7 / 24
7.彼の婚約者
しおりを挟む
京極清一郎の話は俄かには信じ難かったが、子供をヤクザの家の子にしない手段があると知り彼に従った。
あれから、彼は強引に私に人力車のバイトを辞めさせ、寮を引き払わせた。
今は彼の指示で葉山のリゾートホテルのスイートルームに連泊している。
過保護なまでに私の体調を気遣う彼は何を考えているのだろう。
お腹の子は百パーセント彼の子ではない事なんて、彼が一番よく知っている。
一度お見合いで会っただけの私と見知らぬ男の間の子に対して親身になってくれる彼には感謝しかない。
海はあるが周りに特に何もないリゾートホテルで私は毎日ゴロゴロして過ごしていた。
散歩にでも行こうと部屋を出ようとした時だった。まだお昼で仕事中のはずなのに、京極清一郎と出くわす。彼は時間があれば私の様子を見にこの部屋に戻って来ていた。
「どこに行くつもりだ」
「ちょっと散歩に⋯⋯」
「ゴロツキにでも絡まれたらどうするつもりだ?」
窓から見る風景を見る限り、平和な海辺しかない。
海水浴の季節ではないせいか、人気がなくカモメだけが飛んでいる。
「敵が現れたら戦います。私、こう見えて強いんです」
ファイティングポーズをする私を無視し、彼が私を横抱きにする。ふわっと浮く感覚に思わず彼の首にしがみついた。至近距離の彼の表情がふっと柔らかくなったかと思うとベッドに下ろされる。
「英語の勉強になるから、海外ドラマでも見てろ」
彼から渡されたのは『崖っぷちな妻たち』と『セックス・アンド・ザタウン』だ。エッチ指数の高いラインナップに私は動揺する。
「もっと、胎教に良いアニメとかが良いんじゃ⋯⋯世界の名作劇場的な⋯⋯」
戸惑う私に彼はニヤリと笑った。
「アバズレ女が興味ありそうなのを持って来たんだがな」
私は彼の言葉に妙に落ち込んでしまった。私はライ君に純粋に恋をしていた。長い片想いがようやっと実を結んだ感覚だったけれど、彼にとってはワンナイト。
そして、京極清一郎から見ればお見合いした相手が他の男の子を妊娠している状況。アバズレだと思われても仕方がない。
「何か買ってくるか? フルーツとか食べたいんじゃないのか?」
「⋯⋯ピザが食べたいです」
ライ君の作ってくれた餃子の皮のピザが食べたい。彼にとって私は遊びでも、私にとっては本気だった。
京極清一郎は一つ溜息を着くと、部屋の外に出ていった。
『崖っぷちの妻たち』を見ていると、スマホの着信が鳴る。
私はピザが売っていない事に困った京極清一郎からかと思い、つい電話に出てしまった。
「涼宮食品株式会社の社長秘書の間口です。至急今から丸の内のブロッサムホテルに来て頂けますか?」
「はい。何かありましたか?」
「それは来てからお話しします」
プツリと切れてしまった電話に戸惑いつつも、私は良い機会だと思いクローゼットの奥にしまっていた紙袋を取り出す。ライ君の母親の形見であるコートとワンピースを返すべきだろう。それに、家の鍵もまだ返せてない。私は彼が渡してくれた鍵からイルカのストラップを外すとギュッと握り締めた。
ホテルの前からタクシーを呼び丸の内のブロッサムホテルに向かう。
ロビーに到着すると、間口さんが待ち構えていた。
「こんにちは。間口さん」
間口さんは無表情で私を見つめながら、会釈すると目線をロビー横にあるラウンジの方にうつした。
私はそこでアフタヌーンティーをするライ君と佐々木雫を目撃してしまう。二人とも上質で落ち着いた格好をした美男美女でお似合いに見える。
淡いパウダーピンクのセットアップに、お花型のハイブランドのピアスとネックレスをつけた佐々木雫はどこから見ても良家のお嬢様だ。
彼女の指先のパールネイルがきらりと光った。普段、職場ではネイルが禁じられている。彼女はきっとライ君と会うために時間を掛けて指先まで可愛くしたのだろう。
美人で優しくて女性らしい彼女はライ君にお似合いだ。
「ライ様は全国展開するブロッサムホテルのご令嬢と婚約しております。とても仲睦まじいでしょう。会話をお聞きになりますか?」
