【完結】元ヤンナース異世界生活

川原源明

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第4章 王国激震!ペスト!

第72話 ペスト対策戦14 ミクの怒りとミクとの決別⁉

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あの後は、レインから重要な話はなかった。
王と別れ次は…

「メグ、学園長の所に行って」
「ぇ~お母さんの所に行くの…?」

凄く嫌そうな声…思春期の子どもかよ…
まぁ高校生くらいだし思春期真っただ中なんだろうけども…
なんで親に会うのに嫌そうなんだか…

「ミクとかナンシーが学校休んでるからね…」
「そうね…私は一緒に行かないからね?」

そんなに会いたくないのか…

「別にいいよ、すぐ終わらせてくるから」
「仕方ないなぁ…」

嫌々ながら学園まで駆けてくれた…
学園につくと、すぐにメグから降りて学園長室へ…
夜の学校とか…マジ怖…真っ暗じゃん…
とりあえず光の玉を出して、学園長室を目指す…
学園長室をノックするも返事が無いし…
メグがここに来たから多分学園内に居るんだろうけどなぁ…
すると突然背後から

「あれ?茜君じゃんどうしたの?こんな時間に…」

ビックリした…ちょーびっくりした…
気配を消して背後から近寄るのやめていただきたい…

「あぁ、ミクとナンシーが休んでるでしょ、しばらくかかるからその件と、以前の約束をね…」
「ん~?とりあえず中に入ろうか」

学園長室に入れてもらったが、大して話すことないんだよね…

「ミクからは、茜ちゃんの所にナンシーと一緒に行くから暫く学校休むって聞いてるよ」
「あぁちゃんと言ってから行ったんですね」

流石ミク!うちと違ってちゃんと伝えてから行ったか…

「そうだね、いまはジャイアントツリーで黒死病の対策していることまでは把握してるかな?」

ほんとこの人の情報の速さは…
まぁ元神獣だしネア様とつながりあるって言ってたっけ?

「それで、病院船が完成したので、以前言ってた生徒の治療の件で、ペストが落ち着いたらジャイアントツリーに来てくれれば対応しますよと…」
「なるほどね、それはありがとう、私もそのうち行くかなぁ~茜君の船見てみたい」
「それで、もし医療とかそっち方面に興味を持つ子が居たら王と話してもらえません?後世の医療の担い手の育成もしていこうと思って」
「なるほどね…茜君…科学科はどうするの!?」

その話まだ生きてたんですか…
そんなに空飛ぶことが大事!?

「それはちょっとしばらく無理かなぁ…?でも、医療も科学の一部じゃないですかね…」
「そうだね…病気は何故と真理を求めていくなら…ジャイアントツリーは遠いなぁ…現役時代だったら問題なかったんだけどなぁ…まぁ仕方ない…茜君の話はわかった、黒死病が落ち着いたら治療が必要な生徒を送るよ」
「お願いします、んじゃ要件は終わったので行きますね」
「あぁ気を付けてね」

学園長室を出ようと扉を開けたら…
ノックをしようとしていたミクとシャドーウルフの影丸が…

「あれぇ?なんで茜ちゃんがここにいるのかな…王都に行くと一言も言ってなかったよね…?」

怒ってません…? 
うちもミクが王都に行くとか一言も聞いてないけども…

「えっと…一言伝えてなかったのは謝るけども…何もなかったでしょ…?」
「何もなかったか…ミーニャがごはん用意してくれたのに…ずーっと待たされたんだけどなぁ…」

えぇ…それだけでかなりのお怒りモードなの…?

「夕飯が遅くなっただけじゃん…?それだけで怒らなくてもいいと思うんだけど…」
「あのね!茜ちゃん!茜ちゃんが何も言わずに出かけて行って夕飯が遅れるのはこれが初めてじゃないの!この前は死にそうな人たちがいたから言いそびれたけど!いい!?ちゃんと一言言って!今日は遅れただけだけど!この前は3日間ごはん抜きだよ!抜き!あの美味しいごはんが出てこないんだよ!わかるかな!?お金は茜ちゃんだし!材料もないし!何か食べたくても何もないの!」

ミクがまくし立ててくる…
えぇ…ミクが料理しないから材料持ってないだけじゃん…

「うちが悪いの…?コレットやユリアの所に行けばよかったんじゃ…」
「茜ちゃんがいないからご飯くださいって!?ねぇ!?そんな事言えると思う!?」

とうとう
うちの胸倉をつかみ始めた…

「えっと…うちは無理かな…?」
「だよね!私も無理だよ!そんな恥さらし!」

ゆさぶりながらまくしたててくる

「なぁミク…そろそろやめてあげたら…?茜君も反省してると思うんだが…」
「お母さんは黙ってって!茜ちゃんに反省って言葉は絶対にない!ナンちゃんの件も一言もなしだったし!あの時もちゃんと一言言ってね!って言ったんだよ!」

あぁそんなことももあったなぁ…
うちに反省って言葉はないって…言い切られるの…?

「まぁまぁミク…もう済んだことだし…許してあげなよ…」
「一応ね反省はしてるよ?…ミク…ご飯の件はほんとごめんね?」

頭を下げたけども…

「一応ってなにさ!」
「うちもほら忙しいからさ…今回その辺の埋めるためにもユリアを連れて行こうと思って王都に来たの…」
「だからなに!」

なんか、ダメな気がする…
完全に頭に血が上っていてほんとにダメな気がする…
めんどくさいし…仕方ない…眠らせよう…

「ミクごめんね、ゆっくり休んで…」

ミクを眠らせるイメージ…

「茜ちゃん何を…」

ミクが崩れ落ちた
影丸が心配そうにミクのに寄ってきた

「ん~学園長すいませんミクをお願いします…」
「あぁ…いいのかい?」
「もしミクが、うちの元を離れるならそれでもしかたないかなぁ…」

正直一番信頼してる
ミクが居なくなるのはかなりの痛手だけども…
というか…かなりショックかなぁ…

「それはないと思うけどなぁ、ミクは茜君に命を救われてからずっと、茜ちゃんは~茜ちゃんは~って楽しそうに私に話をしてくるんだよ?特に茜君のつくるご飯を誰よりも楽しみにしているのがミクなんじゃないかなぁ、茜君と離れたら食べられなくなるし…今回の件もご飯がらみだしねぇ…」
「まぁそれでも、嫌なら来なくていいし…」
「そっか~、まぁ茜君の気持ちは伝えておくよ、もう行くのかい?」
「そうですね、あぁミクが起きたら、これをお詫びって事で渡してもらえません?」

そういって、取り出したのは、うちのお手製ショートケーキ
甘いもの好きだし詫びになるよね…

「これは?」
「うちが作ったショートケーキですよ、ミクと一緒に食べてください、んじゃそろそろユリアを迎えに行きますね」
「そっか、気を付けてね、メグにもたまには顔を見せなさいと伝えておいて」
「了解です~」

そう言って学園長室を後にした。
はぁ…戻ってきてくれるかな…これで戻ってきてくれなかったらなぁ…
ショックすぎる…

校舎を出ると、
メグがこっちを見ながら

「なんか、ミクの怒鳴り声が聞こえたけど…」
「気にしなくていいよ、王都の屋敷に行ってもらっていい」
「うん…茜ちゃん泣いてる?」
「んなわけない…」
「そう…」

その後は、メグは無言のまま、王都の自宅へ向かってくれた
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