75 / 90
最終章 運命の死神審問会
第74話 審問は、紅茶とともに
しおりを挟む
朝、藍良は学園の裏口にいた。草木の影を覗き込み、小さなため息をつく。
——ここにもないか。
探しているのは「ペン爺」という、咲が彼氏から貰ったぬいぐるみだ。登校中に落としたらしく、二人でこの場所を探しに来た。
藍良は周囲の草むらを一通り確かめたあと、ゆっくり顔を上げた。スカートのポケットからハンカチを取り出し、額に滲んだ汗を拭う。
日に日に増していく暑さ。この日も、太陽は容赦なく燦燦と照りつけていた。
ふと、藍良は木陰へと目を向ける。影となった数本の枝の奥で、廊下に面した窓がひとつ開いているのが見えた。
——誰かに、見られてる?
そんな感覚に襲われ、目を凝らす。すると、窓の奥に立つひとりの女性が、藍良をじっと見つめていた。
——花倉真澄。
感情のない表情。思わず、藍良は一歩後ずさる。すると、その動揺を見透かしたかのように、花倉はふっと口角を上げた。
その瞬間、木陰から差し込んだ光が、彼女の顔を艶やかに照らす。朱色の口紅が際立ち、笑みはひどく美しい。だが、彼女の美しさはどこか造形的で、針のように鋭い冷気を孕んでいた。
逃げないと。
直感的に察した。だが、足が動かない。藍良は唇を噛みしめ、視線を震わせながら花倉を見つめ返す。
すると、花倉の身体から白い靄のようなものが飛び出した。それは瞬く間に形を変え、蠢く虫の群れのような不気味な塊となり、藍良へ迫ってくる。
恐ろしさのあまり、息が詰まる。
藍良は大きく息を吸い込むと、喉が裂けるほどの声で叫んだ。
「…………千景!!!」
ハッと目を開ける。
そこに広がっていたのは、無機質な白い天井と壁だった。
藍良は簡易的なベッドの上で、ゆっくりと上半身を起こす。四畳半ほどの狭い部屋。窓はなく、先ほどまで降り注いでいた陽光の気配はどこにもない。
あるのはベッドと、正面に置かれた小さな机と椅子だけ。途端に現実がじわじわと押し寄せてくる。自分の置かれた状況を思い出し、藍良は深くため息をついた。
ここは死神界。審問官を名乗る蘭丸という死神が、家を訪ねてきた。彼は藍良に「花倉の化身を宿した容疑者」と一方的に告げ、ここへ攫ったのだ。
藍良は、これが仕組まれたことだと理解していた。犯人は自分じゃない。もちろん、真白でもない。それなのに捕えられた。すべては花倉の証言があったからだ。
彼女はいったい、何を企んでいるんだろう。何のために、そんな嘘をついたのか。ぐるぐると疑念を巡らせていた、そのとき——。
——コン、コン。
静かなノック音が響いた。藍良は息を詰め、おそるおそる立ち上がる。そして、ゆっくりと扉を開けた。
そこに立っていたのは、蘭丸だった。艶やかな銀髪。そして、昨日と同じく装いは黒ずくめ。もしかすると、これは死神審問官の制服なのか——そんな考えが脳裏をよぎる。
「……よく眠れましたか?水無瀬さん」
蘭丸は、穏やかな笑みを向ける。だが、昨日の一件を根に持っていた藍良は、そんな笑顔すらも腹立たしかった。そのまま蘭丸を睨みつけると、あいさつ代わりに舌打ちをかます。
「んなわけないでしょ。さっさと帰してよ」
「そう焦らずに。化身が本当にいないか確かめられれば、すぐにお帰ししますよ。では、審問をはじめましょうか」
蘭丸は、まるでダンスパーティーの相手をエスコートするかのように、廊下へと手を差し出した。丁寧過ぎる態度が、藍良にはひどく癪に障る。
昨日、藍良は黒い門をくぐったあと、煉瓦造りの五階建ての棟へ連れて来られた。エレベーターで最上階に上がり、そのまま案内されたのが、今までいた部屋だ。
蘭丸の話では、今の藍良——正確には中にいる真白に「黒標対象」の疑いがかかっているらしい。とはいえ、手錠のような拘束具はつけられていない。まだ、“疑い”の段階だからなのだろう。
