伯爵家の領地にもお祭りはあったけれど、屋敷にこもっていればその騒ぎが耳に届くこともない。
話に聞くだけで、どんなものなのかうまく想像もできなかった。
「食べ物の屋台が多いな。何か食べるか?」
どうしよう。食べたい。
けど、お金を持っていない。
一瞬のその沈黙ですべてを察したのか、レイノルド様はすたすたと歩き出した。
「これは肉の串焼きか。どうだ? うまそうか?」
「はい」
口元に皺の目立つ女の人が炭火の上に渡された二本の鉄の棒の間に肉の串焼きをせっせと並べている。
時々ぱちりと爆ぜる炭火に炙られ、肉からは脂が滴っていた。
見ただけでよだれがじゅわりと湧きあがる。
思わず釘付けになると、レイノルド様は店主に顔を向けた。
「これを二つ」
「はいよー。ありがとね」
レイノルド様は慣れたように金を払い、代わりに串焼きを受け取ると、一つを私に差し出した。
「ありがとうございます」
「うん。うまいな」
レイノルド様は串焼きを食べるのすら優雅というか、洗練されているというか、さすが一国の王というか、様になるというか。
私も見習いたいけれど、まあ、ああはならない。
もういいやとぱくりとかぶりつき、串から一つ引き抜く。
もごもごと噛みしめると肉の脂と共にうまみがじゅわりと溢れ出す。
「お……、おいしい……!」
焼きたてだからだろうか。
それともこういう場所で食べるものはまた格別、というやつだろうか。
周りにはいろんな食べ物の匂いが溢れているのに、私の周りだけこの串焼きの匂いに包まれているかのようで、全身にうまみが広がっていく。
ああ、幸せだ。
私が噛みしめて食べていると、見ていたらしい店主が声をあげて笑った。
「いやあ、そんなにおいしそうに食べてくれると作り甲斐があるねえ。坊やはこのお祭りは初めてかい?」
「はい。エラ王妃の鎮魂祭と聞いたので、来てみたいなと思ったんです」
ちょうどいい。
このお祭りについて何か話が聞けるかもしれない。
「へえ? まあ素晴らしい方だからね」
「エラ王妃の逸話とか、このお祭りについて詳しい方はいますか?」
「詳しい人ねえ。まあ村長なら多少詳しいことも知ってるかもしれないが、三百年も前の話だし、ここらへんの人たちが知ってるのはだいたい同じ話じゃないかね」
「このあたりでは有名なんですね」
「そりゃあそうさ。なんたってエラ王妃はこの村の恩人だからね」
「何があったんですか?」
「なんでも当時、この村は野盗に困らされてたらしくてね。ほら、すぐそこにグランゼイル国の森が広がっているだろ? そこを根城にしてる野盗どもがいたのさ」
三百年前には魔物もいたはずだけれど、結界もなかったから、グランゼイル国の領土だろうとレジール国だろうと危険なことに変わりはなく、野盗にとっては国の境などどうでもよかったのかもしれない。
「それでここは危ないから別の集落に泊まったほうがいいって言ったらさ、ほら、偉い人って護衛だとか強い人を何人も引き連れてるだろう? エラ王妃が命じて、野盗をやっつけてくれたのさ」
それは恩に着るのもわかる。
小さな村では太刀打ちできないし、領主に助けを求めても派遣してもらうには時間がかかる。
それまで被害に遭っても泣き寝入りするしかないのだ。
奪いつくされたり、村ごと焼き払われることだってあるのだから、この村は運が良かったと言える。
「そんなことがあったんですね。でもそれなら、何故エラ王妃は生まれ変わってレジール国を滅ぼすなんて言い残して亡くなったのでしょう」
「ああ、『滅びの魔女』の言い伝えかい? あれはねえ、仕方がないよ。なんでもエラ王妃はレジール国に嫁いでからひどい目に遭ってたらしいからね」
「そうなんですか?」
「聞いたことないのかい? 有名な話じゃないか。エラ王妃は当初、側室として嫁いだからね。王妃に嫌がらせをされていたそうだよ。その王妃が亡くなってエラ王妃が正室になったものの、何年も経たずに亡くなって。そりゃ無念だったろうし、恨み言を残したくもなるよ」
こんな具体的な話は初めて聞いた。
ノーリング伯爵家の領地がある町では、ただレジール国に恨みを持って死んだとしか口にのぼらなかった。
エラ王妃に縁があるこの土地だからこそ、その話が広まっているのだろうか。
けれどこれも口伝えでしかない以上、事実とは変わってしまっている可能性がある。
やっと聞けたことではあるけれど、裏どりが必要だ。
レイノルド様と目を見かわし、店主にお礼を言ってその場を離れた。
それから同じように他の屋台でも買い物をしながら、お祭りやエラ王妃について訊ねて回ると、口々に話してくれるのは最初に聞いたのとほとんど同じ内容だった。
店を出しているとなればこの村の人だろうけれど、客は外から来ている可能性がある。
物珍しげに祭りの様子を見ている人を狙って話を聞いてみると、野盗から助けた話は知らない人がほとんどだった。
けれど多くの人は、王妃に嫌がらせをされていたという話を知っていた。
「王妃の嫌がらせの話を知らないという人は、立ち寄っただけの隊商とか、遠方から来た人でしたね」
「ああ。この辺りにだけ伝わる話なのだろう」
「他の地域ではまた違う話が残されているかもしれませんね。また違うお祭りに行ってみたいです」
レイノルド様とそんな話をしている時だった。
ローブを目深にかぶり、きょろきょろと物珍しげに周りを見回している少女がいて目を引かれた。
その後ろには同じようにローブを纏った女性が付き従っている。
どこか良い家のお嬢様か、貴族だろうか。
別の地域の話が聞けるかもしれない。
そう思い、近づこうとして足を止めた。
あの歩き方。
あの背格好。
ローブで隠れてはいるけれど、なんとなく見覚えがあるような気がする。
とはいえ、実際に直接顔を合わせたことがあるのなんて、数えるほどだ。
ただ、わりと最近、強烈な出くわし方をしたから、強く印象に残っていた。
あの子と似ている気がする。
まさか、と思いながらも嫌な予感がして、くるりと背を向けようとしたときだった。
ふと顔を上げたその翡翠色の瞳が驚愕に見開かれる。
――ああ、目が合ってしまった。
「お姉様?!」
何故この子とはこんな出くわし方ばかりするんだろう。
何の因果か。
フードから零れた金色のふわふわの髪が、ぷるぷると震えていた。
「やっぱりお姉様だわ! 何故ここに?! だって、ほろびの――」
そこまで言いかけたところで駆け出した私の足が間に合い、その口をがばっと手で覆う。
「キャロル。あなた、本当に学習しないわね」
焦っても今の私にできることがわからない以上は動きようがないし。
お祭りで村の人から話を聞いて回るうちに何か思いつくかもしれない。
今の私は『滅びの魔女』とは知られていないし、ティアーナが用意してくれている服も男物だから、ただの少年にしか見えないはずだ。
隣のレイノルド様は背が高い上に角を隠すフード付きのローブを被っているからちょっと目立つけれど。
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俯いているほうが不審だ。堂々と胸を張って歩けばいい。
そう自分に言い聞かせ、レイノルド様と共に人の流れに沿って歩いていくと、やがて広場のようなところに出た。
その真ん中には高く組んだ木に火が燃え上がり、その周りを人々が手を繋ぎ、輪になって踊っている。
周りには屋台が並び、たくさんの人が行き交っていた。
「お祭りってこんな感じなんだ……」
「見たことがないのか?」
「はい。よく屋敷を抜け出してはいましたけれど、お祭りはさすがに人目が多いので」
ノーリング伯爵家の領地にもお祭りはあったけれど、屋敷にこもっていればその騒ぎが耳に届くこともない。
話に聞くだけで、どんなものなのかうまく想像もできなかった。
「食べ物の屋台が多いな。何か食べるか?」
どうしよう。食べたい。
けど、お金を持っていない。
一瞬のその沈黙ですべてを察したのか、レイノルド様はすたすたと歩き出した。
「これは肉の串焼きか。どうだ? うまそうか?」
「はい」
口元に皺の目立つ女の人が炭火の上に渡された二本の鉄の棒の間に肉の串焼きをせっせと並べている。
時々ぱちりと爆ぜる炭火に炙られ、肉からは脂が滴っていた。
見ただけでよだれがじゅわりと湧きあがる。
思わず釘付けになると、レイノルド様は店主に顔を向けた。
「これを二つ」
「はいよー。ありがとね」
レイノルド様は慣れたように金を払い、代わりに串焼きを受け取ると、一つを私に差し出した。
「ありがとうございます」
「うん。うまいな」
レイノルド様は串焼きを食べるのすら優雅というか、洗練されているというか、さすが一国の王というか、様になるというか。
私も見習いたいけれど、まあ、ああはならない。
もういいやとぱくりとかぶりつき、串から一つ引き抜く。
もごもごと噛みしめると肉の脂と共にうまみがじゅわりと溢れ出す。
「お……、おいしい……!」
焼きたてだからだろうか。
それともこういう場所で食べるものはまた格別、というやつだろうか。
周りにはいろんな食べ物の匂いが溢れているのに、私の周りだけこの串焼きの匂いに包まれているかのようで、全身にうまみが広がっていく。
ああ、幸せだ。
私が噛みしめて食べていると、見ていたらしい店主が声をあげて笑った。
「いやあ、そんなにおいしそうに食べてくれると作り甲斐があるねえ。坊やはこのお祭りは初めてかい?」
「はい。エラ王妃の鎮魂祭と聞いたので、来てみたいなと思ったんです」
ちょうどいい。
このお祭りについて何か話が聞けるかもしれない。
「へえ? まあ素晴らしい方だからね」
「エラ王妃の逸話とか、このお祭りについて詳しい方はいますか?」
「詳しい人ねえ。まあ村長なら多少詳しいことも知ってるかもしれないが、三百年も前の話だし、ここらへんの人たちが知ってるのはだいたい同じ話じゃないかね」
「このあたりでは有名なんですね」
「そりゃあそうさ。なんたってエラ王妃はこの村の恩人だからね」
「何があったんですか?」
「なんでも当時、この村は野盗に困らされてたらしくてね。ほら、すぐそこにグランゼイル国の森が広がっているだろ? そこを根城にしてる野盗どもがいたのさ」
三百年前には魔物もいたはずだけれど、結界もなかったから、グランゼイル国の領土だろうとレジール国だろうと危険なことに変わりはなく、野盗にとっては国の境などどうでもよかったのかもしれない。
「それでここは危ないから別の集落に泊まったほうがいいって言ったらさ、ほら、偉い人って護衛だとか強い人を何人も引き連れてるだろう? エラ王妃が命じて、野盗をやっつけてくれたのさ」
それは恩に着るのもわかる。
小さな村では太刀打ちできないし、領主に助けを求めても派遣してもらうには時間がかかる。
それまで被害に遭っても泣き寝入りするしかないのだ。
奪いつくされたり、村ごと焼き払われることだってあるのだから、この村は運が良かったと言える。
「そんなことがあったんですね。でもそれなら、何故エラ王妃は生まれ変わってレジール国を滅ぼすなんて言い残して亡くなったのでしょう」
「ああ、『滅びの魔女』の言い伝えかい? あれはねえ、仕方がないよ。なんでもエラ王妃はレジール国に嫁いでからひどい目に遭ってたらしいからね」
「そうなんですか?」
「聞いたことないのかい? 有名な話じゃないか。エラ王妃は当初、側室として嫁いだからね。王妃に嫌がらせをされていたそうだよ。その王妃が亡くなってエラ王妃が正室になったものの、何年も経たずに亡くなって。そりゃ無念だったろうし、恨み言を残したくもなるよ」
こんな具体的な話は初めて聞いた。
ノーリング伯爵家の領地がある町では、ただレジール国に恨みを持って死んだとしか口にのぼらなかった。
エラ王妃に縁があるこの土地だからこそ、その話が広まっているのだろうか。
けれどこれも口伝えでしかない以上、事実とは変わってしまっている可能性がある。
やっと聞けたことではあるけれど、裏どりが必要だ。
レイノルド様と目を見かわし、店主にお礼を言ってその場を離れた。
それから同じように他の屋台でも買い物をしながら、お祭りやエラ王妃について訊ねて回ると、口々に話してくれるのは最初に聞いたのとほとんど同じ内容だった。
店を出しているとなればこの村の人だろうけれど、客は外から来ている可能性がある。
物珍しげに祭りの様子を見ている人を狙って話を聞いてみると、野盗から助けた話は知らない人がほとんどだった。
けれど多くの人は、王妃に嫌がらせをされていたという話を知っていた。
「王妃の嫌がらせの話を知らないという人は、立ち寄っただけの隊商とか、遠方から来た人でしたね」
「ああ。この辺りにだけ伝わる話なのだろう」
「他の地域ではまた違う話が残されているかもしれませんね。また違うお祭りに行ってみたいです」
レイノルド様とそんな話をしている時だった。
ローブを目深にかぶり、きょろきょろと物珍しげに周りを見回している少女がいて目を引かれた。
その後ろには同じようにローブを纏った女性が付き従っている。
どこか良い家のお嬢様か、貴族だろうか。
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あの歩き方。
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とはいえ、実際に直接顔を合わせたことがあるのなんて、数えるほどだ。
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まさか、と思いながらも嫌な予感がして、くるりと背を向けようとしたときだった。
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――ああ、目が合ってしまった。
「お姉様?!」
何故この子とはこんな出くわし方ばかりするんだろう。
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