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まだ胸しか触られてはいない羞恥心に目は眩みそうになるが、それでも、今は凌辱を抑えてほしかった。胸だけの刺激で絶頂に至るほど己の肉体が淫らだと、信じたくはなかった。
そんな彩香の訴えを聞き入れたらしいローランドが、攻めることをやめて彩香の胸から顔を離す。が、そのタイミングは、狙ってのことか否か、彩香が達する直前だった。
「ぁ……」
彩香の声帯が、無意識のうちに物欲しそうな声音を漏らす。そんな自らの声に、彩香は戸惑った。
これではまるで、絶頂に導いてほしかったようではないか。
相手に制止を訴えておきながら、体は果てることを望んでいたようではないか。
羞恥心が積み重なって、もはや彩香の体温は上昇する一方である。
唾液に濡れた自身の唇を舌でぬぐったローランドが、目を細めて笑った。
「言いたいことハッキリ言うタイプの子が、徐々にエッチな顔になってくのはたまんないよねぇ。おじさんも興奮してきちゃうよ」
言って、彼は彩香の下肢の着衣を脱がす。抵抗しようという気持ちはあったものの、不思議に肢体は言うことを聞いてくれなかった。
男の手が彩香の足をひらき、秘部をあらわにする。視線を注がれた下腹部が切なげに痙攣したのを、彩香は自覚した。
恥ずかしい。恥ずかしいはずなのに、どうしてか肉体は反応してしまう。
果てる寸前で動きを止められたこともあってか、熱が体内で渦巻いている気もした。
ローランドが彩香の秘所を見つめながら、相変わらずの軽い口調で尋ねる。
「あれ、彩香ちゃんどうしたの? ここ、もうぬるぬるだけど」
直後、彼の指が陰部に浅く沈められた。直接的な感覚に、柔壁がうごめいたのを嫌でも感じる。
浅く挿入された指が軽く揺さぶられたが、今の彩香にはたったそれだけの刺激でさえも無視は出来ない。
愛液に潤いきっているであろう秘部は、与えられた快感を素直に受け入れた。
「あっ、ン……やぅう……これはぁ……」
無意識に腰が揺れる。相手の手に下腹部を押しつけるという卑猥な動作を、我知らずおこなってしまう。
もっと奥まで刺激がほしい。最奥まで、めちゃくちゃに掻き乱してほしい。
ローランドという悪魔の恐ろしいところは、そんな彩香の欲望を察した上で、その欲望を満たしてくれるところだろう。彼の指は彩香の無言の催促を察知して、ぬるぬると奥を目指して進んでくる。
そんなにも欲するものをすぐに与えられてしまえば、駄目になってしまう。さらなる快楽を求める淫らな女になってしまう。
頭ではそう考えるものの、彩香が目の前の愉悦を拒むことは難しかった。早くも、ローランドのペースに呑まれていることを痛感する。
「すごいねぇ。おじさんの指、どんどん入っていっちゃうよ」
「あっ、ァ……あっ……!」
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