45 / 65
43.リーリア・グレースレイド3
しおりを挟む
両手で剣を構え、目を瞑る銀色の女騎士。
彼女の精神統一によってこの場に緊張感が走る。
『本気で来てください』
彼女が俺にそう言った一言。
恐らくリーリアはこの一瞬、この一撃に全てをかけている。
自身の持つ最強の剣技……前世の言葉を借りるなら秘奥義ってやつで勝負をかけてくるつもりなのだろう。
今のリーリアは確かに肉体的に不利な状況にある。
さっきの俺が繰り出した『無極連斬』の影響で一気に彼女のスタミナをそぎ落としたからだ。
最強とまではいかないが、俺の持つ剣技の中でもかなり強力な『無極連斬』を耐え凌いだ彼女の身体はほぼ限界点に近いところまで来ているだろう。
こうして立って剣を構えていられるだけでも驚きなのに、リーリアはまだ技を出す気力が残っている。
まさに強靭なメンタルで自分の身体を奮起させているというわけだ。
(なるほど、剣聖の末裔というのは伊達じゃないってことか)
でもだからと言って手を抜く気はさらさらない。
むしろその逆。
相手が弱っているのなら一気に畳みかける。
もちろん、彼女のその”全力”ってやつを身体全体で受け止めてからね。
「ゼナリオさん、貴方にこの技を見せるのは私の師であった祖父に続いて二人目です。いくら貴方でも、容易にこの技を防ぐことはできませんよ」
「それは楽しみです。俺も全身全霊を持って団長のその一撃を受け止めて見せます!」
お互いの間に生まれる騎士としてのプライドのぶつけ合い。
静かな火花を散らし、俺たちは剣を構え、睨み合う。
「覚悟はよろしいですね? 行きますよ!」
「いつでもどうぞ!」
俺が勢いのある返事をした瞬間、辺りにあった木々たちがガサガサと揺れ動きだす。
それから数秒後に地面が揺れ出し、リーリアの周りには薄い紫色の膜が張られる。
(……なんだ、どうなっている?)
先ほどとはまるで様子が違う。
この心中のざわつきとさっきから手にピリピリと伝わってくるこの感覚。
そして、今までに感じたことない威圧感……
その上何だ、俺の手が……震えているだと!?
これは恐怖を感じた震えなのか体内の神経伝達物質が活性化していることによる震えなのかは分からない。
でもとにかく言えるのは、こっちも全力でいかないとこの空気に呑まれてしまうということ。
この只ならぬ霊気はまさに異端、人の枠を超えた非人道的なものだ。
「これが、本当にリーリアの力なのか?」
場の空気を一瞬にして支配し、かつ彼女の眼差しはまるで別人のように変貌する。
いつものような優しい瞳ではない。あれは……勝負師の瞳だ。
俺は剣を構え、ただひたすら彼女だけを見つめる。
そして――
「フェキール流、第10階梯剣術奥義……重力支配の一閃、『グラヴィティ―・ウォーレイス』!」
リーリアが技名を叫ぶのと当時に発生する激しい衝撃波。
振りかざした剣先からは肉眼では到底捉えきれないほどの凄まじい一閃が、見えない刃となって次々と飛んでくる。
「……なんだ、この剣技は!」
神速一閃の如く襲い掛かる無数の刃。
ただ聞こえてくるのは衝撃と共に生まれた刃の飛ぶ音だけ。
俺は音だけを頼りに瞬時に移動予測をし、その片手に持った剣を振り下ろした。
「ここだっ!」
歯を食いしばりながらも、初撃を何とか剣先で弾いて回避。
続く第二波、第三波の攻撃も音と自身の直感だけを頼りに次々と攻撃を弾き飛ばす。
でも、まだリーリアの表情には余裕があった。
悉く攻撃をかわした俺を見て、少しばかり笑みを浮かべたのだ。
(まだ、何かを隠しているのか?)
