93 / 127
第4章 おっさん、祭りに参加する
第91話 警告、そして魔技祭へ
しおりを挟む
「ハイアット……ハイアットなのか?」
「おぉ……よう分かったの。如何にもこのワシはハイアット・マーキス・イル・グランデじゃ」
俺の目の間にいる神聖なオーラを放つこの老人。正体は元神魔団所属のナンバー6。錬金術師の祖であり伝説の錬金術師として称えられた神人、ヘルメスの意志を継ぐもので錬金術の名手だ。その技巧と生成知識は知識の王、大賢者カールスさえも凌ぐと言われている人であって人でない老錬金術師だ。
神の意志を継ぐ錬金術師というのは単なる肩書ではなく、まさに彼の錬金術は神業とも言えるほどのものだった。例えばとある物質さえあれば無限にエリクサーを生成できる無限エリクサーという技術や最高位の魔鉄獣やゴーレム、疑似的にだが生きているものならなんでも錬成できるという生体錬金などがある。
もちろんその他の錬金術師とは比較対象には到底ならない。もう錬金術師という枠組みを超越したとんでもない老人、としか表現のしようがないのだ。
かつて我々神魔団が魔王軍と対立していた時、彼の圧倒的で度を超えた凄まじい技量と知識によって魔族たちの間で飛び交ったのは『ヘルメスの再来』『悪魔大錬金師』などの異名だった。
神魔団で頂点を飾っていた俺からしても絶対に敵にはまわしたくない存在だ。
「……で、ハイアットよこれは一体何の真似だ? おかけで俺の身内はラブレターだとか言って騒ぎ立てているんだが」
「その手紙のことか?」
「そうだ。これはハイアットがオレ宛てに送った手紙なのだろ?」
「ああ、そうじゃ。娘が生粋の文通好きでの、ワシも彼女に見習ってやってみようかと思ったんじゃが何か間違っていたかの?」
そういうことか。となればその娘が書いていた文通をそのまま真似て書いたという可能性が高いな。
それにしても、それを見てラブレターだと気付かないということはこの老体が俺になにしでかしたということも自覚ということか……まぁ俺も人のことは言えないが。
神魔団の連中に欠けている唯一の共通点は一般常識のなさだ。
皆、今まで人生をまともに歩んでいないがために常識という柱がガタガタなのだ。であるがゆえに知っていて当然ということを知らない。
俺だって多少の自覚はある。
でも……
(いちいち学ぶのが面倒なんだよな……)
一方その頃……
「あれは……誰でしょう」
「まさか先生のことが好きな人って……」
「あのご老人のことでしょうか……?」
「そんなまさか。レイナードにそんな趣味があるわけ……」
二人が話しているすぐ背後、展望デッキの入り口付近に身を隠すレーナたち一行は困惑していた。
手紙の相手が女性……でもなく若い男……でもなく推定年齢70歳越えの老人だったということにだ。
「いやでもレーナ先生、これもこれであり得るかもしれませんよ? 今は年の差婚が流行ってるって聞きますし、それがおっさんとおじいちゃんであっても愛があれば……」
「その通りですよレーナさん! 愛は性別や年をも越えるというではありませんか!」
「え、えぇぇ……」
何勝手な事言ってるんだあいつらは……
もちろんレーナたちの姿ここに来る前から尾行されていることに気付いていた。
まぁ案の定来たなという感じだ。
「はぁ……」
「かっかっか! 元気なお仲間たちだなレイナードよ。お前さんみたいなひねくれ者がよう先生なんぞやるもんだわい」
「ほっとけ。で、こんな世間話をしにこんな所まで来たわけじゃないだろ。早く本題を話してくれ」
突如吹き荒れる風。そして黒く怪しげな雲が空全体少しずつ覆っていく。
「……レイナードよ、場所を変えようぞ」
「ああ、そうだな」
「場所は……そうだな、あの平原辺りがよいじゃろう。ついてくるのだ」
俺とハイアットは転移魔術を展開する。
「「高速転移!」」
通常転移とは違い、即座な転移が可能なこの魔術は移動には最適だ。
「き、消えた!?」
「バレちゃいましたかねぇ……」
端から見れば消えたようにしか見えないのもこの魔術の利点でもある。
大雑把に説明すれば念じるだけで転移できるというテレポーテーションに近い性質を持つ。
そして……
「……ここなら大丈夫じゃろう」
「ああ、密談をするにはもってこいだな」
