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第一巻
★大成君の宣言と僕の動揺
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授業はかなり始まるギリギリで、特進科の理想的な始まりの心得からすれば確実にアウトな状況。先生は来ていないものの、なんの用意もしていないとは何事だの世界観だった。自分で先に学び、先生の授業は復習で使う! これが特進科の勉学の在り方だ! って。
トイレに行く時間もちょっと水分補給する時間もないやんけ。幸いもよおすことはなく、いい感じで昼から一発目の授業は終われた。
で、すかさずトイレに行っておかねば次の授業は厳しくなりそうだ! ということでそそくさと教室を出たところで、
「御堂くん」
大成くんだった。
「トイレ行くの?」
「うん、そうだけど」
「俺も一緒に行くわ」
「あ、うん」
非常に珍しいことだった。クラスのカーストトップクラスの大成くんと連れション…何だろう……何か言いたいことがあるんだね。
行きはほぼ無言だった。
特に共通点があるわけでもないけど、日頃仲は悪くないし、なにか共同でしないといけなければ惜しまずやる間柄ではあるが、せっせとはお互いに絡まない。
でもなんか話さないと居心地悪いよなあ……そう思っていた。思っていれば思っているほど逆に話すことが見当たらなくなる。
ただ教室に向かっているだけだった。ちょうど下駄箱の上辺り、いつもの帰りの校庭が二階から見えるとき。
「ごめん、ちょっといいかな……?」
丁重に引き留められた。
「あ、ああ」
下駄箱のあるところの上。
大きな窓があり、パノラマで景色が見れる。でもガラスはいつも曇ってて、どこか火事でも起こってんのかと言いたいぐらい青い爽快な空に黒い薄雲ったガラスの汚れ。……爽快に見えなくなる。外には左曲がりの坂に続く校庭の道が真ん中を突き抜け、校門へ右に曲がり、ツツジと灌木が立ち並ぶ。
「あのさ、俺が……その、樹里ちゃんに告白したんは知ってるやんなあ」
僕は数ヶ月前のことが頭を過る。
「何でも話する兄妹やって樹里ちゃん言ってたから…まあ知ってるやろうなあと思ってさ」
うん、そうだね。入学してほんの二週間程度してからだった。
「うん……知ってる」
「そっか。そうやわなあ」
苦笑いをして照れを隠しているが、
「けど、俺まだ諦めてないねん」
目には闘争心のようなものを感じた。
「いや、諦められないわ。あんな子おらんて。最初に見かけたときに電気走ったわ。そして近づいてみて、コネを使いまくって何か理由作って話しかけたで。一緒にいるだけで、灰色の世界が鮮やかに色づいていくようやわ、赤や金や……すごく艶やか、そう! 艶やかって言葉やわ!」
勢いがすごい……
「そ、そうなん……」
「ホンマそう。皆そう思ってるよ。あの長いまつ毛の透き通る瞳の瞬き一つですら、咲きたての花をスローモーションで見るようや。きっと周りもがむしゃらに好きになりたいと思ってるもん」
大成くんの好きな言葉、がむしゃら。
でも嘘は感じない。本心だと思う。
「だからさ、僕、また折りを見て告白しようと思ってる。でもいきなりはせぇへん。しつこいのあかんと思うし、ちょっと堪えてそれまで誠意見せて頑張りたいねん。けど約束する。ストーカー行為とか乱暴なことはせえへんし、変質者っぽいことも絶対しないから、もし、また大成がなーみたいなこと君に言ってきても、多めに見て欲しい。頼む! お願いします!」
本当は嫌だった。
……嫌だ。嫌すぎるやろ……
僕は、それは、本当は…嫌だ。困る困る困るーー!
