84 / 143
第4章 王国激震!ペスト!
第78話 ペスト対策戦20 茜の青空診療とこの街の医者カロ
しおりを挟む
クレアたちと一緒にミクが教会からの搬送に向かった後
うちは、ミクと交代して、青空診療対応中…
時々ペストじゃない患者さん達が混ざっている…
まぁいいけども…
ただ、ペストじゃない患者さん達に共通するのが、
うちを指名してくること…
なんでもここで死を迎えるだろうと思ってた、おばちゃんの口コミらしい…
「港で診てくれている女の子の腕いいわよぉ、どんな病気でも治してくれるわよぉ~」
と広めてるらしい…どんな病気も治してないんだけど…
どんな病気もなんとかできると思ってるけども…
そんなわけで
ウィルス性上気道炎(風邪)と表示される人や、
母親に連れられてきた子供に喘息性気管支炎と表示される人がきてる…
まぁ、風邪はほっとけばよくなりそうだけども…
栄養とか考えたらそういうわけにいかないのかな?
喘息はなぁ…つらいからなぁ…下手するとね…
ウィルス性上気道炎(風邪)の人には、手首に触れた後
炎症を起こしている部分を抑えていく…これだけで十分効果が出る
発熱していれば、解熱をイメージすればいいだけだしね
最後にウィルスの削除っと…
喘息性気管支炎は
触れると肺気管支が炎症を起こしてるのがわかる…
敏感になってる気管支の機能の正常化とをイメージしていく…
炎症を抑えていく…
こんなんでいいはず…
暫く、色々な人をこの街唯一の医者である男と二人で対応していく、
列の最後に並んでたおばあさんがこっちに来た
男の方空いてるんだけど…
おばあさんは…かなり腰が曲がっていて
腰椎変性後弯症だろうなぁ…
特に表示はされてないから病気ではないんだろうけども
暫く、意識した対象の病気やケガの診断名表示できるように意識しておこう…
すると、おばあさんに腰椎変性後弯症って表示された…やっぱりな…
そして腰椎骨折とも…まぁだから変形してるんだろうね…
「今日はどうしました~?」
「腰が曲がってきちゃってねぇ~歩いてると足がしびれたりしてねぇ何とかならないかねぇ?アマンダの病気を治したのはお嬢ちゃんでしょ?」
典型的な症状が出てるって事ね…
「腰椎変性後弯症ですね、アマンダってのがだれか知らないですけども…」
「あの子は二日ほど前そこで横になっていた一人だよ…私が連れてきたからねぇ、それに夕べもここで寝てるやつらの面倒を見てた子だよ」
腰の曲がったおばあさんがどうやって連れてきたのか気になるが…
アマンダさんって王都に行って帰ってきたときにいた人だろうか…
名前知らないんだよね…
うちは、あまり個人に興味持たないからなぁ…
看護師やってって、患者個人に興味を持つと患者さんが亡くなった時が辛くなる
だから、いつからか興味を持たなくなった…
「おばあさんは、普段何をされてるんです?」
「私かい?そうだねぇ、昔は食堂もやってたよ、ただこの体になっちゃってからは引退してのんびり暮らしてるのさ」
ん~腰を治して何かをしたいから来たのかな?
それとも、そのアマンダって人の口コミの真相でも探りに来た?
「腰が治ったら何かしたいことあるんですか?」
「そうだねぇ、また食堂でもやりたいねぇ…」
とりあえず、おばあさんの腰に手を当てて
変形の原因になっている圧迫骨折している背骨や、椎間板を修復していく…
そもそもこの世界の医療レベルを考えると、平均寿命って良くて50位だと思うんだけど…
このおばあさんは、たぶん70位はいってると思うんだけどなぁ…
「おばあさん、おいくつなんですか~?」
「そうだねぇ60越えたあたりから数えるのやめちまったからわからないよ」
そういう人初めて見たわぁ…
むしろこの世界じゃ普通なのか?とりあえず60以上ね…
元気なお年寄りだ…
「どうですか~?痛みとか腰の動きとか確認してください、痛みがあるようなら行ってください」
すると、おばあさんが立ち上がり
背筋が伸びたからか?
