透明な君が

にゅるにゅる

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ガールズトーク

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~1月2日8時神無家~
どうしよう一睡もできなかった。楽しみだったのもあるけど、蒼くんと一緒にいた人が誰なのか気になってしょうがない。ほんとにデートだったんだろうか?気にしてもしょうがない。早く支度して蒼くんの家に向かおう。

~同時刻 嶺川家~
今日のためにしっかり寝ておこうとしたけど、やっぱり無理だった。でも嘆いてる場合じゃない。さっさとしてくして蒼くんの家に行かなきゃ!
「ええと教えてもらった住所ってどこだっけ…あぁ!ここだ!」

~またまた同時刻 和崎家~
ぐっすり眠れて気分がいいや。みんなが来るまでに片付けをある程度終わらせて、できる限りよく見えるようにしよう。
~2時間後 和崎家~
ピンポーン!
お、来たみたいだ。
「はーい!今開けるね。」ガチャ
「お邪魔します。わぁ!すごい綺麗ですね!」
「お邪魔しまーす。わ~!前よりきれいになってる~!」
「ありがとう。あれ?陽菜さんは?」
「あれ?来ていないんですか?あんなに楽しみにしていたからてっきりもう来ているのかと…」

~同時刻 朝日家~
んー!よく寝た~!!さて早速準備していこうか…な?
「寝坊してる…遅刻だ~!急げ~!」

~和崎家~
「じゃあ仕方ないし、陽菜さん来てないけど始めようか。」
「ですね。」
~30分後~
ピンポーン!
「ハァ!ハァ!ごめ~ん遅刻した~!」
ガチャ「お疲れ様、さ、上がって!もう始めてるよ。」
「はーい。」
~さらに30分後~
「ねぇ~。みんな~、一旦休憩にしよー?疲れたー。」
「そうだね。陽菜さん来てから30分ずっと集中して疲れたなぁ。」
「そうですねぇ。私も蒼さんや色葉さんに教えてもらいつつでしたけど確かに疲れました。」
「うん、私も疲れたし一旦休憩しよ。」
「お茶入れてくるよ、ちょっと待ってて。」
「あっ私はオレンジジュースがいい~。」
「はーい。」
~ガールズトーク~
「そうだふたりとも、君たちは好きな人いるの?」
「えっ!私は…いないかなぁ?まぁ好きってどんな感じかわからないからなんともいえないって感じが正しいかな?紫音さんは?」
「えっ、私ですか?うーん…ここだけの話、いるにはいます。ただ、半分は異性、半分は尊敬という意味で好きですかね。陽菜ちゃんは?」
「いるよ?いなかったらこんな話しないし。ちなみに紫音、その人って誰?」
「気になるかも!教えて下さい!」
「嫌です。恥ずかしいので教えられません。まっまぁ、陽菜ちゃんが言うのならヒントくらいは」
「対価は払うさ。私の好きな人は、蒼だよ。だって、あんなに優しいし、何でもできるし、賢いし。好きにならないわけ無いじゃん。さ、言ったよ?早くヒントを出して。」
「そんなにサラッと言えるものなんですか!?まぁ約束ですし、オホン えーヒントはですね。昔会ったことがある、うちの学校の生徒です。」
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