そして今、藍良は廊下を歩きながら、ふと思った。
この状況は、罪を犯した容疑者が、検察官に聴取されるときのようだと。例えるなら、藍良は容疑者。そして隣を歩く蘭丸が検察官、というわけだ。
やがて辿り着いた部屋を目にした瞬間、藍良は思わず息を呑んだ。そこは、まるで西洋貴族の部屋のようだった。室内のあちこちには、宝飾品が惜しげもなく飾られ、棚にはお揃いのティーカップが数客、几帳面に並んでいる。
壁際には剣を携えた等身大の甲冑。そして、部屋の奥には暖炉まで備えられていた。
「……凄いね、この部屋」
「審問官は、自分の部屋を自由に模様替えできるのです。ご存知ありませんでしたか?」
そう楽しそうに話す蘭丸を見ながら、藍良は眉をひそめた。
「……何?」
「いえ、失礼。調べによると、あなたは前世——片寄藍良だったころ、例の千景の部屋で、彼の審問を受けているようでしたので。彼の部屋も、なかなか素敵なんですよ。もちろん、兼翔の部屋もね」
蘭丸は椅子を指し示し、藍良に座るよう促した。自らは甲冑の傍らに置かれた棚へ向かい、揃いのティーカップを二客取り出す。そして、慣れた手つきでティーポットに青い花を数輪落とし、静かにお湯を注いだ。どうやら、藍良に紅茶を淹れるつもりらしい。
「あんた……千景や兼翔のこと、やけに知ってるみたいだけど」
「ええ。よく知ってますよ。審問官専門学校の同期でしたから」
にっこりと、屈託のない笑顔を向ける蘭丸。それを見た瞬間、藍良は小さな違和感を覚えた。
昨日の蘭丸は、強引でこちらの言い分など聞く耳も持たない印象だった。まさに、超嫌な感じの偉そうなヤツ——というのが藍良の印象だったのだが、今はまるで、雰囲気が別人のように柔らかい。千景に負けず劣らずの穏やかさを感じる。
「昨日は……失礼しました。強引なことをして」
唐突な謝罪に、藍良はきょとんと目を見開いた。
「千景は、どうやらあなたに特別な感情を抱いているようでしたので、ああでもしなければ、あなたをここへ連れて来ることはできなかったでしょう」
「……どういう意味?あんたは、花倉先生の話を聞いて、わたしを連れて来たんでしょ?」
「ええ。そうですよ」
「花倉先生は、嘘ついてる」
藍良はきっぱりとそう言い切った。
だが、蘭丸は何も言わずに、カップに紅茶を注いでいく。そして、それをゆっくりと藍良の前に差し出した。
「まあ、そうカッカしないで。落ち着いて話をしましょうか」
蘭丸がたしなめるように言う。彼は机に置かれていた書類挟みを掴み、万年筆を手に取った。和紙のようなものが挟まれているところを見ると、藍良の証言を記録するつもりなのだろう。
「まずは、昨日あなたの家でしたのと同じ質問を」
「はい?」
「最近、自分ではない別の存在が心の中にいるような……そんな感覚はありませんか?」
藍良は、繰り返された問いにうんざりしながら視線を泳がせた。一瞬の沈黙のあと、ゆっくりと蘭丸を見据える。
「……ありません」
すると、蘭丸はくすりと笑った。
「やはり……そうでしたか」
蘭丸はティーカップを持ち上げ、ひと口だけ紅茶を含むと、静かにカップを置いた。
そしてそのまま、静かに言葉を落とす。
「あなたは、嘘をついている」
——ここにもないか。
探しているのは「ペン爺」という、咲が彼氏から貰ったぬいぐるみだ。登校中に落としたらしく、二人でこの場所を探しに来た。
藍良は周囲の草むらを一通り確かめたあと、ゆっくり顔を上げた。スカートのポケットからハンカチを取り出し、額に滲んだ汗を拭う。
日に日に増していく暑さ。この日も、太陽は容赦なく燦燦と照りつけていた。
ふと、藍良は木陰へと目を向ける。影となった数本の枝の奥で、廊下に面した窓がひとつ開いているのが見えた。
——誰かに、見られてる?
そんな感覚に襲われ、目を凝らす。すると、窓の奥に立つひとりの女性が、藍良をじっと見つめていた。
——花倉真澄。
感情のない表情。思わず、藍良は一歩後ずさる。すると、その動揺を見透かしたかのように、花倉はふっと口角を上げた。
その瞬間、木陰から差し込んだ光が、彼女の顔を艶やかに照らす。朱色の口紅が際立ち、笑みはひどく美しい。だが、彼女の美しさはどこか造形的で、針のように鋭い冷気を孕んでいた。
逃げないと。
直感的に察した。だが、足が動かない。藍良は唇を噛みしめ、視線を震わせながら花倉を見つめ返す。
すると、花倉の身体から白い靄のようなものが飛び出した。それは瞬く間に形を変え、蠢く虫の群れのような不気味な塊となり、藍良へ迫ってくる。
恐ろしさのあまり、息が詰まる。
藍良は大きく息を吸い込むと、喉が裂けるほどの声で叫んだ。
「…………千景!!!」
ハッと目を開ける。
そこに広がっていたのは、無機質な白い天井と壁だった。
藍良は簡易的なベッドの上で、ゆっくりと上半身を起こす。四畳半ほどの狭い部屋。窓はなく、先ほどまで降り注いでいた陽光の気配はどこにもない。
あるのはベッドと、正面に置かれた小さな机と椅子だけ。途端に現実がじわじわと押し寄せてくる。自分の置かれた状況を思い出し、藍良は深くため息をついた。
ここは死神界。審問官を名乗る蘭丸という死神が、家を訪ねてきた。彼は藍良に「花倉の化身を宿した容疑者」と一方的に告げ、ここへ攫ったのだ。
藍良は、これが仕組まれたことだと理解していた。犯人は自分じゃない。もちろん、真白でもない。それなのに捕えられた。すべては花倉の証言があったからだ。
彼女はいったい、何を企んでいるんだろう。何のために、そんな嘘をついたのか。ぐるぐると疑念を巡らせていた、そのとき——。
——コン、コン。
静かなノック音が響いた。藍良は息を詰め、おそるおそる立ち上がる。そして、ゆっくりと扉を開けた。
そこに立っていたのは、蘭丸だった。艶やかな銀髪。そして、昨日と同じく装いは黒ずくめ。もしかすると、これは死神審問官の制服なのか——そんな考えが脳裏をよぎる。
「……よく眠れましたか?水無瀬さん」
蘭丸は、穏やかな笑みを向ける。だが、昨日の一件を根に持っていた藍良は、そんな笑顔すらも腹立たしかった。そのまま蘭丸を睨みつけると、あいさつ代わりに舌打ちをかます。
「んなわけないでしょ。さっさと帰してよ」
「そう焦らずに。化身が本当にいないか確かめられれば、すぐにお帰ししますよ。では、審問をはじめましょうか」
蘭丸は、まるでダンスパーティーの相手をエスコートするかのように、廊下へと手を差し出した。丁寧過ぎる態度が、藍良にはひどく癪に障る。
昨日、藍良は黒い門をくぐったあと、煉瓦造りの五階建ての棟へ連れて来られた。エレベーターで最上階に上がり、そのまま案内されたのが、今までいた部屋だ。
蘭丸の話では、今の藍良——正確には中にいる真白に「黒標対象」の疑いがかかっているらしい。とはいえ、手錠のような拘束具はつけられていない。まだ、“疑い”の段階だからなのだろう。
そして今、藍良は廊下を歩きながら、ふと思った。
この状況は、罪を犯した容疑者が、検察官に聴取されるときのようだと。例えるなら、藍良は容疑者。そして隣を歩く蘭丸が検察官、というわけだ。
やがて辿り着いた部屋を目にした瞬間、藍良は思わず息を呑んだ。そこは、まるで西洋貴族の部屋のようだった。室内のあちこちには、宝飾品が惜しげもなく飾られ、棚にはお揃いのティーカップが数客、几帳面に並んでいる。
壁際には剣を携えた等身大の甲冑。そして、部屋の奥には暖炉まで備えられていた。
「……凄いね、この部屋」
「審問官は、自分の部屋を自由に模様替えできるのです。ご存知ありませんでしたか?」
そう楽しそうに話す蘭丸を見ながら、藍良は眉をひそめた。
「……何?」
「いえ、失礼。調べによると、あなたは前世——片寄藍良だったころ、例の千景の部屋で、彼の審問を受けているようでしたので。彼の部屋も、なかなか素敵なんですよ。もちろん、兼翔の部屋もね」
蘭丸は椅子を指し示し、藍良に座るよう促した。自らは甲冑の傍らに置かれた棚へ向かい、揃いのティーカップを二客取り出す。そして、慣れた手つきでティーポットに青い花を数輪落とし、静かにお湯を注いだ。どうやら、藍良に紅茶を淹れるつもりらしい。
「あんた……千景や兼翔のこと、やけに知ってるみたいだけど」
「ええ。よく知ってますよ。審問官専門学校の同期でしたから」
にっこりと、屈託のない笑顔を向ける蘭丸。それを見た瞬間、藍良は小さな違和感を覚えた。
昨日の蘭丸は、強引でこちらの言い分など聞く耳も持たない印象だった。まさに、超嫌な感じの偉そうなヤツ——というのが藍良の印象だったのだが、今はまるで、雰囲気が別人のように柔らかい。千景に負けず劣らずの穏やかさを感じる。
「昨日は……失礼しました。強引なことをして」
唐突な謝罪に、藍良はきょとんと目を見開いた。
「千景は、どうやらあなたに特別な感情を抱いているようでしたので、ああでもしなければ、あなたをここへ連れて来ることはできなかったでしょう」
「……どういう意味?あんたは、花倉先生の話を聞いて、わたしを連れて来たんでしょ?」
「ええ。そうですよ」
「花倉先生は、嘘ついてる」
藍良はきっぱりとそう言い切った。
だが、蘭丸は何も言わずに、カップに紅茶を注いでいく。そして、それをゆっくりと藍良の前に差し出した。
「まあ、そうカッカしないで。落ち着いて話をしましょうか」
蘭丸がたしなめるように言う。彼は机に置かれていた書類挟みを掴み、万年筆を手に取った。和紙のようなものが挟まれているところを見ると、藍良の証言を記録するつもりなのだろう。
「まずは、昨日あなたの家でしたのと同じ質問を」
「はい?」
「最近、自分ではない別の存在が心の中にいるような……そんな感覚はありませんか?」
藍良は、繰り返された問いにうんざりしながら視線を泳がせた。一瞬の沈黙のあと、ゆっくりと蘭丸を見据える。
「……ありません」
すると、蘭丸はくすりと笑った。
「やはり……そうでしたか」
蘭丸はティーカップを持ち上げ、ひと口だけ紅茶を含むと、静かにカップを置いた。
そしてそのまま、静かに言葉を落とす。
「あなたは、嘘をついている」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜
桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。
上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。
「私も……私も交配したい」
太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる