/// Tres

陽 yo-heave-ho

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□海篇 The Pirates and Secret Treasure.

2.03.1 彼の正体(1)

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 バルハラ共和国ノクシア、離島の'砦'にて。
 三人が南海を彷徨っていた頃のこと。ルミディウスは充てがわれた部屋で紅茶を楽しんでいた。目ぼしい仕事は既に片付け、急なものも現状では舞い込まないだろうと予測し、暇を持て余してのことだった。
 外からこちらへ駆けてくる音が聞こえ顔が綻ぶ。未だ覚えずのノックもせずに扉を開けたのはクラウディアで、駆け寄って来る彼女にルミディウスは破顔し、両手を広げてみせる。
「ウィるッ、ウィりアム!」
「ははは!ダメだよディア、溢れてしまう」
 真っ直ぐにルミディウスへ飛び付くクラウディア。ルミディウスは笑い受け止めてやるが、椅子から転げ落ちそうになり、持ったままで中身が撥ね飛んだ紅茶のカップを机に置いた。
「今日は何処へ?」
「な、なみ、イワ。したイ、臭ぃの!シッ、ほね、楽し♪」
「晒し場か?あそこへは行っちゃダメだ…言っただろ…っ」
「うー…ッん。サラ場!楽し・シたい」
「ばい菌が染るよ。約束、もうダメ…っ、ッ…いいね?」
「、ん…はぃ…っ」
 稚い喋りに合わせた優しい物言い。会話の合間に何度もキスをし、返され、それはエスカレートして唇同士が深く交わる。そんなことは姉弟はおろか、義姉とすることではない──
 開けっ放しの扉の前で、イーヴォスは縺れ合う二人を睨んでいた。
「あそこへは連れてくなと、言ったはずだが」
「…'姫'のご意志だ。それに俺は、」
「駒じゃない、私の」
 微笑み遮ったルミディウスは、険しい顔のイーヴォスへ見せつけるように、クラウディアの髪に顔を埋めた。クラウディアは擽ったそうに笑ってまたキスを求め顔を寄せる。
「閉めてくれ、プライベートだ」
「……」
 何も返さず、しかし言われた通り扉を閉める。途端、中からクラウディアの声が聞こえた。小鳥や小動物のような、短くも艶やかな啼き声が…
 イーヴォスは暫く扉を見つめていたが、一層強く睨むと去って行った。
「…ン、ね…うぃリ・アム」
「…なんだい?」
「……たィ屈。つまラん」
「…もう少し、我慢してくれ」
 項に顔を埋めていたルミディウスの表情から笑みが消える。時折クラウディア。この時の彼女には注意が必要だ。
「閣下に期待しよう、楽しくなるよ」
 また顔を覗き囁くと、真顔になっていたクラウディアが笑顔に戻り、可愛らしい笑い声を上げた。
「♪きッたぁ、キたい!カカかっか!あは♪」
「いい子だね、ディア…」
 ルミディウスも笑ってみせる。作り笑い。ソロウ達の戻りを考えるとまた起きそうで、最近姿を現さない<虎の眼の盗賊>でも探そうかと考える。
 しかしその考えはクラウディアにキスされたことで頭の隅に追いやられ、今は目の前の唇を貪ることに集中した。


「キース!」
「しっかりしろッ」
 声が聞こえる…これは夢か?
 違う。夢じゃねぇ、
 ──キース──
 …いや、やっぱりこれは夢だ。だってもう聞こえるはずがない。
 もう何度も見た…俺の記憶…

「コぉラッ、またサボって!」
「誰の影響かねぇ」
 いつだっけ、懐かしい…
「揃いも揃って、まったく」
「こういうとこは成長してきたね」
 なに?なんすか、もう。
「似た者同士、気が合ってるな」
「二人共、俺を差し置いて仲良しなんだから」
 似てねぇから。気なんか合ってねぇし、仲良しじゃ、
「諸君!俺が見つけたんだ、感謝しろ」
(あんたは黙っててくれ…)
「能無しクソチビ」
(テメェはもっと黙ってろッ)

「お前のそういうの、想像力なんだろうな」
「想像力?」
「行き当たりばったりなだけです」
「おい」
「ははは!キースのこれは、ちっと変わってるさ…器用だけじゃ普通思いつかねぇよ」
「…そう、すか?」
「調子に乗るなよチビ。次は捻り潰すからな」
「テメェは…いい加減黙れよ木偶の坊!」
 ──ずっと、続けばよかったのに…
 お前のせいだ。お前が…──

「…俺も折られた時に感じたよ」
(あぁ…そっか)
「お前バカかッ!?」
「お前こそ。いつの間にか癖が直ってて、手古摺ったぞ」
「こんな状態じゃ何もできないだろッ!!」
「そんなことない、実戦でも充分使える」
(お前、こんなふうに…笑えたんだな…)
「ったく、これだからガキは…おい死ぬなよ、とびきりうるせぇのが激おこだ」
(なのに…あんな……?)
 熱ぃ、なんだ?気持ち悪ぃ、吐きそう…
 どうなってる…?
「知りてぇ?」
 …やめろ、
「お前にゃ教えてやんねぇよ」
 もう、やだ…やめてくれ…
「止せッ、リン!!」

 ??
 なんだ、眩しい…いつだこれ?
「兄貴!こいつ、」
「話は聞いた、でも待て!」
「なんで!?こいつが俺らを嵌めたかもしれねぇんだぞッ!」
 そうだ、俺…船から降りて?あれ…そのあと、どうした?
「おい、リン」
 …ビアンカ?おい…
「キースは助けてくれたんだ、何度もッ…戻ってくるのも、二人がいなきゃ無理だった!」
「…お前の命の恩人ってわけか」
 誰だ??
「恩人なら丁重に扱え、さっさと手当てしろ。死んじまうぞ」
「親父ッ?!よく見ろよこいつの腕を!!」
「…それがどうした。誰だろうと関係ねぇ。そいつに助けてもらったんだろ?ビアンカ」
 ビアンカ…お前また、泣いて…
「なら答えは決まってる…オーウェン」
「……わかった」
 ?…ぁ…やめろ…なん、だよ?
「やめろッ、放せって!」
 スタン…?まて…待ってくれ、
「大丈夫…」
 ビアンカ、おい…どうなってる?なぁ…待てよ、待って…おい、俺は生きてる…ッ
「まだだッ、俺がいんだろ!なぁ…待てよ!待てッ、まだ生きてんだよ!頼む、から!こっち来い、」
「キースッ!!」


「……ッ!…、は……」
 目が覚め、目尻から大粒の涙が溢れ落ちた。
 キースは潤んだ目で天井を見つめながらゆっくりと息を吸い、吐き出して、もう再三観てきた夢を思い出し、また目を瞑る。
 涙を拭こうと手を持ち上げるが、手首に痛みと引っ張られるような感覚があり、金属音が続く。まさかと思い首を持ち上げれば、左手も右手も、さらに両足まで、ご丁寧に枷と鎖が付けられ寝床に繋がれていた。
「……」
 ぼんやりとした頭をフル回転させ、記憶を掘り起こす。そうだ、バレた…島に着いて、船からおり…いや落ちた。落ちたよな?それで毒だのなんだの騒ぎになって、それで──
(…バレちまった…)
 溜息が込み上げ、声も一緒にもれてしまう。
 左腕を見ると今まで包帯を巻き隠していたはずの刺青が丸見えで、その下に出来た切傷(クロヒゲに弄られ大分酷かったから切創と言ってもいい)はまだ糸が残っていたが、もうすっかり良くなっていた。あれから何日経ったのかと呑気に考えてしまう。と、
「……?」「…ッ!」
 自身が寝ている寝床の真横、部屋の出入口であろう場所。そこから顔を覗かせていた少年と目が合った。直後、少年は驚き逃げ去ってしまうのだが、軍兵が起きた!だの喚いているようで、キースは思わず眉を寄せた。
 身体を動かし手足の鎖を引っ張り、出来る限り上体を起こす。首だけは自由に動かせるので乾きはじめた涙を肩口に擦り付け拭う。
 喉が渇いた、背中も痒い。見覚えのない服、着心地がいい。腹減ったな。煙草吸いてぇ…遠くのほうで何か聞こえ、出入口とは反対にある窓を見るが、そこは木々が生い茂るばかりで葉っぱと枝と射し込む光しか見えない…今何時だ??
「起きたか」
「!」
「どうだ、口利けるか?」
「……あんたがラッカム?」
「違ぇよ」
 今度は初老の男が姿を現し、低い声で尋ねられる。キースはもしやと思ったが違うようで、男は喉を鳴らし笑って、寝床の横の椅子に腰掛けた。
「これ、何本だ?」
「…二本…三、一。ちゃんと見えてる」
 矢継ぎ早に指を見せつけられ、間違えることなく答える。すると今度は額に手を当ててきて…熱を測られてるようだ。
「ゼス、大丈夫なの?」
「あぁ、熱も下がったし頭もまともらしい。お前と同じクソガキだ。噛みつきゃしねぇ」
「……」
 ゼスと呼ばれた男はニヤニヤしながらこちらを見据え、また顔を覗かせた少年に余裕ありありで返答する。久々のクソガキ呼ばわりに苛立ち、眉間の皺を深くしゼスを睨みつける。
「ここは…あんた誰…?」
「此処は俺達の家、俺はゼスだ」
「テメェこそ名乗れッ」
「…キース」
「反抗期でな、悪く思うなよ。おいヴァン、休憩終わってんだろ、戻れ」
 少年ヴァンが口を挟んだことでキースは余計にイライラしてしまう。苛立ってるのが面白いのかゼスは笑いをもらし、肩越しにヴァンを叱りつける。少年はべぇっと舌を出すと何も言わず行ってしまった。
「お前さんのことは少し聞いた。キース・エフライム。陸でちょっと有名な盗人…ちなみに俺は、ラッカム一味のゼスだ。此処はラッカムと一味全員のための家」
「……」
「連れは無事だぞ、汗水流して働いてる。ビアンカも…あいつもクロヒゲの剣掠ったみてぇだが、なんともねぇでピンピンしてやがる」
「…ぁ、そ」
「お前さん、今日まで一切起きなかった。意識が無かった、5日も。毒はたぶんシチヘンゲだな、他にも混ざってたようだが。まぁまぁ、起きたんなら大丈夫。解毒も傷の手当てもとっくに終わった。寝坊助め」
「…そりゃあ、失礼しました」
「さぁて…聞きたそうなことは、ひと通り教えてやった。他に質問は?」
 …良く言えば懇切丁寧、悪く言えばお喋り。
 ゼスは終始笑みを浮かべていて視線はキースから外さず、まるで観察しているようだった。観察対象からすると心から嫌なジジイだと思い、ドウェインとは別のタイプだとも思う。そして、
「…喉が渇いた、腹が減った。小便も行きてぇ」
「そうか」
「…それが答えかよ」
「用足しくらいはさせてやる。これ以上漏らされちゃ、敵わねぇ」
「……どーもッ」
 ゼスの笑みが深まったのがわかり、キースはつい赤くなり隠すことなく舌打ちした。
 程なくしてゼスが枷を外してくれて、鎖を引かれながら用を足した。後でもっと話が…尋問があると告げられたのは、また寝床兼牢屋に繋がれた時だった。


 夕刻。ラッカム一味アジトにて。
 島の中心、山の中腹。森を伐り開き造られたそこには平屋が軒を連ねており、草を刈り地ならしされた道が四方八方に延びていて、海賊達の居住区になっていた。
 海賊達は水浴びしながら笑い話に花を咲かせていたが、ゼスと彼が引き連れる人物を見た途端押し黙り、無遠慮に眺めた。
 方方から注がれる視線をキースも一瞥し、ゼスの後ろを付いていく。逃げたりしないと言ってみたが、三人の頭の取り決めだと返され、枷も鎖も付いたままだった。

 人気の少ない道に入り、上階が造られた家に行き着く。二階部分は渡り廊下のような橋が設けられていて、さらに奥の家と繋がっているようだった。
 ゼスが扉をノックすると中から声が聞こえ、開けられて、最初目に入ったのはスタンだった。心配そうに見つめてくる彼と目が合い、つい目を泳がせてしまう。中は薄暗くよく見えなかったが、彼以外にも居るのはわかった。
「入れ、行け」
 肩越しにゼスに言われ、重い足取りで家の中へ入る。奥からリンが姿を現し鎖を受け取る。ゼスに背中を叩かれたが、彼は何も言わず出て行ってしまった。
「来い」
 リンに鎖を引っ張られ進む。家の中は意外にも広く、中にはリンとフランツと、黒髪の男が一人、同年代の男が一人。さらにスタンと傍らにはビアンカの姿もあって、彼女と目が合いまた視線を逸らしてしまう。
 乱暴に鎖を引かれ躓きそうになる。どうやらゼスは手加減してくれてたらしい。引っ張られるまま抵抗もせず、顎で示された通り、床に座り込む。
「具合はどうだ?」
「…?」
「あぁ…こっちだ」
 何処からともなく、誰のものでもない声がする。はっとして見上げれば、暗くてわからなかった階段からこちらを見下ろす人物と目が合った。
 言葉とは真逆に鋭い眼の男…ラッカム──
 思わず息を呑む。ヤバい奴がいる。見てくれはただの老人、ゼスより歳上だろう。殺気なども感じないし、表情も柔らかそうなのに…そうじゃない、纏ってる空気が殺気のようだ。自身やその辺の男共の不機嫌な目つきとはまったく異なるそれを、怖いと思った。
 名乗らずとも解る。彼がラッカムで、大海賊なのだと。
「見張る必要ねぇって言ったんだが、こいつらが聞かなくてな…悪いが付き合ってもらう」
「…、…」
 ラッカムはゆっくりと階段を下り、目の前に立ち、名前を尋ねた。もう、目を逸らせない。嫌な汗が止まらない…といっても、どの道逃げ場は無いのだ。
 無意識に唾を飲み込み息を吐き、やっと声が出せた。
「…キース・エフライム…」
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