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第16話
事故死の原因は…?
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「実花さんのお姉さんがお亡くなりになったのは、
以前、事故死だと、うかがっていたのですが…
原因がはっきりしていなのですか?」
私は、気になる点を実花さんに尋ねてみました。
「もう数十年前のことになるけれど…
学園の階段の踊り場から足を滑らせて、亡くなっていたの…
結花姉さんが倒れているのに気がついたのは、
生徒たちが、朝、登校してきたあとに見つけたみたいなの…」
伏し目がちに、実花さんが答えました。
「じゃあ、発見が早ければ、助かっていたかもしれない…と…?」
「潤矢さんは、少なくともそう思っているんじゃないかな?
当時、学園も警察に協力して調査したけれど、
結花姉さんの疲労から、足を滑らせてしまったんだろう…
という調査結果だった。事故死ね、自殺は考えられないって…。
潤矢さんは、婚約しても、結花姉さんが仕事熱心だったから、
無理させたのではないか?…って自分を責めていたのよ。
だから、私のところにも、何年もお金を送り続けてくれた。
結花姉さんが亡くなって、
自分も体調崩している癖に…バカなのよ」
そういった後、実花さんは、深いため息をついて、
悲しい顔をしていました。
しばらくして、私は、以前の実花さんとの会話で、
気になることがあったので尋ねてみました。
「実花さん、結花さんの疲労って、残業ですか?
双子とか…いじめ…とかいわれていたみたいですが…」
「あ、そうそう、亡くなる前に、結花姉さんと話したときに
そんなこといっていたの…あんた、よくおぼえているわね~」
「双子って、女の子と男の子ですか?」
「うーん、わかんない。
双子としか結花姉さんは、言わなかったから…」
「もしかしたら、違うかもしれないんですけど、
双子のお姉さんが、この書店に来店されたことがあるんです。
確か、1年生の時に三条結花先生が担任だったとおっしゃっていました」
「あなた、会ったことあるの?その子に?」
「はい、双子の引きこもりの弟さんのことを心配されていて、
タロットカードの占いもしました。
山科桔梗さんという方です」
「あなた、タロットカードの占いできるの?
私は、そういうのは、信用しないけど…
その子が、結花姉さんが担任だった…
と…いうのならばそうかもしれないわね。
その子の連絡先聞いている?」
「残念ですが…連絡先は聞いていません。
でも、確か、ご実家が不動産業を営んでいで、
そこでお仕事をされている…とおっしゃっていました」
「そう、それなら、連絡は取れそうね」
と…すぐにスマートフォンを取り出して、検索していました。
「山科不動産、これかしから?」
スマートフォンの画面を私にみせました。
「どうでしょうか?わかりませんね」
「あなたは、その子とお話ししたとこあるのよね?
名前をわかっているみたいだし…
この会社に電話してもいいかしら?
あなたが電話に出てもらうと…話は早いかもしれないけれど…」
やはり、ボスキャラ…強引だな~と私は思いつつ…
「わかりました。話してみます」
と私が返事をすると、
実花さんは、即座にスマートフォンをタップしました。
「出て…」
と…私にスマートフォンを渡します…
すると
『はい、お電話ありがとうございます。山科不動産です』
と若い女性の声がしました。
私は、ドキドキする鼓動を感じながら…
『あの…私…【待合室書店】の美咲麻鈴と申しますが、
そちらに山科桔梗さんという方は、いらっしゃいますか?』
とオドオドしながら、尋ねてみました。
すると…
「あー美咲さん、私です、桔梗です。
先日はありがとうございました。
今日は、何かご用件でも?」
実花さんを横目で見ると…
話を続けなさい…と目で合図するので…
「あの、突然のお電話、申し訳ありません。
実は、今、私の隣に三条結花さんの
妹さんの実花さんがいらっしゃるのですが、
もし、よろしければお尋ねしたいことがあるみたいですので…」
と説明すると…
「わかりました。私の連絡先をお伝えしますので、
後日、お会いできる日を調整しましょう」
といって、連絡先をおしえてくれました。
「では、突然、失礼しました」と…
再度、謝罪し、電話を切りました。
フーと深呼吸して、実花さんをみると…
「なかなかやるじゃない。
私の税理士事務所で働かない?」
と勧誘されたので、
「検討させてください」と…
ボクキャラを怒らせないような返事をしました。
「ありがとう。本当に助かったわ。
このお礼は、後日、おいしいものでも食べましょうね。
山科さんは、後で私が電話してみます。
山科さんと、会う日が決まったら連絡するけど…
あなたも一緒にいてくれないかしら?どう?」
私は、断る理由がありませんでしたし、少しでも、
きゅうりさんの力になりたかったので…
「お供します」と元気に返事すると…
「そう、ありがと」
と…実花さんは、素敵な笑顔を返してくれました。
以前、事故死だと、うかがっていたのですが…
原因がはっきりしていなのですか?」
私は、気になる点を実花さんに尋ねてみました。
「もう数十年前のことになるけれど…
学園の階段の踊り場から足を滑らせて、亡くなっていたの…
結花姉さんが倒れているのに気がついたのは、
生徒たちが、朝、登校してきたあとに見つけたみたいなの…」
伏し目がちに、実花さんが答えました。
「じゃあ、発見が早ければ、助かっていたかもしれない…と…?」
「潤矢さんは、少なくともそう思っているんじゃないかな?
当時、学園も警察に協力して調査したけれど、
結花姉さんの疲労から、足を滑らせてしまったんだろう…
という調査結果だった。事故死ね、自殺は考えられないって…。
潤矢さんは、婚約しても、結花姉さんが仕事熱心だったから、
無理させたのではないか?…って自分を責めていたのよ。
だから、私のところにも、何年もお金を送り続けてくれた。
結花姉さんが亡くなって、
自分も体調崩している癖に…バカなのよ」
そういった後、実花さんは、深いため息をついて、
悲しい顔をしていました。
しばらくして、私は、以前の実花さんとの会話で、
気になることがあったので尋ねてみました。
「実花さん、結花さんの疲労って、残業ですか?
双子とか…いじめ…とかいわれていたみたいですが…」
「あ、そうそう、亡くなる前に、結花姉さんと話したときに
そんなこといっていたの…あんた、よくおぼえているわね~」
「双子って、女の子と男の子ですか?」
「うーん、わかんない。
双子としか結花姉さんは、言わなかったから…」
「もしかしたら、違うかもしれないんですけど、
双子のお姉さんが、この書店に来店されたことがあるんです。
確か、1年生の時に三条結花先生が担任だったとおっしゃっていました」
「あなた、会ったことあるの?その子に?」
「はい、双子の引きこもりの弟さんのことを心配されていて、
タロットカードの占いもしました。
山科桔梗さんという方です」
「あなた、タロットカードの占いできるの?
私は、そういうのは、信用しないけど…
その子が、結花姉さんが担任だった…
と…いうのならばそうかもしれないわね。
その子の連絡先聞いている?」
「残念ですが…連絡先は聞いていません。
でも、確か、ご実家が不動産業を営んでいで、
そこでお仕事をされている…とおっしゃっていました」
「そう、それなら、連絡は取れそうね」
と…すぐにスマートフォンを取り出して、検索していました。
「山科不動産、これかしから?」
スマートフォンの画面を私にみせました。
「どうでしょうか?わかりませんね」
「あなたは、その子とお話ししたとこあるのよね?
名前をわかっているみたいだし…
この会社に電話してもいいかしら?
あなたが電話に出てもらうと…話は早いかもしれないけれど…」
やはり、ボスキャラ…強引だな~と私は思いつつ…
「わかりました。話してみます」
と私が返事をすると、
実花さんは、即座にスマートフォンをタップしました。
「出て…」
と…私にスマートフォンを渡します…
すると
『はい、お電話ありがとうございます。山科不動産です』
と若い女性の声がしました。
私は、ドキドキする鼓動を感じながら…
『あの…私…【待合室書店】の美咲麻鈴と申しますが、
そちらに山科桔梗さんという方は、いらっしゃいますか?』
とオドオドしながら、尋ねてみました。
すると…
「あー美咲さん、私です、桔梗です。
先日はありがとうございました。
今日は、何かご用件でも?」
実花さんを横目で見ると…
話を続けなさい…と目で合図するので…
「あの、突然のお電話、申し訳ありません。
実は、今、私の隣に三条結花さんの
妹さんの実花さんがいらっしゃるのですが、
もし、よろしければお尋ねしたいことがあるみたいですので…」
と説明すると…
「わかりました。私の連絡先をお伝えしますので、
後日、お会いできる日を調整しましょう」
といって、連絡先をおしえてくれました。
「では、突然、失礼しました」と…
再度、謝罪し、電話を切りました。
フーと深呼吸して、実花さんをみると…
「なかなかやるじゃない。
私の税理士事務所で働かない?」
と勧誘されたので、
「検討させてください」と…
ボクキャラを怒らせないような返事をしました。
「ありがとう。本当に助かったわ。
このお礼は、後日、おいしいものでも食べましょうね。
山科さんは、後で私が電話してみます。
山科さんと、会う日が決まったら連絡するけど…
あなたも一緒にいてくれないかしら?どう?」
私は、断る理由がありませんでしたし、少しでも、
きゅうりさんの力になりたかったので…
「お供します」と元気に返事すると…
「そう、ありがと」
と…実花さんは、素敵な笑顔を返してくれました。
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