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⑩友達のため
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時は変わり二日後の朝が来た。
学校へ行く為に学校への通学路を歩いている。
色々な店の間をすり抜けて商店街を歩き、電車で二駅の所で降り。学校まで、歩く。
「おーい、花園湊音君」
と、あの四人組が校門の百m前から声をかけてきた。悪い予感しかしない。だから、逃げる。だが、向こうはバイクに乗っている為に追いつかれる。
「今日、学校更けて俺たちと遊ぼうか」
嫌だとは言わせないように腕を強く握り占められている。
この四人のいつも、学校を更けて遊んでいる廃屋に連れていかれる。
いつもの場所とは誰も来ない廃屋の一室のことだ、四人組はいつもこの場所を使っている。
周りにはドラム缶や何かの機材等も散乱している。工場の跡地みたいだ。
「この前のこと覚えてる。ばばあが超うざくてさ、まじであのおばさんうざいよね。そう思わない」
日比谷が不敵な笑みを浮かべてしゃべっている。
否定するもんなら殴り飛ばすぞと言わんばかりの幼稚な自分を擁護するための、お姉さんへの侮辱の言葉の攻撃だ。
「何して遊ぶ、俺たちさあ、ストレスたまってんだよ」
「人間サンドバックとか良くない」
拒否を出来ない状態にしての言葉である。今から起きる惨劇が後のお姉さんとのことへと繋がることになる。
「じゃあ、俺たち四人が殴る側、花園が殴られる側ね」
花園は黙って殴られ続けている。顔から血を流し、口の中は切れて血が出ている。意識も何回も飛びそうになる。普通はここまでしない、ここまでなる前にやりすぎだと皆が言う。でも、今回は違った。ある存在がいたために、歯止めが聞かなくて殺す一歩手前くらいになる。そのある存在はハーメルンである。ハーメルンが声だけで四人組の憎悪を掻き立てている。
四人が、自分が何をやっているのかも、もう分からない時まできている。血を吐けばうれしいそんな間違った感覚に苛まれている。
「まだまだ、遊ぶよ」
なぜ、彼が黙って殴られ続けているかは、四人組と、ある条件を約束したからだ。その約束は、今後、親友の桜美塁から、手を引くことだ。
湊音が見るも無残に地に横たわる。
「今日の朝はこれで終わり」
「楽しかったな」
四人組は、それぞれその場から離れて行った。
「絶対に塁には手を出すなよ」
湊音は。約束を軽んじさせたくなかったから、か細い声で必死に言う。
「絶対に塁には手を出すなよ」
湊音は、自分の意識を失うまでこの言葉を言い続ける覚悟である。
この言葉を言う意味を分からずに、消えゆく意識の中で携帯を取り出そうとしている。それに、その言葉は自分にしか言えない言葉だったからだ。と湊音は考える。
それに、自分自身を奮い立たせる言葉でもある。決して許しはしない。
それが、湊音の心を乗せた言葉である。
湊音をそこまで突き動かしたのは、親友の塁への憧れだった。四人組が見えなくなり、救急車を呼ぶために、消えゆく意識の中で、携帯を開く。
見るからにボロボロになってまで、塁のことを思っているのは、中学からの友達でいつも助けられてきたからだ。
湊音は。中学の時いじめられていて、唯一、塁だけが湊音の味方をしてくれた。みんな無視している中で、塁だけは話してくれた。だから、高校は塁と同じ公立に来た。塁は大事な友達だ。だから今度は、僕が塁を守るんだ。自分自身の信念を貫き通す。
「あーーああーー」
警察や病院を呼ぼうにも痛みで体が動かせない状態である。声もあまり出せない様子だ。
携帯を開き、震え上がるような痛みがしている中、体を動かすと痛みで死にそうだ。でも、呼ばなくちゃ、花園は必死に携帯の百十九番を押す。これで、助かる。
意識が朦朧となり気絶する。
場面は少し進み、病院にて
花園湊音は、目が覚めたら病院だった。
「僕起きたのね」
看護師の人が驚いたように目をぱちくりしていた。
「先生を呼びに行ってくるね」
自分の仕事を思い出したように走り去って行く。たぶん新人の看護師だ。なぜなら、可愛いから。
(僕はどうしたんだろ)
まだ、夢の中の感覚だった。
あの相談屋のお姉さんは夢なのか。
後で聞いた話だが。
自分で百十九番したところまでは覚えているが後は、覚えていない。
全身打撲で、廃屋で倒れていたらしい。
覚えていることとは、四人組にやられたことぐらいだった。
もっと大切なことがあるような気がする。
体の感覚を元に戻すまで時間いるな。何かまた眠たくなってきた。
警察にも知っていることを話す。
今までいじめられたことを話す。
深い眠りにおちた。
学校へ行く為に学校への通学路を歩いている。
色々な店の間をすり抜けて商店街を歩き、電車で二駅の所で降り。学校まで、歩く。
「おーい、花園湊音君」
と、あの四人組が校門の百m前から声をかけてきた。悪い予感しかしない。だから、逃げる。だが、向こうはバイクに乗っている為に追いつかれる。
「今日、学校更けて俺たちと遊ぼうか」
嫌だとは言わせないように腕を強く握り占められている。
この四人のいつも、学校を更けて遊んでいる廃屋に連れていかれる。
いつもの場所とは誰も来ない廃屋の一室のことだ、四人組はいつもこの場所を使っている。
周りにはドラム缶や何かの機材等も散乱している。工場の跡地みたいだ。
「この前のこと覚えてる。ばばあが超うざくてさ、まじであのおばさんうざいよね。そう思わない」
日比谷が不敵な笑みを浮かべてしゃべっている。
否定するもんなら殴り飛ばすぞと言わんばかりの幼稚な自分を擁護するための、お姉さんへの侮辱の言葉の攻撃だ。
「何して遊ぶ、俺たちさあ、ストレスたまってんだよ」
「人間サンドバックとか良くない」
拒否を出来ない状態にしての言葉である。今から起きる惨劇が後のお姉さんとのことへと繋がることになる。
「じゃあ、俺たち四人が殴る側、花園が殴られる側ね」
花園は黙って殴られ続けている。顔から血を流し、口の中は切れて血が出ている。意識も何回も飛びそうになる。普通はここまでしない、ここまでなる前にやりすぎだと皆が言う。でも、今回は違った。ある存在がいたために、歯止めが聞かなくて殺す一歩手前くらいになる。そのある存在はハーメルンである。ハーメルンが声だけで四人組の憎悪を掻き立てている。
四人が、自分が何をやっているのかも、もう分からない時まできている。血を吐けばうれしいそんな間違った感覚に苛まれている。
「まだまだ、遊ぶよ」
なぜ、彼が黙って殴られ続けているかは、四人組と、ある条件を約束したからだ。その約束は、今後、親友の桜美塁から、手を引くことだ。
湊音が見るも無残に地に横たわる。
「今日の朝はこれで終わり」
「楽しかったな」
四人組は、それぞれその場から離れて行った。
「絶対に塁には手を出すなよ」
湊音は。約束を軽んじさせたくなかったから、か細い声で必死に言う。
「絶対に塁には手を出すなよ」
湊音は、自分の意識を失うまでこの言葉を言い続ける覚悟である。
この言葉を言う意味を分からずに、消えゆく意識の中で携帯を取り出そうとしている。それに、その言葉は自分にしか言えない言葉だったからだ。と湊音は考える。
それに、自分自身を奮い立たせる言葉でもある。決して許しはしない。
それが、湊音の心を乗せた言葉である。
湊音をそこまで突き動かしたのは、親友の塁への憧れだった。四人組が見えなくなり、救急車を呼ぶために、消えゆく意識の中で、携帯を開く。
見るからにボロボロになってまで、塁のことを思っているのは、中学からの友達でいつも助けられてきたからだ。
湊音は。中学の時いじめられていて、唯一、塁だけが湊音の味方をしてくれた。みんな無視している中で、塁だけは話してくれた。だから、高校は塁と同じ公立に来た。塁は大事な友達だ。だから今度は、僕が塁を守るんだ。自分自身の信念を貫き通す。
「あーーああーー」
警察や病院を呼ぼうにも痛みで体が動かせない状態である。声もあまり出せない様子だ。
携帯を開き、震え上がるような痛みがしている中、体を動かすと痛みで死にそうだ。でも、呼ばなくちゃ、花園は必死に携帯の百十九番を押す。これで、助かる。
意識が朦朧となり気絶する。
場面は少し進み、病院にて
花園湊音は、目が覚めたら病院だった。
「僕起きたのね」
看護師の人が驚いたように目をぱちくりしていた。
「先生を呼びに行ってくるね」
自分の仕事を思い出したように走り去って行く。たぶん新人の看護師だ。なぜなら、可愛いから。
(僕はどうしたんだろ)
まだ、夢の中の感覚だった。
あの相談屋のお姉さんは夢なのか。
後で聞いた話だが。
自分で百十九番したところまでは覚えているが後は、覚えていない。
全身打撲で、廃屋で倒れていたらしい。
覚えていることとは、四人組にやられたことぐらいだった。
もっと大切なことがあるような気がする。
体の感覚を元に戻すまで時間いるな。何かまた眠たくなってきた。
警察にも知っていることを話す。
今までいじめられたことを話す。
深い眠りにおちた。
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