翼の民

天秤座

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首都トラスト

216 装備新調

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 カーソンは、鎧の販売コーナーでクリスを見つける。

 クリスは陳列されている新品の鎧を見ながら呟いていた。

「鎧……買い替えたいな……」
「あ、いたいた。ここに居たのか」
「あ、うん。あたしの事探してた?」
「お前の鎧、ヒドラに噛まれた所に穴が空いてるもんな?」
「そうなのよ。長い事愛用してたけどさ、そろそろ買い替えたいな」
「傷入りの鎧って、そこから致命傷になる一撃受け兼ねないもんな」
「うん。剣には愛着持っても、鎧と盾には絶対に愛着を持つな。
 無傷のモノを使えってね、ずっとお母様から言われ続けてたよ」

 クリスは右手で胸の中央に穴の開いた鎧を撫で、そのまま左腰の剣に手を伸ばそうとし、何かを思ったのか不自然に途中で止めた。

 剣を触らずに中途半端に手を止めたクリスに違和感を感じ、クリスへ聞く。

「ん? お前……ちょっと俺にその剣、見せてみろ」
「えっ!? い、いいよ剣は買い替えなくても!」
「何で今、剣を触ろうとして途中でやめたんだ?」
「べっ、別に? 必要が無かったから触らなかっただけだよ?」
「ちょっと……見せてみろ」
「やだよ。見せたら文句言われそうだもん」
「何で俺がお前の剣に文句言うんだよ?」
「だってヒビ……あちゃ、言っちゃっちゃ・・
「剣にヒビ入ってんのか? いつからだ?」
「……オーガ斬った時から」
「ああ、あん時からか……で? 折れてはいないのか?」
「……うん。でも、使い続けてたら折れるって言われてる」
「8年以上ずっと使ってたもんな? そりゃヒビも入るだろ」
「折らないように、騙し騙し使ってるのよ」
「それでか。なんか最近お前の剣捌きが変だと思ったのは」
「え? 見てて気付くモンなの?」
「斬撃の勢いを自分で殺してるみたいだなぁって、感じてたぞ?
 そうか、剣を折りたくないから、いつもらしさが無かったのか」
「あんたが気付くくらい、あたしの立ち回りって変だったんだね?」
「どれ? どんくらいヒビ入ってるか俺に見せてみろ」
「うー……はい」

 クリスは渋々と鞘から剣を抜き、カーソンへ見せた。

 その刀身を見たカーソンは、素人目で見ても致命的だと思うヒビを確認する。

「……凄いヒビだな。こんな状態でよく今まで折れなかったな?」
「ずっと大切に扱ってたからよ」
「そういえばこの剣、俺がティナだった頃に使ってたやつだろ?
 ドンガさんに打ち直して貰ったけど、よくここまでもったなぁ」
「頑張ればまだ使えるもん。剣は買い替えないよ」
「いや、もう頑張っても駄目だろこれ……そのうち折れるぞ?」
「折らないように使うもん」
「こんな状態で振ってたら、ドンガさんに怒られるぞ?」
「絶対に手放さないよ。あたしの命、救ってくれた剣なんだから」

 クリスはカーソンから無理矢理剣を奪い取り、鞘に納める。

 頑なな態度で剣を手放さないと言うクリスへ、カーソンは提案する。

「分かった。そこまで言うなら、その剣を手放せって言わない。
 ただその代わり、別の剣を買って使え。もう、その剣は振るな。
 振り回してたら絶対に折れる。お前がその剣を殺す事になるぞ?」
「!?」
「お前の命を救った剣を、お前がその手で殺す。それでもいいのか?」
「殺しちゃう……じゃあ、新しくあたしが振る剣、あんたが決めてよ」
「俺が? お前の剣を? そんな大事な事、俺が決めてもいいのか?」
「あんたが選んでくれる剣なら、何でもいいよ。お金は出すから」
「ああ、分かった。それじゃあ、片手剣のコーナーに行こうか?」
「うん、よろしく」

 クリスはカーソンに説得され、愛用の剣を壊してしまう前に現役を引退させようと決意する。

 カーソンは何故クリスが使う剣を自分に選ばせるのか不思議に思いつつ、出来る限り納得のゆく業物を見つけようと、クリスと共に片手剣の販売コーナーへと向かった。



 片手剣の販売コーナーへとやって来た、カーソンとクリス。

 刀身の長さで分類されている剣を見ながら、カーソンはクリスに聞く。

「どういう剣が欲しい?」
「そうね、今使ってる剣と同じ感覚で振れる剣がいいな」
「じゃあ、この辺よりも短い刀身の剣だな」
「前はこの辺の長さだったけど、短いのに慣れちゃってね」
「ソニアさんみたいに、何か拘りはないか?」
「? 拘りって……何を?」
「鞘の装飾とか、鍔の彫刻とか?」
「ないない、軽くて丈夫で切れ味良ければ何でもいいよ」
「そうか。うーん……安物の剣だとすぐ折れるだろうしなぁ」
「出来れば鎧と盾も欲しいから、あんまり高い剣は勘弁して」
「分かった……んー…………んっ?」


 『吸精の剣 現物限り 50万を35万の大特価にて販売中』


 カーソンは特売されている1本の剣に目が止まり、店員を呼んだ。

「ねえ店員さん。この吸精の剣って、何で吸精って呼ばれてるんだ?」
「ああ、これですね。斬った相手の気力を奪い取る剣らしいんです。
 けど、前に使ってた人が何の効果も無いって売り払った剣なんですよ」
「へぇ?」
「呪われた剣じゃないので、試しに素振りしてみても構いませんよ?」
「? 呪われた剣って?」
「ダンジョンから産出された武具には、魔力が宿っているんです」
「魔力って……あの魔力が? そりゃ凄い」
「その武具が宿した魔力で、所有者の手助けをしてくれるんです。
 ところが、その魔力が正常に作用しないと呪われた武具になります」
「魔力の宿る武具と、呪われた武具? その差は?」
「単純に、所有者に『益』を成すか『害』を成すかの差ですね」
「害……例えば、どんな害を?」
「装備すると激痛に襲われたり、少しづつ命を奪ったりします」
「…………ガーディアンか?」
「ガーディアン? そう呼ばれる呪われた武具でございますか?」
「あ、いやいや。独り言です」

 店員から呪われた武具の概要を聞き、所有者である自分とその関係者が触れる事にだけは危害を加えないガーディアンも、視点を変えてみれば呪われた武具の一種なのかとカーソンは思った。


 店員は再びカーソンへ素振りを薦める。

「どうぞ、素振りなさってその性能をお試し下さい」
「じゃあ、お言葉に甘えて……」

 カーソンは吸精の剣を鞘から抜き、素振りしてみる。


 バヒュッ

 ボヒュッ

 シュボッ


 店員は普段の客の素振りでは聞く事のない凄まじい風切り音に恐怖を感じ、顔を引きつらせながら素振りを続けるカーソンから少しづつ距離をとる。

 振っても剣の軌道にブレを感じなかったカーソンは、剣先を返してクリスへ柄を差し出しながら話す。

「……うん、軽いな。お前も持ってみろ」
「うん、分かった…………おおっ、本当だ。軽い」
「振ってもブレないし、変なクセも無いな」
「どれどれ……」

 ブォンッ

 フォンッ

 
 連れの女性も素振りの音だけで斬られてしまいそうな風切り音を出し、2人に恐ろしくなった店員は更に距離をとった。



 カーソンは両腕を組みながら、刀身をしげしげと眺めているクリスへ話す。

「それ、いいんじゃないか? もしかしてオドを吸う剣かも知れないぞ?」
「あっ、なるほど。感じられる人じゃなきゃ、効果が分からないかもね?」
「35万ゴールドか。どうだ? 値段もいいんじゃないか?」
「軽いし良さそう。うん、これにする! ありがとう!」
「気に入ってくれて良かったよ。ほい、金庫」
「出金、クリス。35万ゴールド……ほいっと」
 
 カーソンが持つ金庫に話しかけ、クリスは剣の代金を取り出すと店員へ渡す。

「それじゃあ、これ買います。はい、35万ゴールド」
「お買い上げ、誠にありがとうございます。恐れ入りますが、代金のお支払いは精算所にてお願い致します」
「あっ、はい。分かりました」
「ところでお客さま、その剣は下取らなくても結構ですか?」
「ああ、いいんです。この剣はあたしの宝物ですから」
「そうでしたか。それは大変失礼致しました」
「買ったらこのまま帯刀してもいいですか?」
「はい。清算済の札を付けますので、お店から出た時に外して下さいね」
「分かりました」
「ではどうぞ、精算所へご案内致します」
「はい。あたしこの剣買ったら、次は鎧と盾見に行くね」
「ああ、分かった。それじゃあ、また後でな?」
「もし欲しいのがあったら、あたしもあんた探しに行くね」
「うん」

 クリスは吸精の剣とお金を持ち、店員と共に清算する為その場から去った。




 店内をぶらつくカーソンは、自分を探しているソニアに呼ばれている事に気が付いた。

 駆け寄ってくるソニアは、1本の大剣を大事そうに抱えている。

「探させちゃってすみません、お待たせしました」
「決めたぞ! こいつが欲しい! 見てくれこの逞しいボディ!
 優雅に流れる様な美しい刀身! そしてそして……この装飾!」
「ソニアさん……嬉しそうで何よりです……」

 手にした大剣の魅力を熱く語るソニアの取り扱いに困りながら、カーソンは金庫を開けお金を出して貰う。

 ソニアは巡り会う事が出来た大剣にウットリとしながら、精算所へ代金を支払いに向かった。



 そろそろ決断した頃だろうかと、カーソンはローブの販売コーナーへと向かう。

 イザベラは未だに鳳凰のローブの前で、買うかどうかを悩んでいた。

 身体を左右に捻りながら、両腕をブンブンと振り回し駄々をこねている。

「ローブ欲しいー! でも高ーい! でも欲しーい!」
「お姉様、買いましょうよ? わたくしもお金を出しますから」
「あーん、ローラからお金借りてまでなんて踏ん切りつかなーい!」
「イザベラさん……まだ悩んでたんですか?」
「あっ! カーソン決めて! 決めてちょうだいっ!」
「……もう、買いましょう。買っちゃいましょう」
「やっぱり!? よし、買っちゃう! ローラ、お金借りるわね!」
「ええ。半分ずつ出し合いましょうか?」
「ううん私が出すわ! 足りない分だけ借りるわね?」

 カーソンは身悶えしながら購入を決断したイザベラを、可愛いと思った。



 ティコは忍者コーナーでがっくりと肩を落としていた。

 何も買った気配の無いティコへ、カーソンは話しかける。

「ん? いいの見付かってないのか?」
「あっ、カーソン様、聞いて下さい」
「どうした?」
「この『忍装束』が欲しくて、店員さん呼んで試着したんです。
 だけどユルユルのダボダボで動き辛くて、合わなかったんです」
「まあ、どう見ても大人用・・・だしな……その『忍装束』ってやつ」
「わたしに合うサイズの売ってないかって、聞いてみたんです。
 そしたら……小さすぎて恐らくダンジョン行っても出てこないって」
「胸当てとか単体部分なら幾分調節は出来るんだろうけどなぁ?
 それ、全身に纏うタイプだからサイズ調節どころじゃないだろ」
「深い階層で出てきた装備なら不思議な力を持っていて、体型に合わせて勝手にピッタリなサイズになるそうなんですけど、この忍装束は浅い階層産出の安物で、そういう不思議な力が宿って無いんだそうです」
「あー、魔力の事だな。その『忍装束』って、それ1着しか無いのか?」
「はい。これ1着だけなんだそうです。はぁ……詩音さんみたいなせくしぃ・・・・忍者になれると思ったのにぃ……」

 欲しくてもサイズが合わずに買えないと、落ち込むティコ。

 カーソンはティコの腰に差してある短刀を見ながら聞く。

「短刀は買わなくていいのか? 詩音から貰った物だから、下取りはし難いだろうけどな」
「はい。短刀も見たんですけど、詩音さんから頂いた短刀のほうがもっと高いんです。逆に店員さんから売って欲しいって……」
「他の装備はどうだ? 籠手とか、兜とか?」
「試着してみたんですけど、重くなって動き辛くなりました……」
「じゃあ、ティコも俺と一緒で買うもの無いんだな?」
「いえ、これは買おうかなって思ってます」
「ん? 盾か?」

 ティコは売っている商品のひとつを取り、カーソンへ見せる。

 腕に紐で巻き付けて装着するタイプの、小型の丸盾であった。

「腕盾っていう装備です」
「随分と小さいな? 盾の意味成せるのかそれ?」
「盾としては心許ないですけど、別の事に使えます」
「別の事って?」
「この盾の裏側に、ナイフを沢山仕込めるんです」
「ナイフ仕込めるのか。そりゃ良さそうだ」
「後は……こうして……こうすれば……」

 ジャキンッ

 ティコが盾をいじると、内側に内臓されていた3本の爪が飛び出した。

「爪が出てきて、ちょっとした武器にもなります」
「おおっ! かっこいい!」
「刺しても引っ搔いても、すぐ壊れちゃいそうなんですけどね」
「いやいい! かっこよくて俺は好きだ!」
「両腕に着けても邪魔になりませんので、2つ買います」
「いやホントいい! 買え買え!」
「えへっ。あとは……これをセラン達へお土産に……」
「ん? 何だそりゃ? 短剣のネックレスか?」
「はい。刃は付けられていません」

 ティコは短剣の形状をしたアクセサリを3つ、カーソンへ見せた。

 3つそれぞれ色違いのネックレスで、3人が被らないようなティコの配慮をカーソンは垣間見た。

 カーソンは首を捻りながら、女の子へのお土産に短剣のネックレスは如何なものかとティコへ聞く。

「女の子達へのお土産に、飾りとはいえ短剣ってのはどうかと思うぞ?」
「わたしもそう思ったんですけど……ちょっと見ていて下さい」
「…………おわ、針が出るのかそれ?」
「はい。しかもこの針、螺旋が刻まれているんです」
「何で螺旋が?」
「針のお尻の部分には、何かを入れる事も出来ます」
「? それって、何の為にだ?」
「刺すと相手に毒を注入出来ちゃうんです、このネックレス」
「げっ!? 暗殺用のネックレスなのかこれ!?」
「何でココにあるんだろうって思いましたけど、そういう事みたいです」

 短剣の先端部分を押し当てると、中央から針が飛び出してくる。

 柄の部分は空洞で、何かの液体を入れておける。

 何かに押し当てると剣部分が柄の内側へと引っ込み、針を通して中の液体を対象へと注入出来る仕組みで出来ている。

 一見何の変哲も無い短剣型のアクセサリだが、その正体は暗殺用の小道具であった。



 カーソンは何故こんな物騒な物を、セラン達へ送ろうとしているのかティコへ聞く。

「お前、何でこんなのセラン達へ贈るんだよ?」
「セラン達の護身の為にです」
「護身って……誰から身を護るってんだ?」
「ライラさんの宿に、お客さんが沢山きましたよね?
 中にはセラン達に欲情しちゃう人も出てきちゃうかな、と」
「浴場? セラン達と風呂に入りたがるって事か?」
「い、いいえ? わたし、ドラツェンで逃げたじゃないですか?
 あの時みたいに、男の人達に捕まったら自力で逃げる為にです」
「あ、なるほどな」
「捕まって危険を感じたら、こうしてえいっと刺して」
「お前、まさかそれに毒仕込まないよな?」
「いいえ? ヒドラの牙の毒でも入れちゃおうかなって……」
「おいバカ、それはやめろ」
「駄目でしょうか?」
「襲ってきた相手、殺す気かよ?」
「嬲り殺されるくらいなら、先に殺しちゃえばいいんです」
「その後セラン達は衛兵に捕まって死刑か? 可哀想だろ」
「あっ……じゃあ、即効性の麻痺毒にしましょうか?」
「……まだ、そっちのほうがいいな」
「実はそれもヒドラの毒、血と混ざる前の体液なんですけどね」
「結局はヒドラか!?」
「はい」

 ティコが買おうとしているセラン達へのお土産に、カーソンは困惑した。



 腕盾2つと、自分用を含めた暗殺用ネックレス4つを持ち、ティコはカーソンと共に清算所へと向かう。

 途中、クリスが2人を見付けて走ってきた。

「いたいた! いい鎧と盾あって! 買うからお金引き出させて!」
「お? いいのあったんだな……はい」
「出金、クリス、50万ゴールドっと。ありがとう、買ってくる!」
「クリス様、いいなぁ……」

 ソニアもカーソンを見付け、走ってくる。

「金を取り出させてくれ! なかなかいい鎧があったんだ!」
「はい、どうぞ」
「出金! ソニア、37万ゴールド! よし、買ってくる!」
「清算に行く途中だったんなら、ここまで持ってくるんだったわ」
「それ急げ! 誰かに買われてしまったら悔しくて堪らん!」
「ですね! 急げ急げぇーっ!」
「ソニア様も……いいなぁ……はぁ……忍装束ぅ……」

 ソニアとクリスは大急ぎで、目当ての武具を取りに走って行った。

 既に購入し、帯刀している大剣と片手剣。

 そしてこれから鎧と盾を買いに走るソニアとクリス。



 ティコはサイズが合わずに購入を断念した、忍装束に未練を捨てきれなかった。


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