歌の翼に

蜜鳥

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宵闇の祝祭

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 宵の風が昼の暑さを押し遣る庭には、数えきれないほどの人が集まっている。

 同時並行で進む雑多な会話が絡み合い、開放的な空間全体に音の濃淡を作り出してゆく。宵闇に光を与える灯が着飾った人々を照らし、季節外れの祭りのようなどこか白々しい高揚感を漂わせていた。そこここに散らばった楽団の奏でる哀愁漂う曲がそんな散漫な場の空気を纏めていた。

 ダンは数人の獣人仲間と、プリモスが開いた集まりに招かれていた。ここしばらくは体よくあしらわれて館に来ることがなかったので、久しぶりの訪問だった。

 ジョアンは元気だろうか。
 胸の奥が煮詰まるような嫌な予感しかない。彼のことだけが心配だった。

 ざわつきに方向性が出た。何か新しいことが始まっている。耳の聡い獣人たちはすぐに気が付いてあたりを見回した。 

 人々の視線が集まる先に館の主のプリモスが二人のΩを従えて歩いていた。一人はまだあどけない表情を残す、おそらく初めての発情期を迎えたばかりの成熟しきっていない少年。そしてもう一人は、誰にも、何にも視線を合わせず、背筋を凛と伸ばしているジョアンだった。

 残酷なほど美しい二人のΩは、これから光と影に分かれてゆくのを象徴するかのように白と黒の艶やかなシャツを着て、共布の飾り布を肩から垂らしていた。

 リーンと高い鈴の音がするとそこにいたほとんどの人が口を閉じてプリモスの言葉を待つ。
 
 今日は足が痛むのか杖を突きながらも、建物の前に設えた段上にあがると背筋を伸ばして簡単な出迎えの挨拶を口にした。

「この度、私はこのエドゥ・ノウムΩを新たに後見することになりました。本日はそのお披露目もかねて皆様にお集まりいただきました。」

 そこには、ここに集っている人々の間の暗黙の了解、前のΩの後見は終了するので次の後見人を求む、というメッセージがあった。

「できるだけ多くのΩに安心して暮らす機会を与えるために後見をしてきましたが、私の年齢から考えても、子を成すことのできる機会はおそらく今回が最後となるでしょう。

 今の番であるジョアンはご存知の通り当代一の美しさをもって私を慰めてくれました。同じように彼を後見したいと願っている方が沢山いたことは今でもはっきりと覚えています。前回身を引いてくれた方にも彼と豊かな時間を過ごしてもらいたい。

 番解消治療は以前より安全性も高まりつつあるので、彼のくびきを放ち、私というαを狂わせた至高のΩに戻して次の後見人を探してもらおうと考えています。」

 そこで一旦止めてプリモスは隣で虚空を見つめるジョアンに向いた。

「ジョアン、幸せになりなさい。」

 人々の間から拍手が起こった。

なんという言い草だ。なんという理屈だ。結末の分かった空々しい芝居に、ダンは舌打ちをした。

 セトが隣で何の感慨もなさそうな顔で呟いた。

「哀れな人のΩ。」

 番解消治療は失敗すれば心身が破壊される。上手く解消できたとしても、次に番機能が上手く働かない可能性も高かった。そして、番が成立しなければそのΩの行く場所はない。全てのリスクを負うのは、何の決定権もないΩだった。

 お披露目された新しいΩのエドゥはぴったりした革製のチョーカーを着けていた。まだうなじを噛まれていないのだ。

 何度かの祝辞やスピーチの後人々は入り乱れて杯を交わし、もつれて歌い、踊り始めた。プリモスはまだ番になっていない方のΩが奪われはしないかとちらちらとあたりに目を配っていてジョアンのことは忘れているように見えた。
 
 ダンは離れた場所から、他の人に聞こえないように高く小さな声でジョアンを呼んだ。

「ダン……」 

「散歩に行こう、どうせみんな酔っぱらっていて気付くまい。」

 ジョアンに触れないようにしながら、肩にかかっている飾り布を頭の上に引っ張り上げると、その美しさはとばりの中に沈んでいった。



 歩調を落としてもジョアンとダンが並ぶことはなかった。足を止めるとジョアンも立ち止まる。

 振り返れば、「何?」と不安げな顔で見上げてくる。他人の作った深いわだちから抜け出せないのだ。抜け出すことなど想像したことがないのだ。

「道が分からない、俺の前を歩いてくれ。」

 突然言われた言葉の意図が分からず、ジョアンは目を丸くした。

「道が......って、どこに行く気だ?」

「お前が行きたいところへ。横について行くから、ほら! さっさとしないと背中を押すぞ!」

 手で促すとようやく冗談だと気付いて、ぴょんと飛んで歩きだした。時々振り返りながら、歩を緩めてどちらに行こうか思案している様子がまるで子供のようだった。実際はずっと年上なのに、αであるダンから見れば子供のような小柄な身体だ。

 背筋を伸ばして歩いて行く後ろ姿は、いつかのような澄ました様子もなかった。何の前提条件もない夜の散歩を、戸惑いながら楽しんでいるのが見て取れた。

 足裏で感じる夜の草の感触は、昼間の弾性のある抵抗と違い、静かに踏みしだかれているようでどこか寂しかった。

 こんな穏やかな時間はすぐに終わってしまうことに二人とも気付かないふりをしていた。

 そして案外それは早く訪れた。

 後ろから足音が近づいてきたのだ。三人、走るでもなく悠然と地面をわが物のように力強く踏みつける音。振り返らなくてもそれがこの館とジョアンを所有する人間であることは分かっていた。

「何をしている?」

 怒気を含んだ声。プリモスは威圧的な空気を存分に撒き散らしながらダンを睨みつけた。

 ダンの隣でジョアンが身体をピクっと反応する。Ωにとっては怒っているαの圧は強すぎるのだ。委縮するジョアンの前にさり気なく立ったダンは、真正面から相手を見据えた。

「酔い覚ましの散歩ですよ。庭を案内してもらっていた。」

「今夜の主役の一人に庭を案内させる資格が自分にあると思っているのなら大した図々しさだ。
 客の何人かが後見を引き受けたいと申し出てくれたのに、当の本人が雲隠れ。しかも獣人のαと共にいるとは思いもしなかったよ。」

 そう言うとプリモスは酷薄な笑みを浮かべた。

「生憎だがジョアンの後見人はまだ私なのだよ。勝手なことをされて面目も丸つぶれだ。
 ジョアン、お前には心底がっかりした。発情期も終わったと思っていたのに、最後の最後にこんな恥知らずなことをするとは。
 デルフィン・ダン、お前はよくもまぁこんなことをして。もう少し賢い獣人かと思っていたんだか買いかぶりすぎたようだな。」

「お言葉ですが私は退屈そうにしていた彼を散歩に誘っただけだ。後見人となる資格はないが、彼と歩くことくらい許されてもおかしくないだろう?」

「ほお、肩を抱くことすらできないΩを、獣人ではあるがαのお前がただの散歩に連れ出した、と。そんな嘘を私が信じるとでも?」

「嘘かどうか、ジョアンに聞いてみるがいい。あなたと番である彼をどうすることができるというのです?
 私は彼と静かに歩いていただけだ。」

 プリモスは馬鹿にしたように鼻を鳴らして笑った。
 年は取っても自信に満ちた整った顔に、鋭い眼光。勝ち誇ったような表情で口元を歪めた。
 
 なんと醜悪な表情だろうか。

「ジョアンが人に触れられるのを恐怖するのはね、前回の番解消治療せいだけじゃないのだよ。以前同じような集まりを催した時、よそのαと共にいなくなったんだ。

 治療の後遺症か、フェロモンの標的指向性がうまく働かないようで、時々引き寄せられるαがいるのだよ。だから護衛までつけていたのに。

 私が見つけた時にはすでに事が終わった後だった。馬鹿なことをしたらどういう目に合うか、しっかりと教え込んだらこのありさまだ。」

 全身を炎に包まれるような強い感情が身体を這ってゆく。怒りで震えそうになる声を押さえ込み、ダンはその濁流に飲み込まれないように言葉を繋いでゆく。

「番のいる彼が自ら望んで抱かれるわけがないだろう。なぜΩを責める、なぜそのαのせいだと思わないのだ? 人間はΩを何だと思っているんだ!」

「だからこそ特殊後見制度で守っているんじゃないか。これほど手厚く守られているくせに他のαに隙を見せるなど、愚かにもほどがある。」

「その手厚い後見を次のΩが来た途端放棄するような人間が何を言う。副作用がある治療だというのならなぜ番関係になり、今それを解消するのだ。」

 老齢のαは若い獣人を挑発するようにせせら笑った。

「発情期のあるΩが安全に暮らすためには仕方のないことだよ。それが彼らの幸せだ。そんなに話がしたいなら部屋に来てもらおうか?」

 それを聞いた途端ジョアンがヒュ、と息をのんだ。振り返ってみると、月光の下でもわかるほど顔色が変わり、ダンの背後から飛び出してプリモスに縋り付いた。
 自らの身体を守るように左手を巻き付けて、脇腹のところでシャツを握りしめている。

「ごめ……っもう、しません、だから……」

 見るからに高級な布で誂えた上着を掴んでいたジョアンの右手は、服についた虫を追いやるように躊躇なく払いのけられた。それでも許しを請おうとする細い身体は、弧を描いて振り回された杖をよけようとして地面に転がった。

 混乱と恐怖、懇願と哀訴は、美しい花の真ん中で指先を汚す雌蕊めしべのようにいとわれて捨てられた。

「立て、自分で歩けないなら引き摺って連れていくまでだ。」

 何が起こっているか分からない若いΩは、さかんに目を瞬かせてジョアンを見ていた。



 四人は葬儀の列のように黙ったまま歩いて行く。先頭を歩くプリモスは一度も振り返ることがなかった。人々の話し声すら聞こえない敷地の外れの離れに入って階段を上ると、客が休憩するための小奇麗な部屋があった。

 部屋の奥の窓の方に寝台があるだけの簡素な作りだが、いつ人が来てもいいように準備がされている。

 しんがりの警備の男が扉を閉めると外界の音はほとんど聞こえない。プリモスは、すでに抵抗する気力もなく目を泳がせるジョアンの腕を引っ張って奥の寝台に放り投げた。

 真っ白なシーツが軽い身体を優しく受け止める。これからなされることが分かっているのだろうか。ジョアンは固まったまま小さな声で何かささやいていた。ダンにとって聞き覚えのない言葉は、存在しさえもしない神への祈りの文句だった。

 自らの身体をきつく抱いたままそこから動こうとすらしないジョアンを見れば、以前どれほどのことをされたのか想像に難くなかった。

「ジョアン、言いつけに逆らった被後見人Ωがどうなるかエドゥの前で見せてやりなさい。今回はお前への最後の情けだ。ダンに抱かれるがいい。
 エドゥ、お前はよく見ておくんだ。自分が何者であるのか、どうすることが一番幸せなのかしっかりと考えながら。」

 怒りで飛びかかろうとする衝動を必死で抑えるダンを横目に、プリモスは踵を返して扉に向かった。

「そのΩが好きなんだろう? やりたいのならば最後の機会だ。私は仕事があるから外すが、お前が手を出さないのであれば警護のものにやらせるまでだ。
 選べ、そして終わったらさっさと自分の場所に帰り、自分のすべきことをしろ。私の前には二度と顔を出すな、不愉快だ。」

 さっきジョアンを振り払った杖が寝台に向けられる。

「愚かなΩめ。」

 もはや名前すら呼ばないことで、既に彼の舞台にはジョアンの登場する余地はないのだと知らしめたのだ。

 身動ぎもせずに耳をすませて窓を見つめるダンに警護の男が視線をよこした。

 ダンはかすかに唇を開いて断続的に息を吐きながら口を動かした。音は聞こえないのに空気が震えている。それを感じることができたのは振動する窓の近くにいたジョアンだけだった。

「やらないのか? 機会さえあればその取り澄ました高慢な顔を苦痛で歪ませたいと思っていたんだ。どうせ出てゆくΩだ。旦那様が払った金額の分だけ楽しま……」

「黙れ、俺がやる。」

 やに下がる男を制するように、ダンがこれまで出したことのないような低い声で警告した。

 相手が警護人とはいえ、獣人であるダンは負ける気はしなかった。もっとも、ジョアンの安全を考えると、暴力を振るうつもりは無かった。

 ぎし、と音を立ててダンがジョアンの足元から近づいた。投げ出されたシーツの上で身を硬くしたジョアンの顔から表情が消える。

 フー、フー、と浅く早い呼吸音が耳に痛かった。でも、これいじょう時間稼ぎをしても事態は好転しない。

 肩を上下させながら顔を背けたジョアンの口角が皮肉げに上がって、大きくため息をついた。

「さっさと俺を抱いてどこかへ行けよ。俺はどうせ逃げられないのだから、こうするしかないんだ。哀れなΩと思うなら、せめて時間をかけずに終わらせてほしい……触れらるのは本当に苦痛なんだ。」

 その言葉にダンは胸が締め付けられた。微かに甘く香るのはまだ終わり切っていない発情期のせいだろうか。番のいるΩが他のαに、しかも獣人のαが感知できるフェロモンを出すことが本当にあるのだろうか?

 ダンは唇を動かしながら何度も荒く息を吐きつつ、鼻腔をくすぐる匂いの正体を探ろうとしていた。シーツを掴むジョアンの横顔がふっと遠くを見るようなまなざしになった。

「あの歌のようにどこかでお前と、って思ったんだ。そんなこと、考えなければよかった。
 逃げられないのだから、望みうる中での幸せを手に入れるしかない。自分は次の主人のところに行くしかないのに。」

 ヒュウと外から甲高い音が聞こえる。獣の鳴き声がさざめき合っているようだった。耳をそばだてていたダンが再びジョアンに向いた。日の光の下で艶めいていた肌は、今や汗に濡れて嗜虐心すら煽るようだった。

「どうせお前を苦しめるのなら、俺の手でしてやる。痛みも苦痛も全部覚えているように。覚悟はできたか?」

 念を押すダンの言葉に、警護の男は肩を竦めた。ここにきてようやく何が行われようとしているのか理解したエドゥは、その様子を見るべきか目を逸らすべきか逡巡する。

 諦めたような、いつもの皮肉げな響きがジョアンの声に戻ってきた。

「世界は初めからそういう風になっているんだ。」

 意を決したようにダンは寝台の上のジョアンの両脇に手をついて覆いかぶさった。陰になると小柄なジョアンの身体は他の二人から見えなくなる。
 すぐそばに迫る身体から顔を背け、ジョアンはこれから来るであろう苦痛をどうにかやり過ごそうと、かたく目を閉じて拳を握りしめていた。

「いい匂いがする、堪らないな......」

 ダンがわざと聞こえるように言うと扉近くで警備の男が唾を飲む音が聞こえた。
 言葉に嘘はなかった。こんな場所ですら本能をくすぐり身体の中心の温度を上げる。震える耳元に顔を近づけたダンは、スンと鼻を鳴らし、愛おしそうに髪の先に触れた。
 
 ダンの興奮が伝わりジョアンは腹の底がぐっと冷たくなるのを感じていた。

「もういいから、さっさとやれ……」

 首筋に息がかかり身体が勝手に震えだす。

 くる、また同じ目にあうのか。嫌悪感以外何も覚えていないのに。その感覚だけが頭の中にありありと蘇ってきて吐きそうになる。

 自分が近くにいることで与えられる恐怖に耐えるジョアンに、ダンは声を潜めて聞いた。
 
「そうじゃない、怖がらなくていい。死ぬかもしれないが一緒に逃げるか? それとも命が惜しいか? お前が選んでいい、本気で望むのなら俺の命にかえても叶えてやる。」

 かたく閉じられていた瞳がゆっくりと開いた。すぐ傍で自分を見つめる瞳は、人のものとは違っているのにこれまでに向けられたどの視線よりも真直ぐな光をたたえていた。

「南でも北でも、鳥も飛ばない不毛の大地も、氷に閉じ込められた土地でも。お前の意のままに。」

 ジョアンの喉からちいさな嗚咽がもれた。涙を流し震えながら小さな声が聞こえる。

「助けて、助けて......もう、死んでもいいから、ここじゃないどこかに連れていってくれ。」

「分かった、耳を塞げ。少しだけ我慢して自分の幸運を信じて祈っていろ。」

 そういうとダンはシーツを大きく翻してジョアンを包んだ。布の間から息をのむ気配が伝わってきたのを確認して抱きかかえた。

「おまえっ、何を!」

 反射的に男が走り寄ってきた。腕の中の小さな身体を大きく円心状に回して布の端をつかもうとする手をかわし、そのまま小さな窓まで駆け寄ってダンは外に向かって吼えた。そして、振り返ってまた声をあげた。否、人の鼓膜を大きく振動させる音を出した。人間の感覚器では処理しきれない音圧が警備の男とエドゥを混乱させる。

 闇の中から何かが低く唸って応えた。獣人だ。複数の声が空気を震わせる。

 ダンは眼下に動く影を確認し、人が一人ようやく通れるほどの小さな窓を一蹴りで破壊し、窓枠ごと外に落とした。そして、そのままぽっかりと空いた外界への出入り口からジョアンを放り投げた。

 星空を背景に白い塊が一瞬止まったかのように夜の闇に浮かび、すぐに消えた。

 落ちた! そこで聞こえるであろう衝突の音を想像してエドゥは悲鳴をあげて耳を塞いだ。今度は金切り声が部屋の中を支配する。

 はっとしてダンに掴みかかろうとする男をしり目にダンは続いて窓から飛び出した。予想もしなかった行動に、伸ばした腕はむなしく空をかいた。

 目の前から二人消えた。獣人がΩを窓から投げ出して、自らも飛び降りた。気が狂っているとしか思えない。しょせん獣人だ、やることなすことおかしいのだ。

 男は壊された窓から庭を見下ろしたが、木々や草は何かを隠し通そうと沈黙するばかり。風に揺れる葉擦れ以外何も感じ取れなかった。

 白い布に包まれた塊は繁みの中だろうか? ここは三階だ。獣人はともかく投げ出されたジョアンは無事ではあるまい。

 目を細めて振り返り、怯えて泣くエドゥの世話を優先しようと若いΩにゆっくりと歩み寄った。
 Ω独特の美しさと、ようやく顔を出し始めた色気が生硬な身体の端々から漂っている。

 大丈夫、ここには誰も来ないはずだ。

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