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第一章
第1話 プロローグ 一度目の転生
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俺は地球、具体的には日本という国から、この世界に転生された勇者だ。
急に目の前に神様が現れて、「君は勇者だ!」とか言われてもな……。まあ流石は日本人、というかこういう展開には馴染みがあったので受け入れるのに時間はかからなかった。
神のギフトである俺の能力は。簡単に言うとチート魔法の類である。はっきり言うと強すぎでドン引きするレベルだった。
あまりに強すぎたため仲間なんか作る必要もなく、結局一人でこの世界を冒険し、ついに魔王を倒した。
しかし、俺は魔王は悪いやつじゃないと思った。全ては魔王を作った存在である神が悪いのだ。
そう、この世界は発展しすぎた人間に対する抑止力として魔王が作られたのだという。
しかも神ははっきり言った。「これは神である僕が作ったゲーム」だと。
だから俺は神を殺した。不思議と罪悪感などわかなかった。地球に帰れなくなるのは少し後悔はしたが。
転生者としてこの世界に体がある以上、今さら地球に帰るわけにもいかないし、そもそも帰るといってもあっちの世界では俺は死んでるんだ。
まあ神を殺してしまったから今さらそんなことを悩んでもしょうがないのだが……。
それに、あの神が元の世界に返してくれる保証もない。
あいつはこの世界を弄んでいるただのガキだった。なにが僕が作ったゲームだ! ……馬鹿にしている。
しかし、俺は神や魔王を殺してしまったことで、この世界で最強の存在となってしまった。
それこそ俺が勇者としてもてはやされている間はいいかもしれないが、人類にとっては新たな脅威だ。
今の王様はよくてもその次代はどうだろうか。それに周りの貴族は俺を利用するに決まっているだろう。
元日本人をなめてもらってはこまる。この手の話は知り尽くしているのだ。
そういうわけで俺は、魔王討伐の報告を済ませたあと、国中宴会ムードになっている最中に人里を離れた。宴もたけなわですが勇者はお開きというわけだ。
俺は人里を離れて小さな洞窟に居を構えた。まあ最初は手狭には感じたが住めば都というだろう。
ここで自給自足をして隠居生活をするつもりだった。
……が、人は一人では生きられない。俺は引きこもりではあったが本当の孤独はさすがに堪える。
しばらくして俺は、魔王討伐の戦利品である魔王のコアと呼ばれる黒い球体を取り出した。
神は言ってたな。これは神のアイテムで、魔王の命であり、ダンジョンの核となるもの。
つまりこれが魔王城というダンジョンを作り出し。同時に魔王という個体を生み出したと。
物は試しだ。俺はこれを起動させることにした。魔王を復活させたと人間達に知られたらどうなることか。
まあ隠居の身だし。そもそも魔王は悪いやつじゃなかった。……いや言い訳だな、単純にさみしかったんだ。
俺は躊躇することなく魔王のコアに魔力を注ぎ込んだ。
起動方法は分からなかったがスイッチとか一切ないただの球体だったため、おそらく魔力で反応するんじゃないかと思ったのだ。
それに俺は神から転生ギフトでかなりのチート魔法を貰ったから。魔力は無尽蔵にある。
しかし、何も反応がなかった……。
まあ世の中そんなに旨く行くはずないかと、俺は洞窟の中に戻り、その球体を寝床の近くに置くと日課である狩りにでかけた。
思えば俺も狩猟が随分旨くなったものだ。もちろん転生したと気付くまではこの世界の住人として十数年は問題なく過ごしていたのもあるが。
それでも狩人というわけではなかった。これは日本人だったころの記憶が戻ってから取得したスキルだ。
よかった。ジビエブームが日本に来てなかったら。俺は狩猟なんてできなかった。漫画で得た知識が大いに役に立ったのだ。サブカル万歳だな。
まあ、弓矢は使えないし猟銃なんてもちろんないから、チート魔法でサクッと狙撃するだけなんだがな。
おっと、これでしばらくは食料に困らないだろう。今日も獲物に感謝だな。
そんなこんなで俺は寝床である洞窟に戻った……が、寝床はない。
いやまて、ここはどこだ? 洞窟どころか大穴がぽっかり空いてしまってるぞ。
場所を間違えたか? いやそんなわけない。何年ここに住んでるんだよ。マッピングの魔法を使ってもここで間違いない。
怪しいと言えばこの大穴な訳だが……。降りるか、それしかない。あきらかに怪しいが俺は勇者だしなんとかなるだろう。
大穴といったが。かなりの断崖絶壁だな。俺はゆっくり崖を伝いながら降りて行った。
そこにあった。俺の寝床。キャンプ漫画で出てきたようなテントを真似して作ったやつが。
しかも、その中に黒髪の少年が寝ているではないか。俺にそんな趣味があったのかと現実逃避ぎみに思考を巡らせていると。
少年は起きた。
「おはようございます。ここはどこでしょうか? あと僕はだれでしょう?」
――ベタだ、しかも古典の領域だぞ少年よ。
どうやら、魔王のコアは起動していたらしく。周囲を巻き込みながらダンジョンを形成したらしい。
少年は魔王というよりは全く無害でなかなかの美少年であった。
俺は当初、魔王を復活させるのに罪悪感があったが。そんな感情は彼と接すればあっという間に吹き飛んだ。
いいやつなのだ。
好奇心旺盛で話好きで、俺のサブカル知識を全開にしたオタク特有の早口で話しても嫌がるどころか目をキラキラして聞いてくれるのだ。
その後の俺の人生は今までで最高に楽しかった。
この少年は魔王とはいえ生まれて間もないため、かつての力は無かったのだが。
もう一つの戦利品である【魔王の剣】――次元を切り裂く神の道具――をスコップに改造して彼に与えると、まるで水を得た魚のように自分の領域であるダンジョンを広げていった。
どうやら彼はダンジョンの外には出られないらしい。
前世の魔王だったころも魔王城から出られなかったようなのでそういう仕様なのだろう。
その辺は思うことがあったが、ならばダンジョンを広げて活動領域を増やせばいいのだ。ものは考えようである。
それから俺は彼がダンジョンを広げてくれたおかげで、家を建てることが出来た。
しばらくして、サポート用のメイドロボットも作った。これは、俺が体調不良になったときに食事の質が落ちたためだ。
少年は飯が作れない、味覚が壊滅的なのだ。後、老後の為でもある。少年に俺の介護を任せるのは不憫だしな。
まあメイドさんなのは俺の趣味以外の何物でもないのだが……。
生活に余裕ができると、いろんな遊び道具も作った。それで三人で遊んだり、いたずらが行き過ぎて怒られたりした。……メイドさんに。
時間はあっという間に過ぎた。
本当に楽しかった。悔いはない。独り身の俺が家族を持てたようで本当に幸せだった。
日本に居たころは早く結婚しろと言われ、引きこもりになったらそれすら言われなくなったっけ。
結婚か、そんなに大事なことかね。やれ恋愛だのめんどくさいじゃないか。
そんなことしなくても今の俺には看取ってくれる家族がいるじゃないか。なにも後悔はない。
いや、さっきからそんなこと回想するなんて、これが走馬灯とでもいうのか。実にくだらないぞ、いややっぱ恋愛の一つでもすればよかったかな……。
こうして、俺の転生一回目の人生を終えた。ちょっぴり、ほんのちょっぴりの後悔を残して。
急に目の前に神様が現れて、「君は勇者だ!」とか言われてもな……。まあ流石は日本人、というかこういう展開には馴染みがあったので受け入れるのに時間はかからなかった。
神のギフトである俺の能力は。簡単に言うとチート魔法の類である。はっきり言うと強すぎでドン引きするレベルだった。
あまりに強すぎたため仲間なんか作る必要もなく、結局一人でこの世界を冒険し、ついに魔王を倒した。
しかし、俺は魔王は悪いやつじゃないと思った。全ては魔王を作った存在である神が悪いのだ。
そう、この世界は発展しすぎた人間に対する抑止力として魔王が作られたのだという。
しかも神ははっきり言った。「これは神である僕が作ったゲーム」だと。
だから俺は神を殺した。不思議と罪悪感などわかなかった。地球に帰れなくなるのは少し後悔はしたが。
転生者としてこの世界に体がある以上、今さら地球に帰るわけにもいかないし、そもそも帰るといってもあっちの世界では俺は死んでるんだ。
まあ神を殺してしまったから今さらそんなことを悩んでもしょうがないのだが……。
それに、あの神が元の世界に返してくれる保証もない。
あいつはこの世界を弄んでいるただのガキだった。なにが僕が作ったゲームだ! ……馬鹿にしている。
しかし、俺は神や魔王を殺してしまったことで、この世界で最強の存在となってしまった。
それこそ俺が勇者としてもてはやされている間はいいかもしれないが、人類にとっては新たな脅威だ。
今の王様はよくてもその次代はどうだろうか。それに周りの貴族は俺を利用するに決まっているだろう。
元日本人をなめてもらってはこまる。この手の話は知り尽くしているのだ。
そういうわけで俺は、魔王討伐の報告を済ませたあと、国中宴会ムードになっている最中に人里を離れた。宴もたけなわですが勇者はお開きというわけだ。
俺は人里を離れて小さな洞窟に居を構えた。まあ最初は手狭には感じたが住めば都というだろう。
ここで自給自足をして隠居生活をするつもりだった。
……が、人は一人では生きられない。俺は引きこもりではあったが本当の孤独はさすがに堪える。
しばらくして俺は、魔王討伐の戦利品である魔王のコアと呼ばれる黒い球体を取り出した。
神は言ってたな。これは神のアイテムで、魔王の命であり、ダンジョンの核となるもの。
つまりこれが魔王城というダンジョンを作り出し。同時に魔王という個体を生み出したと。
物は試しだ。俺はこれを起動させることにした。魔王を復活させたと人間達に知られたらどうなることか。
まあ隠居の身だし。そもそも魔王は悪いやつじゃなかった。……いや言い訳だな、単純にさみしかったんだ。
俺は躊躇することなく魔王のコアに魔力を注ぎ込んだ。
起動方法は分からなかったがスイッチとか一切ないただの球体だったため、おそらく魔力で反応するんじゃないかと思ったのだ。
それに俺は神から転生ギフトでかなりのチート魔法を貰ったから。魔力は無尽蔵にある。
しかし、何も反応がなかった……。
まあ世の中そんなに旨く行くはずないかと、俺は洞窟の中に戻り、その球体を寝床の近くに置くと日課である狩りにでかけた。
思えば俺も狩猟が随分旨くなったものだ。もちろん転生したと気付くまではこの世界の住人として十数年は問題なく過ごしていたのもあるが。
それでも狩人というわけではなかった。これは日本人だったころの記憶が戻ってから取得したスキルだ。
よかった。ジビエブームが日本に来てなかったら。俺は狩猟なんてできなかった。漫画で得た知識が大いに役に立ったのだ。サブカル万歳だな。
まあ、弓矢は使えないし猟銃なんてもちろんないから、チート魔法でサクッと狙撃するだけなんだがな。
おっと、これでしばらくは食料に困らないだろう。今日も獲物に感謝だな。
そんなこんなで俺は寝床である洞窟に戻った……が、寝床はない。
いやまて、ここはどこだ? 洞窟どころか大穴がぽっかり空いてしまってるぞ。
場所を間違えたか? いやそんなわけない。何年ここに住んでるんだよ。マッピングの魔法を使ってもここで間違いない。
怪しいと言えばこの大穴な訳だが……。降りるか、それしかない。あきらかに怪しいが俺は勇者だしなんとかなるだろう。
大穴といったが。かなりの断崖絶壁だな。俺はゆっくり崖を伝いながら降りて行った。
そこにあった。俺の寝床。キャンプ漫画で出てきたようなテントを真似して作ったやつが。
しかも、その中に黒髪の少年が寝ているではないか。俺にそんな趣味があったのかと現実逃避ぎみに思考を巡らせていると。
少年は起きた。
「おはようございます。ここはどこでしょうか? あと僕はだれでしょう?」
――ベタだ、しかも古典の領域だぞ少年よ。
どうやら、魔王のコアは起動していたらしく。周囲を巻き込みながらダンジョンを形成したらしい。
少年は魔王というよりは全く無害でなかなかの美少年であった。
俺は当初、魔王を復活させるのに罪悪感があったが。そんな感情は彼と接すればあっという間に吹き飛んだ。
いいやつなのだ。
好奇心旺盛で話好きで、俺のサブカル知識を全開にしたオタク特有の早口で話しても嫌がるどころか目をキラキラして聞いてくれるのだ。
その後の俺の人生は今までで最高に楽しかった。
この少年は魔王とはいえ生まれて間もないため、かつての力は無かったのだが。
もう一つの戦利品である【魔王の剣】――次元を切り裂く神の道具――をスコップに改造して彼に与えると、まるで水を得た魚のように自分の領域であるダンジョンを広げていった。
どうやら彼はダンジョンの外には出られないらしい。
前世の魔王だったころも魔王城から出られなかったようなのでそういう仕様なのだろう。
その辺は思うことがあったが、ならばダンジョンを広げて活動領域を増やせばいいのだ。ものは考えようである。
それから俺は彼がダンジョンを広げてくれたおかげで、家を建てることが出来た。
しばらくして、サポート用のメイドロボットも作った。これは、俺が体調不良になったときに食事の質が落ちたためだ。
少年は飯が作れない、味覚が壊滅的なのだ。後、老後の為でもある。少年に俺の介護を任せるのは不憫だしな。
まあメイドさんなのは俺の趣味以外の何物でもないのだが……。
生活に余裕ができると、いろんな遊び道具も作った。それで三人で遊んだり、いたずらが行き過ぎて怒られたりした。……メイドさんに。
時間はあっという間に過ぎた。
本当に楽しかった。悔いはない。独り身の俺が家族を持てたようで本当に幸せだった。
日本に居たころは早く結婚しろと言われ、引きこもりになったらそれすら言われなくなったっけ。
結婚か、そんなに大事なことかね。やれ恋愛だのめんどくさいじゃないか。
そんなことしなくても今の俺には看取ってくれる家族がいるじゃないか。なにも後悔はない。
いや、さっきからそんなこと回想するなんて、これが走馬灯とでもいうのか。実にくだらないぞ、いややっぱ恋愛の一つでもすればよかったかな……。
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