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本編
東国3。
しおりを挟むヴィラルートは少しだけ、緊張していた。
聖アニメスター教会のシスターとして務め、当時の司教に見初められ聖女としての任を受けた。あれから長い年月、司教はもう何代目になるだろうか。
いつの日か、ふらりと現れた宵闇色を持つ青年に声をかけられたのは、もう妙齢の頃だったはずだ。この人に仕えるのだと本能的に悟ったあの日、若さを手に入れた。
「お越しでしたか、お早いのですね」
「中枢が来てるとの事でね、先に北だと思っていたのになあ」
祭壇を見上げた銀糸の髪は穏やかそうな声で呟く。触れると音を立てそうな硬質そうな頭は、やはり穏やかな笑みでヴィラルートを振り返った。
「蒼念様、紫庵様は…」
「元気だよ、変わらずに」
「そうですか…もういらしてはくださらないのですね」
「何かと忙しい身のようで。折に触れての贈り物、感謝すると言ってましたよ」
蒼念は残念そうな聖女を気遣うように、有りもしない事を伝えておいた。あの男は、興味のない存在に感謝するような情など持ち得ないというのに。
「それで、守ノ内中佐は司教と会ったのかな?」
「はい…やはり面会は避けられず、口は閉ざすようにはしましたけれど」
「そっか。じゃあ手早く処理しておかないとだね」
「蒼念様、私にお任せください。中枢も幸い少数です、滞在は三日との事、秘密は守ってご覧に入れます」
「そう?じゃあお手並み拝見とするよ」
フッと影に消え入るその残滓を見上げてヴィラルートは唇を噛みしめた。
今まで幾度もあった視察では滞りなく済ませた。今回もそうなるはずである。
渡し損ねた手の荷物を抱きしめて、ヴィラルートは透かし編みのヴェールを翻し踵を返した。
***
「居ないね、部屋なのかな」
「そうですね、こちらへと歩いてたんですけどね」
「むむ…」
宮殿の上から手を翳し眺めても、紺のスーツ姿ばかりが認められた。マリンブルーの美貌を探して雪妃は明かりの溢れる窓辺を覗き込んだ。
「祭壇かあ、ここも秘密の出入り口みたいなの、あるのかな」
「おや、そんなのあるんです?」
「西の所にはあったよ、使われてなくてボロボロだったけども」
「へえ、忍び込んだんですね」
「う、ほら、何の娯楽もない所でございましたから…」
しどろもどろになりながらも、雪妃は急かすように守ノ内の肩を叩いた。運搬役は苦笑混じりに抱えてひらりと窓辺に滑り込んだ。
「警備は薄いですね、黙らせます?」
「おう…見つかりそうだったらにしよう」
「心得ました、隊長」
浴衣の裾を直しながら雪妃は祭壇へと駆け寄った。両脇に篝火の焚かれた石の祭壇は何を祀っているのか、ぴとりと石に触れる守ノ内を横目に裏側へと回った。
「大陸の石ですかね、困ったものです」
「おっと、そうなのか」
「ご丁寧に大陸の印です、まやかしじみてて好きじゃないんですよね」
てしりと手刀を打ち込む守ノ内をギョッとして見上げる。嘘のように割れる石はもう見なかった事にして、雪妃はその下へと潜り込んだ。
「お嬢さん、汚れちゃいますよ」
「いーのいーの、確かこの辺に…」
手慣れた這いつくばり具合に苦笑が再び漏れる。モゾモゾと揺れていた下半身がヒュッと吸い込まれるようで、守ノ内は迷いなくそこへと滑り込んだ。
「大丈夫です?」
「へへ…あったね秘密の出入り口」
急な階段の下、仰向けに転がっている姿を助け起こしながら長く続く通路を見遣った。壁の蝋燭も少なく暗く揺れている。
「何があるんだろね、お宝かな」
「さて、妙なのが出ないと良いですね」
臆面なく足を運ぶ雪妃の手を守ノ内は握りしめた。相変わらず肝が座っているな、と頼もしい隊長が先走らないようにだけ気を配り、裸足は冷たい地面を歩いた。
「履物を忘れてましたね」
「うう…虫とか踏まなきゃ良いよ」
「触れるのに、やはり踏むのは嫌なんですね」
「そりゃあそうだよ、ぐにっといきたくないじゃない」
「ふふ。隊長、左右どちらから回りましょう」
「むむ、勝永の方が勘は良いでしょ」
「そうなんですが、お嬢さんの方が引きが良いですからね」
似た口を開ける暗がりを唸り見て、雪妃はこっちやと左を指した。
「左ですか、良いですね」
「何?右の方が当たり?」
「いえ、どちらも当たりですよ、きっと」
涼しい顔は躊躇いなく進むので、まあいいやと雪妃は引かれる手に従った。ひんやりとする石造りの地面は足に心地良かった。
「眠気は大丈夫そうです?」
「うん、ワクワクするからね」
「それは良かった、私もソワソワしちゃいます」
「ほほう、勝永もそんなのあるんだね」
「ありますよ、いつでもと言われましたからね。頃合いを見て、いつでもと」
「ははん?」
「今まで堪えに堪えた私を褒めてやってくださいよ、お嬢さん」
「おう、よう分からんが、よくやった」
したしたと歩く音が響く。
思っていたより広い地下通路だった。外と繋がっているのか蝋燭が揺らめき、生温くも感じる空気の澱みを散らした。
「そういえばお嬢さん」
「ん?」
「先に籍だけでも入れませんかね」
「ほへえ?何だね君、急にどうした」
「だって、婚約者だと周知させてもこの有様ですよ。もう皆斬り伏せてやりたくなります」
「おう…穏やかでないね」
「どうですか、観念しませんか」
開けた場所に出てぴたりと足が止まる。
向き直る守ノ内の空色の瞳が蝋燭の明かりに揺れて見えた。こんな所でそれを言うか、と雪妃は胡乱げに見上げてやった。
「お兄さん、それより偵察よ」
「ええ。視察から戻ったら役所に行きましょう」
「うべ…あのねえ、それはまた追々、お話しましょうや」
「嫌です。もう待てません」
「いやいや、どしたのよ。何かあるの?」
「ないけど、あります」
「ぶへえ…何じゃそりゃ」
呆れたように見遣って、雪妃はまあ行こうと腕を引っ張った。
広間を抜けて再び細い通路となる。
くいと引かれて、怪訝と見上げるより先に紺のスーツの顔が歪んだのが見えた。
「おお、ここにもスーツマン」
どうやって昏倒させたかなんて考えても仕方がないので、少し前に出る守ノ内の少し後ろに下がって歩く。超人の超人技なんて、凡人にはきっと理解のいかない域のものなのだろう。
「獣かな、何だろ」
「むむ、何か居る?」
「何かは居ますね、離れないでくださいよ」
「承知の助。武器もないけど…いえ、何でもござらぬ」
野暮な問いかけはなしにして慎重に足を運んだ。滑らかな地面も軈てゴツゴツとしてきて、裸足には辛くなってくる。
「気配はあるんだけどな、隠れてるのかな」
ぽっかりと開けた場所を守ノ内は見上げる。倣って見上げてもただの広間にしか見えないので、雪妃は行き止まりを認めて残念そうに肩を竦めた。
「ハズレだったねえ」
「いえ、そうでもないみたいです」
生温さの吹きだめのような広間へと守ノ内は足を踏み入れた。
「端末、持ってきてないですよね」
「う、うん。何かあるの?」
「獣の跡があります。結界内なのに」
「ふむう…どういうこっちゃ」
「外からは入れないでしょうし、ここに住んでるのかな」
戻りましょうと守ノ内は地面をなぞって呟く。来た道を引き返しつつも後ろを振り返ると、行き止まりのそこは少し靄ががって見えるようだった。
「右も気になりますが、遅くなりますし退散しましょうか」
「承知の助。また明日だね」
「ええ。警備の人、どうしましょうかね」
「む、見られちゃったよね」
「増員されても皆転がせば良いですかね」
「む、むう。お任せ致す」
ひたひたと引き返し急な階段を上がる。
ぱかりと割れた祭壇の石を苦い顔で見遣って、するりと窓から抜け出した。
「勝手に割って怒られない?」
「さて、入りましたよとの知らせになって良いんじゃないです?」
「そ、そっか。まあいいや」
高く屋根を跳ぶ脚に夜空が流れた。
先程探したマリンブルーの美貌が渡り廊下に揺れるのが見える。ちらと向けられる微笑みに、少し寒気を覚えながらも雪妃は守ノ内に掴まり、離れまでの跳躍に身を任せた。
「そんなに汚れて、どこで続きをしてきたんですかねえ」
窓から滑り込んでくるふたりに、パキラはギョッと顔を向け、アンシェスはしげしげと眺め苦笑した。
「こらこら、偵察偵察」
「ほほう、僕たちを置いて行かないでくださいよ」
「明日は一緒に行く?右側」
「そうですね、街中より祭壇ですね」
「祭壇かあ、罰当たりですね録事殿」
「おいおい、君ね」
含み笑いを漏らすアンシェスの胸をどついて雪妃は項垂れた。微笑むばかりの守ノ内に、パキラは呆れたように頬杖をついていた。
「では明日は祭壇ですね。大陸の気配もありますし、引っ捕らえて帰りましょう」
ううと唸る雪妃の肩を抱いて、いそいそと守ノ内は寝室へと押し込んだ。
「おい、君は隣じゃろ」
「続きの続きですよ、一緒じゃないと出来ないじゃありませんか」
「何の続きよ、ワシは寝るんじゃい」
「皆の前でやります?私は構いませんけど」
「ああもう、お話の続きね。分かり申したよう」
ぱたりと閉められる扉を興味深くも眺めて、アンシェスはポンとパキラの肩を叩いた。
「軍曹、どうしますか」
「…は?」
「別の部屋に移るなら僕も付き合いますよ。枕を濡らし一緒に寝てあげます」
「何言ってんだ、さっさと寝ろ」
苦い顔は苛立たしげに手を払ってドスドスと寝室に消えていく。肩を竦めて、アンシェスも大人しく寝室へと向かった。
***
日が昇ると共に目が覚める。
少し遅い就寝となってもきちんと朝目覚めるのは若さ故かと、雪妃はごろんと寝返りを打った。
まだ温もりを残す隣はもぬけの殻だった。
結局はベッドに転がされるや否や、睡魔に襲われ眠りに落ちたらしい。目覚めの横、いつもの空色の頭が隣にない事を訝しむ自分に少し、困惑する。
(いやいや、抱き枕的なアレの…)
ほわと欠伸をしながらカーテンを開く。
運河に煌く朝陽は眩しい。
そして離れの庭先、緑の植えられた鮮やかな中にも陽は煌く。そこに空色を認めて雪妃の顔も苦笑になった。
(朝からまあお忙しいこと…朝活ですわね)
今日も良い天気になりそうだった。
淡い朝焼けの下、爽やかな風に流れるマリンブルーの髪が寄り添うのも見つけて、もうひとつ欠伸をしながら寝室を出た。
「うお、早えな」
「やあやあ、おはよう少年」
明かりもつけずに椅子に踏ん反り返っていたパキラは、端末を机に放って溜息を漏らす。
「年寄りは寝るのも起きるのも早いんだっけか」
「ホッホ、年寄りはそうらしいのう」
「寝癖ついてんぞ、年寄り」
ぺちんとアイスブルーの頭を叩いて雪妃は洗面所へと向かった。
「パキちゃんも早起きなんだね」
「何か寝れなかったんだよ、静かすぎて逆に」
「何じゃそりゃ」
「煩えな、勝永さんまだ寝てんの?」
「さあ、朝活に出てらっしゃる」
「朝活?」
「聖女さまと朝活。朝から羨ましいね」
飛び出る前髪を濡らし押さえながら、雪妃は冷蔵庫を覗き込んだ。ミネラルウォーターを拝借してグラスに注ぐと、ひとつは渋い顔の前に置いてやった。
「何やってんだあの人は」
「まあまあ、いつもの事でございましょう」
「そうだけどよ、まあどうでも良いけど」
ギシと椅子を軋ませてパキラは椅子にもたれかかる。横に座りグラスに口を付ける雪妃を一瞥して、開きかけた口を噤んだ。
「どうした少年、おかわりか」
「まだ飲んでねえし、少年じゃねえし」
憮然としてグラスを飲み干す。
ニンマリと笑う雪妃に舌打ちしながらパキラはコトリと机に置いた。
「おまえさ、勝永さんとどうなの?」
「ほい?どうってどうなの?」
「いや、婚約者なんだろ?その割にはあんまり、いやどうでも良いんだけど」
「ははあ、婚約者ねえ。どうなんざましょ」
「勝永さんの趣味が悪いのは分かったけど、ユキはあの花屋みたいなのが良いんだろ」
「ぶへ…やめてよ、昔の話よ。若かりし頃の話」
「えらいデレデレしてただろ、ちょっと意外だった」
「おいおい、ちゃいますよ。パキちゃんだって久々に家族に会ったら何かこう、照れ臭くなるでしょ?そんなアレよ」
「ふーん、そうなのか」
あまり見慣れない表情をしていたのを思い出して、パキラは何となくモヤモヤとする。それでも雪妃は事もなげに言ってのけるので、そんなもんかと飲み込んだ。
「何よパキちゃん、お花屋さんが気になる?」
「違えし、その腹立つ顔やめろよ」
「オホホ…気にすんなって、どうもこうもござらんよ」
「ぶん殴りてえな、おまえは本当に」
「やめてよ乙女にそんな事」
頬杖をついてニマニマする雪妃に嘆息が漏れる。眠れなかった分、急に気怠さも襲ってくるようで、パキラは椅子にもたれなおしながら天井を仰ぎ目を瞑った。
「少し寝とけば?」
「煩えな、なら静かにしてろよ」
「へいへい、坊ちゃん」
「坊ちゃんじゃねえし。ガキ扱いすんなよ」
「へいへい、お兄さん。お休みなされ」
「はあもう…疲れる」
不意に髪を撫でられて、パキラはガタンと椅子から転げ落ちた。ギョッとして雪妃は転がる少年に目を瞬かせる。
「平気かい、お疲れのようじゃ」
「…阿呆か、ビビるわ」
「何でよ、取って食いやしねえですわよ」
「もう、何なんだよおまえさ、卑怯だわ」
ぱちくりする雪妃をパキラは苦く見上げる。差し込む朝陽に浮かぶ小憎たらしい姿はいつも平然と、身勝手にも心に入ってくるようで、正直参ってしまう。
「狡いわ、どうすんだよこれ」
「はん?」
「ああもう嫌だ、年増のくせに」
「おう、何か言ったか」
「そういう可愛いの、狡いんだよババア」
「あんだって?」
「無理だろ、好きだわ」
微笑み振りかぶりかけた拳を雪妃は思わず止めてしまう。悔しそうに顔を歪めるパキラを、不思議な生き物でも見るように見下ろした。
「違う、今のは語弊がある」
「オホホ…そうかパキちゃん、わしゃわしゃされるのがお好みか」
「違えよ、今のはナシ。気の迷い」
「おうおう、おばちゃんがわしゃってやろうぞ」
「やめろクソババア、殴るぞ」
むんずと頭を鷲掴まれて、パキラはグギギと抵抗しながらも、扉の向こうのニマリとした山吹色と目が合って、ああと項垂れた。
「アンシェス…てめえ」
「おっと、温かく見守っていたのに」
「まとめてぶん殴る。そこに座れ」
「遠慮しときます、ここで応援しています」
「ああもう…本当に疲れる」
くっくと笑うアンシェスと、高笑いしながら頭をわしわしと乱す雪妃と。パキラはこめかみに手を当てて深く溜息を吐いた。
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