「おぉ?」
屈伸したり色々動き回ってる
「おぉ~久しぶりにまっすぐ立ったねぇ」
「大丈夫そうですね」
「あぁ~何年分若返っただろうかねぇ~カロ、あんたもこのお嬢さんを見習いなさい!あんたは私の腰を治せないって言っていたが、この子は治したじゃないか」
いきなり後ろに視線を移し叱責を飛ばしてる
この街唯一の医者だから、診てもらった事があるんだろうね…
「どうやって…君はどうやってあれを治したんだ?」
「どうやってって、腰が曲がっていくのは、腰椎の骨折とか軟骨の変形が原因なんですよ、それを修復しただけですよ」
「骨の修復とか無理だろ…」
まぁそりゃね…本来なら適切な対応したうえで、自身の治癒能力で治すものだし…
「まぁうちは医療の神様を信仰してますから、それ位はね…」
信仰というより…神様自身だけども…
ミクに伝えておいてって言ったけど自分で言うことになりそうだなぁ
「ネア様以外に神様がいるのか?」
「いますよ、昨日いたメグだって、フェンリルって神獣じゃないですか」
「そうだな…その医療の神様の名は何というのだ?」
…一番答えにくい質問がきた…
茜教はなぁ…うち的に名前の響きがいまいちな気がしてる…
あぁ、いい事思いついた
「ルビア・アイギー、医療や、生死を司る女神の名前ですよ」
「ルビア・アイギー様か…教会とかはあるのか?」
「教会ね…教会はあの船が、うちが作った教会ですよ…」
つい先日で来たばかりの?宗教の教会なんてあるわけがなく…
一応船が~って思ってたし自分の船を指さした…
茜教よりは、ルビア教とかルビア・アイギー教のが響き的にはいい感じだ!
「見せてもらうことは可能だろうか?」
「いいですよ、ついで何で伝えますけど…医療の知識を、もっと身に着ける気ありませんか?」
「身に着けられるなら身につけたいが…もう二度と妻を失うような悲しみはしたくないのでな」
「奥さんと最期言葉を交わせたんですか?」
「いや…無理だった…私が教会に行っているときに息を引き取った…」
男が“息を引き取ったと”言った瞬間なんかわからないけど…
ユーリディスの想いをくんだ時の感覚があった…
これはもしかして…亡くなった奥さんが近くにいるのかな…?
何となくだけど、奥さんが近くに居て、
カロに伝えたいことがあるって訴えかけてる気がする
「そうでしたか…もう一つ、知識を身に着けたいというなら、娘さんと一緒に、ペストが収まるまで船に住みません?その気があるなら、今すぐ娘さんを連れてくるといいですよ」
「ペストとは、黒死病のことか?」
「そうですよ、どうします?」
「ふむ…ミクちゃんから聞いていたが、君はまるで大人のようだな…子どもと話している感じが全く感じられない…娘を連れてくる、しばらく待ってもらえるだろうか?」
「構いませんよ」
そういうと、男は港エリアから出ていった
でも、おかしいなぁ…
うちが生死を司る女神になったあの晩、一斉浄化したときに、家族に一言伝える時間を作ったのち浄化ってイメージをしたはずだけど…
もしかして、その直後に亡くなったのかな?
「お嬢ちゃん、さっき、ルビア・アイギー様は生死を司る女神でもあると言ったね」
「あぁうん、言いましたよ」
「私もついて行っていいかい?」
このおばあさんは、生死を司る部分が気になるのかな…?