転移してきた先は王都近くにあるハーバー高原。学園御用達の第二の演習場として当たり前のように使っている場所だ。
「それで、改めて聞くが話とは?」
こう問うと、ハイアットは口元を手で触りながら話し始める。
「話は一言だけ、ヤツがとうとう復活した……という話じゃ」
「ヤツ? 魔王イルバーンのことか?」
「うむ、ただ完全復活したわけじゃない。復元できたのは自らの身と邪心だけ。肝心の力はまだ完全に戻りきってはいないみたいじゃ」
「力が戻っていないだと? 今奴はどこにいるんだ?」
「恐らく辺境の地ボルグタンク。まだ調査団を派遣したばかりで明確なことは分からんが……」
そうか、とうとう奴が生き返ったか。スカーレットの言っていたことはデマではなかったようだな。
だが別に脅威ではない。また十数年前と同じようにぶっ倒せばいい話。そして今度は二度と復活できないよう封印の魔剣ごと消し去ればいいことだ。
なぁに簡単じゃないか、と思っていたらハイアットは、
「簡単じゃないか、と思っとるじゃろ?」
「なっ!? なぜ分かった!」
「顔でバレバレじゃ。ホント相変わらず分かりやすい奴じゃのぉ」
分かりやすいだと? 学園内ではポーカーフェイスとして名の知れたこの俺がか?
やはりこの爺さん、只者じゃない。
「話を戻すぞよ。で、ここからが大事な所なんじゃ」
「どういうことだ?」
「実は最近妙な連中が我々神魔団を嗅ぎつけ回っているみたいでの。とある街にある神魔団の支部が襲撃されたとのことじゃ」
「なに、神魔団の支部が? 場所はどこだ?」
「ここから北部40度、城塞都市インダストリーのさらに北にある小都市レイブンだ」
「レイブン? あそこはちょうどお前管轄地帯だろ? あの支部にはお前の作りだした創兵(クリエイトポーン)が常時目を光らせて駐在しているはずじゃ?」
「うむ……」
ハイアットは難しい表情しながら顎を手で擦る。
そのレイブンという街にある支部は彼、ハイアットが管理を任されている。
そこにはハイアットによって作られた幾万もの創兵が護衛をしており、支部の中では圧倒的な防御網が敷かれている所だった。
だが……
「突如、謎の十人の聖剣使いに襲撃されたらしくてな。レイブンにいる団関係者によると手も足もでなかったらしいのじゃ」
「ハイアット製のポーンをそんなに易々と? そんなバカな」
「だが事実には変わりない。それにその後の動向で奴らがボルグタンクに入って行くのをみたという目撃者がいてな。もしかするとじゃが……」
「魔王と繋がっている可能性がある……と?」
コクリと頷くハイアット。だが一番驚いたのは魔王の復活やその聖剣使いたちの出現ではなく、そいつらが万単位のハイアットポーンを軽々と殲滅できたことだ。
ポーンとはいえハイアットが作るものは他の錬金術師とは比べ物にならないくらいの性能差がある。
下手すれば数千のポーンだけで世界征服すら軽々と成し遂げてしまうほどの戦闘力と知恵と組織力を持つ。
だがその聖剣使いたちは万単位のハイアットポーン相手に十人で戦いぬくことができた。
俺は今まで神魔団以外の人間を高く評価したことはないが、今回に限っては違う。
「……どうやら、本部にも危機感を持たせないといけないみたいだな」
今の神魔団は控えめに言っても前と比べてだいぶ質が落ちている。蓋を開ければ結構、警備も人員の戦闘力もピンキリでガバガバだ。
そんな最中に攻め込まれてみろ、王国騎士団だがいう連中ですら満足に追い返せないぞ。
俺はハイアットの目を見る。
「……分かった。わざわざ来てくれて感謝する、ハイアット」
頭を下げ、一言礼を告げるとハイアットはニヤリと笑い、
「ああ。でも明日はお前さんがお楽しみにしていたお祭りがあるんじゃろ? 今はそっちに専念するがよい」
「言われなくとも明日から魔技祭最終日まではそうさせてもらう。何かあってもオレは関与するつもりはないからな。生活がかかっているんでね」
「問題ない。フィーネ嬢ちゃんから全部聞いとる。堕落生活を取り戻しとるんじゃろ?」
くそ、フィーネの奴関係のない奴にベラベラと余計な事を……
だがまぁ、誰に知られた所で俺の方針は決して変わらない。
俺は魔技祭に優勝し、一攫千金を手にする。
そしてこの手中に収めるのだ、我が愛しのヘブンズライフを!
