翼の民

天秤座

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探索再開

265 地下?階 喋るバンシィ

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 カーソンはバンシィ達5人を抱きしめた後で、ダンジョンババアへ聞く。

「ねえ婆ちゃん? バンシィさん達とも抱き合ってみたけど。
 サラさんと同じ事したら、彼女達も喋れるようになるかな?」
「ほいじゃ、あの娘達の乳も同じように揉んであげたのかぃ?」
「いやそれはしてないよ……おっかないし」
「やれるモンならやってみな!」
「揉ませませんっ! 揉ませはしませんよっ!」

 クリスとティコは乳揉みを全力で阻止しようと、指をポキポキと鳴らしていた。

 カーソンは、バンシィ達が何か言いたそうにしていると感じる。

「バンシィさん達も、声出したがってるんじゃないかな?」
「そうだねぇ。お前達、出せそうなんかぃ?」
「うぅ! うぅ!」
「うぅー! ううぅー!」
「なんか、声出せそうな気がしてるみたいだよね?」
「じゃあ口縛ってる糸切って、試してみっかね?」
「俺達は耳塞いでればいいんだよね?」
「もし悲鳴だったら、意識ぶっ飛ばされっからね」
「んじゃ、そこの隅で耳塞ぎながら様子見てます」

 カーソンは部屋の隅を指差し、イザベラ達と全員で移動しようとする。

 ダンジョンババアは呼び止め、他の部屋に居たほうがいいと浴室を指差した。

「ほいじゃほれ、向こう行って風呂にでも入ってきな」
「え? いいの?」
「ここに居るよりゃいいだろ?」
「お風呂代、いくら払えばいいかな?」
「何で風呂入んのに金が要るんだよ?」
「いらないの?」
「血生臭いまんまでココうろつくほうが、金取りたいわな」
「ごめんなさい。じゃあ、お風呂いただきます」
「あいよ。命の洗濯でもしてきな」
「ありがとう、婆ちゃん」

 ダンジョンババアから風呂を勧められ、カーソン達は西側の扉を開け中へと入っていった。


 脱衣場で装備を外し、服を脱いで裸になるカーソン達。

 浴室入口の前に置かれているタオルを見て話す。

「タオルまである……これ、使ってもいいのかな?」
「いいんじゃないかな? ってか、ホントにダンジョンなのここ?」
「バンシィさん達の宿屋っていうくらいですけど……」
「まさかあいつら……入浴中に襲いかかってこんだろうな?」

 ソニアの一言に、カーソンは震えあがる。

「よ、よしてくださいよソニアさん」
「いや、案外……あたし達は襲われないかもだけど」
「カーソン様を……押し倒しに来ちゃうかもですね」
「ああ。お前の子種を搾り取りに、やって来るかもな?」
「いや待って。俺、キンタマ取られたら死んじゃう」
「え、そうなの? 取られたら死んじゃうモンなの?」
「わたし、取られないように隠しておきますねっ?」
「いででっ! おい馬鹿やめろっ。取り外し出来ないぞそれ」
「いや分かんないよ? ちょっとやってみよっか?」
「うむ、そうだな。上手くすれば外れるかも知れんしな」
「痛い痛い! 外れないから! ホントやめて!」

 ティコは知らないフリをしながら、カーソンの玉袋を両手で掴み取って引っ張る。

 クリスとソニアはそのテがあったかと、自分達も男の仕組みに無知なフリをしてカーソンの大切な部分を掴み、引っ張って遊んだ。


 イザベラとローラは呆れ返りながら、クリス達の悪戯を諫める。

「何を馬鹿な事しているのよあなた達。取れるワケないでしょ」
「知らぬフリをして、イジメてはいけませんわよ?」
「はぁい。ごめんなさい」
「わざと俺のキンタマ引っ張るとか、みんなひどい」
「でも本当に嫌な予感がするわね。念の為隠しておきましょ」
「げっ!? イザベラさんまでっ!?」
「カーソンではなく、ティナにしておきましょう」
「あ、俺を女にしとくって事ですか」

 イザベラは右手の人差し指をカーソンの額にあて、魔力を送り込む。

 カーソンの身体は魔力で作り替えられ、女性ティナへと変化した。



 洗い場で身体を洗い終え、浴槽に浸りくつろぐイザベラ達。

「本当、ちゃんとしたお風呂ねぇここ」
「ええ。宿のお風呂と遜色ありませんわ」
「石鹸が無いのは、場所が場所だけに致し方ありませんな」
「地下5階でお風呂入れるなんて、思ってもみませんでしたね」
「あ。その件なんだけどね?」
「ここの現在地、不明なのです」
「えっ!?」

 驚くクリスへ、イザベラとローラはマップの情報を伝える。

「ここってね、地下5階じゃないみたいなのよ」
「マップにも、現在地が表示されていませんの」
「それって……どういう事ですか?」
「ダンジョン内とは別の、異空間って感じかしらね?」
「こうして存在してはいますが、未知の空間ですわ」
「それは……ちゃんと戻れそうなのでございますか?」
「そこなのよ。気をつけないと戻れないかも知れないわ」
「ここから出ようとした時、彼女達が帰して下さるかどうか?」
「もしかして……やばいんですか?」
「彼女達の機嫌を損ねたら、まずいかもね」
「ですので、最初からティナだったという事にしますわ」
「最初から……っていいますと?」

 首をかしげるクリスへ、イザベラとローラはクリスへ話す。

カーソンは仮の姿で、本当の性別はティナという事にするのよ」
「なので子種を持ち合わせていない、という事にするのですわ」
「な、なるほどぉ……」
「子種の無い身体ならしょうがないって、機嫌を損ねはしないでしょ?」
「元の地下5階へ、無事帰して下さるのではないでしょうか?」
「それでティナへと……名案でございます」
「…………あらよっとぉ!」
「きゃんっ!? がぼがぼっ」

 会話の途中で、クリスは不意に右手を持ち上げた。

 その右手には、ティコの右足首が掴まれている。

 足を掴み上げられたティコは、浴槽の中でひっくり返った。

「げほげほっ……クリス様ひどいっ」
「まったくっ、油断も隙もありゃしない」
「おいクリス。何で突然ティコをひっくり返したのだ?」
ティナあいつのおっぱい触りに行こうとしたからですよ」
「なんだと?」
「だからひとり奥に行かせてたってのに、こんにゃろうめ」
「おっぱい揉みに行こうとしたんじゃないですぅ」
「自分の揉んで貰いに行こうとしたってのも一緒だぞこら?」
「うっ……」

 浴槽の離れた位置で、我関せずひとりでくつろいでいるティナ。

 イザベラ達が話し合っている隙に近寄ろうとしていたティコ。

 気配を殺していたハズがクリスに気取られ、足を掴まれて引き戻されていた。
 


 浴室の扉が開き、脱衣場からサラを含むバンシィ達6人が素っ裸の状態でなだれ込んでくる。

「わぁーっ!」
「カーソンさぁーん!」
「声出た! 出せたー!」
「わっ、わっ、きゃぁ」

 勢いよく駆け込んできたバンシィのうち2人が、風呂場の床で滑って転ぶ。

 打ちつけた尻をさする2人を気遣いながら、バンシィ達は浴槽に浸かるイザベラ達を見回して聞く。

「あれ? カーソンさん、どこ?」
「声出たの。もう口、縫わなくてもいいの」
「喋れる、嬉しい。お礼したいの」
「居ない? どこ居るの?」
「? あのひと、だれ?」
「カーソン…さん? 姿が女性になってる……」

 サラに指摘され、ティナは浴槽から立ち上がる。

 浴槽から出たティナは、サラ達へと近寄りながら話す。

「俺いま、女なんです。みんな喋れるようになったんですね?」
「……うん。言葉話せるように、なったよ」
「カーソンさん……女だった?」
「男じゃ……なかった、の?」
「なんで? 男違う? 女?」
「お礼にしゃぶる……出来ない」
「カーソンさんって、女性だったのですか?」

 どこから見ても、女性の容姿にしか見えないティナ。

 自分を抱きしめてくれたあの逞しい身体は何処へ行ったのかと、首をかしげるサラ。

 イザベラとローラは、この状況にこれ幸いと計画していた通りの事を話す。

「ごめんね。カーソンって、本当は女だったのよ」
「この容姿を見て、お分かりになりますわよね?」
「あまりの美貌にね、男共から襲われやすいのよ」
「ですので、普段は女という事を隠しているのですわ」
「そうだったのですか? それはさぞや大変でしたでしょうに。
 でも、何といいますか…元が容姿端麗だと男でも素敵なのですね」
「そうなのよねぇ。男の時だけ不細工って事にもならなくてね」
「女の時でも男の時でも、異性を魅了してしまう困った子ですわ」
「同性でも…魅了させちゃうみたいですね?」
「え? あらまっ」
「あらあら……本当に人気者ですこと」

 サラに言われ、イザベラとローラはティナへ視線を送る。

 ティナはバンシィ達に抱きつかれ、魔物の冷たい身体に体温を奪われていた。

「ひぃぃっ! ちべてっ!」
「カーソンさん、女だったの?」
「おちんちん、無かったの。残念」
「口、使えるようになったのに。おしゃぶり、したかった」
「ちょっと待って……冷えるっ、身体が冷えるっ!」
「私達、冷たい? 身体、熱作れない。ごめんね?」
「お風呂入る。お湯で身体、温まる。一緒に入ろ?」
「うんうん! 風呂入りましょ風呂っ!」

 抱きつくバンシィ達を連れ、浴槽へと逃げ込むティナ。

 身体の芯まで冷えかけ、湯のぬくもりに恍惚の表情を浮かべていた。



 メインのホールではダンジョンババアが椅子に腰かけ、カーソンが置いていったガーディアンへ話しかけている。

「全体的に劣化していたが、初期の状態に戻してやった。
 今後とも、カーソンあの子の力になってやってくれ。
 クロノスが言うには、お前の働きで状況が変わるそうだ。
 私の望む道を作り出して欲しい、頼むぞ。くれぐれも……」

 ガチャッ

 ダンジョンババアはガーディアンから視線を外し、開いた扉を見つめる。

 扉の向こうからは、風呂から上がったティナ達が出てきた。

「さっぱりしたぁ。婆ちゃん、お風呂ありがとう」
「なんだいあんた、女なんかになっちまって」
「あ、うん。ちょっと事情があるみたい」
「あんた、そんなに子種取られたくないのかぃ?」
「ごめん婆ちゃん。俺、よく分かんない」
「ああ。あんたの意に反して、他の連中が許さないんだね」

 分からないと言うティナの後ろから、イザベラ達が真顔でダンジョンババアを見つめる。

 その意図を察したダンジョンババアは肩をすくめ、バンシィ達へ諦めろと合図を送った。


 ティナはガーディアンの傍に座るダンジョンババアに話しかける。

「あ、婆ちゃん。その鎧、気になった?」
「ん? ああ、うん。随分と珍しい鎧だねぇ」
「うん、ガーディアンっていうんだってよ?」
「へぇ、ガーディアン? 勇ましい名前してんねぇ」
「ヒトの意思が宿ってるんだってよ?」
「ほぉ? そりゃどんな奴の意思なんだぃ?」
「俺も誰かは分かんない。けど、きっといい人だよ」
「どうしてそう言い切れるんだぃ?」
「その鎧ね、俺以外が触ると拒否して攻撃するんだけどね?
 俺が好きな人達には攻撃しないんだ。ちゃんと見てくれてる」
「本当かねぇ? ほいじゃワシが触ったら、どうすんのかねっと」
「あっ!?」

 ダンジョンババアは、両手でガーディアンを触る。

 ティナは躊躇なく触れたダンジョンババアに驚き、声を漏らした。

「……ふむ。攻撃してこないねぃ?」
「婆ちゃん……よく触ったね」
「そんくらいの度胸なきゃ、こんなトコで暮らせないわさ」
「あはは……確かにそうだね」
「ほれほれ、ワシが権利つけちまう前に、ちゃんと身に着けな」
「うん。ガーディアン……っといけね。その前に」

 今、自分が女だった事を思い出し、イザベラに男へと戻して貰うカーソン。

「よしっと。いきなり持ち主の身体変わってたら、ビックリするよな」
「そうかねぃ? 女体だったらそれはそれで、嬉しいんじゃないかぃ?」
「え、そうなの?」
「いや、根拠はないよ」
「そっか。さてと……ガーディアン、来い」

 カーソンの一声で、ガーディアンは一斉に所有者の各部位へと自ら装着する。

 ものの数秒で武装化したカーソンを見て、イザベラ達は異変に気付く。

「あらっ? ガーディアン…ちょっと変わった?」
「あら、本当ですわ。もっと厳つい姿だったような気がしますけれど」
「おぉっ? 何やらこう…シュッと細身になったようだ」
「ホントだ。もっとこう…丸みがあった感じがしたのに」
「もっとかっこよくなって、カーソン様にピッタリですねっ」
「え、変わった? 俺は着け心地ゼンゼン変わってないけど?」

 イザベラ達に指摘され、カーソンは身体のあちこちを捻りながらガーディアンの変化を調べる。

「……あ、うん。ここ引っかからなくなった」 
「なんちゅう腰の捻り方してんのよ」
「腰……大丈夫ですかカーソン様?」
「ん? 大丈夫って、何がだ?」
「仰け反ってから右半身捻るとか、どんな姿勢よ」
「……よっと」
「右手軸に後転して、体勢戻すんですね……」
「どんな奴相手にしたら、そんな避け方になんのよ」
「長右衛門さんとか、崩しと斬撃同時に出す人相手にかな」
「必殺の一撃じゃないですかそんなの……」
「読めさえすりゃ、どうにか避けれる」
「この化け物め」
「……同意ですっ」

 クリスとティコは、披露して見せたカーソンの回避動作に非常識だと呆れた。



 ダンジョンババアはバンシィ達に呼ばれ、イザベラ達が食事していたテーブルへと座る。

 持ち込まれたライラの弁当と、自分達が再現したものとを味見させようとしている。

「これの違いを教えてくれってのかぃ?」
「はい。オババさま」
「違い、分かりません」
「ふぅむ、どれどれ……」

 ダンジョンババアはライラの弁当を試食し、次にバンシィ達の再現品を口にする。

 両方を口にすると、ペンでメモにその違いをササッと書き始めた。


 ダンジョンババアとサラの登場で食事の途中だった事も忘れ、風呂にまで入ってしまったイザベラ達。

 中途半端に残すのも悪いかと、食事の再開を始めた。

 ライラと再現品の違いを書き連ねるダンジョンババアへ、カーソンは聞く。

「婆ちゃん、味の違い分かるの?」
「まあね」
「ってか、婆ちゃんってゴハン食べるんだ?」
「ワシを何だと思ってんだい」
「いやぁ…そのぅ……食べなくても生きていられる存在?」
「早い話、化け物ってかぃ? 大きなお世話だよっ!」
「ごめんなさい」
「別に構いやしないさね。人には理解出来ないだろうからね」
「婆ちゃんて、すごくいい人だね?」
「何だい急に改まって? ワシの美貌に惚れちまったのかぃ?」
「うん」
「そういうのはね、あんたを好きになってくれる相手に言ってやんな」
「俺、そういうの分かんなくて……何て言えばいいの?」
「なぁに、小難しい事じゃない。『俺の子供を産んでくれ』って――」
「ぶぅっ!?」

 ダンジョンババアの言葉に、イザベラ達は口に含んでいた食事を吹き出した。

「げほっ、げほっ……その言い方ぁ!」
「あまりにも直球すぎますわっ!」
「いきなりでむせてしまったではないかっ!」
「む、胸をぶっすり刺された気分だわ」
「あ、あのっ。謹んでお承り致しますっ」
「なっ? 効果あるだろぉ?」
「うん、婆ちゃんすごい。みんな反応したね」

 まるで他人事のように言うカーソンへ、ダンジョンババアは話す。

「あんたがその言葉を理解した時、ちゃんとお願いすんだよ?」
「うん、分かった」
「ほれ。今は冗談にしか聞かれないけど、こいつらに言ってやんな?」
「みんな、お願いします。俺の子供を産んでくれ」
「…………」

 イザベラ達は、カーソンが全く発言の意味を理解していない上で言ったと知りつつも、その言葉に赤面する。

 そして全員、ぎこちなく首をコクリとうなずかせた。


 部屋の空気が神妙な雰囲気となり、ダンジョンババアは両手を叩いて大笑いする。

 その笑い声に釣られ、バンシィ達もクスクスと笑っていた。
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