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7.私も稽古に加えてください!
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早朝、窓を開けるとセルシオが剣の稽古をしているのが見えた。
(今日は建国祭初日だというのに熱心ね)
回帰前もセルシオは毎朝の鍛錬をかかさなかった。
「カリ⋯⋯いや、アリアドネ様⋯⋯もう起きたのですか?」
「うん、ごめん。急に窓を開けて寒かったよね。私は少し外に出てくるから子供たちをお願いできる?」
私は窓を閉めながら、眠気まなこのミレイアに子供たちを託した。
胸の鼓動がこのまま死んでしまいそうな程早い。
でも、手の届くところにセルシオがいて、彼が毎日の日課をこなしている普通の日常を送っていることが嬉しくてたまらない。
私は階段を駆け下り、外に出て彼の元へと急いだ。
「セルシオ! 私も稽古に加えてください!」
私の言葉にセルシオが驚いた顔をしている。
確かに前回、彼に剣術を教えて欲しいと頼んだのは、王宮入りしてから3ヶ月後だった。
(まだ仲良くなってないのに、早すぎるお願いだった?)
「カリン、そんな格好では風邪を引くぞ」
セルシオが私に自分の着ていたジャケットを羽織らせてくれた。
ほんのりとセルシオの温もりが残っていて、私は幸福感で満たされた。
私は自分が寝巻きのまま飛び出してきてしまったことに気がついた。
令嬢としてのマナーを身につけたつもりだったのに、セルシオを前にすると何もかもが吹っ飛んでいってしまう。
「申し訳ございません。明日からは訓練に相応しい服装をして参ります」
「俺の稽古に参加するのは、もう決定事項なのか?」
確かに、まだ稽古に参加して良いとは一言も言われていない。
どうしたものかと頭を下げると、私の髪をセルシオが撫でてくれる。
その触れ方が優しくて何だかくすぐったくて身を捩った。
「セルシオ! 今から私の剣技をお見せします。貴方の稽古にもお役に立てるとご納得頂けるはずです。実戦形式で私に襲いかかってきてくださいますか?」
私は木の根元に立てかけてある木刀を1本手にとった。
彼は私のレベルが分からず手加減するだろう。
しかし、私は本気で向かうつもりだ。
それが、前回、私に熱心に剣術を教えてくれたセルシオに対する誠意というものだからだ。
私が構え出すと、彼は少し戸惑った顔をした。
「少しだけ稽古をしたら、朝食を食べに行こう」
彼ののんびりとした雰囲気からも、私の本気が伝わってない事を感じた。
彼が申し訳程度に木刀を振り上げた瞬間、飛び掛かる形で彼の木刀を振り払った。
そのまま地面に足がつくと同時に、距離を詰め彼の喉元に木刀を叩きつける。
完全に油断していたであろう彼は目を丸くしていた。
「セルシオ! たとえ、か細い腕をした絶世の美女でも、気を抜けば貴方の命を狙えます。油断は禁物ですよ」
私は美しく武力など持たなそうなアリアドネが、暗躍してセルシオを追い詰めたことを思い出していた。
「絶世の美女⋯⋯確かにカリンは美しいな」
私は微笑みながら言ったセルシオの言葉に恥ずかしくなってしまった。
(もしかして、自分で自分のこと絶世の美女とか言った痛い女だと思われてるかも⋯⋯)
「あの⋯⋯でも、腕は実は結構太いです。力仕事もできますよ」
私はジャケットを返しながら、自分の力こぶを彼に見せた。
普段から大きな荷物を運んだりして小銭を稼ぐこともあったので、私はそこそこの筋力があった。
「結構鍛えてそうだな。剣術はどこで覚えたんだ?」
「それは、セルシオが⋯⋯セルシオの稽古を観察して覚えました」
自分でも今日の早朝稽古を見て剣技を身につけたなどと厳しい言い訳だと思った。それでも彼は笑顔で頷いてくれた。
急にふわっと体が浮いたかと思うと、私はセルシオにお姫様抱っこされていた。
(どうしよう⋯⋯セルシオにこんな風に抱っこされるのは初めてだわ)
私は緊張のあまり硬直してしまった。
体勢が安定しないと困るので、思いっきり彼の首に手を回した。
顔が熱くて、きっと真っ赤に頬が染まってそうだ。
私はそんな自分の表情を彼に見られるのが怖くて、彼の首元に顔を埋めた。
「朝食の前に着替えなきゃだな。カリン、君は自分がカルパシーノ王国の次期王妃だということを忘れてはいけないよ」
彼の指摘はごもっともだ。
セルシオの姿に興奮して、自分の身だしなみに気をつけることさえ忘れていた。
♢♢♢
朝食を終えて、早速、今晩の舞踏会に出席する準備をすることになった。
アリアドネが王宮を訪れた時に、採寸を済ませドレスを30着ほどオーダーしていたらしいのでその中の1つを着ることになる。
彼女と私は体型が似ているから、以前もそれらのドレスを着ていた。
朝食の時に、セルシオが赤い礼服を着ると言っていたから、私も色を彼に合わせるつもりだ。
舞踏会に出席したいということは、私から申し出た。
ルイス・パレーシアが婚約者と舞踏会に出席予定なのだ。
彼の婚約者であるレイリン・メダン公爵令嬢と接触して、帝国の狙いを聞き出せないかと考えた。
「本日から、アリアドネ様のお世話をさせて頂きます。メイドのマリナと申します。早速、入浴のお手伝いをさせて頂きます」
「よろしくね。マリナ! 私、かなり貴方を頼りにしてるわよ」
濃紺の髪に水色の瞳をしたマリナは以前も私の専属メイドだった。
彼女はとても話しやすくて、私は男女のアレコレを彼女から沢山教えてもらった。
「は、はい! 精一杯尽くさせて頂きます」
前回と違って入浴の際も手慣れた感じでいられた。
以前は体の隅々まで人に洗われることに慣れておらず、この時点で大騒ぎしてしまった。
(そういった情報も伝わって、私がアリアドネじゃないと露見していたのかも⋯⋯)
浴槽には薔薇の花びらが浮いていた。
パレーシア帝国で、ルイス皇子に献上する為に入浴させられたことを思い出した。
それにしても、婚約者がいながら私にあのような卑劣な事をしようとするなんて随分なクズ皇子だ。
ふと、自分の手を見るとアカギレだらけで、乾燥して粉まで吹いて酷いものだということに気がついた。
「マリナ、どうしよう。この手って右手だけでも綺麗にならないかしら?」
「両手とも香油を塗り込むのでスベスベにして見せます」
こんなボロボロの手を見て、セルシオがどう思ったか考えるだけで不安になる。現時点では私ばかりが彼を好きだ。
彼が前回いつ私を好きになってくれたかは全く分からなかった。
けれども、幻滅されるポイントは無くしておいた方が良いだろう。
(早くセルシオに私を好きになって欲しい!)
「大変! 5日後は初夜なんだけど、私の体って大丈夫? 変なところとかないよね? マリナの力で何とか仕上げて欲しいんだけど!」
私は5日後に初夜があることに気がついた。
同年代の女の子の体なんて見たことがないが、私の体は大丈夫なのだろうか。
「お美しいです。アリアドネ様! 私めが全力で仕上げさせて頂きます」
マリナは今世でも頼もしい。
それにしても、今から初夜のことを考えるなんて私は何てはしたない女なのだろう。実践こそしていないが、『絶倫皇子の夜伽シリーズ』であらゆる寝技を学んだので上手くやれるに違いない。
入浴を終え、コルセットを締めドレスに着替える。
「あれ?」
マリナが疑問の声を漏らすのが聞こえた。
アリアドネと私は体型は似ているが、彼女の方が胸がある。
よって、ドレスを着た時に胸の辺りが余ってしまったのだ。
「実は採寸の時は緊張して胸がいっぱいだったの。だから、少し大きくなっていたのではないかしら。あと、1ヶ月もすればぴったりになるわ。今日は布でも詰めて調整してくれる?」
「か、かしこまりました」
私の厳しい言い訳にも、マリナは納得してくれた。
おそらく孤児院の食事が質素だった為、胸の成長速度が遅れているのだろう。ここから、乳牛のミルクを沢山飲んで、胸を揉みまくればなんとかなる。
やはり、1度経験しているだけあり、不測の事態への対応能力があるようだ。この調子で、セルシオの破滅の運命も回避できるようにしたい。
(今日は建国祭初日だというのに熱心ね)
回帰前もセルシオは毎朝の鍛錬をかかさなかった。
「カリ⋯⋯いや、アリアドネ様⋯⋯もう起きたのですか?」
「うん、ごめん。急に窓を開けて寒かったよね。私は少し外に出てくるから子供たちをお願いできる?」
私は窓を閉めながら、眠気まなこのミレイアに子供たちを託した。
胸の鼓動がこのまま死んでしまいそうな程早い。
でも、手の届くところにセルシオがいて、彼が毎日の日課をこなしている普通の日常を送っていることが嬉しくてたまらない。
私は階段を駆け下り、外に出て彼の元へと急いだ。
「セルシオ! 私も稽古に加えてください!」
私の言葉にセルシオが驚いた顔をしている。
確かに前回、彼に剣術を教えて欲しいと頼んだのは、王宮入りしてから3ヶ月後だった。
(まだ仲良くなってないのに、早すぎるお願いだった?)
「カリン、そんな格好では風邪を引くぞ」
セルシオが私に自分の着ていたジャケットを羽織らせてくれた。
ほんのりとセルシオの温もりが残っていて、私は幸福感で満たされた。
私は自分が寝巻きのまま飛び出してきてしまったことに気がついた。
令嬢としてのマナーを身につけたつもりだったのに、セルシオを前にすると何もかもが吹っ飛んでいってしまう。
「申し訳ございません。明日からは訓練に相応しい服装をして参ります」
「俺の稽古に参加するのは、もう決定事項なのか?」
確かに、まだ稽古に参加して良いとは一言も言われていない。
どうしたものかと頭を下げると、私の髪をセルシオが撫でてくれる。
その触れ方が優しくて何だかくすぐったくて身を捩った。
「セルシオ! 今から私の剣技をお見せします。貴方の稽古にもお役に立てるとご納得頂けるはずです。実戦形式で私に襲いかかってきてくださいますか?」
私は木の根元に立てかけてある木刀を1本手にとった。
彼は私のレベルが分からず手加減するだろう。
しかし、私は本気で向かうつもりだ。
それが、前回、私に熱心に剣術を教えてくれたセルシオに対する誠意というものだからだ。
私が構え出すと、彼は少し戸惑った顔をした。
「少しだけ稽古をしたら、朝食を食べに行こう」
彼ののんびりとした雰囲気からも、私の本気が伝わってない事を感じた。
彼が申し訳程度に木刀を振り上げた瞬間、飛び掛かる形で彼の木刀を振り払った。
そのまま地面に足がつくと同時に、距離を詰め彼の喉元に木刀を叩きつける。
完全に油断していたであろう彼は目を丸くしていた。
「セルシオ! たとえ、か細い腕をした絶世の美女でも、気を抜けば貴方の命を狙えます。油断は禁物ですよ」
私は美しく武力など持たなそうなアリアドネが、暗躍してセルシオを追い詰めたことを思い出していた。
「絶世の美女⋯⋯確かにカリンは美しいな」
私は微笑みながら言ったセルシオの言葉に恥ずかしくなってしまった。
(もしかして、自分で自分のこと絶世の美女とか言った痛い女だと思われてるかも⋯⋯)
「あの⋯⋯でも、腕は実は結構太いです。力仕事もできますよ」
私はジャケットを返しながら、自分の力こぶを彼に見せた。
普段から大きな荷物を運んだりして小銭を稼ぐこともあったので、私はそこそこの筋力があった。
「結構鍛えてそうだな。剣術はどこで覚えたんだ?」
「それは、セルシオが⋯⋯セルシオの稽古を観察して覚えました」
自分でも今日の早朝稽古を見て剣技を身につけたなどと厳しい言い訳だと思った。それでも彼は笑顔で頷いてくれた。
急にふわっと体が浮いたかと思うと、私はセルシオにお姫様抱っこされていた。
(どうしよう⋯⋯セルシオにこんな風に抱っこされるのは初めてだわ)
私は緊張のあまり硬直してしまった。
体勢が安定しないと困るので、思いっきり彼の首に手を回した。
顔が熱くて、きっと真っ赤に頬が染まってそうだ。
私はそんな自分の表情を彼に見られるのが怖くて、彼の首元に顔を埋めた。
「朝食の前に着替えなきゃだな。カリン、君は自分がカルパシーノ王国の次期王妃だということを忘れてはいけないよ」
彼の指摘はごもっともだ。
セルシオの姿に興奮して、自分の身だしなみに気をつけることさえ忘れていた。
♢♢♢
朝食を終えて、早速、今晩の舞踏会に出席する準備をすることになった。
アリアドネが王宮を訪れた時に、採寸を済ませドレスを30着ほどオーダーしていたらしいのでその中の1つを着ることになる。
彼女と私は体型が似ているから、以前もそれらのドレスを着ていた。
朝食の時に、セルシオが赤い礼服を着ると言っていたから、私も色を彼に合わせるつもりだ。
舞踏会に出席したいということは、私から申し出た。
ルイス・パレーシアが婚約者と舞踏会に出席予定なのだ。
彼の婚約者であるレイリン・メダン公爵令嬢と接触して、帝国の狙いを聞き出せないかと考えた。
「本日から、アリアドネ様のお世話をさせて頂きます。メイドのマリナと申します。早速、入浴のお手伝いをさせて頂きます」
「よろしくね。マリナ! 私、かなり貴方を頼りにしてるわよ」
濃紺の髪に水色の瞳をしたマリナは以前も私の専属メイドだった。
彼女はとても話しやすくて、私は男女のアレコレを彼女から沢山教えてもらった。
「は、はい! 精一杯尽くさせて頂きます」
前回と違って入浴の際も手慣れた感じでいられた。
以前は体の隅々まで人に洗われることに慣れておらず、この時点で大騒ぎしてしまった。
(そういった情報も伝わって、私がアリアドネじゃないと露見していたのかも⋯⋯)
浴槽には薔薇の花びらが浮いていた。
パレーシア帝国で、ルイス皇子に献上する為に入浴させられたことを思い出した。
それにしても、婚約者がいながら私にあのような卑劣な事をしようとするなんて随分なクズ皇子だ。
ふと、自分の手を見るとアカギレだらけで、乾燥して粉まで吹いて酷いものだということに気がついた。
「マリナ、どうしよう。この手って右手だけでも綺麗にならないかしら?」
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こんなボロボロの手を見て、セルシオがどう思ったか考えるだけで不安になる。現時点では私ばかりが彼を好きだ。
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けれども、幻滅されるポイントは無くしておいた方が良いだろう。
(早くセルシオに私を好きになって欲しい!)
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私は5日後に初夜があることに気がついた。
同年代の女の子の体なんて見たことがないが、私の体は大丈夫なのだろうか。
「お美しいです。アリアドネ様! 私めが全力で仕上げさせて頂きます」
マリナは今世でも頼もしい。
それにしても、今から初夜のことを考えるなんて私は何てはしたない女なのだろう。実践こそしていないが、『絶倫皇子の夜伽シリーズ』であらゆる寝技を学んだので上手くやれるに違いない。
入浴を終え、コルセットを締めドレスに着替える。
「あれ?」
マリナが疑問の声を漏らすのが聞こえた。
アリアドネと私は体型は似ているが、彼女の方が胸がある。
よって、ドレスを着た時に胸の辺りが余ってしまったのだ。
「実は採寸の時は緊張して胸がいっぱいだったの。だから、少し大きくなっていたのではないかしら。あと、1ヶ月もすればぴったりになるわ。今日は布でも詰めて調整してくれる?」
「か、かしこまりました」
私の厳しい言い訳にも、マリナは納得してくれた。
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