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マリルの緊急事態
魔女見習いは王女の復讐の依頼を受けた
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多分この少女はお姫さまだ。立派な馬車と豪華なドレスから想像がつく。
歳の頃は十五、六歳ぐらいだろうか。
どうしてわかるのかと言うと、マリルの中身は十二歳だが、外見上は十五、六歳に見えるとサンサ師匠がいつも言っているから、目の前の傷ついたお姫さまと自分を頭の中で比べてみたのだ。多分間違いないだろう。
若くてきれいなお姫さまが、どうしてこんなこんな無残な殺され方をしなければならないのか。せめて従者や兵士たちがついていれば、助かったのかもしれないのに。
「かわいそう。あなたがどこの誰か分かれば、お家に連れて行ってあげられるのに」
マリルは手を伸ばし、少女の眉間に寄った皺を撫でて解してやった。まるでこうすれば痛みから解放されるとでもいうように。
わずかに指の下の皮膚が動いたように感じて手を離す。
少女のプラチナブロンドの髪と同じ色の睫毛がわななき、ゆっくりと瞼が持ちあがり、うつろな青い目が現れた。
「あっ、気がついた! あなた名前は? 何かして欲しいことはある?」
「だ……れ?」
「私は魔術師見習いのマリル。見習いっていっても、魔力はそんじょそこらの魔術師には負けないつもり。でもまだ十二歳だから、お師匠さまが認定証をくれないの」
「ま…じょ? 魔法……使えるの?」
「ええ。使えるわ。何か望があれば何でも言って。お家に帰りたいのなら、場所と名前を教えてくれれば連れて行ってあげる」
マリルはこんな寂しい道端で、彼女を一人で死なせたくなかった。せめて家族のところに送ってやりたい。サンサとの約束を抜きにしても、少女の力になりたかった。
「殺して……あの人を……裏切られた」
「ちょ、ちょっと待って、それって復讐ってこと? 裏切られたって誰に? それにあなたのお家はどこ?」
「おねが……い。復讐して。このまま……死ぬの……いや」
ゴホッとむせた少女の口から血が吐き出された。マリルはヒッと声をあげて竦み上がったが、少女の背を支え、顔と身体を斜めに倒し、喉に血が詰まらないようにしてやる。
「わ、分かったわ。とりあえず、傷口を治すから、相手の名前を教えて」
「や…く…そく」
「うん。うん。約束ね。あっ、ちょっと目を開けて。あなたの名前も聞いてない。家族の元に送り届けられないじゃないの。ねえってば……」
死んでしまった? どうしよう。
マリルは動揺しながらも、少女の身元が分かるような言葉を、彼女が発しなかったかどうか会話を反芻しているうちに、サッと血の気が引くのを感じた。
少女を元気づけて一言でも多くの情報を得ようとしたのに、収穫が無いばかりか、これってひょっとして、復讐の契約が成立しちゃってる? と気づいたからだ。
「うそ! 確かお師匠様と約束したのは、初めて会った人から依頼を受けて、成し遂げなかったら、認定証がもらえないだったよね。そんな! この子死んじゃったのよ。相手の名前も聞いていないのに、復讐のしようがないじゃない。っていうか、白魔法なのに復讐なんかしたら、とんでもないことになっちゃう。う~っ、どうしようお師匠様~」
『ばっかもーん。お前は何という契約をしたのだ。闇落ちするつもりか。すぐに戻ってこい!』
サンサの怒鳴り声にびくっと身体を震わせたマリルは、涙がいっぱいたまった瞳を声の聞こえた方向に向けた。そこには一匹の蜂が飛んでいた。
「し、師匠。蜂に化けてついてきてくれたんですね」
『そいつは私ではない。スパイ蜂だ。お前の乗ったトビの背にとまってついていったのだ。まぁ、そんなことはどうでもいい。その姫を連れてさっさとこっちへ来なさい。先ほど馬車にいた奴らが様子を見に戻れば、お前まで危険にさらされてしまう』
「わ、分かりました。お師匠様。すぐに帰ります」
マリルは姫の肩に手を回して指を振り、他のものからは見えない結界を張った。
目の前であまりにも信じられないことが起きたせいで、心が現実についていけずにパニックになってしまった。
サンサが声をかけてくれたおかげで冷静になれたが、このまま戻ったら、判断のできない子供がやらかした失敗を、師匠に押し付けるだけの惨めな結果になりそうだ。
まずは、あるがままを受け入れて、何ができるか考えてみよう。
改めて少女の孤独な死を思う。追い詰められたときの恐怖や悲しみを考えると、胸が痛くて堪らない。
マリルにもたれているプラチナブロンドの少女は、今は瞼を閉じてしまって青い瞳は見えないけれど、唇はピンクで艶があり、肌理の細かい白い肌も瑞々しくて、まるでただ眠っているだけのように見える。
もしかしたら、呼吸で動く胸を確認できるのではないかと視線を移せば、命を奪った元凶の矢が突き出ているのが痛ましい。
「助けられたら良かったのに、ごめんね。ここ痛かったよね。裏切られて、一人で取り残されて、怖かったでしょね。あまりにも悔しくて、僅かに残された時間で名前や住所を言うよりも、裏切った人に復讐したいって思ったんだよね。辛かったね。でも私にできるのは、あなたの身体の傷口を塞ぐだけしかしてあげられない。ごめんね。でもきれいにしてあげるから、旅立つ途中で泣かないでね」
矢に指を置いて存在を消す。心の臓に刺さった矢じりも残さぬように。同時に空いた穴と傷ついた肌を元に戻す修復魔法をかける。
絹のドレスの胸元に空いた穴から見えるのは、染み一つ、傷跡もない美しい肌だった。
マリルはドレスにも修復魔法をかけて穴をふさぎ、桃色のドレスに染みていた血液も取り除いた。
「これで、あなたは元通りの完璧なお姫様だわ。なんとか従者やご家族を見つけられるといいけれど。帰ってお師匠様と相談してみるね」
マリルはサンサの元へ戻るため、指を大きく振った。
歳の頃は十五、六歳ぐらいだろうか。
どうしてわかるのかと言うと、マリルの中身は十二歳だが、外見上は十五、六歳に見えるとサンサ師匠がいつも言っているから、目の前の傷ついたお姫さまと自分を頭の中で比べてみたのだ。多分間違いないだろう。
若くてきれいなお姫さまが、どうしてこんなこんな無残な殺され方をしなければならないのか。せめて従者や兵士たちがついていれば、助かったのかもしれないのに。
「かわいそう。あなたがどこの誰か分かれば、お家に連れて行ってあげられるのに」
マリルは手を伸ばし、少女の眉間に寄った皺を撫でて解してやった。まるでこうすれば痛みから解放されるとでもいうように。
わずかに指の下の皮膚が動いたように感じて手を離す。
少女のプラチナブロンドの髪と同じ色の睫毛がわななき、ゆっくりと瞼が持ちあがり、うつろな青い目が現れた。
「あっ、気がついた! あなた名前は? 何かして欲しいことはある?」
「だ……れ?」
「私は魔術師見習いのマリル。見習いっていっても、魔力はそんじょそこらの魔術師には負けないつもり。でもまだ十二歳だから、お師匠さまが認定証をくれないの」
「ま…じょ? 魔法……使えるの?」
「ええ。使えるわ。何か望があれば何でも言って。お家に帰りたいのなら、場所と名前を教えてくれれば連れて行ってあげる」
マリルはこんな寂しい道端で、彼女を一人で死なせたくなかった。せめて家族のところに送ってやりたい。サンサとの約束を抜きにしても、少女の力になりたかった。
「殺して……あの人を……裏切られた」
「ちょ、ちょっと待って、それって復讐ってこと? 裏切られたって誰に? それにあなたのお家はどこ?」
「おねが……い。復讐して。このまま……死ぬの……いや」
ゴホッとむせた少女の口から血が吐き出された。マリルはヒッと声をあげて竦み上がったが、少女の背を支え、顔と身体を斜めに倒し、喉に血が詰まらないようにしてやる。
「わ、分かったわ。とりあえず、傷口を治すから、相手の名前を教えて」
「や…く…そく」
「うん。うん。約束ね。あっ、ちょっと目を開けて。あなたの名前も聞いてない。家族の元に送り届けられないじゃないの。ねえってば……」
死んでしまった? どうしよう。
マリルは動揺しながらも、少女の身元が分かるような言葉を、彼女が発しなかったかどうか会話を反芻しているうちに、サッと血の気が引くのを感じた。
少女を元気づけて一言でも多くの情報を得ようとしたのに、収穫が無いばかりか、これってひょっとして、復讐の契約が成立しちゃってる? と気づいたからだ。
「うそ! 確かお師匠様と約束したのは、初めて会った人から依頼を受けて、成し遂げなかったら、認定証がもらえないだったよね。そんな! この子死んじゃったのよ。相手の名前も聞いていないのに、復讐のしようがないじゃない。っていうか、白魔法なのに復讐なんかしたら、とんでもないことになっちゃう。う~っ、どうしようお師匠様~」
『ばっかもーん。お前は何という契約をしたのだ。闇落ちするつもりか。すぐに戻ってこい!』
サンサの怒鳴り声にびくっと身体を震わせたマリルは、涙がいっぱいたまった瞳を声の聞こえた方向に向けた。そこには一匹の蜂が飛んでいた。
「し、師匠。蜂に化けてついてきてくれたんですね」
『そいつは私ではない。スパイ蜂だ。お前の乗ったトビの背にとまってついていったのだ。まぁ、そんなことはどうでもいい。その姫を連れてさっさとこっちへ来なさい。先ほど馬車にいた奴らが様子を見に戻れば、お前まで危険にさらされてしまう』
「わ、分かりました。お師匠様。すぐに帰ります」
マリルは姫の肩に手を回して指を振り、他のものからは見えない結界を張った。
目の前であまりにも信じられないことが起きたせいで、心が現実についていけずにパニックになってしまった。
サンサが声をかけてくれたおかげで冷静になれたが、このまま戻ったら、判断のできない子供がやらかした失敗を、師匠に押し付けるだけの惨めな結果になりそうだ。
まずは、あるがままを受け入れて、何ができるか考えてみよう。
改めて少女の孤独な死を思う。追い詰められたときの恐怖や悲しみを考えると、胸が痛くて堪らない。
マリルにもたれているプラチナブロンドの少女は、今は瞼を閉じてしまって青い瞳は見えないけれど、唇はピンクで艶があり、肌理の細かい白い肌も瑞々しくて、まるでただ眠っているだけのように見える。
もしかしたら、呼吸で動く胸を確認できるのではないかと視線を移せば、命を奪った元凶の矢が突き出ているのが痛ましい。
「助けられたら良かったのに、ごめんね。ここ痛かったよね。裏切られて、一人で取り残されて、怖かったでしょね。あまりにも悔しくて、僅かに残された時間で名前や住所を言うよりも、裏切った人に復讐したいって思ったんだよね。辛かったね。でも私にできるのは、あなたの身体の傷口を塞ぐだけしかしてあげられない。ごめんね。でもきれいにしてあげるから、旅立つ途中で泣かないでね」
矢に指を置いて存在を消す。心の臓に刺さった矢じりも残さぬように。同時に空いた穴と傷ついた肌を元に戻す修復魔法をかける。
絹のドレスの胸元に空いた穴から見えるのは、染み一つ、傷跡もない美しい肌だった。
マリルはドレスにも修復魔法をかけて穴をふさぎ、桃色のドレスに染みていた血液も取り除いた。
「これで、あなたは元通りの完璧なお姫様だわ。なんとか従者やご家族を見つけられるといいけれど。帰ってお師匠様と相談してみるね」
マリルはサンサの元へ戻るため、指を大きく振った。
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