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14.人心掌握の天才。
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人々が一斉にどよめく。
カルティスに視線が集まる。
「この罪人は出鱈目を宣って惑わそうとしています。最後の言葉がせめてリオノーラへの謝罪なら救いがあったものを。往生際の悪い卑しい女です。己のいるべき地獄に送り届けて差し上げましょう」
カルティスが面倒そうに発した言葉に私の中の何かが切れた。
「セリアのお腹に王族の子がいる可能性は十分あります。2人の不貞の現場を私は確かに目撃しました」
不倫の事実は民衆には知らされていなかったようだ。
自分に都合の良い事実だけでストーリーを作り上げる天才カルティス・ベルナールは健在。
皆が熱狂から覚めたように、私たちの動向を見守り始める。
「そんな事実はありません。僕はリオノーラ一筋です。リオノーラは悪夢でも見たのでしょう。彼女は繊細な女性なんです」
「皆様、私の夫カルティス王子の不貞の証拠をお聞きください」
私は魔法道具であるイヤリングの記録に残った音声を大衆に披露した。
『もしかして、セリアと寝た事をまだ怒っているの? もう、1ヶ月近く前の事じゃないか』
音声が流れ終わったタイミングで、コンラッドが自己紹介する。
「アントワーヌ帝国で宰相を務めておりますコンラッド・アントワーヌです。先程の音声はアントワーヌ帝国の魔法道具で、正しく記録され何ら偽造もない事を僕の名において誓わせて頂きます」
大帝国の宰相の登場に一瞬訪れる静寂。私は人々の沈黙を利用し口を開いた。
「私はカルティス・ベルナールに離婚を請求中です」
「離婚は認めない! カルティスはその掃き溜め出身の娼婦の娘に騙されたのだ!」
エイブラハム国王が感情を抑え切れなかったのか、私を叱責するように大声を上げる。
「お黙りなさい! 私の妹を侮辱する事はたとえ一国の王でも許しません」
私の強い言葉に一瞬怯んだエイブラハム国王だったが、勝算があるのかニヤリと笑った。
「聖女リオノーラは、つい先程まで妹の出生の秘密を知らなくて気持ちの整理がついていないのだろう」
まるで世間知らずの小娘を嘲笑うかの態度。
(千年、転生し続けた大聖女を舐めないで!)
「生まれなど関係ありません。セリアと私は18年以上もの間、同じ屋敷で寝食を共にして来ました。彼女が私を裏切っても、私にとって永遠に彼女は妹。何人たりとも、私とセリアの絆は奪えません」
セリアを見ると、一瞬目が合ったが再び目を逸らされた。
私に命乞いをすれば良いのに、彼女は絶対にしない。
私にいつも対抗してくる彼女は、常に私を苦しめた。しかしながら、今まで生きて来た中で特別扱いされて来た私にとって、そんな彼女は稀有で目が離せない存在。こんな茶番で命を落とさせたりは絶対しない。
周りを見渡すと先程の殺気だった空気は嘘のように変わっていた。
国民の9割が平民。
様々な事情を抱えた人々。
エイブラハム国王は貴族に会話するよう差別感情剥き出しだった。
(完全に失敗したわね)
「僕は不妊になる毒を飲んでいます。それ故にセリアは王族の子を妊娠をしていないと断言できます。即刻、彼女の首を切りましょう。彼女の罪は聖女に不妊になる毒を盛っただけではありません。不道徳にも姉の夫である僕を誘惑し、王族の子を妊娠しているなどと虚言を吐き王家を侮辱した事です」
カルティスが予想外の発言をして来た。
自己愛の塊で節操がないクズ夫。
彼もまた私を想定外に振り回す存在。
(カルティス、貴方は捨てるけどね)
「カルティス・ベルナール! 不貞で処刑されるなら、貴方もセリアと同等の罪人。王族なら何をしても許されるとでも勘違いなさってますか? 私は貴方の妻である前に、世界が保護している聖女。その私を裏切った貴方の罪を棚に上げないでください!」
私の冷ややかな言葉を聞いて驚天動地。
慈悲深い聖女など、この男の前ではやってられない。
「媚薬を飲まされたんだ。リオノーラ、僕が愛してるのは君だけだ」
彼にはうんざりする。
欲望のまま生き、他者を巻き込む。
自分に都合の良いように平気で嘘をつく。
「では、不妊になる毒はなぜお飲みになったのですか?」
「リオノーラが不妊だと分かって、僕は愛する人の子しか欲しくなかったから⋯⋯」
この茶番を終了したいのに、愚かな夫がしがみついてくる。相変わらずカルティスの言い訳は時間軸を無視して支離滅裂。これだけギャラリーがある中で、カルティスの愚かさを見せておくのも良いかもしれない。
「皆様、我が息子カルティスはこのように愛に生きる愚かな子です。カルティスは聖女リオノーラの理想を叶えたい思いもあり、自ら不妊になる毒を飲みました」
50年しか生きていないエイブラハム国王を甘く見ていたかもしれない。彼は一国の国王である前に、息子カルティスを異常なまでに溺愛する父親。
普段威厳に溢れ国民にとって雲の上の存在だった彼が、突然愚かな父親の顔を見せる。
親子の情、夫婦の愛。
彼は自分の思い通りになるよう、カルティスの考えなしの言動を活用しだした。
「私の理想?」
「カルティスは敢えて子を持たず、自分の跡継ぎに王女サブリナを考えているのです。サブリナの母親は王宮の下女で平民。カルティスは女性で平民の血筋のある女王の誕生を、この国を大きく変える契機にしようと企てていました」
本日1番の地が震えるような歓声。
今、エイブラハム国王の予期しない発言に、風向きが怪しくなってきた。
人々に本質を説明しようにも、この空気感では困難。
女性初の平民の血筋である王女が、ベルナール王国のトップになる。
そんな刺激的な文言に民衆が熱狂してしまっている。
「エイブラハム国王陛下、確かにサブリナ王女は聡明な方で未知数の可能性を持っておられます。しかし、このベルナール王国には王位継承権を持つ第2王子と第3王子もいらっしゃいます。2人の王子の能力を無視して、女性であり平民の血筋ということでサブリナ王女を担ぎ上げるべきではありませんわ」
私の言葉に頷いているのは、主に私たちの様子を遠目に見ている貴族。
ベルナール王国には男尊女卑と身分差別に苦しんでいる人々が多いという証拠。
「皆様、エイブラハム国王陛下のおっしゃる通りです。僕の妻リオノーラは血筋に関わらず能力のある人間に要職に就くチャンスを与えたいという理想を持っています。そんな彼女の夢を叶えられればと、立場を忘れ衝動的に不妊になる毒を飲むという愚かな選択をしてしまいました」
カルティスがまるで妻の願いを叶える度量のある夫の顔をしている。
(吐き気がする⋯⋯)
ここで引き下がる訳にはいかないと、私は己の意見を主張した。
「私は、この王国の政治に関わってきた者として、カルティス・ベルナールが次期国王になる事には反対です」
「確かに王子には至らぬところがあるが、それを支えるのが妻としての役目ではないのか?」
まるで年長者が小娘の我儘を諌めようとするエイブラハム国王の口調。
(気に入らないわ)
こうなったら、形振構わない。
「皆様、私はセリア・レシャールの無実を主張します。私は不妊になる毒など彼女に盛られた覚えはございませんわ。一度は情を交わした相手を、自分の不貞を誤魔化す為に処刑する方がこの国の次期国王? 命の重みに身分はありません。そのような当たり前の事さえ理解できない愚王を誕生させてはならないのです」
王家に嫁いだ私がクーデターを煽る言動。
その非常事態に気が付く人間がいないはずはない。
「冤罪?」
「酷いな」
「王家はやりたい放題じゃないか」
「人の命をなんだと思ってるんだ!」
一部だが、セリアに対する同情票が集まる。
カルティスもエイブラハム国王も目を見開いて絶句していた。
セリアを見ると、顔を真っ青にし震え俯いている。
周囲に弱みを見せることを極端に嫌う彼女が、今にも倒れそうだ。
「今日は1年に1度の解放日です。友好国になったアントワーヌ帝国から治療師の方をお呼び致しました。彼らが使う光の魔力は聖女の力のように、皆様の体を癒します。王家のお見苦しい面を見せてしまい申し訳ございません。今日は皆様の為にある日です」
私はこの茶番を締め括ることに決めた。
「アントワーヌ帝国と友好国に? 流石リオノーラ様だ」
「聖女様万歳! リオノーラ様万歳!」
期待の込められた視線が私に集まる。
私は、注目を逸らすべく隣にいるコンラッドに耳打ちをした。
「この場はしばらく貴方に任せるわ」
「はい? リオノーラ様は?」
「麗しの魔法使い様、女性たちが頬を紅潮させて見てるわよ。頑張って」
私は足早にセリアの元に向かう。
「拘束を解きなさい!」
慌てたように、セリアの拘束が解かれる。
私は崩れ落ちるように倒れ込んできた少しやつれた妹を全身で受け止めた。
カルティスに視線が集まる。
「この罪人は出鱈目を宣って惑わそうとしています。最後の言葉がせめてリオノーラへの謝罪なら救いがあったものを。往生際の悪い卑しい女です。己のいるべき地獄に送り届けて差し上げましょう」
カルティスが面倒そうに発した言葉に私の中の何かが切れた。
「セリアのお腹に王族の子がいる可能性は十分あります。2人の不貞の現場を私は確かに目撃しました」
不倫の事実は民衆には知らされていなかったようだ。
自分に都合の良い事実だけでストーリーを作り上げる天才カルティス・ベルナールは健在。
皆が熱狂から覚めたように、私たちの動向を見守り始める。
「そんな事実はありません。僕はリオノーラ一筋です。リオノーラは悪夢でも見たのでしょう。彼女は繊細な女性なんです」
「皆様、私の夫カルティス王子の不貞の証拠をお聞きください」
私は魔法道具であるイヤリングの記録に残った音声を大衆に披露した。
『もしかして、セリアと寝た事をまだ怒っているの? もう、1ヶ月近く前の事じゃないか』
音声が流れ終わったタイミングで、コンラッドが自己紹介する。
「アントワーヌ帝国で宰相を務めておりますコンラッド・アントワーヌです。先程の音声はアントワーヌ帝国の魔法道具で、正しく記録され何ら偽造もない事を僕の名において誓わせて頂きます」
大帝国の宰相の登場に一瞬訪れる静寂。私は人々の沈黙を利用し口を開いた。
「私はカルティス・ベルナールに離婚を請求中です」
「離婚は認めない! カルティスはその掃き溜め出身の娼婦の娘に騙されたのだ!」
エイブラハム国王が感情を抑え切れなかったのか、私を叱責するように大声を上げる。
「お黙りなさい! 私の妹を侮辱する事はたとえ一国の王でも許しません」
私の強い言葉に一瞬怯んだエイブラハム国王だったが、勝算があるのかニヤリと笑った。
「聖女リオノーラは、つい先程まで妹の出生の秘密を知らなくて気持ちの整理がついていないのだろう」
まるで世間知らずの小娘を嘲笑うかの態度。
(千年、転生し続けた大聖女を舐めないで!)
「生まれなど関係ありません。セリアと私は18年以上もの間、同じ屋敷で寝食を共にして来ました。彼女が私を裏切っても、私にとって永遠に彼女は妹。何人たりとも、私とセリアの絆は奪えません」
セリアを見ると、一瞬目が合ったが再び目を逸らされた。
私に命乞いをすれば良いのに、彼女は絶対にしない。
私にいつも対抗してくる彼女は、常に私を苦しめた。しかしながら、今まで生きて来た中で特別扱いされて来た私にとって、そんな彼女は稀有で目が離せない存在。こんな茶番で命を落とさせたりは絶対しない。
周りを見渡すと先程の殺気だった空気は嘘のように変わっていた。
国民の9割が平民。
様々な事情を抱えた人々。
エイブラハム国王は貴族に会話するよう差別感情剥き出しだった。
(完全に失敗したわね)
「僕は不妊になる毒を飲んでいます。それ故にセリアは王族の子を妊娠をしていないと断言できます。即刻、彼女の首を切りましょう。彼女の罪は聖女に不妊になる毒を盛っただけではありません。不道徳にも姉の夫である僕を誘惑し、王族の子を妊娠しているなどと虚言を吐き王家を侮辱した事です」
カルティスが予想外の発言をして来た。
自己愛の塊で節操がないクズ夫。
彼もまた私を想定外に振り回す存在。
(カルティス、貴方は捨てるけどね)
「カルティス・ベルナール! 不貞で処刑されるなら、貴方もセリアと同等の罪人。王族なら何をしても許されるとでも勘違いなさってますか? 私は貴方の妻である前に、世界が保護している聖女。その私を裏切った貴方の罪を棚に上げないでください!」
私の冷ややかな言葉を聞いて驚天動地。
慈悲深い聖女など、この男の前ではやってられない。
「媚薬を飲まされたんだ。リオノーラ、僕が愛してるのは君だけだ」
彼にはうんざりする。
欲望のまま生き、他者を巻き込む。
自分に都合の良いように平気で嘘をつく。
「では、不妊になる毒はなぜお飲みになったのですか?」
「リオノーラが不妊だと分かって、僕は愛する人の子しか欲しくなかったから⋯⋯」
この茶番を終了したいのに、愚かな夫がしがみついてくる。相変わらずカルティスの言い訳は時間軸を無視して支離滅裂。これだけギャラリーがある中で、カルティスの愚かさを見せておくのも良いかもしれない。
「皆様、我が息子カルティスはこのように愛に生きる愚かな子です。カルティスは聖女リオノーラの理想を叶えたい思いもあり、自ら不妊になる毒を飲みました」
50年しか生きていないエイブラハム国王を甘く見ていたかもしれない。彼は一国の国王である前に、息子カルティスを異常なまでに溺愛する父親。
普段威厳に溢れ国民にとって雲の上の存在だった彼が、突然愚かな父親の顔を見せる。
親子の情、夫婦の愛。
彼は自分の思い通りになるよう、カルティスの考えなしの言動を活用しだした。
「私の理想?」
「カルティスは敢えて子を持たず、自分の跡継ぎに王女サブリナを考えているのです。サブリナの母親は王宮の下女で平民。カルティスは女性で平民の血筋のある女王の誕生を、この国を大きく変える契機にしようと企てていました」
本日1番の地が震えるような歓声。
今、エイブラハム国王の予期しない発言に、風向きが怪しくなってきた。
人々に本質を説明しようにも、この空気感では困難。
女性初の平民の血筋である王女が、ベルナール王国のトップになる。
そんな刺激的な文言に民衆が熱狂してしまっている。
「エイブラハム国王陛下、確かにサブリナ王女は聡明な方で未知数の可能性を持っておられます。しかし、このベルナール王国には王位継承権を持つ第2王子と第3王子もいらっしゃいます。2人の王子の能力を無視して、女性であり平民の血筋ということでサブリナ王女を担ぎ上げるべきではありませんわ」
私の言葉に頷いているのは、主に私たちの様子を遠目に見ている貴族。
ベルナール王国には男尊女卑と身分差別に苦しんでいる人々が多いという証拠。
「皆様、エイブラハム国王陛下のおっしゃる通りです。僕の妻リオノーラは血筋に関わらず能力のある人間に要職に就くチャンスを与えたいという理想を持っています。そんな彼女の夢を叶えられればと、立場を忘れ衝動的に不妊になる毒を飲むという愚かな選択をしてしまいました」
カルティスがまるで妻の願いを叶える度量のある夫の顔をしている。
(吐き気がする⋯⋯)
ここで引き下がる訳にはいかないと、私は己の意見を主張した。
「私は、この王国の政治に関わってきた者として、カルティス・ベルナールが次期国王になる事には反対です」
「確かに王子には至らぬところがあるが、それを支えるのが妻としての役目ではないのか?」
まるで年長者が小娘の我儘を諌めようとするエイブラハム国王の口調。
(気に入らないわ)
こうなったら、形振構わない。
「皆様、私はセリア・レシャールの無実を主張します。私は不妊になる毒など彼女に盛られた覚えはございませんわ。一度は情を交わした相手を、自分の不貞を誤魔化す為に処刑する方がこの国の次期国王? 命の重みに身分はありません。そのような当たり前の事さえ理解できない愚王を誕生させてはならないのです」
王家に嫁いだ私がクーデターを煽る言動。
その非常事態に気が付く人間がいないはずはない。
「冤罪?」
「酷いな」
「王家はやりたい放題じゃないか」
「人の命をなんだと思ってるんだ!」
一部だが、セリアに対する同情票が集まる。
カルティスもエイブラハム国王も目を見開いて絶句していた。
セリアを見ると、顔を真っ青にし震え俯いている。
周囲に弱みを見せることを極端に嫌う彼女が、今にも倒れそうだ。
「今日は1年に1度の解放日です。友好国になったアントワーヌ帝国から治療師の方をお呼び致しました。彼らが使う光の魔力は聖女の力のように、皆様の体を癒します。王家のお見苦しい面を見せてしまい申し訳ございません。今日は皆様の為にある日です」
私はこの茶番を締め括ることに決めた。
「アントワーヌ帝国と友好国に? 流石リオノーラ様だ」
「聖女様万歳! リオノーラ様万歳!」
期待の込められた視線が私に集まる。
私は、注目を逸らすべく隣にいるコンラッドに耳打ちをした。
「この場はしばらく貴方に任せるわ」
「はい? リオノーラ様は?」
「麗しの魔法使い様、女性たちが頬を紅潮させて見てるわよ。頑張って」
私は足早にセリアの元に向かう。
「拘束を解きなさい!」
慌てたように、セリアの拘束が解かれる。
私は崩れ落ちるように倒れ込んできた少しやつれた妹を全身で受け止めた。
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