翼の民

天秤座

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ダンジョン探索

236 地下4階 誤算

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 意気消沈しながらズボンを穿くティコへ、カーソンは話しかける。 

「忍装束が欲しいのは分かるけどな? 死体から剥いじゃ駄目だろ」
「ううっ……はぃぃ……」
「ローラさんの結界にぶち抜かれてた防具だし」
「ごめんなさい……」
「いや別に怒ってないよ。壊れた防具なんかじゃ危ないぞって話だ」
「そうですよね……つい欲に目が眩んじゃいました」
「それにほら、死んだ元所有者が道連れにするかも知れないだろ?」
「道連れに……ですか?」
「うんうん。いざって時に動きを邪魔されたりしてな?」
「あっ。それは嫌ですねっ……確かにっ」
「だろ? だからちゃんとした忍装束探そう。なっ?」
「はいっ」
「きっとお前を待ってる忍装束が、どっかにあるさ」
「わたしを待っててくれてるなら、はやく出会いたいですっ」

 カーソンに慰められたティコは、下半身の防具を身体に合わせようと屈伸する。

 気持ちを切り替え、自分のお尻と太ももをパンパンと叩いた。



 ソニアとクリスが調理した料理が出来上がる。

 角切りにした肉へ塩と香辛料をまぶしたソテーと、野菜の炒め物。

 調理過程で出た肉の欠片とクズ野菜を、塩と香辛料で仕立てたスープ。

 そしてパサパサに乾いたパン。

「お待たせ。パンはもうカッチカチだから、スープに浸してね」
「本当にもう、どうにかならんのかこのパンの足の早さ・・・・は」
「作ってくれただけで感謝よ。2人とも、ありがとう」
「ここがダンジョンという事も忘れそうな、ご馳走ですわね」
「旨そうっ! いただきまーす!」
「ソニア様クリス様、いただきまーす!」
「はぁいどうぞぉ、召し上がれぇ」
「チーズもあるからな?」

 あり合わせの食材で思いついた料理を振る舞う、ソニアとクリス。

 美味しそうに食べるイザベラ達の笑顔を見ながら微笑み、フォークに刺した肉を口の中へと運んだ。



 カーソン達は2回目の食事を終え、休憩がてらこれまでに収集した戦利品を調べる。

「これ、綺麗な額飾りサークレットですよね?」
「こっちは、詩音さんが額に着けていたものに似ていますねっ」
「って事は忍者向けか? 鑑定楽しみだな?」
「はいっ」
「地下2階までと比べ、既に見た目だけで良さそうだと感じるな」
「そうね。内包している魔力も増えているわ」
「今、ふと思いつきましたが……ティコ?」
「はい? ローラ様?」

 声をかけたティコに見つめられながら、ローラは話す。

「先程吸収された忍装束も、こうして再び現れるかも知れませんね?」
「えっ?」
「ダンジョンに取り込まれ、魔力を取り込み生まれ変わる忍装束。
 あなたが解除する宝箱の中で、再び出会えるのではないですか?」
「あの忍装束が生まれ変わって……なるほど……ですぅ」

 ティコは先程の損壊した忍装束がダンジョンの魔力で修復され、強化された状態で再び出現するのかと目を輝かせた。

 カーソンとクリスは戦利品を手にし、ローラの言葉に納得しながら話す。

「武具やら装飾品が出てくるのって、そんな気がしてたけどなぁ」
「やっぱこれって、ダンジョンに吸収されてた物なんだろね?」
「元の所有者が死んで、一緒に取り込まれた装備品……か」
「呪われるのって、やっぱ死んだ所有者の怨念が残ってるのかな?」
「じゃあ性能が上がるのは、次の持ち主を助けたいって思念なのか?」
「案外そうかもよ? 物には魂が宿るって言うもん」
「まあ、このガーディアンがまんまそんな感じだしな?」

 カーソンは水を飲みながら、話題を切り替えて時間を気にする。

「地上は今頃夜か? それとも真夜中になってるかな?」
「ダンジョンの中だと時間の感覚分からなくなるもんね。
 お腹減って食事も2回してるから、夜にはなってると思うよ?」

 クリスも水を飲みながら時間を気にかける。



 調理器具と食べ終えた全員分の食器を、自分のリュックへ入れているティコ。

 カーソンとクリスは、マメに働くティコへ話しかける。

「ありがとうティコ。気が利くな?」
「近くに洗えそうな水場無いし、捨ててこうって思ってたよ」
「洗えばまだまだ使えますっ。勿体無いですよクリス様」
「いやそうだけどね。足枷になって戦闘に支障出ても困るし」
「わたしが背負いますっ。何でしたらこのフォークも投げますっ」
「使えるモンは何でも使うか。忍者の発想だなぁ」
「お皿だって、気を込めて投げれば……」
「あたし、お皿で殺されたくなんかないわ」
「ははははは! 俺も皿で首跳ねられるのは嫌だな」
「魔物にしか投げませんから大丈夫ですっ!」
「それにしてもティコ。罠の解除、ぜんぜん失敗してないな」
「えへへ。練習の甲斐ありますっ」
「ティコのお陰でさ、お宝回収の楽しみあるもんね」
「これからも頑張って、解除しますねっ!」

 カーソンとクリスは、殺伐としたダンジョン内での娯楽を演出しているティコを褒め、その頭を撫でた。




 休憩を終えるとカーソン達は立ち上がり、探索を再開する。

 立ち上がったその時、カーソンに異変が起きた。

 急に意識が遠退き、ふらつくカーソン。

 慌てて近寄ってきたティコへ支えられ、意識を取り戻す。

「カーソン様っ!? どうされたのですかっ!?」
「ん……いや、ちょっと立ち眩みしたみたいだ」
「大丈夫……ですか?」
「食って胃袋に血が集まって、頭に血が足りなくなったかな?」
「もう少し、休んだほうがいいのでは?」
「いや大丈夫だ。心配してくれてありがとな?」

 2人のやりとりを見ていたイザベラは、今後の方針を話す。

「それじゃあ、この階の罠確認はヤメにしましょう。
 時間的にも夜だし、私達の集中力も落ちているわ。
 気が張っているけど、疲労は蓄積しているはずよ」
「そうですわね。順調な時ほど、思いがけない落とし穴が。
 疲労はその落とし穴を誘い込む要因となりますわ。
 お姉様。今日は無理をせず、このまま街へ帰りましょう」

 ローラの提案に、イザベラは自分の意見を伝える。

「でも折角だからそのドラゴンとやら、見に行かない?」
「これから……でしょうか?」
「うん。すぐに引き返せるのなら、見るだけでも……ね?」
わたくしはあまり、気が乗りませんわ」
「見たらすぐに部屋から出るから。ねっ?」
「不測の事態もあり得ます。やめておきましょう」
「そんな事言わずにぃ。酒場でお酒奢ってあげるからぁ?」
「…………お姉様。見るだけ……ですわよ?」
「よし決まりっ。行きましょう」

 イザベラの半ば強引な提案により地下4階のボス、ドラゴンを偵察する事が決まった。



 先に地上へと帰った大男、ショウのパーティが提供したマップ情報を頼りに、カーソン達は目的地へと向かう。

 地下4階のマップ中央部分は、東西南北の四方に出入り口が設けられている。

 カーソン達は、南側の扉の前へとやって来る。

 両開きの構造となっている扉の先には、かなり大きな広間がマップ上に表示されていた。

 カーソン達はマップを見ながら、扉の先を想像する。

「この扉の先、相当広そうだな? 出入口も4つあるし」
「そうだね。マップ全体の3割くらいありそう」
「むしろ小細工無し、ボスのみで相手をしようという階か」
「ソニアの言う通りね。余計な仕掛けで足止めしていないわ」
「それ程この先で待つドラゴンが、強大な相手なのでしょうね」
「ワイバーンっていう魔物も、10匹居るのですよねっ?」
「みんないい? 見たらすぐに引き返すからね?」
「くれぐれも、戦闘は控えるようにして下さいね?」
「はい、分かりました」
「じゃあ……開けますね」

 カーソンとクリスはそれぞれ扉の左右に立ち、押し込む。


 ギギギィ


 重い音を立てながら開く扉の先へ、ソニアとティコが先行して入室する。

 続いてイザベラとローラが入り、カーソンとクリスは扉から手を放し最後に中へと入った。



 中は大広間になっており、中央には緑色の大きな物体が横たわっていた。

 ふと上を見上げると、天井に逆さまとなってぶら下がっている、これまた緑色をした10匹の物体。

 どちらもまだ侵入してきたカーソン達に気づかず、眠っているようである。



 カーソン達は相手を起こさぬように気をつけながら、小声で話す。

「ドラゴン……でかいな」
「天井で寝てる連中、まるでコウモリみたい」
「うむぅ……先制攻撃を仕掛けたい衝動に駆られるな」
「ナイフ……天井に投げたら届くかな?」

 イザベラとローラは正面と天井を見比べながら、魔物の正体をカーソン達へ伝える。

「正面に居るのは翡翠龍、グリーンドラゴンよ。
 龍と呼ばれる魔物の中では、弱い部類に入るわ。
 体内で魔力を圧縮し、喉元で高熱の炎を作り出すわ。
 吐き出す炎は直撃すれば、消し炭になる程の威力よ。
 逆に言い換えれば、それ以外は怖くないけれどもね。
 ヒドラと間違われる事もあるけれど、毒性は無いわよ」

「天井に居るのは飛竜の一種で、ワイバーンですね。
 赤や黄色の個体も居ますが、緑は最弱の個体ですわ。
 図体の割に俊敏で、獲物を狙い急降下して襲います。
 自身を支えて眠れる程、足の爪の力は強いですわ。
 そして厄介な事に、その唾液は可燃性の物質なのです。
 唾液は空気に触れると、途端に激しく燃え上がります。
 飛びながら唾液を標的へと飛ばし、焼こうとしますわ。
 それはさながら、火球を吐き出したようにも見えます」

 2人の解説にうなずきながら、カーソン達は話す。

「どっちも火ぃ吹くけど、火の性質は違うんですね」
「魔法的な火と、物理的な火ですか」
「では宿へと帰り、こいつらへの対策を練るとするか」
「……あのっ……出口が消えてます……」
「え?」

 ティコの発言に驚き、カーソン達は後ろを振り返る。

 入ってきた扉は消え去り、壁となっていた。


 カーソン達は慌ててマップを確認する。

 マップ上では入ってきた南側の扉に×印が付き、一方通行となっていた。

 他の扉に×印は付いておらず、退出は可能のようである。

「あ、なんだ。他の扉からは出て行けるのか」
「なぁんだ、また閉じ込められたのかと思っちゃっちゃ・・よ」
「入室後あまり動かぬまま、退路を確保出来んようにか。
 他の扉まで行かせ、ラクをさせまいとする嫌がらせだな」
大男アイツ、これ教えなかったのって酷いと思いますっ」
「いやそれはこっちが文句言えるトコじゃないだろ?」
ショウあっちもあたしら偵察だけだなんて、思いもしないでしょ」
「幸い、向こうはまだ気付かずに眠ったままよ」
「音を立てず、慎重にあの扉を目指しましょう」

 ローラは右手の人差し指を唇にあてがい、音を出すなと合図を送る。

 イザベラ達は無言でコクリとうなずき、ゆっくりと東側の扉へ向けて慎重に歩き出した。



 南の扉から東の扉まで約半分の距離を移動した辺りで、イザベラとローラは部屋の異変に気付く。

「……魔力が、濃くなってきたわ」
「これは……宜しくありませんわね」
「? 何が良くないんですか?」
「魔力の濃度が上がってきているの。つまり……」
「異変を察知し、目覚めてしまう恐れが……あっ!」


 ズズゥン


 東の扉を目指すイザベラ達の目の前に、天井から1匹のワイバーンが落下してきた。

 足から着地したワイバーンは、身体を包み込んでいた翼を広げ始める。

 片方だけでも2mある翼を両翼とも広げ、細長い鎌首を持ち上げると目の前に居る6人の獲物に向けて叫び声を上げた。


 ギシャァァァァッ


 叫び声に目を覚まし、残りのワイバーンも次々と降下してきた。

 イザベラはワイバーンに杖を向け、ローラと共にしかめっ面をしながら呟く。

「わざわざ全部起こさなくってもいいでしょうよ……バカっ!」
「全く。はた迷惑なワイバーンですこと……おバカさん!」

 イザベラ達の行く手を塞ぐワイバーンは、再び叫び声をあげようとする。


 ギシャ……

 ボジュッ


 懐に潜り込んだカーソンが振るうサイファの一閃に、ワイバーンの頭は蒸発する。

 切り倒された木のように、ゆっくりと倒れ込むワイバーン。

 カーソンはサイファを弓に変え、上空を飛び回るワイバーンを狙いながら叫ぶ。

「俺が食い止めます! 急いで逃げて下さい!」
「ええ分かったわ! ありがとう!」
カーソンあなたも無茶してはいけませんからね!」
「あたしも一緒に食い止める!」
「やめろクリス! ここは弓のカーソンが適任だ!」
「ソニア様とクリス様も避難をっ! わたしが補佐しますっ!」

 弓でワイバーンに狙いをつけるカーソン。

 腕盾からナイフを取り出し、投擲しようと構えるティコ。

 イザベラは中央で眠っていた翡翠龍が起き上がってきた事に気付いて叫ぶ。

「いけない! あっちも起きた! 急いでここから退出を!」
「ワイバーンごと焼き払われてしまいますわっ!」
「クリス! 私と共に退路の確保を!」
「はいっ! ティコっ! そっちはよろしくっ!」
「はいクリス様っ!」

 イザベラ達はカーソンとティコに後方を預け、東の扉めがけて一目散に駆け出す。


 シュパァッ


 突然、背後が明るく光る。

 カーソンが放った光の矢は、イザベラ達の進路を妨害しようとするワイバーンを射貫く。

 射貫かれて上から落下してくるワイバーンを避け、イザベラ達は東の扉へと辿り着いた。

 ソニアとクリスが左右からそれぞれ取っ手を引き、扉を開ける。

 イザベラ達は振り返り、扉を背にしながら足止めに動いたカーソンとティコへ叫ぶ。

「退路は確保したわ! 急いで逃げて!」
翡翠龍ドラゴンも動き出しましたわ! 急いで!」
「狙われるぞ! 急げ!」
「走って! 早くっ!」

 イザベラ達は焦りながらカーソンとクリスへ叫ぶ。

 部屋の中央では、翡翠龍ドラゴンが深紅の瞳で此方を睨みつけている。

 高熱のブレスがいつ飛んできてもおかしくない状況が、刻一刻と迫ってきている。



 カーソンとティコは、東扉を目掛け大急ぎで駆け出す。

 ティコの背中を追いかけて走るカーソンは、突然身体の異変に襲われた。

 視界が霞み始め、光源が徐々に狭まり暗闇が外周から浸潤してくる。

 踏み込む足にも力が伝わらなくなり、足を前に出そうにも出ない。

(あれっ……なんか……身体がおかし……い……)

 視界が全て暗闇に覆われたカーソンは、足をもつらせ床へと倒れ込む。

 倒れた拍子に、そのまま意識を失った。



 ティコは一足先に扉まで駆け込んできた。

 無事到着したティコの姿に安堵し、続くカーソンの到着もそろそろかと視線を変える。

 しかしイザベラ達の視界に飛び込んできたのは、うつ伏せになって倒れているカーソン。

 走り込んでくるティコの死角に入り込み、いつ倒れたのかも気付いていなかった。


 翡翠龍ドラゴンは大きく息を吸い込み、喉を赤く光らせている。

 魔力の圧縮が完了次第、高熱のブレスが吐き出される。

 そのブレスが狙う先には、うつ伏せで倒れているカーソン。

 イザベラ達は目の前に広がる絶望的な光景に、顔面蒼白となる。

 そして頭で考えるよりも先に身体が反応し、全員カーソンに向けて駆け出していた。



 イザベラとローラは狼狽しながら叫ぶ。

「忘れていたわっ! あの子のオドは少ないって事をっ!」
「継戦能力に問題のある子でしたわっ!」
「気付かないうちに無理させてしまっていたわっ!」
「ああっ!? いけないっ!」

 翡翠龍ドラゴンは既に魔力の圧縮を終え、四肢を踏ん張りカーソンに向けて口を開いていた。

 口から徐々に漏れ出してくる、高熱の炎。

 このままでは走っても間に合わず、カーソンは自分達が到着する前にブレスの餌食となってしまう。

 尚且つ自分達もブレスの中へと駆け込んでしまい、このままではカーソンもろとも焼かれてしまう。

 だがソニアもクリスもティコも、走る速度を決して緩めない。

 カーソンが倒れている事に気付かなかった責任感にも後押しされ、自分達も焼かれる覚悟で助けようとしている。 


 ローラは意を決し、イザベラへ叫ぶ。

「お姉様っ! わたくしをっ!」
「ローラっ! ソニア達は私がっ!」
「全力でどうぞっ!」
「お願いっ! 間に合ってっ!」

 双子の2人だからこそ、お互いに何を求めたのかが分かり合えた会話。


 イザベラは数歩遅れ、走るローラの背後へ回る。

 そして右拳に魔力を集中させ、一瞬だけふわりと飛び上がったローラの背中へ一気に放出した。


 ドンッ


 鈍い音と共に、イザベラが放った魔力の衝撃波を背中に受けたローラ。

 飛び上がった事で床と接触していない身体は、物凄い速度で前方へと吹き飛ばされた。

 その威力にローラの身体はミシミシと悲鳴を上げ、背骨と肋骨が次々と砕けてゆく。

「はぐぅっ! かはっ……かひゅぅ……ぐっ……」

 衝撃波に肺の空気を押し出され、ローラの呼吸は一瞬止まる。

 このまま失神してはなるまいと、気合いで息を大きく吸い込む。

 脳へ遅れて伝わってきた骨折痛のせいで、顔は苦痛に歪む。



 苦悶の表情をしながら、ローラは自分自身に言い聞かせる。

(今……意識を……手放しては……絶対に……駄……目。
 あの子を救えるのは……わたくしの結界だけ……っ!
 これしきの痛みなどでっ! しっかりしなさいローラぁっ!)

 ローラは両手を伸ばし、少しでも早くカーソンに触れようと歯をくいしばる。



 高速で移動しているローラの右側の視界が、突然真っ赤となる。

 翡翠龍ドラゴンは既に、高熱のブレスをカーソン標的へ向けて放っていた。

 放たれた翡翠龍ドラゴンの高熱ブレスと、倒れたままのカーソンに向かって吹き飛び続けるローラ。

 その移動速度は、ほぼ同じ。


 ゴォゥッ


 ローラの伸ばした両手がカーソンの身体へ触れたと同時に、2人は翡翠龍ドラゴンの放った高熱のブレスに全身を包まれた。

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