けど──
「う、うん、それは……僕はどうこう言えないから。とりあえず本人を傷つけたり、誹謗中傷したり、怖がらせたりしないでおいてくれたら、それでいいから」
背中がゾクッとするほど自分の嘘に嫌悪を覚える。
結局その後の授業、六限目が始まったが内容はほとんど頭に入らなかった。多分当てられるとマズい状況。けど当てられなかった。復習で何とか対応することにするかわりに、さっきの大成君の言ったことから色々派生して考えていた。
最近だいぶお泊りで遊ぶことは前よりは少し減った。金曜土曜でもいることがある。こないだ一日やらかしていたが。中三からここに来た時辺りは毎週ぐらいだった。
マンションの下まで男と帰ってきてるのも最近は見ない。それでも今もやっぱり五人ぐらいは居てるのかな、彼氏。正式には彼氏らしき人。「二回以上見た」「電話で『彼氏がさー』と言った」「電話でうれしそうに話した相手」等、後はもろもろの推測で数をカウントしている。多分大方合っていると思っている。
ちなみに僕たちのルールで「部屋に男(女)をあげるな」というのがある。恋人として正式に挨拶にきたり、昼間に遊びに来たりはいいとしても「ラブホテル代わりにするな」ということだ。
あの妹が他の部屋で男と交尾しているのかと思えばこの部屋にすら居たくなくなる。僕のいないときは知らないがそれは守ってくれている。
──というか、樹里自身が彼氏どころか友達であっても家にはあげたくないようだ。僕の場合はあげる相手がいないだけ。理由の違いの差に嫌になる。
──僕が出て行ってあげれば、樹里はここに友達をあげて、ここを自由に使えるのかなあ。
そうすれば夜遊びも、ここですれば良くなるから、まだマシかもな。
凄く気持ちが寂しくなる。
まるでsalvageの解散前に出したアルバムの曲の歌詞じゃないかって。
そっと旅立つよ
思い出は置いていく
一人消えれば、君たちはうまく行く
I miss youは言わないさ
……というような歌詞。やべー、心に染みる。
とはいえ、そうなると僕も住むところ考えないといけなくなるわけで、僕みたいなボッチが家出ると真っ先に行き場がないんだよ……この辺りがもう既にロックな人生じゃないんだよね。
──そうなったら、どっかアパート借りてもらえないかなあ。
まあ、色んな事考えたら現実味がないけどね。
彼氏はそりゃあいても仕方ないし、いて当然だろうし。
「彼氏作るな!」なんて言えた立場にないし。今までは知らない男だったからなんとなく遠い存在で、顔を合わせたら会釈する程度でよかった。向こうはどんなヤンキーっぽい男でも樹里の兄と知ったとたん平身低頭、頭を下げてくれた。
でも知ってる男はちょっとキツイなあ。僕がさっきついた嘘「う、うん、それは……僕はどうこう言えないから。とりあえず本人を傷つけたり、誹謗中傷したり、怖がらせたりしないでおいてくれたら、それでいいから」で、もし大成君がアタックして、樹里と結ばれたりしたら……僕一生今日言ったことを後悔するなあきっと。
そして僕には女ができない未来を想像することは非常に容易で。ずっとエロゲーやりながら画面の向こうの二次元彼女を追いかけながら、一人の晩御飯を食べる。「樹里、今日は刺身買ってきたよ、おまえの好きな鯛だよ」とか言ってもうてて。目の前にいないのに二人分の茶碗と皿用意して……
涙で教科書が滲む……
なんてブラックな未来予想図!!
ああ、なんかこないだの釣りのハプニングで頭がおかしいのか?
それとも樹里の夜遊びの中身でエロい妄想をしてしまったから、脳みそピンク&ダークネスに腐ったのか?
はたまた処女を竿役で散らすアンド一か月だけ付き合ってやり放題、が、脳裏にこびりついて、消えないのか?
三原が話したなにげない詰まらない男談義で心がやられているのか?
大成君の樹里と真剣に付き合いたいというアピールに腹をえぐられたのか?
ちょっとどうしたのよ、僕。不安と焦燥感で頭のCPUが焼けつきそうだよ。ベクトルどこ向いてんのよ??
田中さん。
僕の前の前の田中さんを見てみる。田中さんは真剣そのもの、特進科模範生のようにしっかり授業を聞いて勉学に励んでいた。
トイレに行く時間もちょっと水分補給する時間もないやんけ。幸いもよおすことはなく、いい感じで昼から一発目の授業は終われた。
で、すかさずトイレに行っておかねば次の授業は厳しくなりそうだ! ということでそそくさと教室を出たところで、
「御堂くん」
大成くんだった。
「トイレ行くの?」
「うん、そうだけど」
「俺も一緒に行くわ」
「あ、うん」
非常に珍しいことだった。クラスのカーストトップクラスの大成くんと連れション…何だろう……何か言いたいことがあるんだね。
行きはほぼ無言だった。
特に共通点があるわけでもないけど、日頃仲は悪くないし、なにか共同でしないといけなければ惜しまずやる間柄ではあるが、せっせとはお互いに絡まない。
でもなんか話さないと居心地悪いよなあ……そう思っていた。思っていれば思っているほど逆に話すことが見当たらなくなる。
ただ教室に向かっているだけだった。ちょうど下駄箱の上辺り、いつもの帰りの校庭が二階から見えるとき。
「ごめん、ちょっといいかな……?」
丁重に引き留められた。
「あ、ああ」
下駄箱のあるところの上。
大きな窓があり、パノラマで景色が見れる。でもガラスはいつも曇ってて、どこか火事でも起こってんのかと言いたいぐらい青い爽快な空に黒い薄雲ったガラスの汚れ。……爽快に見えなくなる。外には左曲がりの坂に続く校庭の道が真ん中を突き抜け、校門へ右に曲がり、ツツジと灌木が立ち並ぶ。
「あのさ、俺が……その、樹里ちゃんに告白したんは知ってるやんなあ」
僕は数ヶ月前のことが頭を過る。
「何でも話する兄妹やって樹里ちゃん言ってたから…まあ知ってるやろうなあと思ってさ」
うん、そうだね。入学してほんの二週間程度してからだった。
「うん……知ってる」
「そっか。そうやわなあ」
苦笑いをして照れを隠しているが、
「けど、俺まだ諦めてないねん」
目には闘争心のようなものを感じた。
「いや、諦められないわ。あんな子おらんて。最初に見かけたときに電気走ったわ。そして近づいてみて、コネを使いまくって何か理由作って話しかけたで。一緒にいるだけで、灰色の世界が鮮やかに色づいていくようやわ、赤や金や……すごく艶やか、そう! 艶やかって言葉やわ!」
勢いがすごい……
「そ、そうなん……」
「ホンマそう。皆そう思ってるよ。あの長いまつ毛の透き通る瞳の瞬き一つですら、咲きたての花をスローモーションで見るようや。きっと周りもがむしゃらに好きになりたいと思ってるもん」
大成くんの好きな言葉、がむしゃら。
でも嘘は感じない。本心だと思う。
「だからさ、僕、また折りを見て告白しようと思ってる。でもいきなりはせぇへん。しつこいのあかんと思うし、ちょっと堪えてそれまで誠意見せて頑張りたいねん。けど約束する。ストーカー行為とか乱暴なことはせえへんし、変質者っぽいことも絶対しないから、もし、また大成がなーみたいなこと君に言ってきても、多めに見て欲しい。頼む! お願いします!」
本当は嫌だった。
……嫌だ。嫌すぎるやろ……
僕は、それは、本当は…嫌だ。困る困る困るーー!
けど──
「う、うん、それは……僕はどうこう言えないから。とりあえず本人を傷つけたり、誹謗中傷したり、怖がらせたりしないでおいてくれたら、それでいいから」
背中がゾクッとするほど自分の嘘に嫌悪を覚える。
結局その後の授業、六限目が始まったが内容はほとんど頭に入らなかった。多分当てられるとマズい状況。けど当てられなかった。復習で何とか対応することにするかわりに、さっきの大成君の言ったことから色々派生して考えていた。
最近だいぶお泊りで遊ぶことは前よりは少し減った。金曜土曜でもいることがある。こないだ一日やらかしていたが。中三からここに来た時辺りは毎週ぐらいだった。
マンションの下まで男と帰ってきてるのも最近は見ない。それでも今もやっぱり五人ぐらいは居てるのかな、彼氏。正式には彼氏らしき人。「二回以上見た」「電話で『彼氏がさー』と言った」「電話でうれしそうに話した相手」等、後はもろもろの推測で数をカウントしている。多分大方合っていると思っている。
ちなみに僕たちのルールで「部屋に男(女)をあげるな」というのがある。恋人として正式に挨拶にきたり、昼間に遊びに来たりはいいとしても「ラブホテル代わりにするな」ということだ。
あの妹が他の部屋で男と交尾しているのかと思えばこの部屋にすら居たくなくなる。僕のいないときは知らないがそれは守ってくれている。
──というか、樹里自身が彼氏どころか友達であっても家にはあげたくないようだ。僕の場合はあげる相手がいないだけ。理由の違いの差に嫌になる。
──僕が出て行ってあげれば、樹里はここに友達をあげて、ここを自由に使えるのかなあ。
そうすれば夜遊びも、ここですれば良くなるから、まだマシかもな。
凄く気持ちが寂しくなる。
まるでsalvageの解散前に出したアルバムの曲の歌詞じゃないかって。
そっと旅立つよ
思い出は置いていく
一人消えれば、君たちはうまく行く
I miss youは言わないさ
……というような歌詞。やべー、心に染みる。
とはいえ、そうなると僕も住むところ考えないといけなくなるわけで、僕みたいなボッチが家出ると真っ先に行き場がないんだよ……この辺りがもう既にロックな人生じゃないんだよね。
──そうなったら、どっかアパート借りてもらえないかなあ。
まあ、色んな事考えたら現実味がないけどね。
彼氏はそりゃあいても仕方ないし、いて当然だろうし。
「彼氏作るな!」なんて言えた立場にないし。今までは知らない男だったからなんとなく遠い存在で、顔を合わせたら会釈する程度でよかった。向こうはどんなヤンキーっぽい男でも樹里の兄と知ったとたん平身低頭、頭を下げてくれた。
でも知ってる男はちょっとキツイなあ。僕がさっきついた嘘「う、うん、それは……僕はどうこう言えないから。とりあえず本人を傷つけたり、誹謗中傷したり、怖がらせたりしないでおいてくれたら、それでいいから」で、もし大成君がアタックして、樹里と結ばれたりしたら……僕一生今日言ったことを後悔するなあきっと。
そして僕には女ができない未来を想像することは非常に容易で。ずっとエロゲーやりながら画面の向こうの二次元彼女を追いかけながら、一人の晩御飯を食べる。「樹里、今日は刺身買ってきたよ、おまえの好きな鯛だよ」とか言ってもうてて。目の前にいないのに二人分の茶碗と皿用意して……
涙で教科書が滲む……
なんてブラックな未来予想図!!
ああ、なんかこないだの釣りのハプニングで頭がおかしいのか?
それとも樹里の夜遊びの中身でエロい妄想をしてしまったから、脳みそピンク&ダークネスに腐ったのか?
はたまた処女を竿役で散らすアンド一か月だけ付き合ってやり放題、が、脳裏にこびりついて、消えないのか?
三原が話したなにげない詰まらない男談義で心がやられているのか?
大成君の樹里と真剣に付き合いたいというアピールに腹をえぐられたのか?
ちょっとどうしたのよ、僕。不安と焦燥感で頭のCPUが焼けつきそうだよ。ベクトルどこ向いてんのよ??
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