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ダンジョン探索
234 地下4階 昇降床
しおりを挟むティコは憤怒の形相で両手の短刀を振り回し、人形達を斬り裂きながら叫ぶ。
「本体どこだぁっ! どこに居るぅっ!」
「…………いやすげぇな……怒ったティコって」
「もしあたしが人形の本体だったら、ティコから隠れるわ」
「うむ。アレに見つかって八つ裂きにされたくはないな」
カーソン達はティコに斬り裂かれる事を恐れ必死に逃げ惑う人形達を、敵ながら憐れに思う。
イヤー コナイデー
タースケテー
ユルシテー
「うるさいっ! カーソン様に怪我させるなんて許さないっ!」
ユルセッテイッテルダロー! バーカ!
ハナシキケー! コノボケー!
オマエナンカアッカンベーダ!
オシリペンペーン!
執拗に追いかけ回すティコを言葉で挑発しながら、人形達は逃げ惑う。
ティコに狙われていない人形達は、野次を飛ばしたり踊ったりしている。
カーソンはソニアとクリスへ話しかける。
「ソニアさん、クリス。ちょっと俺の事隠して貰えますか?」
「ん? どうした?」
「隠すって……あんたを? 何で?」
「あの人形達に気付かれないように、本体シルフに探して貰う」
「むっ、成る程な。承知した」
「了解。こっちにちょっかい出してきたら防いであげる」
「頼む。シルフ、たぶんどっかに隠れてると思う。探してくれ」
(はいっ! ご主人様っ!)
風の下級精霊は主人の求めに応じ、部屋の捜索を開始した。
カーソンは目を瞑り、シルフの視界を通して人形を動かしている悪霊の本体を探す。
ソニアとクリスは人形達に気取られぬ様、お互い身体を寄せてカーソンを隠した。
イザベラは何度も杖を振りかざし、人形を焼き払いたくなる衝動を抑えていた。
「ここが密室でさえなければ…さっさと全部燃やしちゃうのに」
「彼方もそれを狙っているのでしょうね」
「火を使わせて、空気を消費し自滅させようと……か」
「小賢しいですわね」
「かと言って、持久戦に持ち込まれても不利よね」
「ええ。執拗に挑発し、判断力も鈍らせてきますわね」
「ソニアですらカーソンに諭されていたものね」
「せめて私達だけでも、冷静にならなければ」
「そうね。相手の思い通りにさせちゃいけないわね」
ソコノクソババアー! ウゴケー!
サボッテンジャネーヨー!
ババアー! ババアー! クソババアー!
「誰の事をババア呼ばわりした! このクソガキ共がっ!」
「お、お姉様っ! 冷静にっ!」
「…………あらやだ。つい」
モウカタッポノババアー!
オメーモダァー!
ワカイフリシテンジャネーヨ!
「若くないのは事実、そんな事で怒りなど致しませんわよ」
ウッセーブス! ブスババアー!
ブース! ブースブスブスブース!
ブスブスブスブス! スッゲーブス!
「ぶっ、ぶす…………おのれ! まとめて死になさい!」
「待って待ってローラっ! 雷は駄目よ!」
「火は使えなくとも、雷ならば問題ありませんわっ!」
「あるってば! ティコまで黒焦げになっちゃうってば!」
人形達から醜女と言われ、ローラは髪の毛を逆立たせながら怒り狂う。
右手に雷を纏わせ、その拳を振り上げようとしているローラをイザベラは必死に止めた。
「おのれ不出来な人形共の分際でっ! 我等を愚弄するとは許せぬ!」
「落ち着いてローラっ! カーソン達まで巻き込んじゃうってば!」
「ババアならまだしもっ! ブスは許せませんわっ!」
「悪口に反応するのはその自覚のある奴だけよっ! ローラっ!」
「………あ、あら嫌ですわ。私とした事が」
「でしょ!? ブスじゃないのなら怒っちゃ駄目よ!」
「そ、そうですわね……全く。審美眼のない人形共ですわね!」
怒らせると一番危険な妹の怒りを鎮め、安堵しながら姉は周囲を見渡す。
目を閉じているカーソンを発見し、魔力でローラへと話しかける。
(……ローラ。ちょっとカーソンの事見てみて)
(どうされましたお姉様? 声には出せない事ですか?)
(うん。どうやらカーソンは、本体を探しているみたい)
(えっ? あっ……気取られぬように隠れながら、風の目でですか?)
(うん。私も探して……と思ったけど、奴等に気取られるかしら?)
(ですわね。お姉様と私は、このまま陽動を致しましょう)
(分かったわ。適当にあの人形を爆破させるわね)
(私は範囲を極力絞り込み、裁きの雷を)
(……あなたそんなにブスって言われた事に腹が立ったの?)
(悪い子にはお仕置きしてあげねばなりませんわよ? お姉様?)
(くれぐれもティコ達には、落としちゃ駄目よ?)
本体を探すカーソンの補佐をしようと提案したローラ。
イザベラはローラの目に本気を感じ、陽動の体裁で醜女と罵った人形達へ報復しようとしていると呆れた。
シルフは悪霊本体が入り込んでいる人形を発見し、カーソンへ知らせる。
(ご主人様、これです)
「ふむふむ、そいつか」
(これだけ動いていません)
「なるほどな。自分にまでは手が回んないのか」
(これだけ顔が違うので間違いありません)
「よしっ、ありがとう」
カーソンは振り向き、本体へ今から攻撃すると気取られないよう背中を向けた。
サイファを繋いで弓へと変形させ、天井へ向けて弦を引く。
カシュッ
サイファから放たれた一筋の光は、天井スレスレで直角に角度を変える。
放たれた光の矢は、シルフが見つけた悪霊が潜む人形の顔を刺し貫いた。
喚き散らしていた人形達は、突然無言となる。
操り手の居なくなった人形達は、その場でパタパタと倒れてゆく。
喧騒としていた部屋は、しんと静まり返った。
弓の状態を解除したカーソンは、物言わず寝転がる人形達を見渡しながら呟く。
「……よしっ、命中」
「見事だ。やったなカーソン」
「あいつが本体だったのね? ゼンゼン分かんなかったよ」
「カーソン様凄いですっ! 全然違う人形斬ってましたっ」
「いやぁ、数が多くて手強かっ……ローラさん?」
「ああ、気にしないで。報復し損ねて直に行ってるだけだから」
「報復? 直にって?」
「…………」
報復の攻撃をし損ねたローラは、無言で人形を踏みつけたり蹴飛ばしたりしていた。
人形達が散乱する部屋の中央に、宝箱が出現する。
ティコは自分の仕事とばかりにすぐさま駆け寄り、仕掛けられている罠の解除を始めた。
宝箱の罠解除を見守る、クリスとソニア。
「なんかあたし…今晩の夢にこの人形出て来そう」
「私も今夜は…虫に襲われそうな気がしてならん」
クリスは今夜の夢に人形が出てきそうだと呟く。
ソニアもまた、グールを両断した際に腹から出てきた虫が夢に出てきそうだと呟いていた。
無事解除に成功したティコは、宝箱の中身を確認する。
「開きましたっ。結構色んなものが入って……あ」
「ん? どした?」
「カーソン様……これ、どうしましょう?」
「……何でこん中にまで居るんだよ」
「ですよ……ねぇ?」
宝箱の中には細々とした戦利品に交じり、先程まで自分達を罵倒していた人形がひとつ、紛れ込んでいた。
人形を見ながらクリスは呟く。
「そいつは捨ててくよ?」
「え? 持って帰んないのか?」
「やだよ。手元に置いといたら何されるか分かんないし」
「これも勝手に動き出すってのか?」
「あんた人形欲しいの?」
「いや俺、人形には興味ない」
「じゃあ捨ててくよ」
「うん」
クリスは宝箱の中に入っていた人形を右手で掴むと、部屋の壁へと投げつけた。
キュゥ
人形が壁に当たった際に発した音へ驚き、ビクッと反応したカーソン。
無意識に武器へと手をかけ、人形達が再び動き出さないかと警戒した。
部屋の主を倒しても、入って来た道は壁で塞がれているままである。
カーソン達はまだ仕掛けがあると思い、部屋の隅々まで調べ始めた。
ソニアが壁の一部に細長い溝を発見する。
「もしやこの溝、金のコインを入れる場所ではないのか?」
「あ、ほんとだ。それっぽいですね?」
「試しに入れてみよう。私にやらせてくれないか?」
「はい。お願いしますソニアさん」
「うむ。では、コインとマップをくれ」
「え? マップもですか?」
カーソンは何故マップも必要なのかと思いながら、ソニアへ金のコインと共に手渡した。
ソニアは左手にマップを持ち、右手で金のコインを壁にある溝へと入れる。
ピンポコピロリロリン
マップが正解の音を出すと同時に、壁の一部が消えて通路が再び現れた。
ソニアは鼻の穴をプクッと広げ、カーソンへマップを手渡しながら話す。
「どうやら正解だったようだな」
「ソニアさん……もしかしてやってみたかったんですか?」
「うむ。これは楽しいな、心が躍る」
「えっ!?」
「私もやってみたくてな、ずっとその機会を窺っていたのだ」
「は、はぁ……それはそれは、機会が出来て何よりでした」
馬鹿な事を言うなとソニアから注意される覚悟で聞いたカーソン。
ソニアから返ってきたまさかの返答に困惑していた。
ティコは部屋の床を探し歩き、何かを見つけては拾い上げている。
クリスは何をしているのかと、ティコへ聞いた。
「あんた何してんの?」
「えっと、わたしが投げたナイフを回収しています。クリス様」
「あ、なるほどね。どう? どんくらい回収出来そう?」
「何とかして、半分くらいは取り戻しておきたいです」
「あたしも手伝おっか?」
「ありがとうございますっ」
ティコと共にナイフの回収を手伝うクリス。
イザベラとローラも回収の手伝いを始めた。
ナイフに覆い被さる人形を蹴飛ばし、拾い上げるローラ。
その姿を見ながらイザベラは、まだ醜女と言われた事を根に持っているのかと呆れていた。
ティコのナイフ回収を終え、通路へと引き返すカーソン達。
部屋から出た瞬間、背後からコトッと音が鳴る。
音が気になり、カーソン達は振り向いた。
振り向いた先には、人形達が元通りに整然と並んでいた。
爆破した人形も斬り裂いた人形も、全て元通りの姿に戻っている。
先程までの出来事がまるで何事も無かったかのように、次の相手を待ち構えていた。
その光景に怯みながら、カーソン達は呟く。
「あいつら元に……戻ってやがる」
「突破した私達は、もう見逃すって事なのかしらね」
「ああやって、次にやって来る獲物を待つのですわね」
「お化けは怖くなくなりましたけど、やっぱり嫌いですっ」
「ああ、ダメだこりゃ。あたし今晩の夢に絶対出てくる」
「……うむ。斬れば中から虫が出てくるオマケつきでな」
ソニアとクリスは右手で額を覆い、今夜の夢は悪夢になると嘆いた。
マップに表記されている『久遠の通路』を抜け、通路の手前まで戻って来たカーソン達。
周囲を見渡しながら話し合う。
「サラさん達、まだここまで来てないみたいだな?」
「そうだね。もし会ったらこの先の事教えとこうと思ったのに」
「そうね。初見で遭遇したら、かなりの難敵よ」
「相対す場が密室ですので、火を使えば自滅致し兼ねませんわ」
「わたしみたいにお化け嫌いでしたら、苦戦しちゃいますね」
「クリス、紙と筆記具は持ってきているか?」
「はい、ありますけど……何に使うのですか?」
「要点をまとめて、置き手紙を書いてやれ」
「あっ、なるほど! 流石です隊長!」
「まあ、突破出来るかどうかは奴等の実力次第だがな?」
「窒息する恐れがあるから、極力火は使うなって書いておいて」
「火以外の範囲攻撃が出来る術を手にしてから、挑みなさいとね?」
「はい、その辺も詳しく書いておきますね」
クリスは自分のリュックから筆記用具を取り出し、サラ達のパーティへ向けた人形攻略の助言を手紙にしたためる。
手紙を書き終えたクリスは、見つけやすいようにと通路の真ん中へ置き、近くに転がっていた石を乗せた。
「こうしとけば、気づいてくれるかな?」
「目立ってるし、見逃す事は無いだろ」
「あの人達も無事に突破出来ればいいね?」
「うん、そうだな」
サラのパーティが置き手紙を読んでくれる事を願い、カーソン達はその場を立ち去った。
カーソン達はこの時、気付く由も無かった。
ダンジョンが置き手紙すらも吸収し、間もなくやって来たサラ達が何の情報も得ずに人形達が待ち構える奥地へと進んで行った事を。
階段前まで戻って来ると、地下2階への上り階段周辺が変化している。
ただの床だった場所に、地下4階への下り階段が出現していた。
クリスは地下4階への階段前で立ち止まり、カーソン達と話し合う。
「サラさん達、そろそろ置き手紙読んだかな?」
「気になるんだったら、様子でも見に行くか?」
「そこまでお節介焼く必要は無いんじゃないのかしら?」
「彼女達も冒険者なのですから、過度の介入を望まないのでは?」
「お前の心配も分からん事はない。だが、構いすぎるな」
「他人を心配するより、まず自分達の心配をしろって事ですねっ?」
「ティコの言う通りかもな? 俺達は俺達の心配をしとこう」
「……うん、そうだね」
サラ達の無事を願い、カーソン達は地下4階へと降りた。
風の流れが微かに断末魔の悲鳴を運んできたのは、それから間も無くの事であった。
カーソン達は、地下4階まで降りてきた。
周りはじめじめと湿っていて、空気はカビ臭い。
時々遠くから、獣の唸り声が聞こえてきた。
「さて、それじゃここも地下3階でやった通り、右沿いに歩いて行こうか」
カーソン達は階段に面した壁から右手沿いに歩き始めた。
歩き出して間も無く、袋小路となった通路に入り込み、突き当たった先に扉を見つける。
ダンジョン探索を開始して以降、今までに見た事の無い異質な扉が目の前にあった。
「何だろうな……この赤い扉?」
「右開きでも左開きでも……そもそもドアノブも無いね」
「押す? 引く? どうすれば開くのかしら?」
「そもそもこれは……扉なのですか?」
「赤い色……私には不吉な予感しかしない」
「クリス様……マップは何なのか教えてくれないのですか?」
「うん。まだ教えてくれてないね」
「ここにあるスイッチ、たぶん扉の仕掛けだよな?」
カーソンは扉の枠より右側に独立しているスイッチを押してみる。
押した瞬間、扉の中からガチャンという金属音が鳴り、扉が開いた。
「あ。扉が開いた」
「あんた……よく押したわね」
「扉は赤いけど、マップは赤く表示してなかったしな」
「だからってポンポンと押していいワケじゃ……あれっ?」
「ん? どした?」
「マップに上向きと下向きの三角文字が出たよ」
「ありゃ、ほんとだ……何だこの部屋?」
「昇降床って……何の事?」
カーソンがスイッチを押した事によって、マップの情報が更新される。
昇降床と表示された扉の中は狭い空間で、6人が入って満員となりそうな部屋だった。
マップには罠の表示こそ無いが、カーソン達は慎重に扉の中へと入った。
部屋の周囲を見渡したイザベラとローラは、入室してきた側の右裏手に表示されている文字を見つける。
「あら、何かしら? 4の文字が光っているわ」
「その上には……1の文字が。押せそうな形状ですわね?」
「何で2と3は無いのかしら?」
「1と4しかありませんわね?」
「ちょっと、押してみてもいい?」
周りからの返答を待たず、イザベラは1の文字を押す。
扉が突然閉まり、カーソン達は部屋に閉じ込められた。
部屋はゴゴゴという重低音を放ちながら、上に向かって動き出した。
クリスは部屋内で起きている現象に尻込みしながら話す。
「わっ、何っ!? 上に昇ってるのこの部屋!?」
「なんかそうみたいだな?」
「そうみたいって……何であんた平気なのよ?」
「いやだって、騒いだってどうにもなんないだろこれ?」
「ま、まあそうだけどさぁ……」
カーソンが言う通り、自分達の居る部屋そのものが動いている以上、抗う術などない。
自分達が無事である事を願いながら、カーソン達は上昇する部屋に全てを任せた。
やがて1の表示が光り、扉が開く。
カーソンとクリスは恐る恐る、部屋の外へと出た。
マップの表示を確認しながら、クリスは現在地を確認する。
「あれっ? ここ、なんか見覚えがある。ちょっと待って……。
えっと、ここ真っ直ぐ進むと……あっ、ダンジョン入り口だ。
あたし達、この部屋で地下4階から地下1階に戻って来たみたい」
「地下4階の部屋が動いて、地下1階まで昇って来たのか?」
「そういう事。じゃあまた乗って、今度は4を押してみる?」
「そうだな。やってみよう」
カーソン達は再び部屋の中へと入り、4を押してみた。
扉が閉まり、部屋はゴゴゴと音を立て、地下4階まで降りてゆく。
4の表示が点灯し、扉が開いた。
開いた扉から顔だけ出し、カーソンとクリスは話す。
「地下1階と地下4階が、この部屋でつながったのか。便利だな」
「本当だね。他にも行けそうな数字無い?」
「1と4の間には……無いな」
「4よりも下は?」
カーソンとクリスは、数字の書いてある部分をくまなく調べる。
1と4以外の表示は無いが、クリスは鍵穴を発見した。
「何だろこの鍵穴? これに合う鍵がどこかにあるのかな?」
「そこに合う鍵を入れれば、もっと下まで降りられるんじゃないか?」
「うんうん、そうかもね?」
「凄いなこの部屋。どういう原理で動いてんだ?」
「この部屋があれば地上から地下4階までもう、あっという間だよね」
「そうだな。それじゃあ、地下4階の探索を再開するか」
「あ、そうだ! ねぇテイコ。あんたこの鍵穴……ん?」
「あれっ? どうしたティコ?」
「あ。イザベラさんもローラさんも……隊長まで?」
カーソンとクリス以外の4人は、顔面蒼白となっていた。
イザベラ達は胸に手をあて、フラフラとしながら話す。
「ちょっと……気持ち悪い……」
「胸の動悸が……治まりませんわ……」
「昇りは別に平気だったのだが……降りは……何だこの不安感は?」
「わたし……耳の奥に何かが詰まった感じがします……」
「むしろ何で……あなた達2人は何ともないの?」
「今まで経験した事の無い移動で、頭が混乱していますわ」
「垂直に落下したというのに、お前達は平気なのか?」
「あ、はい。特に何ともないです」
「そういうモンなんだと思ったもので……」
「ふぁぁ……あふっ。すみません、欠伸が……」
今までに経験した事の無い空間移動に、イザベラ達は不安と恐怖から体調を崩している。
ティコは気圧の変化に順応出来ず、欠伸をしていた。
カーソンとクリスは顔を見合わせ、何で自分達は平気なのだろうと首をかしげていた。
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