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「ーーーーーギルダ、今なんて言ったの?」
「お前にある場所へ一人で潜入しろって言ったんだ」
「潜入って・・・私したことないんだけど?しかもなんで一人?」
「あぁ分かってる。だが今回の潜入はお前にしか出来ない事なんだ。あと一人とは言ったがサポート役は何人か付けるつもりだ。それでいいだろ」
「私にしかって・・・いつから潜入が"暴れて来い"って命令に変わったの?私聞いてないんだけど」
「俺もそんな事は言っていない!!!ともかく、だ!これは命令だ!お前も紅の一員だと言うなら俺の命令にはちゃんと従え!」
盗賊団"紅"の団長を務めるギルダは深いため息を吐き、じっとアルスの顔を見つめた。
「なに?もしかしてこの前皆んなを置いて帰っちゃった事まだ怒ってるの?」
「ーーーーーもう怒ってねーよ。ただあんなにちっさかった奴がここまで大きくなるっておかしな感じがしてな」
「・・・ギルダはあれだよね、髪が薄くなって」
「だぁー!!!髪の話はすんじゃねー!!!」
ギルダとの話はそれで終わり、アルスは何が何やらといった状態で部屋を後にしたのだった。
「ーーーーー変わりやしたね。お頭も」
「聞いてたのか、ディーラ。盗み聞きとは相変わらず悪趣味な奴だ」
「まぁまぁそういう性分なんで多めに見てくださいよ!?と、まぁそんな事はさておいて、かつては極悪非道と世界中から恐れられていた"紅"、その団長ともあろうお方が育児にお悩みとは、今にも腹が捻じ切れそうですよ!」
「ふん。なら現実にしてやろうか?」
「おー怖。もちろん冗談ですって!そんでアルスの潜入先・・・いえ、それが建前なのは存じてやすが、いったい試験の方はどうするおつもりで?」
「あいつなら問題ねーだろうよ。なにせあいつは俺らの中でダントツにつえーんだからな!」
「団長の親バカも大概にして欲しいですが・・・まぁ事実でやすね。そんで筆記試験の方は何か対策でも?」
「ーーーーーヒッキシケン?なんだそりゃ?」
「あ・・・え~・・・」
受験場所:フォルカトス騎士学校
受験者番号:06404
受験者名:アルストロメリア
年齢:15歳
試験日・・・三日後
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「ーーーーー変わりやしたね。お頭も」
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「ふん。なら現実にしてやろうか?」
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「団長の親バカも大概にして欲しいですが・・・まぁ事実でやすね。そんで筆記試験の方は何か対策でも?」
「ーーーーーヒッキシケン?なんだそりゃ?」
「あ・・・え~・・・」
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