【完結】元ヤンナース異世界生活

川原源明

文字の大きさ
65 / 143
第4章 王国激震!ペスト!

第61話 ペスト対策戦3 帝国の生物兵器!また帝国!

しおりを挟む
入れ違いになった2組の対応が終わり
再度ジャイアントツリーに戻ってきた。
次はクレアに会って、事態終息に向けて手伝ってもらおう…
冒険者ギルドへ移動する。
メグにはギルド前で待ってってもらい
中に入いると…
久々の雰囲気だ
夕方だからか、人があまりいない
受付カウンターに、イスカさんが居る

「すいません~ギルドマスターいませんか?」
「あら、茜さん久しぶりですね、男爵の件聞きましたよ。ありがとうございました」
「いえいえ、成り行きなので…」
「マスターでしたら、上に居ますので案内しますね。」
「おねがいします、って…確認もせずに通していいんですか?」
「えぇ、茜さんがきたら通すようにと言われていますので」

クレアがペストの件を王城に連絡した時点で、
いずれうちが来ることを見越してたのかな?


「そうなんですか」
「使いを出してまだ2週間ほどですが、今回もバイクで来たんですか?」

あぁそういえば、乗り回すの見せてたっけか…

「今回はバイクじゃなくて、フェンリルに乗ってきました」
「ぇ?フェンリルって王国の守護神ですよね?午前中に噂になっていた白い大きな狼って…」
「そのフェンリルであってると思いますよ、入れないのでギルド前で待機してると思います。」
「……どういった経緯で?その制服白狼学園ですよね、召喚の儀ですか?」
「ですです、それで呼び出したんですよ、契約しないでお友達になりました」
「なるほど…」

ギルドマスターのクレア部屋前まで来て
イスカさんがノックし、

「茜さんをお連れしました」

中から声が聞こえ中へ

「失礼します~」
「久しぶりね、王城に連絡したら、あなたが来ると思ってたわ」

久しぶりのオネエ語?を聞いた

「お久しぶりです」
「その制服、学園に入ったのね、表に居るのは茜ちゃんのね」

メグの事だろうね…窓からメグの顔が見えるし…
あっ、こっちみた

「大きいですね…」
「そうねぇ、まさかこんなところで神獣様に会えると思わなかったわ」

そうだ、メグの話をしに来たんじゃない…

「あぁそれで本題を…」
「そうね、あなたが来たって事は、例の原因はわかってるのかしら?」
「はい、ペスト菌っていうのが体内に入り込んで悪さをする病気ですね」
「治すことは?」
「可能ですよ」
「そう、ならサラに会ってくれないかしら、皮膚が黒くはなってないのだけど昨日から咳と高熱にうなされてるのよ」

ん、肺ペストかな?クレアは感染してないけども…

「わかりました。この後行きますね、感染してる人達って今どういう状態ですか?」
「そうねぇ、港の倉庫があった所にテントが張られて、そこに集まっているわね、あとは、教会にも」

倉庫があった所っていうと、消したところだろうなぁ…
教会ね…あまり気が進まないが行く必要があるんだろうな…
この後は…サラの治療、倉庫跡地、教会って所かな
そうだ、知識継承を!
紙コップを出して、天然水じゃあれだし、アイテムボックス内でココアを…
見られないように…血を1滴たらして

「お二人とも、疲れてるみたいだし、これを飲んでみてください、少し疲れが和らぐと思いますよ」

さりげなーく出してみる。

「あなた、アイテムボックス持ちだったっけ?」

知らせてたっけ?忘れたな…

「ありがたく頂きます。甘い匂いですね」
「私も頂くわ」

無事に飲んでもらえたようだ!

「それ、ココアっていって甘くておいしいですよね」
「そうですね~ほっとしますね~」
「そうね疲れた時には甘いものはいいわねぇ」

二人が飲み干したのを確認して

「ところで、黒死病に関して何か知ってます?」
「ぇ?あれ?なんで?」
「む?」

イスカのほうは大丈夫っぽい、
クレアはなぁ…「む?」だけじゃ良く分からないんだけど…

「大丈夫そうかな?一応うちが持っている医療に関する知識を伝えられたと思うんだけど」
「そうね、ネズミ等の動物が保菌して、ノミに咬まれたりすることで発症って事ね…するとヘインズ大陸か帝国でペストが流行しているって事かしら?」

ぇ?帝国…また帝国…?

「帝国って…?」
「今回のペストの原因となった船は、ヘインズ大陸から、帝国を経由してきたのよ」

えぇ…帝国でも感染者が増えるの…?国境からも…感染者来るの…?

(否定、オダマキ帝国港湾都市で、少量の感染者が出ましたが、港湾都市オダンの街ごと焼き払われた為感染が広がる事はありません)

…少量の感染者で街ごと焼き払いましたか…
その都市の領主の決定?

(肯定、前もって対策をされていました)

ん…?前もって?今回は例の大臣は関与してない?

(否定、関与しています。ヘインズ大陸攻めの為に用意していました)

どゆこと!?

(ペストを保菌した、ネズミをヴァンパイアより入手し、オダンより、保菌したネズミを交易船に乗せヘインズ大陸へ、ヘインズ大陸で感染を広めたのちオダンを経由し、ジャイアントツリーに寄港し感染が広まっています)

大陸から戻って、オダンに寄港したときに感染者が広まったもののそこで焼き払ってるってこと?

(肯定)

………生物兵器として使いやがりましたか………
大臣はともかく、バックにヴァンパイアか…
メイドヴァンパイアが居た時点でつながりがあると思っていたけども…
どういった関係なんだ…?

(この大陸統一による、利害一致のため協力関係になっています)

これは…
ナンシーがトップになってもらわないと駄目な気がする…
あぁ…戦争待ったなし…個人的にも消さないと駄目な奴らだ…
もぉ~~~~~めんどくさい!!!!

とりあえず話を戻さないと…

「今は、帝国は良いので…とりあえず感染者を減らすために協力してもらえません」
「もちろんです!冒険者ギルド一同協力させてもらいます!」
「そうね、街の中に残っている冒険者達の中からも協力をしてくれる人を募りましょう」
「お願いします、必要な物資はこちらで用意するので…」

そう言って、感染対策用品を出し
フェイスガード・ゴーグル、感染防止キャップとガウン、医療用手袋、マスク、消毒液と並べていく…

「使い方はわかります?」
「えぇ?初めて見るのにわかるわね」
「そうですね大丈夫です」

説明の手間が省けるのはでかいな…

「そしたら、これらを大量に出すので倉庫借りたいんですが…」
「そうね…解体倉庫に出してもらいましょうか、ついてきなさい」

クレア自身が案内してくれるとは…
まぁ街の存亡がかかるからなぁ…
クレアとイスカの後について、解体倉庫に案内してもらう…
めっちゃ広い!

「ここに出してもらっていいかしら?イスカは協力者を募って頂戴」
「わかりました!」

そう言ってイスカは、受付カウンターに戻ったのかな?

とりあえずおけるだけ置いてく…
ひたすら置いていく…
これだけあれば十分だろうな…
うちのいた病院の倉庫の2~3倍以上おいてある…

「あぁあと抗菌薬!これも置いていきますね」
「作り方も把握したけど、街の薬師に伝えても?」
「構いませんけど、イエローハーブって入手できます?」
「……出来ないわね…そもそもイエローハーブ自体あまり見ないものだしねぇ」
「ならイエローハーブも置いていけますけど…しなびたりしません?」
「そうねぇ、早急に引き取りに来るようにするわ」

イエローハーブも大量に置いてく…

「使い切れないと思いますが…使えなくなったりしたら、また言ってください」
「助かるわ、ありがとうねぇ」

これで、ここでやることは終わったかな?

「それじゃあ、サラの様子見に行ってきますね。」
「お願いするわぁ、これを」
「これは?鍵ですか?」
「えぇ、スペアだからあなたが持ってっていいわ、そのうち返しに来てね」
「わかりました、ペストが終息して帰る前に返しに来ます」
「えぇ、よろしくねぇ」
「んじゃまた」
「えぇ」

お互いに手を振って、うちはサラのいるクレア宅に向かった。
しおりを挟む
感想 215

あなたにおすすめの小説

【完結】異世界に召喚されたので、好き勝手に無双しようと思います。〜人や精霊を救う?いいえ、ついでに女神様も助けちゃおうと思います!〜

月城 蓮桜音
ファンタジー
仕事に日々全力を注ぎ、モフモフのぬいぐるみ達に癒されつつ、趣味の読書を生き甲斐にしていたハードワーカーの神木莉央は、過労死寸前に女神に頼まれて異世界へ。魔法のある世界に召喚された莉央は、魔力量の少なさから無能扱いされるが、持ち前のマイペースさと素直さで、王子と王子の幼馴染達に愛され無双して行く物語です。 ※この作品は、カクヨムでも掲載しています。

異世界の片隅で、穏やかに笑って暮らしたい

木の葉
ファンタジー
『異世界で幸せに』を新たに加筆、修正をしました。 下界に魔力を充満させるために500年ごとに送られる転生者たち。 キャロルはマッド、リオに守られながらも一生懸命に生きていきます。 家族の温かさ、仲間の素晴らしさ、転生者としての苦悩を描いた物語。 隠された謎、迫りくる試練、そして出会う人々との交流が、異世界生活を鮮やかに彩っていきます。 一部、残酷な表現もありますのでR15にしてあります。 ハッピーエンドです。 最終話まで書きあげましたので、順次更新していきます。

いきなり異世界って理不尽だ!

みーか
ファンタジー
 三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。   自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!

リリゼットの学園生活 〜 聖魔法?我が家では誰でも使えますよ?

あくの
ファンタジー
 15になって領地の修道院から王立ディアーヌ学園、通称『学園』に通うことになったリリゼット。 加護細工の家系のドルバック伯爵家の娘として他家の令嬢達と交流開始するも世間知らずのリリゼットは令嬢との会話についていけない。 また姉と婚約者の破天荒な行動からリリゼットも同じなのかと学園の男子生徒が近寄ってくる。 長女気質のダンテス公爵家の長女リーゼはそんなリリゼットの危うさを危惧しており…。 リリゼットは楽しい学園生活を全うできるのか?!

異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる

完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-

ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。 自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。 28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。 そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。 安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。 いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して! この世界は無い物ばかり。 現代知識を使い生産チートを目指します。 ※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。

異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

襲ってきた王太子と、私を売った婚約者を殴ったら、不敬罪で国外追放されました。

克全
恋愛
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。

処理中です...