そう思ったすぐ直後、リーリアは口を開き、
「流石はゼナリオさんですね、私の中では最強の剣技である『グラヴィティー・ウォーレイス』を全て防ぎきるなんて」
「いや……俺だって余裕なんかなかったですよ。まさか自由自在に見えない刃を飛ばせる剣技を使えるなんて……」
そう、彼女の使った剣技はただ見えない刃を飛ばしているだけのものではなかった。
ただ素直に真っ直ぐ飛ばすのではなく、右往左往と重力を無視したような動きを意図的に操作することが可能な剣技。
少なくとも生前の時は一度も見たことがない剣技だった。
まだ音という明確なヒントがあったから回避できたものの、あの剣技は今まで見た数々の剣技の中では五本の指に入るほどの技なのは確かだ。
(こんなに神経を使ったのは久々だな)
滴る汗を拭い、剣をしっかりと握り、ただ目の前の勝負にだけ集中する。
この纏わりついてくるような凄まじいオーラと人には視認できないほどの強力な剣技。
少しでも集中力を切らせば、立場は一気に逆転することだろう。
俺は息を整え、次なる攻撃に備える。
リーリアもまた、剣を縦でなく横に構えを変えて、腰を少し落とした。
そして彼女は溜まる疲労を隠しながらも、
「本当はさっきの一撃に全てをかけていたのですが、貴方には通用しなかった。正直なところ、身体も限界寸前だし、「完敗です」と言って今すぐ剣を地に置きたいくらいです」
リーリアは続ける。
「でも、私もなんだかんだ言って剣を握って生きてきた身です。貴方みたいにお強い方と出会ってしまうと、やはり悔しいのです。自分が今まで磨いてきた力が通用しないって思うと尚更……」
「……」
無言で見つめる俺にリーリアはさらに話を続けた。
「だからこそ、今の勝負はすごく楽しいです。こういうのを何と言うのでしょうか? ”血が騒ぐ”ってやつですかね?」
「団長……」
血が騒ぐ……か。
剣聖になって、戦うのが義務になってからそうは思わなくなったけど、俺も昔はそんな気持ちを抱いていた時があった。
ただひたすら剣を振り回すのが好きで、強い奴と戦うのが好きで。
遥か昔のことだから、すっかり忘れていたけど……
「ゼナリオさん、まだ勝負は終わってません。ですが、私が振れるのはもう後一撃だけ。これに全ての力を結集します」
そういうとリーリアは剣を振り上げ、そのままピタリと止まる。
彼女の手はすごく震えていた。
振り上げた剣がプルプルと動いていたのですぐにわかった。
本当に限界ギリギリの状態なのだろう。
でも、覚悟をもって剣をふるう相手に手を抜くことはできない。
恐らくこれがラストバトル。
俺も次の攻撃で一気に決める……!
先ほどと同じように場の雰囲気が変わる。
そしてリーリアは今までにない闘志溢れた眼差しをこちらへ向けると、こう言った。
「行きますよゼナリオさん。これが私の全てです!」
彼女の精神統一によってこの場に緊張感が走る。
『本気で来てください』
彼女が俺にそう言った一言。
恐らくリーリアはこの一瞬、この一撃に全てをかけている。
自身の持つ最強の剣技……前世の言葉を借りるなら秘奥義ってやつで勝負をかけてくるつもりなのだろう。
今のリーリアは確かに肉体的に不利な状況にある。
さっきの俺が繰り出した『無極連斬』の影響で一気に彼女のスタミナをそぎ落としたからだ。
最強とまではいかないが、俺の持つ剣技の中でもかなり強力な『無極連斬』を耐え凌いだ彼女の身体はほぼ限界点に近いところまで来ているだろう。
こうして立って剣を構えていられるだけでも驚きなのに、リーリアはまだ技を出す気力が残っている。
まさに強靭なメンタルで自分の身体を奮起させているというわけだ。
(なるほど、剣聖の末裔というのは伊達じゃないってことか)
でもだからと言って手を抜く気はさらさらない。
むしろその逆。
相手が弱っているのなら一気に畳みかける。
もちろん、彼女のその”全力”ってやつを身体全体で受け止めてからね。
「ゼナリオさん、貴方にこの技を見せるのは私の師であった祖父に続いて二人目です。いくら貴方でも、容易にこの技を防ぐことはできませんよ」
「それは楽しみです。俺も全身全霊を持って団長のその一撃を受け止めて見せます!」
お互いの間に生まれる騎士としてのプライドのぶつけ合い。
静かな火花を散らし、俺たちは剣を構え、睨み合う。
「覚悟はよろしいですね? 行きますよ!」
「いつでもどうぞ!」
俺が勢いのある返事をした瞬間、辺りにあった木々たちがガサガサと揺れ動きだす。
それから数秒後に地面が揺れ出し、リーリアの周りには薄い紫色の膜が張られる。
(……なんだ、どうなっている?)
先ほどとはまるで様子が違う。
この心中のざわつきとさっきから手にピリピリと伝わってくるこの感覚。
そして、今までに感じたことない威圧感……
その上何だ、俺の手が……震えているだと!?
これは恐怖を感じた震えなのか体内の神経伝達物質が活性化していることによる震えなのかは分からない。
でもとにかく言えるのは、こっちも全力でいかないとこの空気に呑まれてしまうということ。
この只ならぬ霊気はまさに異端、人の枠を超えた非人道的なものだ。
「これが、本当にリーリアの力なのか?」
場の空気を一瞬にして支配し、かつ彼女の眼差しはまるで別人のように変貌する。
いつものような優しい瞳ではない。あれは……勝負師の瞳だ。
俺は剣を構え、ただひたすら彼女だけを見つめる。
そして――
「フェキール流、第10階梯剣術奥義……重力支配の一閃、『グラヴィティ―・ウォーレイス』!」
リーリアが技名を叫ぶのと当時に発生する激しい衝撃波。
振りかざした剣先からは肉眼では到底捉えきれないほどの凄まじい一閃が、見えない刃となって次々と飛んでくる。
「……なんだ、この剣技は!」
神速一閃の如く襲い掛かる無数の刃。
ただ聞こえてくるのは衝撃と共に生まれた刃の飛ぶ音だけ。
俺は音だけを頼りに瞬時に移動予測をし、その片手に持った剣を振り下ろした。
「ここだっ!」
歯を食いしばりながらも、初撃を何とか剣先で弾いて回避。
続く第二波、第三波の攻撃も音と自身の直感だけを頼りに次々と攻撃を弾き飛ばす。
でも、まだリーリアの表情には余裕があった。
悉く攻撃をかわした俺を見て、少しばかり笑みを浮かべたのだ。
(まだ、何かを隠しているのか?)
そう思ったすぐ直後、リーリアは口を開き、
「流石はゼナリオさんですね、私の中では最強の剣技である『グラヴィティー・ウォーレイス』を全て防ぎきるなんて」
「いや……俺だって余裕なんかなかったですよ。まさか自由自在に見えない刃を飛ばせる剣技を使えるなんて……」
そう、彼女の使った剣技はただ見えない刃を飛ばしているだけのものではなかった。
ただ素直に真っ直ぐ飛ばすのではなく、右往左往と重力を無視したような動きを意図的に操作することが可能な剣技。
少なくとも生前の時は一度も見たことがない剣技だった。
まだ音という明確なヒントがあったから回避できたものの、あの剣技は今まで見た数々の剣技の中では五本の指に入るほどの技なのは確かだ。
(こんなに神経を使ったのは久々だな)
滴る汗を拭い、剣をしっかりと握り、ただ目の前の勝負にだけ集中する。
この纏わりついてくるような凄まじいオーラと人には視認できないほどの強力な剣技。
少しでも集中力を切らせば、立場は一気に逆転することだろう。
俺は息を整え、次なる攻撃に備える。
リーリアもまた、剣を縦でなく横に構えを変えて、腰を少し落とした。
そして彼女は溜まる疲労を隠しながらも、
「本当はさっきの一撃に全てをかけていたのですが、貴方には通用しなかった。正直なところ、身体も限界寸前だし、「完敗です」と言って今すぐ剣を地に置きたいくらいです」
リーリアは続ける。
「でも、私もなんだかんだ言って剣を握って生きてきた身です。貴方みたいにお強い方と出会ってしまうと、やはり悔しいのです。自分が今まで磨いてきた力が通用しないって思うと尚更……」
「……」
無言で見つめる俺にリーリアはさらに話を続けた。
「だからこそ、今の勝負はすごく楽しいです。こういうのを何と言うのでしょうか? ”血が騒ぐ”ってやつですかね?」
「団長……」
血が騒ぐ……か。
剣聖になって、戦うのが義務になってからそうは思わなくなったけど、俺も昔はそんな気持ちを抱いていた時があった。
ただひたすら剣を振り回すのが好きで、強い奴と戦うのが好きで。
遥か昔のことだから、すっかり忘れていたけど……
「ゼナリオさん、まだ勝負は終わってません。ですが、私が振れるのはもう後一撃だけ。これに全ての力を結集します」
そういうとリーリアは剣を振り上げ、そのままピタリと止まる。
彼女の手はすごく震えていた。
振り上げた剣がプルプルと動いていたのですぐにわかった。
本当に限界ギリギリの状態なのだろう。
でも、覚悟をもって剣をふるう相手に手を抜くことはできない。
恐らくこれがラストバトル。
俺も次の攻撃で一気に決める……!
先ほどと同じように場の雰囲気が変わる。
そしてリーリアは今までにない闘志溢れた眼差しをこちらへ向けると、こう言った。
「行きますよゼナリオさん。これが私の全てです!」
0
あなたにおすすめの小説
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる