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第72話 仕事終わり
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「ん?あれ?いつの間にか俺寝てたんだ?」
ソラルは目をこすりながら、ベッドから起き上がる。
「お、おはようございます」
アルはひきったえみを浮かべて、ソラルに朝の挨拶を告げた。
「いやだなぁ、せっかくアル君といっしょにいれるのに、寝ちゃうなんて」
「お疲れですか?」
「うん。昨日仕事が大変だったからね」
ソラルはアルの方に手を回す。
「アル君の体最高だったよ」
最高もなにもソラルはアルとは何もやっていないんだが。
実はカタリの暗示で、アルとベッドインした記憶と、ソラルの仕事が忙しいというのをインプットしたらしいのだが、見事にそう本人は思っている。
「アル君」
ソラルはアルに手を伸ばして、ベッドに押し倒す。
「あの、すみませんが、もうそろそろお時間です」
にこにこアルは言う。
「ええ!?だめだめ。アル君は俺によくしてくれなくちゃ。アル君の全部は俺次第だよ!もう少し一緒にいようよぉ」
そう言ってソラルはアルに下半身を擦りつけてくる。
「この後別の仕事があるので」
「むむ?仕方がないなぁ。アル君がこんな仕事しないでいいように、俺がアル君を救い出すからね」
ふんすふんすと、ソラルはアルの匂いを嗅いでいる。
ソラルの手がアルの服の中に入ってきて、体をまさぐってくる。そしてソラルはアルの頬をなめた。アルは何と言っていいかわからず、笑みを浮かべているだけにした。
仕事って大変だなと、アルはしみじみ思うのでした。
ソラルが何度も口づけをせがんでくるのをなだめながら、やっとこさアルは仕事を終えた。
アルは懐からカタリからもらった匂いけしの粉薬を取り出し、飲み込む。そして残りを体に粉をかける。
この匂いけしを飲んだり体にかけないと、勘のいい鋭い獣人に匂いで色々悟られてしまうからだ。
ソニアたちにはこの仕事をしていることは内緒だ。
アルはソラルが寝ている間、ジュラに連絡をとり、黒猫獣人や虎獣人がもし茶屋にきたら、先着五人ずつくらいの黒猫獣人に、バイトの子供預かりのアル特製の薬の試供品だと言って、人から気配を消す匂いけしの薬を渡しように頼んだ。
その黒猫獣人がアルの知り合いかどうかはわからないが、人を巻き込むこともできないので、アルができるのはここまでだ。
あとは遠回しのこのメッセージに、あの黒猫獣人たちが気付くかどうかだった。
ソラルはお金払いがよかったので、子供たちになにかお土産を買っていこうと、露店で不思議な綺麗なガラスのビー玉を見つけて、二十個くらい買った。
ソラルは目をこすりながら、ベッドから起き上がる。
「お、おはようございます」
アルはひきったえみを浮かべて、ソラルに朝の挨拶を告げた。
「いやだなぁ、せっかくアル君といっしょにいれるのに、寝ちゃうなんて」
「お疲れですか?」
「うん。昨日仕事が大変だったからね」
ソラルはアルの方に手を回す。
「アル君の体最高だったよ」
最高もなにもソラルはアルとは何もやっていないんだが。
実はカタリの暗示で、アルとベッドインした記憶と、ソラルの仕事が忙しいというのをインプットしたらしいのだが、見事にそう本人は思っている。
「アル君」
ソラルはアルに手を伸ばして、ベッドに押し倒す。
「あの、すみませんが、もうそろそろお時間です」
にこにこアルは言う。
「ええ!?だめだめ。アル君は俺によくしてくれなくちゃ。アル君の全部は俺次第だよ!もう少し一緒にいようよぉ」
そう言ってソラルはアルに下半身を擦りつけてくる。
「この後別の仕事があるので」
「むむ?仕方がないなぁ。アル君がこんな仕事しないでいいように、俺がアル君を救い出すからね」
ふんすふんすと、ソラルはアルの匂いを嗅いでいる。
ソラルの手がアルの服の中に入ってきて、体をまさぐってくる。そしてソラルはアルの頬をなめた。アルは何と言っていいかわからず、笑みを浮かべているだけにした。
仕事って大変だなと、アルはしみじみ思うのでした。
ソラルが何度も口づけをせがんでくるのをなだめながら、やっとこさアルは仕事を終えた。
アルは懐からカタリからもらった匂いけしの粉薬を取り出し、飲み込む。そして残りを体に粉をかける。
この匂いけしを飲んだり体にかけないと、勘のいい鋭い獣人に匂いで色々悟られてしまうからだ。
ソニアたちにはこの仕事をしていることは内緒だ。
アルはソラルが寝ている間、ジュラに連絡をとり、黒猫獣人や虎獣人がもし茶屋にきたら、先着五人ずつくらいの黒猫獣人に、バイトの子供預かりのアル特製の薬の試供品だと言って、人から気配を消す匂いけしの薬を渡しように頼んだ。
その黒猫獣人がアルの知り合いかどうかはわからないが、人を巻き込むこともできないので、アルができるのはここまでだ。
あとは遠回しのこのメッセージに、あの黒猫獣人たちが気付くかどうかだった。
ソラルはお金払いがよかったので、子供たちになにかお土産を買っていこうと、露店で不思議な綺麗なガラスのビー玉を見つけて、二十個くらい買った。
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