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しおりを挟む紅葉のほうを一瞥したレオナルドが、舌先を尖らせて紅葉の陰核を下着越しにぐりぐりと押し潰した。
その瞬間、紅葉の頭の中で白い光が弾けた。彼の舌が動くたびに、体の奥から得体の知れない感覚がせり上がってくる。
初めての感覚に、紅葉は声帯を震わせた。
「あっ♡♡ あぁッ♡♡♡ やあアアぁっ♡♡♡♡ だめです、レオナルドさんっ、まってぇ……っ♡♡」
彼は腰を痙攣させて喘ぐ紅葉を楽しげに見ると、ついに下着をずらして舌先を直接割れ目にうずめた。そして、その舌を激しく動かしてくる。
レオナルドの舌が上下するたびに、じゅぷ、じゅぼ、と卑猥な音が繰り返された。それほどまでに、紅葉のそこは愛液に濡れているのだろう。
彼の舌先がとうとう膣口に沈み、ナカに侵入しようとしてくる。
そんなところまで舐められてしまえば、おかしくなってしまう。そう怯える紅葉を嘲笑うように、レオナルドの舌はぬるりと内部に入ってきた。
熱い粘膜が擦れ合う感覚に、紅葉は喉を反らせる。それは、腰が溶けそうなほどに甘い刺激であった。
内部をさぐるふうに動いている相手の舌の感触がわかる。イケナイところに舌を入れられている――。そう意識するだけで、紅葉の陰部は切なげにひくついた。
レオナルドが、舌を出し入れし始める。肉壁が擦られて、紅葉のくちからはひとりでに甘い喘ぎが零れた。
紅葉の反応を窺いながら、彼がさらに舌を奥に進めてくる。そして、紅葉の感じやすい箇所をさぐり当てると、そこを重点的に責め始めた。
「あぁっ♡♡♡ アッ♡♡ そこっ、そんなにされたらぁ……ッ♡♡♡♡」
淫らな声が出るのが恥ずかしくて、紅葉は自分の声を抑えたいと思うのだが、それはちっともうまくいかなかった。
レオナルドは紅葉の弱い部分を苛みながら、ときおり思い出したように乳首を摘まんでくる。感じやすい箇所を同時に虐められては、もう紅葉になすすべなどない。押し寄せる快感の波に溺れるしかなかった。
彼は紅葉のナカに差し込んでいた舌を抜くと、次は指を挿入してくる。一本だけ入れられた指が、紅葉の内部の具合を確かめるふうに動いていた。
それが、舌よりも深いところまで入ってくるのだから、たまらない。もどかしさに、紅葉の腰はひとりでに揺れていた。男性の指をくわえ込んで腰をくねらせるなんて――と、自分のおこないに恥ずかしくなる。
そんな紅葉を見て小さく笑ったレオナルドが、指を二本に増やしてナカをかき混ぜるように動かした。ぐちゅ、ぬちゃ、と耳を塞ぎたくなるような音が聞こえて、紅葉は羞恥心に泣きたくなる。
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