「いいですよ」
「そうかい、私の名前は、クラリサさ、よろしくね、お嬢さん」
「うちは、茜です、よろしくお願いします」
暫く待つと、娘さんを連れてきた、カロさんが来た
娘さんって…うちと同じくらい…?うちやミク、ミーニャと同じくらいだけど…
「すまない待たせたね、娘のクララだ、」
「はじめまして、クララです。よろしくお願いします」
「茜です、よろしく~」
娘さんが来てから、先ほどの
ユーリディスの想いをくんだ時の感覚がより一層強くなった。
ん~まぁ奥さんがいるんだろうね…
あの時と同じように、頭に思い浮かんだことを言う
「生死を司る女神の名のもとに、想いを伝い損ねた亡き者よ、今一度時間を与えよう、姿を現したまえ!」
すると、カロさんとクララの後ろに1人の女の人が姿を現した…
奥さんかな?すると…意外なところから…
「クレリア…あんたなのかい?」
おばあさんが一番最初に声を発した
それに反応し、カロとクララ後ろを振り向く
「おまえ…」
「おかあさん!」
カロとクララがそれぞれ反応すると、姿を現したクレリアが膝をつき、カロとクララを抱きしめるような体勢になった…
「あなた…クララ…一緒に生きていくことが出来なくなってごめんなさい…ほんとうに、ごめんなさい」
「おかあさん!」
クレリアがカロの方を見て
「あなた、ごめんなさい、私の分も生きて幸せになってください…」
「そんなことを言うな、お前と一緒で私は十分幸せだった、これ以上の幸せなんぞない!」
カロは必死に涙をこらえてるのがわかる
次に、クララの方をみて、クララを抱きしめながら
「クララ、ごめんね、私はいつもあなたのそばで見守っています。幸せになれるよういつも応援してるわ」
「おかあさん…おかあさんいかないで!」
クララはそのまま、クレリアにしがみついたまま泣きはじめた
クレリアは、おばあさんの方を見て、
「お母さんの子に産まれて本当に幸せでした。また来世があるなら、お母さんの子に生まれたいです。」
「私もあんたのような娘を持てて幸せだったよ、クララの事は私に任せな立派なレディにしてみせるよ」
クレリアは軽くうなずくと立ち上がり、最後にうちに向かって頭を下げ
「女神様、時間を作ってくださりありがとうございました。これで思い残すことはありません、3人が幸せになれるようお願いします」
「わかった、それでは、輪廻の輪に行くといい」
うちが、そういうと、クレリアの姿が消え、一粒の光が空へ登っていった…
そっか…おばあさんと、カロは義理の親子だったのか…
ここに3人が集まったからなのかな…あの時の感触か強くなったのは…
「お嬢ちゃん女神様だったんだねぇ、だから私の腰を治せたんだね?」
「えぇっと…まぁ…そんな感じですかね…自分が神様ですなんて言っても信じるもんじゃないでしょ…?」
「そうだねぇ、それじゃあ女神様、私は、あなたのもとで働きたい、不自由だった体を治してくれたこと、そして亡くなった娘に会わせてくれたこと、そのお礼という意味でもね」
ん~厨房があいてるし、そこで活動してもらうかな…
ユリアに兼任してもらおうと思ってたけども…
「んじゃ船の厨房を任せてもいいですか?」
「あぁもちろんだとも、私に任せな!」
頭を撫でられた…ワシャワシャって感じに…
あぁ髪型がぐしゃぐしゃに…結びなおさないとじゃん…
今度はカロが跪いて、続いてクララも跪いた
「私は、女神様の持つ医療の知識を頂きたいと思います。そして今後のよりよい未来の為にお役に立てたいと思います。」
「私も、女神様の役に立ちたいです」
カロはともかく、クララは何ができるんだろか…算数でも教えて受付?
カロと一緒に医師?それとも看護の方?
「あぁ…うん、まぁとりあえず…船に行こうか…誰かに部屋を案内させるよ、別々がいいです?それとも3人一緒?」
「3人一緒で構わないよ、女神さまの元で働ける事のほうが光栄だしねぇ」
それは…おばあさん1人の答えじゃないの…?と思い二人をみるが
2人とも不満はないようだ…
まぁいいけども…
船に案内しようとしたら
教会へ行ったはずのミクが影丸に乗って帰ってきて
「茜ちゃん!向こう、すごく大変な事になってる!」
………はぁ…なんとなくそんな気はしてた…
医療が未発達の時代…病気になったら何にすがるかは明白だしね…
うちは、ミクと交代して、青空診療対応中…
時々ペストじゃない患者さん達が混ざっている…
まぁいいけども…
ただ、ペストじゃない患者さん達に共通するのが、
うちを指名してくること…
なんでもここで死を迎えるだろうと思ってた、おばちゃんの口コミらしい…
「港で診てくれている女の子の腕いいわよぉ、どんな病気でも治してくれるわよぉ~」
と広めてるらしい…どんな病気も治してないんだけど…
どんな病気もなんとかできると思ってるけども…
そんなわけで
ウィルス性上気道炎(風邪)と表示される人や、
母親に連れられてきた子供に喘息性気管支炎と表示される人がきてる…
まぁ、風邪はほっとけばよくなりそうだけども…
栄養とか考えたらそういうわけにいかないのかな?
喘息はなぁ…つらいからなぁ…下手するとね…
ウィルス性上気道炎(風邪)の人には、手首に触れた後
炎症を起こしている部分を抑えていく…これだけで十分効果が出る
発熱していれば、解熱をイメージすればいいだけだしね
最後にウィルスの削除っと…
喘息性気管支炎は
触れると肺気管支が炎症を起こしてるのがわかる…
敏感になってる気管支の機能の正常化とをイメージしていく…
炎症を抑えていく…
こんなんでいいはず…
暫く、色々な人をこの街唯一の医者である男と二人で対応していく、
列の最後に並んでたおばあさんがこっちに来た
男の方空いてるんだけど…
おばあさんは…かなり腰が曲がっていて
腰椎変性後弯症だろうなぁ…
特に表示はされてないから病気ではないんだろうけども
暫く、意識した対象の病気やケガの診断名表示できるように意識しておこう…
すると、おばあさんに腰椎変性後弯症って表示された…やっぱりな…
そして腰椎骨折とも…まぁだから変形してるんだろうね…
「今日はどうしました~?」
「腰が曲がってきちゃってねぇ~歩いてると足がしびれたりしてねぇ何とかならないかねぇ?アマンダの病気を治したのはお嬢ちゃんでしょ?」
典型的な症状が出てるって事ね…
「腰椎変性後弯症ですね、アマンダってのがだれか知らないですけども…」
「あの子は二日ほど前そこで横になっていた一人だよ…私が連れてきたからねぇ、それに夕べもここで寝てるやつらの面倒を見てた子だよ」
腰の曲がったおばあさんがどうやって連れてきたのか気になるが…
アマンダさんって王都に行って帰ってきたときにいた人だろうか…
名前知らないんだよね…
うちは、あまり個人に興味持たないからなぁ…
看護師やってって、患者個人に興味を持つと患者さんが亡くなった時が辛くなる
だから、いつからか興味を持たなくなった…
「おばあさんは、普段何をされてるんです?」
「私かい?そうだねぇ、昔は食堂もやってたよ、ただこの体になっちゃってからは引退してのんびり暮らしてるのさ」
ん~腰を治して何かをしたいから来たのかな?
それとも、そのアマンダって人の口コミの真相でも探りに来た?
「腰が治ったら何かしたいことあるんですか?」
「そうだねぇ、また食堂でもやりたいねぇ…」
とりあえず、おばあさんの腰に手を当てて
変形の原因になっている圧迫骨折している背骨や、椎間板を修復していく…
そもそもこの世界の医療レベルを考えると、平均寿命って良くて50位だと思うんだけど…
このおばあさんは、たぶん70位はいってると思うんだけどなぁ…
「おばあさん、おいくつなんですか~?」
「そうだねぇ60越えたあたりから数えるのやめちまったからわからないよ」
そういう人初めて見たわぁ…
むしろこの世界じゃ普通なのか?とりあえず60以上ね…
元気なお年寄りだ…
「どうですか~?痛みとか腰の動きとか確認してください、痛みがあるようなら行ってください」
すると、おばあさんが立ち上がり
背筋が伸びたからか?
「おぉ?」
屈伸したり色々動き回ってる
「おぉ~久しぶりにまっすぐ立ったねぇ」
「大丈夫そうですね」
「あぁ~何年分若返っただろうかねぇ~カロ、あんたもこのお嬢さんを見習いなさい!あんたは私の腰を治せないって言っていたが、この子は治したじゃないか」
いきなり後ろに視線を移し叱責を飛ばしてる
この街唯一の医者だから、診てもらった事があるんだろうね…
「どうやって…君はどうやってあれを治したんだ?」
「どうやってって、腰が曲がっていくのは、腰椎の骨折とか軟骨の変形が原因なんですよ、それを修復しただけですよ」
「骨の修復とか無理だろ…」
まぁそりゃね…本来なら適切な対応したうえで、自身の治癒能力で治すものだし…
「まぁうちは医療の神様を信仰してますから、それ位はね…」
信仰というより…神様自身だけども…
ミクに伝えておいてって言ったけど自分で言うことになりそうだなぁ
「ネア様以外に神様がいるのか?」
「いますよ、昨日いたメグだって、フェンリルって神獣じゃないですか」
「そうだな…その医療の神様の名は何というのだ?」
…一番答えにくい質問がきた…
茜教はなぁ…うち的に名前の響きがいまいちな気がしてる…
あぁ、いい事思いついた
「ルビア・アイギー、医療や、生死を司る女神の名前ですよ」
「ルビア・アイギー様か…教会とかはあるのか?」
「教会ね…教会はあの船が、うちが作った教会ですよ…」
つい先日で来たばかりの?宗教の教会なんてあるわけがなく…
一応船が~って思ってたし自分の船を指さした…
茜教よりは、ルビア教とかルビア・アイギー教のが響き的にはいい感じだ!
「見せてもらうことは可能だろうか?」
「いいですよ、ついで何で伝えますけど…医療の知識を、もっと身に着ける気ありませんか?」
「身に着けられるなら身につけたいが…もう二度と妻を失うような悲しみはしたくないのでな」
「奥さんと最期言葉を交わせたんですか?」
「いや…無理だった…私が教会に行っているときに息を引き取った…」
男が“息を引き取ったと”言った瞬間なんかわからないけど…
ユーリディスの想いをくんだ時の感覚があった…
これはもしかして…亡くなった奥さんが近くにいるのかな…?
何となくだけど、奥さんが近くに居て、
カロに伝えたいことがあるって訴えかけてる気がする
「そうでしたか…もう一つ、知識を身に着けたいというなら、娘さんと一緒に、ペストが収まるまで船に住みません?その気があるなら、今すぐ娘さんを連れてくるといいですよ」
「ペストとは、黒死病のことか?」
「そうですよ、どうします?」
「ふむ…ミクちゃんから聞いていたが、君はまるで大人のようだな…子どもと話している感じが全く感じられない…娘を連れてくる、しばらく待ってもらえるだろうか?」
「構いませんよ」
そういうと、男は港エリアから出ていった
でも、おかしいなぁ…
うちが生死を司る女神になったあの晩、一斉浄化したときに、家族に一言伝える時間を作ったのち浄化ってイメージをしたはずだけど…
もしかして、その直後に亡くなったのかな?
「お嬢ちゃん、さっき、ルビア・アイギー様は生死を司る女神でもあると言ったね」
「あぁうん、言いましたよ」
「私もついて行っていいかい?」
このおばあさんは、生死を司る部分が気になるのかな…?
「いいですよ」
「そうかい、私の名前は、クラリサさ、よろしくね、お嬢さん」
「うちは、茜です、よろしくお願いします」
暫く待つと、娘さんを連れてきた、カロさんが来た
娘さんって…うちと同じくらい…?うちやミク、ミーニャと同じくらいだけど…
「すまない待たせたね、娘のクララだ、」
「はじめまして、クララです。よろしくお願いします」
「茜です、よろしく~」
娘さんが来てから、先ほどの
ユーリディスの想いをくんだ時の感覚がより一層強くなった。
ん~まぁ奥さんがいるんだろうね…
あの時と同じように、頭に思い浮かんだことを言う
「生死を司る女神の名のもとに、想いを伝い損ねた亡き者よ、今一度時間を与えよう、姿を現したまえ!」
すると、カロさんとクララの後ろに1人の女の人が姿を現した…
奥さんかな?すると…意外なところから…
「クレリア…あんたなのかい?」
おばあさんが一番最初に声を発した
それに反応し、カロとクララ後ろを振り向く
「おまえ…」
「おかあさん!」
カロとクララがそれぞれ反応すると、姿を現したクレリアが膝をつき、カロとクララを抱きしめるような体勢になった…
「あなた…クララ…一緒に生きていくことが出来なくなってごめんなさい…ほんとうに、ごめんなさい」
「おかあさん!」
クレリアがカロの方を見て
「あなた、ごめんなさい、私の分も生きて幸せになってください…」
「そんなことを言うな、お前と一緒で私は十分幸せだった、これ以上の幸せなんぞない!」
カロは必死に涙をこらえてるのがわかる
次に、クララの方をみて、クララを抱きしめながら
「クララ、ごめんね、私はいつもあなたのそばで見守っています。幸せになれるよういつも応援してるわ」
「おかあさん…おかあさんいかないで!」
クララはそのまま、クレリアにしがみついたまま泣きはじめた
クレリアは、おばあさんの方を見て、
「お母さんの子に産まれて本当に幸せでした。また来世があるなら、お母さんの子に生まれたいです。」
「私もあんたのような娘を持てて幸せだったよ、クララの事は私に任せな立派なレディにしてみせるよ」
クレリアは軽くうなずくと立ち上がり、最後にうちに向かって頭を下げ
「女神様、時間を作ってくださりありがとうございました。これで思い残すことはありません、3人が幸せになれるようお願いします」
「わかった、それでは、輪廻の輪に行くといい」
うちが、そういうと、クレリアの姿が消え、一粒の光が空へ登っていった…
そっか…おばあさんと、カロは義理の親子だったのか…
ここに3人が集まったからなのかな…あの時の感触か強くなったのは…
「お嬢ちゃん女神様だったんだねぇ、だから私の腰を治せたんだね?」
「えぇっと…まぁ…そんな感じですかね…自分が神様ですなんて言っても信じるもんじゃないでしょ…?」
「そうだねぇ、それじゃあ女神様、私は、あなたのもとで働きたい、不自由だった体を治してくれたこと、そして亡くなった娘に会わせてくれたこと、そのお礼という意味でもね」
ん~厨房があいてるし、そこで活動してもらうかな…
ユリアに兼任してもらおうと思ってたけども…
「んじゃ船の厨房を任せてもいいですか?」
「あぁもちろんだとも、私に任せな!」
頭を撫でられた…ワシャワシャって感じに…
あぁ髪型がぐしゃぐしゃに…結びなおさないとじゃん…
今度はカロが跪いて、続いてクララも跪いた
「私は、女神様の持つ医療の知識を頂きたいと思います。そして今後のよりよい未来の為にお役に立てたいと思います。」
「私も、女神様の役に立ちたいです」
カロはともかく、クララは何ができるんだろか…算数でも教えて受付?
カロと一緒に医師?それとも看護の方?
「あぁ…うん、まぁとりあえず…船に行こうか…誰かに部屋を案内させるよ、別々がいいです?それとも3人一緒?」
「3人一緒で構わないよ、女神さまの元で働ける事のほうが光栄だしねぇ」
それは…おばあさん1人の答えじゃないの…?と思い二人をみるが
2人とも不満はないようだ…
まぁいいけども…
船に案内しようとしたら
教会へ行ったはずのミクが影丸に乗って帰ってきて
「茜ちゃん!向こう、すごく大変な事になってる!」
………はぁ…なんとなくそんな気はしてた…
医療が未発達の時代…病気になったら何にすがるかは明白だしね…
15
あなたにおすすめの小説
【完結】異世界に召喚されたので、好き勝手に無双しようと思います。〜人や精霊を救う?いいえ、ついでに女神様も助けちゃおうと思います!〜
月城 蓮桜音
ファンタジー
仕事に日々全力を注ぎ、モフモフのぬいぐるみ達に癒されつつ、趣味の読書を生き甲斐にしていたハードワーカーの神木莉央は、過労死寸前に女神に頼まれて異世界へ。魔法のある世界に召喚された莉央は、魔力量の少なさから無能扱いされるが、持ち前のマイペースさと素直さで、王子と王子の幼馴染達に愛され無双して行く物語です。
※この作品は、カクヨムでも掲載しています。
異世界の片隅で、穏やかに笑って暮らしたい
木の葉
ファンタジー
『異世界で幸せに』を新たに加筆、修正をしました。
下界に魔力を充満させるために500年ごとに送られる転生者たち。
キャロルはマッド、リオに守られながらも一生懸命に生きていきます。
家族の温かさ、仲間の素晴らしさ、転生者としての苦悩を描いた物語。
隠された謎、迫りくる試練、そして出会う人々との交流が、異世界生活を鮮やかに彩っていきます。
一部、残酷な表現もありますのでR15にしてあります。
ハッピーエンドです。
最終話まで書きあげましたので、順次更新していきます。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
リリゼットの学園生活 〜 聖魔法?我が家では誰でも使えますよ?
あくの
ファンタジー
15になって領地の修道院から王立ディアーヌ学園、通称『学園』に通うことになったリリゼット。
加護細工の家系のドルバック伯爵家の娘として他家の令嬢達と交流開始するも世間知らずのリリゼットは令嬢との会話についていけない。
また姉と婚約者の破天荒な行動からリリゼットも同じなのかと学園の男子生徒が近寄ってくる。
長女気質のダンテス公爵家の長女リーゼはそんなリリゼットの危うさを危惧しており…。
リリゼットは楽しい学園生活を全うできるのか?!
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-
ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。
自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。
いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して!
この世界は無い物ばかり。
現代知識を使い生産チートを目指します。
※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる