翼の民

天秤座

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序章 双子の神

3 神の一族

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 ネロスとシウスとの戦争末期の頃、人間と魔物が死闘を繰り広げている最中。

 シウスによって作られた翼を持つ生命体は総個体数が100人を割り、種族の存亡を意識し始め戦争へ赴く事に畏怖していた。

 世界中どの地域にも迅速に移動出来るようにとシウスが作り与えた空中の移動要塞に集結し、地上のありとあらゆる所で殺し合う人間と魔物の争いを静観していた。

 この頃より翼を持つ生命体は人間よりも先に作られた自分達がより上位の生命体であると知らしめる為、自らの事を『神の一族』と名乗って人間達を使役していた。

 人間達も、飛べない自分達より彼等のほうが上位生命体であると認識し、不満を持ちながらも黙って従う。

 神の一族は空中要塞から逐一人間達に命令し、大量の魔物と僅かの個体が混生する羽を持つ生命体に物量戦を仕掛けさせる指揮を執った。

 しかし、指揮とは名ばかりの総力戦が大半を占め、人間達がいくら死んでも一向に構わない戦争を仕掛けさせていた。


 翼を持つ生命体はシウスが改良して作った人間と異なり、自力で体内にオドを生成する事が出来ない。
 
 死体となった生命体がその肉体に残すオドや、自然から湧き出るオドを吸い上げて体内に取り込む事でしか生きる事が出来ない為、生き永らえる為にわざと人間達を利用して数多く戦わせる。

 意図的に人間と魔物の死体を量産しては数多の死体で大地が埋め尽くされる戦場跡地に降り立ち、オドを吸い続ける神の一族。



 そんな事を繰り返す神の一族の中から、その様なやり方に反発する者達が現れる。

 その者達は戦地に降り立ち、人間と共に戦う事こそ神から我等に与えられた使命と声高々に主張する。


 当時神の一族は100人に満たない男と女の総数を4人の統率者で振り分けていた。

 統率者は神の一族の中でも特に優れた戦闘能力の持ち主であり、太古より繰り広げられた戦争の中を生き抜いてきた、シウスが最初に作り出した生命体直系の血を引き継ぐ個体であった。

 シウスが追加で補充した個体は、シウス本人の力が衰えていた為に初期の個体よりも能力を分け与える事が出来ず、劣化版の個体である。

 必然的に劣化版の個体は4人の直系個体に付き従う形となっていた。


 直系4人の個体は、他の個体と区別する為に名前の他に名字を持っていた。

 劣化版の個体は精霊を使役する能力が制限され、多くは精霊を使役する能力が失われていた。

 中には使役出来る個体も居たが、時の精霊が造反した為誰も使役出来ない精霊である事を除き、残りの6精霊全てを使役は出来なかった。

 その為、6精霊全てを使役出来る4人の直系は名字に値する精霊名(せれな)を名乗っていたのである。


 1人目はルドロス=ラインハルト。
 やや臆病な性格の男ではあるが責任感が非常に強い為、男の個体から一番人気があった。

 2人目はアルフレッド=ローズヴェルク。
 好戦的な性格の男で無類の強さを誇っていた為、男女問わず一番頼りにされていた。

 3人目はカールソン=ウィングロード。
 心優しい性格の男だが、いざ仲間が窮地に立たされると性格が激変し、アルフレッドにも負けない程の強さを誇っていた為、女の個体から一番人気があった。

 4人目はヒルダ=ラインハルト。
 ルドロスの妹で性格は温厚、虫も殺せぬ程心優しくとても美しい女だが、精霊の使役能力は4人で一番強力である為、神の一族の象徴的存在として全員から慕われていた。


 反発した神の一族は全体総数の約1/3にあたる27人。
 しかも直系4人のうち2人、アルフレッドとカールソンが反発した側に回っていた。



 神の一族は要塞の端に全員集まり、今まさに地上へ降りようとする27人と口論を繰り広げていた。

 引き留めようとするルドロスと血気逸るアルフレッドは血眼になって叫び合う。

「やめろ! もうこの戦争はじきに我等が神の勝利で終わる! 今から行っても無意味だ!」
「そうは行くか! 何の為に神が俺達をお作りになられたのだ! 人間だけを戦わせる為にではないのだぞ!」
「俺達にはこの戦争を生き残り、種を繁栄させて人間を統率する義務がある! 無闇に数を減らしに行くな!」
「戦わずに傍観していた俺達に人間が従うと思っているのか!  共に生死を分かち合わずして、何が統率だ!」
「俺達のほうが人間よりも能力が優れているんだ! 従わなかったら力ずくで従わせるんだ!」
「ふざけるな! お前はこの戦争が終わった後、また戦争を始める気か!?」
「違う! 俺はただ…お前達に死んで欲しくないだけだ!」
「行ったら俺達全員が死ぬとでも思っているのか? 俺達は死ぬ為に行くんじゃ無い、確実に勝つ為に行くんだ!」
「死なない保証がどこにあるんだ!」
「ある訳無いだろう! 遊びで行くんじゃ無い! 命を懸けて戦いに行くんだ!」
「だからっ! 命を懸けてまで戦いに行くんじゃ無いって言っているっ!」
「ルドロス、お前の臆病さにはほとほと愛想が尽きた! お前は黙って残った女達と子作りでもしてろ!」
「アルフレッド…何で…何で分かってくれないんだよ…」
「……すまん、俺も言いすぎた。種の繁栄は残ったお前達に任せる。俺達は戦争から生きて帰って来れたら、それに参加させてくれ」
「駄目だ…俺は…俺達はお前達を失いたくないんだ」
「分かってくれルドロス。こうしないと、絶対に人間達は俺達の敵になってしまうんだよ」

 次第にトーンダウンしてゆく2人。


 ルドロスは半分泣きそうになりながら、アルフレッドの横に居るカールソンへ助けを乞う。

 カールソンも困惑した顔で、ルドロスに自分の想いを告げる。

「なあカールソン、お前も行ってしまうのか? 俺と一緒にアルフレッドを説得してくれよ」
「…すまないルドロス。俺は…こいつらを死なせない為に付いて行くって決めたんだ」
「死なせない為に、そいつら説得するのも一つの方法だろ?」
「うーん……実は俺、人間もなるべく死なせたくないんだよ。神の戦争に駆り出されて死んでくなんて可哀そうだよ」
「お前…人間の命まで憐れんでいるのか?」
「死んでいい命なんてひとつも無いだろ? 魔物だって生きてるし、羽を持った奴らだって生きてるんだ」
「まさか…奴らにまで憐れむのか?」
「敵同士だから…俺達の仲間を殺そうってんなら容赦はしない、敵に回った事を後悔させながら殺すよ」
「前々から思ってたんだが、お前は心優しいけど…時々理不尽な事言うよな?」
「え、そお? 俺は大好きな仲間達を守りたいだけだよ?」
「じゃあ、残る俺達は嫌いになるのか?」
「まさかぁ! 俺達は戦いに行く、お前達は残って子供を作る。どっちも大切な事する仲間だって!」
「なぁカールソン、行かないでくれ。ここに残る女達の大半は、お前と子供を作りたがってるんだ」
「おっ、そりゃ嬉しいね。じゃあ帰って来たらバンバン子供作ろうか! もう俺、頑張っちゃうよ?」
 
 カールソンはその場で腰を振っておどけて見せた。


 出撃しようとする女達、留まろうとする女達の双方から失笑が漏れる。

「やだぁカールソンったら、もうその気になっちゃってるの?」
「その腰つきやめてってば。こっちまでその気になっちゃうよ」
「ほれほれ、何だったら行く前に全員相手にしちゃうぞぅ?」
「もうっ、何言ってんのよ」
「ほらぁ、何人かその気になって顔赤くしてんじゃないのさ」
「あれっ、お前はその気になんないのか? もっと激しく振ったほうがいいかぁ?」
「だからやめてってばっ! 我慢してるんだからっ!」
「ははは。あっ、痛てて……腰痛めた」
「あはははは! ほぅら言わんこっちゃない。女をからかった罰よっ!」


 カールソンは痛めた腰を右手で擦りながらおどけて話す。

「こりゃ今は子作り出来ないな。帰って来たらいっぱいしような?」
「……ねえ、私達…ずっと待ってるからね?」
「女を待たせっぱなしにしたら…許さないからね?」
「死んで帰って来たりなんかしちゃ…嫌だからね?」
「大丈夫! まずは地上であたし達がカールソンと子供作っといてあげるから!」
「あんた達はお預けよぉ?」
「えへへぇ、羨ましかったらコッチにおいでよ?」

 地上へ行こうとしている女達はカールソンに抱きつきながら、留まる女達を誘った。


 要塞に留まる選択をした女達は、泣き出しながら話す。

「…ぐすっ。それが出来たら…こんなに胸が苦しくなんかなんないよぉ…」
「私達…精霊使役出来ないんだもん…行ったって何の役にも立てないもん…」
「人間が作った武器も、まともに使えないし…ぐすっ」
「戦えるあんた達が凄く羨ましいよ…」
「お願いみんな、カールソンと一緒に生きて帰って来てね?」
「任しときっ! 全員無事に生きて帰って来るからねっ!」



 アルフレッドは呆れながら、隣に居るカールソンへ話す。

「……全く、何でお前はそんなに女達から好かれてるんだ?」
「いやぁ、俺にも全然分からん」
「見ろよ、男達がお前を見る目を?」
「うはっ、何か今にも殺されそうな程の殺気感じるんだけどっ!?」
「仲間にだけは殺されるなよ? 俺は知らんからな」
「いやちょっと、そこは助けてやるって言ってくれるトコだろアルフレッド!?」
「知るか! いや、嘘だ。とりあえず背中だけは守ってやるから安心しとけ」
「ほっ。……って、背中だけぇ!?」
「正面や側面まで面倒見れるか。それくらいは自分で何とかしろ」
「うへぇーいっ」

 男達もアルフレッドとカールソンのやり取りに失笑を漏らした。


 アルフレッドはカールソンに直系の4人しか使えない能力、魔力を使って頭の中に話しかける。

(助かったよカールソン。このままではルドロスと喧嘩別れしてしまうところだった)
(今生の別れじゃないんだ、送る側も行く側も笑いながら…なっ?)
(お前の気遣いには本当に頭が下がる。だからお前はあれ程までに女達から好かれるんだな?)
(その話は置いといて…早く降りたほうがいいぞ。ルドロスは何かしようとしてる)
(何だと?)
(多分、力ずくでも俺達を引き留めようとしてると思う)
(そうか、ならば急ごう)


 アルフレッドは右手を上げ、号令をかける。

「では行くぞっ! 全員降下しろ!」
「おうっ!」
「待てっ! お前達っ!」
「止めるなルドロス………何だそれは?」

 ルドロスは右手を上げ、周囲の人々を左右に散らすと後ろに待機させておいた8人の男を前面に出す。

 前面に出て来た8人の男の手には人間が考案した武器、弓が握りしめられていた。

 8人の男はルドロスの指示に従い、弓に矢をつがえてアルフレッド達に向ける。


 カールソンは慌ててルドロスに叫ぶ。

「あっ!? やめろルドロス! それやったら……ほらぁ、出て来ちゃったじゃないかぁ」
「カールソン様を害する者は排除する!」
「さっさとそれをしまえっ!」
「死にたくなかったらやめなよー?」
「あのぉ……エトラ、ミトラ、フェトラさん? やめてくれないかなぁ?」
「いいえ、カールソン様を邪魔する者は誰であろうと敵でございます」
「たとえ同族であろうと、情け容赦は致しません」
「ボク達が食い止めるから、カールソン様達はそのまま降りちゃってー」
「いや、お気持ちは嬉しいんだけどね……和気藹々としてた雰囲気、壊さないでくれるかなぁ?」
「申し訳ございません、カールソン様。ですが…」
「これはワタクシ達にとって、決して許されない行為なのでございます」
「カールソン様に敵対しようなんて、許せないですー」
「ルドロスごめん。彼女達さ……こんな性格だから許してやってよ」

 カールソンは右手で目元を隠しながら、突然自分の目の前に現れた3人の女性型精霊に天を仰いだ。


 カールソンの目の前に現れたのは光の精霊、バルキリーと呼ばれる生命体。

 3人はカールソンに忠誠を誓う精霊で、主人の危機を感じるとカールソンから出て来るなと言われても勝手に出現する、非常に厄介な性格の精霊であった。


 カールソンは3人のバルキリー達に向かって両手を合わせ、拝み倒す。

「お願い、とりあえず3人とも戻って」
「そうは参りません、カールソン様」
「勝手に出て来てオドを消費してしまった事の咎は、必ずやお受け致します」
「カールソン様を攻撃しようだなんて、ボク達はこいつら許せないんだよー」
「頼むってば。言いつけ守って勝手に出て来ないセラを見習ってよぉ?」
「あいつは駄目です。カールソン様をお守りしようとする意思を全く感じられません」
光の精霊バルキリーよりも格下の風の精霊セイレーンなど所詮その程度なのです」
「セラは怠け者だから駄目だよー?」
「とりあえずさ、弓持ってるみんなの事は……絶対に殺さないでくれるかなぁ?」
「はい。半殺しで済ませますのでご安心下さいませ、カールソン様」
「それも駄目だって! 頼むから穏便にお願い!」


 アルフレッドはルドロスに話す。

「ルドロス、俺の風の精霊シルフに弓は効かないぞ?」
「そんな事は分かってる。これは俺の意思表示だ」
「何としてでも引き留めようとするお前の意思、確かに受け取った」
「……どうしても…行くのか?」
「ああ。生きて帰って来れたら、またみんなで酒を飲もう」
「それで、また酔い潰したカールソンを素っ裸にひん剥いて、女達の中に放り込むのか?」
「なぬっ!? あれお前達がやってたの!? それ…酷くないかなぁ?」
「ははは。じゃあ、行ってくる!」
「……生きて帰って来いよ?」
「見送り感謝する! 全員降下っ!」
 
 アルフレッド達は地上に向けて次々と要塞から飛び降りて行った。

 カールソンは最後に要塞から飛び降りようとする。


 飛び降りる直前、後ろを振り向いて残った者達に両手を振って挨拶する。

「みんなーっ! 元気でなーっ! 絶対に帰って来るから待っててねーっ!」
「カールソーンっ! 絶対帰って来てねーっ!」
「妊娠しないで待ってるからねーっ!」
「そりゃ駄目だよー! 次の子頑張るから先に産んどいてーっ!」
「分かったぁーっ!」
「娘が生まれたらその子もよろしくねーっ!」
「あいよぉーっ!」

 カールソンは地上に向けて飛び降りて行った。
 3人のバルキリーも後に続く。



 地上に降りて行った仲間を見送り、ルドロスは溜め息をつきながら隣の男に話す。

「……結局引き留められなかったか」
「仕方がありません。しかしアルフレッドとカールソンが行った以上、全滅は無いでしょう」
「そうだな。最悪あの2人だけは必ず帰って来るだろう」
「そうですよ。じゃないとヒルダが悲しみます」
「ヒルダはアルフレッドに心底惚れているからな。死なれたら後を追いかねないな」
「……ところでルドロス、そのヒルダは今どこに?」
「ん? ここに居ないのか?」
「居ませんよ?」
「そうか。今頃部屋で泣いてでもいるかな?」
「見送りに来るのも辛かったんでしょうね」
「どれ、悲しむ妹を慰めにでも行ってやるか」

 ルドロスは振り向き、要塞の中心部にある拠点へと戻って行った。



 拠点へと戻ったルドロスはヒルダの部屋の扉を開け、中に入る。

「ヒルダ、アルフレッドは降りて行った……ヒルダ?」
 
 部屋にヒルダは居なかった。

 ルドロスはトイレにでも行ったか、あるいはどこかで泣いているのかと思いながら部屋の椅子に腰かけようとし、ふとテーブルの上に紙が置かれているのに気付く。

 そして、紙を手にして書かれた文字を読み、顔色が真っ青になる。


 手紙にはこう書かれてあった。

『兄上へ
 私はアルフレッドと共に地上へ降ります
 顔を変えますが見破られたら諦めます
 もし誰にも見破られなかったら許して下さい
 私はアルフレッドと共に生を分かち合いたいと思います』


 ルドロスは紙を両手でくしゃっと握りしめ、ワナワナと震えながら発狂して叫ぶ。

「ヒルダっ!
 ヒルダぁぁぁぁーっ!
 なんて馬鹿な事をしたぁぁぁーっ!
 あ、あのヒルダがこんな事するハズが無いっ!
 そうかアルフレッド! 貴様かっ!
 おのれアルフレッドぉぉっ!
 よくも……よくもヒルダをたぶらかしおったなぁぁっ!
 ゆっ、許さんっ!
 許さんぞアルフレッドぉぉぉっ!」

 


 ルドロスはヒルダの部屋で奇声を上げ、叫び続けた。


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