俺はギュッと拳を強く握りしめ、そう誓う。
「では頭に入れておくようにじゃ。また会おうぞ、民の英雄よ」
「あ、ああ……」
俺が振り向いた時にはもう彼の姿は跡形もなかった。
「おぉ……よう分かったの。如何にもこのワシはハイアット・マーキス・イル・グランデじゃ」
俺の目の間にいる神聖なオーラを放つこの老人。正体は元神魔団所属のナンバー6。錬金術師の祖であり伝説の錬金術師として称えられた神人、ヘルメスの意志を継ぐもので錬金術の名手だ。その技巧と生成知識は知識の王、大賢者カールスさえも凌ぐと言われている人であって人でない老錬金術師だ。
神の意志を継ぐ錬金術師というのは単なる肩書ではなく、まさに彼の錬金術は神業とも言えるほどのものだった。例えばとある物質さえあれば無限にエリクサーを生成できる無限エリクサーという技術や最高位の魔鉄獣やゴーレム、疑似的にだが生きているものならなんでも錬成できるという生体錬金などがある。
もちろんその他の錬金術師とは比較対象には到底ならない。もう錬金術師という枠組みを超越したとんでもない老人、としか表現のしようがないのだ。
かつて我々神魔団が魔王軍と対立していた時、彼の圧倒的で度を超えた凄まじい技量と知識によって魔族たちの間で飛び交ったのは『ヘルメスの再来』『悪魔大錬金師』などの異名だった。
神魔団で頂点を飾っていた俺からしても絶対に敵にはまわしたくない存在だ。
「……で、ハイアットよこれは一体何の真似だ? おかけで俺の身内はラブレターだとか言って騒ぎ立てているんだが」
「その手紙のことか?」
「そうだ。これはハイアットがオレ宛てに送った手紙なのだろ?」
「ああ、そうじゃ。娘が生粋の文通好きでの、ワシも彼女に見習ってやってみようかと思ったんじゃが何か間違っていたかの?」
そういうことか。となればその娘が書いていた文通をそのまま真似て書いたという可能性が高いな。
それにしても、それを見てラブレターだと気付かないということはこの老体が俺になにしでかしたということも自覚ということか……まぁ俺も人のことは言えないが。
神魔団の連中に欠けている唯一の共通点は一般常識のなさだ。
皆、今まで人生をまともに歩んでいないがために常識という柱がガタガタなのだ。であるがゆえに知っていて当然ということを知らない。
俺だって多少の自覚はある。
でも……
(いちいち学ぶのが面倒なんだよな……)
一方その頃……
「あれは……誰でしょう」
「まさか先生のことが好きな人って……」
「あのご老人のことでしょうか……?」
「そんなまさか。レイナードにそんな趣味があるわけ……」
二人が話しているすぐ背後、展望デッキの入り口付近に身を隠すレーナたち一行は困惑していた。
手紙の相手が女性……でもなく若い男……でもなく推定年齢70歳越えの老人だったということにだ。
「いやでもレーナ先生、これもこれであり得るかもしれませんよ? 今は年の差婚が流行ってるって聞きますし、それがおっさんとおじいちゃんであっても愛があれば……」
「その通りですよレーナさん! 愛は性別や年をも越えるというではありませんか!」
「え、えぇぇ……」
何勝手な事言ってるんだあいつらは……
もちろんレーナたちの姿ここに来る前から尾行されていることに気付いていた。
まぁ案の定来たなという感じだ。
「はぁ……」
「かっかっか! 元気なお仲間たちだなレイナードよ。お前さんみたいなひねくれ者がよう先生なんぞやるもんだわい」
「ほっとけ。で、こんな世間話をしにこんな所まで来たわけじゃないだろ。早く本題を話してくれ」
突如吹き荒れる風。そして黒く怪しげな雲が空全体少しずつ覆っていく。
「……レイナードよ、場所を変えようぞ」
「ああ、そうだな」
「場所は……そうだな、あの平原辺りがよいじゃろう。ついてくるのだ」
俺とハイアットは転移魔術を展開する。
「「高速転移!」」
通常転移とは違い、即座な転移が可能なこの魔術は移動には最適だ。
「き、消えた!?」
「バレちゃいましたかねぇ……」
端から見れば消えたようにしか見えないのもこの魔術の利点でもある。
大雑把に説明すれば念じるだけで転移できるというテレポーテーションに近い性質を持つ。
そして……
「……ここなら大丈夫じゃろう」
「ああ、密談をするにはもってこいだな」
転移してきた先は王都近くにあるハーバー高原。学園御用達の第二の演習場として当たり前のように使っている場所だ。
「それで、改めて聞くが話とは?」
こう問うと、ハイアットは口元を手で触りながら話し始める。
「話は一言だけ、ヤツがとうとう復活した……という話じゃ」
「ヤツ? 魔王イルバーンのことか?」
「うむ、ただ完全復活したわけじゃない。復元できたのは自らの身と邪心だけ。肝心の力はまだ完全に戻りきってはいないみたいじゃ」
「力が戻っていないだと? 今奴はどこにいるんだ?」
「恐らく辺境の地ボルグタンク。まだ調査団を派遣したばかりで明確なことは分からんが……」
そうか、とうとう奴が生き返ったか。スカーレットの言っていたことはデマではなかったようだな。
だが別に脅威ではない。また十数年前と同じようにぶっ倒せばいい話。そして今度は二度と復活できないよう封印の魔剣ごと消し去ればいいことだ。
なぁに簡単じゃないか、と思っていたらハイアットは、
「簡単じゃないか、と思っとるじゃろ?」
「なっ!? なぜ分かった!」
「顔でバレバレじゃ。ホント相変わらず分かりやすい奴じゃのぉ」
分かりやすいだと? 学園内ではポーカーフェイスとして名の知れたこの俺がか?
やはりこの爺さん、只者じゃない。
「話を戻すぞよ。で、ここからが大事な所なんじゃ」
「どういうことだ?」
「実は最近妙な連中が我々神魔団を嗅ぎつけ回っているみたいでの。とある街にある神魔団の支部が襲撃されたとのことじゃ」
「なに、神魔団の支部が? 場所はどこだ?」
「ここから北部40度、城塞都市インダストリーのさらに北にある小都市レイブンだ」
「レイブン? あそこはちょうどお前管轄地帯だろ? あの支部にはお前の作りだした創兵(クリエイトポーン)が常時目を光らせて駐在しているはずじゃ?」
「うむ……」
ハイアットは難しい表情しながら顎を手で擦る。
そのレイブンという街にある支部は彼、ハイアットが管理を任されている。
そこにはハイアットによって作られた幾万もの創兵が護衛をしており、支部の中では圧倒的な防御網が敷かれている所だった。
だが……
「突如、謎の十人の聖剣使いに襲撃されたらしくてな。レイブンにいる団関係者によると手も足もでなかったらしいのじゃ」
「ハイアット製のポーンをそんなに易々と? そんなバカな」
「だが事実には変わりない。それにその後の動向で奴らがボルグタンクに入って行くのをみたという目撃者がいてな。もしかするとじゃが……」
「魔王と繋がっている可能性がある……と?」
コクリと頷くハイアット。だが一番驚いたのは魔王の復活やその聖剣使いたちの出現ではなく、そいつらが万単位のハイアットポーンを軽々と殲滅できたことだ。
ポーンとはいえハイアットが作るものは他の錬金術師とは比べ物にならないくらいの性能差がある。
下手すれば数千のポーンだけで世界征服すら軽々と成し遂げてしまうほどの戦闘力と知恵と組織力を持つ。
だがその聖剣使いたちは万単位のハイアットポーン相手に十人で戦いぬくことができた。
俺は今まで神魔団以外の人間を高く評価したことはないが、今回に限っては違う。
「……どうやら、本部にも危機感を持たせないといけないみたいだな」
今の神魔団は控えめに言っても前と比べてだいぶ質が落ちている。蓋を開ければ結構、警備も人員の戦闘力もピンキリでガバガバだ。
そんな最中に攻め込まれてみろ、王国騎士団だがいう連中ですら満足に追い返せないぞ。
俺はハイアットの目を見る。
「……分かった。わざわざ来てくれて感謝する、ハイアット」
頭を下げ、一言礼を告げるとハイアットはニヤリと笑い、
「ああ。でも明日はお前さんがお楽しみにしていたお祭りがあるんじゃろ? 今はそっちに専念するがよい」
「言われなくとも明日から魔技祭最終日まではそうさせてもらう。何かあってもオレは関与するつもりはないからな。生活がかかっているんでね」
「問題ない。フィーネ嬢ちゃんから全部聞いとる。堕落生活を取り戻しとるんじゃろ?」
くそ、フィーネの奴関係のない奴にベラベラと余計な事を……
だがまぁ、誰に知られた所で俺の方針は決して変わらない。
俺は魔技祭に優勝し、一攫千金を手にする。
そしてこの手中に収めるのだ、我が愛しのヘブンズライフを!
俺はギュッと拳を強く握りしめ、そう誓う。
「では頭に入れておくようにじゃ。また会おうぞ、民の英雄よ」
「あ、ああ……」
俺が振り向いた時にはもう彼の姿は跡形もなかった。
0
あなたにおすすめの小説
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
チートツール×フールライフ!~女神から貰った能力で勇者選抜されたので頑張ってラスダン前まで来たら勇者にパーティ追放されたので復讐します~
黒片大豆
ファンタジー
「お前、追放な。田舎に帰ってゆっくりしてろ」
女神の信託を受け、勇者のひとりとして迎えられた『アイサック=ベルキッド』。
この日、勇者リーダーにより追放が宣告され、そのゴシップニュースは箝口令解除を待って、世界中にバラまかれることとなった。
『勇者道化師ベルキッド、追放される』
『サック』は田舎への帰り道、野党に襲われる少女『二オーレ』を助け、お礼に施しを受ける。しかしその家族には大きな秘密があり、サックの今後の運命を左右することとなった。二オーレとの出会いにより、新たに『女神への復讐』の選択肢が生まれたサックは、女神へのコンタクト方法を探る旅に目的を変更し、その道中、ゴシップ記事を飛ばした記者や、暗殺者の少女、元勇者の同僚との出会いを重ね、魔王との決戦時に女神が現れることを知る。そして一度は追放された身でありながら、彼は元仲間たちの元へむかう。本気で女神を一発ぶん殴る──ただそれだけのために。
35年ローンと共に異世界転生! スキル『マイホーム』で快適5LDK引きこもり生活 ~数学教師、合気道と三節根で異世界を論破する~
月神世一
ファンタジー
紹介文
「結婚しよう。白い壁の素敵なお家が欲しいな♡」
そう言われて35年ローンで新築一戸建て(5LDK)を買った直後、俺、加藤真守(25歳)は婚約者に捨てられた。
失意の中、猫を助けてトラックに轢かれ、気づけばジャージ姿の女神ルチアナに異世界へと放り出されていた。
「あげるのは『言語理解』と『マイホーム』でーす」
手に入れたのは、ローン残高ごと召喚できる最強の現代住宅。
電気・ガス・水道完備。お風呂は全自動、リビングは床暖房。
さらには貯めたポイントで、地球の「赤マル」から「最新家電」までお取り寄せ!?
森で拾った純情な狩人の美少女に胃袋を掴まれ、
罠にかかったポンコツ天使(自称聖騎士)が居候し、
競馬好きの魔族公爵がビールを飲みにやってくる。
これは、借金まみれの数学教師が、三節根と計算能力を武器に、快適なマイホームを守り抜く物語。
……頼むから、家の壁で爪を研ぐのはやめてくれ!
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる