透明な君が

にゅるにゅる

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目標vs夢

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神無さんの転校から、数日がたった。もう冬休みです。
~通学路~
「いやー、相変わらず寒いね~!」
「陽菜ちゃんがいると温かい気がするよ。」
「ほんとうにそうですよね。カイロみたいです。」
「それにしてももう冬休みかぁ~。今年は色々あったなぁ。転校したり、神無さんと出会ったり。」
それに口には出さないけど、人とこんなに仲良く話せるようになった。こころなしかいじめが減った気がするし。
などと思いつつ今年最後の登校を終えた。
~昼休み屋上にて~
昼にここに来ることも習慣づいてきた。
「ねぇ神無さん、最近、見つからないことについてなにかわかった?」
「あっ!そう、そのことなんですけどね。ネットでは何も情報がなかったので、神山先生に聞いたら、『あーそれは多分うちのジーさんが話してた、呪いかもしれん。けど呪いなんて現代的じゃないし、ありえないよなぁ。けどこれ以外私にもわからないんだ。力になれずすまん。』って言ってて。」
「んー…確かに、にわかには信じられませんね。もし呪いだったとしても、色葉さんが何故呪われてるのもかわかりませんしね。」
「そうだよねぇ!色葉ちゃんいい子なのに。」
「話を変えてしまうんですが、三年生に向けて勉強会をしませんか?蒼さんと色葉さんがいると心強いのですが。」
「僕はいいけど。」
「面白そうですね。やりましょう。場所はどこにしますか?」
「蒼さんの家にも行ってみたいですし。蒼さんの家はどうでしょう。蒼さん、よろしいでしょうか?」
「狭いしもてなせるものもないから。やめといたほうがいいよ。」
正直少し怖い。いい人たちではあるけど、なにかあるんじゃないかと思ってしまう。
「?そんなに狭くなかったですよ?むしろ少し広いような…?」
「そうなの!?行ったことあるの?色葉さん。」
「まぁ、色々あってね。」
「…」
「どうしたんですか?蒼さん?…大丈夫ですよ。あなたをいじめる輩と私達は違うんですから。」
「そうだよ。私達は違うんだから!!そんなに考え込んじゃダメ!!」
「ごめん。心配させちゃって。何を買っておこうか悩んでただけだよ。それに狭くないらしいし。」
「そうですかそれは良かった。」
「じゃあ蒼の家で決定だね!!やったー!!」
この人たちは信用しても良いのかもしれない。そう考えながら。教室に戻った。
~教室にて~
「神山先生、さっき神無さんから聞いたんですけど、呪いってどういうことですか?」
「…すまん蒼、今は教えられない。人が多すぎる、それに私もわかりきってないんだ。調査が終わり次第教えてやるよ。」
「…分かりました。」
結局なにもつかめないまま午後の授業が始まった。
~授業中紫音さんの脳内会議~
やってしまった。ついに蒼くんと勉強会が出来るっ!!嬉しすぎる!
ほんとは二人きりが良かったけどハードルが高いし、何より蒼くんが了承してくれるとは。数年前からの夢が叶ってしまった。残りの懸念事項は、最近蒼くんとの距離を劇的に近づけている、陽菜ちゃんと、なにかと距離の近い色葉さんだけ…
~同じく陽菜ちゃん脳内会議~
紫音め彼のことが好きだからって大胆に仕掛けちゃつて!勝負に出たなぁ?これだけは絶対に負けられない。なにがなんでも勝つ!勝てなくても、進展させない!私には目標があるのよ!負けてたまるもんですか!
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