私の耳にコードレスのイヤホンをしてくる間口さん。
イヤホンから何やら話し声が聞こえてきた。
『綺麗な目を初めは好きになったんです⋯⋯』
鳥の囀りのような女性らしい佐々木雫の声に私は思わずイヤホンを外してしまった。
(私以外もライ君の瞳を綺麗って思う人はいるに決まってるよね)
勝手にライ君との時間を綺麗な恋として終わらせようとしていた私は愚かだ。婚約者もいるのに、自分に好意を寄せてくる子がいたらその日に手をだすのがライ君。そして、簡単に身を捧げてしまった私は京極清一郎のいう通りアバズレ女。
「お分かり頂けたでしょうか? これから、手術もあったりご入用かと思うので気持ちばかりの額をお支払いします」
彼女は徐にカバンから封筒を出してくる。中に札束が入っているのが見えて、私は咄嗟に押し返した。
「人の会話を盗聴したりもダメですけど、私のことを探偵を使って調べたりしてたんですか? なんの権利があってそんな事を? 私は言われた通りに仕事も辞めて、彼とも会ってません」
「あなたのような生まれの人を警戒するのは当然だと思いますよ。お腹の子は処分してください。ライ様の足枷になります」
「⋯⋯お腹の子はライさんの子じゃありません」
私は精一杯の嘘を吐く。この子たちのことを守れるのは私だけだ。ライ君はこの子たちを望んでいない。
私が差し出した紙袋を間口さんが首を傾げながら受け取る。
「ライさんのお母様の服を借りてました。それから、この鍵も彼にお返しください」
「畏まりました。では、本日は葉山からわざわざお越し頂きありがとうございます」
私は最後に自分の目に焼き付けるようにライ君と佐々木雫を見た。二人とも笑いながら楽しそうにお喋りしている。もう、ライ君は私のことなんかとっくに忘れているのだろう。
ホテルを出たところで、黒塗りの車と見覚えのある顔を見つける。
「園崎、何か用?」
「お嬢、葉山のリゾートホテルまでお送りします」
どうやら私の行動は、実家にも監視され報告されているようだ。
車に乗り込むと、運転席の園崎が私に小さな赤い紙に包まれたものを渡してくる。
「一服すれば、子が流れます」
「なんでこんなもの!」
江戸時代の大奥で使われたような謎の薬を渡され私は動揺した。
「お腹の子の父親は京極清一郎ではありませんよね」
言いづらそうに伝えてきた彼は私を心配してこんなものを用意したのだろう。
園崎は心優しい男で、小さい頃から私を気遣った行動を度々してくれた。
京極清一郎も事実を知った上で私を受け入れていると言ったら、彼は理解できずに混乱するだろう。
「この子は私の子。二度とこんなものを渡さないで」
バッグミラーに映った自分の顔がいつになく険しくて目を背けたくなった。
あれから、彼は強引に私に人力車のバイトを辞めさせ、寮を引き払わせた。
今は彼の指示で葉山のリゾートホテルのスイートルームに連泊している。
過保護なまでに私の体調を気遣う彼は何を考えているのだろう。
お腹の子は百パーセント彼の子ではない事なんて、彼が一番よく知っている。
一度お見合いで会っただけの私と見知らぬ男の間の子に対して親身になってくれる彼には感謝しかない。
海はあるが周りに特に何もないリゾートホテルで私は毎日ゴロゴロして過ごしていた。
散歩にでも行こうと部屋を出ようとした時だった。まだお昼で仕事中のはずなのに、京極清一郎と出くわす。彼は時間があれば私の様子を見にこの部屋に戻って来ていた。
「どこに行くつもりだ」
「ちょっと散歩に⋯⋯」
「ゴロツキにでも絡まれたらどうするつもりだ?」
窓から見る風景を見る限り、平和な海辺しかない。
海水浴の季節ではないせいか、人気がなくカモメだけが飛んでいる。
「敵が現れたら戦います。私、こう見えて強いんです」
ファイティングポーズをする私を無視し、彼が私を横抱きにする。ふわっと浮く感覚に思わず彼の首にしがみついた。至近距離の彼の表情がふっと柔らかくなったかと思うとベッドに下ろされる。
「英語の勉強になるから、海外ドラマでも見てろ」
彼から渡されたのは『崖っぷちな妻たち』と『セックス・アンド・ザタウン』だ。エッチ指数の高いラインナップに私は動揺する。
「もっと、胎教に良いアニメとかが良いんじゃ⋯⋯世界の名作劇場的な⋯⋯」
戸惑う私に彼はニヤリと笑った。
「アバズレ女が興味ありそうなのを持って来たんだがな」
私は彼の言葉に妙に落ち込んでしまった。私はライ君に純粋に恋をしていた。長い片想いがようやっと実を結んだ感覚だったけれど、彼にとってはワンナイト。
そして、京極清一郎から見ればお見合いした相手が他の男の子を妊娠している状況。アバズレだと思われても仕方がない。
「何か買ってくるか? フルーツとか食べたいんじゃないのか?」
「⋯⋯ピザが食べたいです」
ライ君の作ってくれた餃子の皮のピザが食べたい。彼にとって私は遊びでも、私にとっては本気だった。
京極清一郎は一つ溜息を着くと、部屋の外に出ていった。
『崖っぷちの妻たち』を見ていると、スマホの着信が鳴る。
私はピザが売っていない事に困った京極清一郎からかと思い、つい電話に出てしまった。
「涼宮食品株式会社の社長秘書の間口です。至急今から丸の内のブロッサムホテルに来て頂けますか?」
「はい。何かありましたか?」
「それは来てからお話しします」
プツリと切れてしまった電話に戸惑いつつも、私は良い機会だと思いクローゼットの奥にしまっていた紙袋を取り出す。ライ君の母親の形見であるコートとワンピースを返すべきだろう。それに、家の鍵もまだ返せてない。私は彼が渡してくれた鍵からイルカのストラップを外すとギュッと握り締めた。
ホテルの前からタクシーを呼び丸の内のブロッサムホテルに向かう。
ロビーに到着すると、間口さんが待ち構えていた。
「こんにちは。間口さん」
間口さんは無表情で私を見つめながら、会釈すると目線をロビー横にあるラウンジの方にうつした。
私はそこでアフタヌーンティーをするライ君と佐々木雫を目撃してしまう。二人とも上質で落ち着いた格好をした美男美女でお似合いに見える。
淡いパウダーピンクのセットアップに、お花型のハイブランドのピアスとネックレスをつけた佐々木雫はどこから見ても良家のお嬢様だ。
彼女の指先のパールネイルがきらりと光った。普段、職場ではネイルが禁じられている。彼女はきっとライ君と会うために時間を掛けて指先まで可愛くしたのだろう。
美人で優しくて女性らしい彼女はライ君にお似合いだ。
「ライ様は全国展開するブロッサムホテルのご令嬢と婚約しております。とても仲睦まじいでしょう。会話をお聞きになりますか?」
私の耳にコードレスのイヤホンをしてくる間口さん。
イヤホンから何やら話し声が聞こえてきた。
『綺麗な目を初めは好きになったんです⋯⋯』
鳥の囀りのような女性らしい佐々木雫の声に私は思わずイヤホンを外してしまった。
(私以外もライ君の瞳を綺麗って思う人はいるに決まってるよね)
勝手にライ君との時間を綺麗な恋として終わらせようとしていた私は愚かだ。婚約者もいるのに、自分に好意を寄せてくる子がいたらその日に手をだすのがライ君。そして、簡単に身を捧げてしまった私は京極清一郎のいう通りアバズレ女。
「お分かり頂けたでしょうか? これから、手術もあったりご入用かと思うので気持ちばかりの額をお支払いします」
彼女は徐にカバンから封筒を出してくる。中に札束が入っているのが見えて、私は咄嗟に押し返した。
「人の会話を盗聴したりもダメですけど、私のことを探偵を使って調べたりしてたんですか? なんの権利があってそんな事を? 私は言われた通りに仕事も辞めて、彼とも会ってません」
「あなたのような生まれの人を警戒するのは当然だと思いますよ。お腹の子は処分してください。ライ様の足枷になります」
「⋯⋯お腹の子はライさんの子じゃありません」
私は精一杯の嘘を吐く。この子たちのことを守れるのは私だけだ。ライ君はこの子たちを望んでいない。
私が差し出した紙袋を間口さんが首を傾げながら受け取る。
「ライさんのお母様の服を借りてました。それから、この鍵も彼にお返しください」
「畏まりました。では、本日は葉山からわざわざお越し頂きありがとうございます」
私は最後に自分の目に焼き付けるようにライ君と佐々木雫を見た。二人とも笑いながら楽しそうにお喋りしている。もう、ライ君は私のことなんかとっくに忘れているのだろう。
ホテルを出たところで、黒塗りの車と見覚えのある顔を見つける。
「園崎、何か用?」
「お嬢、葉山のリゾートホテルまでお送りします」
どうやら私の行動は、実家にも監視され報告されているようだ。
車に乗り込むと、運転席の園崎が私に小さな赤い紙に包まれたものを渡してくる。
「一服すれば、子が流れます」
「なんでこんなもの!」
江戸時代の大奥で使われたような謎の薬を渡され私は動揺した。
「お腹の子の父親は京極清一郎ではありませんよね」
言いづらそうに伝えてきた彼は私を心配してこんなものを用意したのだろう。
園崎は心優しい男で、小さい頃から私を気遣った行動を度々してくれた。
京極清一郎も事実を知った上で私を受け入れていると言ったら、彼は理解できずに混乱するだろう。
「この子は私の子。二度とこんなものを渡さないで」
バッグミラーに映った自分の顔がいつになく険しくて目を背けたくなった。
11
あなたにおすすめの小説
俺と結婚してくれ〜若き御曹司の真実の愛
ラヴ KAZU
恋愛
村藤潤一郎
潤一郎は村藤コーポレーションの社長を就任したばかりの二十五歳。
大学卒業後、海外に留学した。
過去の恋愛にトラウマを抱えていた。
そんな時、気になる女性社員と巡り会う。
八神あやか
村藤コーポレーション社員の四十歳。
過去の恋愛にトラウマを抱えて、男性の言葉を信じられない。
恋人に騙されて借金を払う生活を送っていた。
そんな時、バッグを取られ、怪我をして潤一郎のマンションでお世話になる羽目に......
八神あやかは元恋人に騙されて借金を払う生活を送っていた。そんな矢先あやかの勤める村藤コーポレーション社長村藤潤一郎と巡り会う。ある日あやかはバッグを取られ、怪我をする。あやかを放っておけない潤一郎は自分のマンションへ誘った。あやかは優しい潤一郎に惹かれて行くが、会社が倒産の危機にあり、合併先のお嬢さんと婚約すると知る。潤一郎はあやかへの愛を貫こうとするが、あやかは潤一郎の前から姿を消すのであった。
あなたがいなくなった後 〜シングルマザーになった途端、義弟から愛され始めました〜
瀬崎由美
恋愛
石橋優香は夫大輝との子供を出産したばかりの二十七歳の専業主婦。三歳歳上の大輝とは大学時代のサークルの先輩後輩で、卒業後に再会したのがキッカケで付き合い始めて結婚した。
まだ生後一か月の息子を手探りで育てて、寝不足の日々。朝、いつもと同じように仕事へと送り出した夫は職場での事故で帰らぬ人となる。乳児を抱えシングルマザーとなってしまった優香のことを支えてくれたのは、夫の弟である宏樹だった。二歳年上で公認会計士である宏樹は優香に変わって葬儀やその他を取り仕切ってくれ、事あるごとに家の様子を見にきて、二人のことを気に掛けてくれていた。
息子の為にと自立を考えた優香は、働きに出ることを考える。それを知った宏樹は自分の経営する会計事務所に勤めることを勧めてくれる。陽太が保育園に入れることができる月齢になって義弟のオフィスで働き始めてしばらく、宏樹の不在時に彼の元カノだと名乗る女性が訪れて来、宏樹へと復縁を迫ってくる。宏樹から断られて逆切れした元カノによって、彼が優香のことをずっと想い続けていたことを暴露されてしまう。
あっさりと認めた宏樹は、「今は兄貴の代役でもいい」そういって、優香の傍にいたいと願った。
夫とは真逆のタイプの宏樹だったが、優しく支えてくれるところは同じで……
夫のことを想い続けるも、義弟のことも完全には拒絶することができない優香。
人質王女の恋
小ろく
恋愛
先の戦争で傷を負った王女ミシェルは顔に大きな痣が残ってしまい、ベールで隠し人目から隠れて過ごしていた。
数年後、隣国の裏切りで亡国の危機が訪れる。
それを救ったのは、今まで国交のなかった強大国ヒューブレイン。
両国の国交正常化まで、ミシェルを人質としてヒューブレインで預かることになる。
聡明で清楚なミシェルに、国王アスランは惹かれていく。ミシェルも誠実で美しいアスランに惹かれていくが、顔の痣がアスランへの想いを止める。
傷を持つ王女と一途な国王の恋の話。
思い出のチョコレートエッグ
ライヒェル
恋愛
失恋傷心旅行に出た花音は、思い出の地、オランダでの出会いをきっかけに、ワーキングホリデー制度を利用し、ドイツの首都、ベルリンに1年限定で住むことを決意する。
慣れない海外生活に戸惑い、異国ならではの苦労もするが、やがて、日々の生活がリズムに乗り始めたころ、とてつもなく魅力的な男性と出会う。
秘密の多い彼との恋愛、彼を取り巻く複雑な人間関係、初めて経験するセレブの世界。
主人公、花音の人生パズルが、紆余曲折を経て、ついに最後のピースがぴったりはまり完成するまでを追う、胸キュン&溺愛系ラブストーリーです。
* ドイツ在住の作者がお届けする、ヨーロッパを舞台にした、喜怒哀楽満載のラブストーリー。
* 外国での生活や、外国人との恋愛の様子をリアルに感じて、主人公の日々を間近に見ているような気分になれる内容となっています。
* 実在する場所と人物を一部モデルにした、リアリティ感の溢れる長編小説です。
フローライト
藤谷 郁
恋愛
彩子(さいこ)は恋愛経験のない24歳。
ある日、友人の婚約話をきっかけに自分の未来を考えるようになる。
結婚するのか、それとも独身で過ごすのか?
「……そもそも私に、恋愛なんてできるのかな」
そんな時、伯母が見合い話を持ってきた。
写真を見れば、スーツを着た青年が、穏やかに微笑んでいる。
「趣味はこうぶつ?」
釣書を見ながら迷う彩子だが、不思議と、その青年には会いたいと思うのだった…
※他サイトにも掲載
お前が欲しくて堪らない〜年下御曹司との政略結婚
ラヴ KAZU
恋愛
忌まわしい過去から抜けられず、恋愛に臆病になっているアラフォー葉村美鈴。
五歳の時の初恋相手との結婚を願っている若き御曹司戸倉慶。
ある日美鈴の父親の会社の借金を支払う代わりに美鈴との政略結婚を申し出た慶。
年下御曹司との政略結婚に幸せを感じることが出来ず、諦めていたが、信じられない慶の愛情に困惑する美鈴。
慶に惹かれる気持ちと過去のトラウマから男性を拒否してしまう身体。
二人の恋の行方は……
幸せの見つけ方〜幼馴染は御曹司〜
葉月 まい
恋愛
近すぎて遠い存在
一緒にいるのに 言えない言葉
すれ違い、通り過ぎる二人の想いは
いつか重なるのだろうか…
心に秘めた想いを
いつか伝えてもいいのだろうか…
遠回りする幼馴染二人の恋の行方は?
幼い頃からいつも一緒にいた
幼馴染の朱里と瑛。
瑛は自分の辛い境遇に巻き込むまいと、
朱里を遠ざけようとする。
そうとは知らず、朱里は寂しさを抱えて…
・*:.。. ♡ 登場人物 ♡.。.:*・
栗田 朱里(21歳)… 大学生
桐生 瑛(21歳)… 大学生
桐生ホールディングス 御曹司
噂の聖女と国王陛下 ―婚約破棄を願った令嬢は、溺愛される
柴田はつみ
恋愛
幼い頃から共に育った国王アランは、私にとって憧れであり、唯一の婚約者だった。
だが、最近になって「陛下は聖女殿と親しいらしい」という噂が宮廷中に広まる。
聖女は誰もが認める美しい女性で、陛下の隣に立つ姿は絵のようにお似合い――私など必要ないのではないか。
胸を締め付ける不安に耐えかねた私は、ついにアランへ婚約破棄を申し出る。
「……私では、陛下の隣に立つ資格がありません」
けれど、返ってきたのは予想外の言葉だった。
「お前は俺の妻になる。誰が何と言おうと、それは変わらない」
噂の裏に隠された真実、幼馴染が密かに抱き続けていた深い愛情――
一度手放そうとした運命の絆は、より強く絡み合い、私を逃がさなくなる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる