8 / 14
第一章 平賀さんはヒーラーなんですけど!?
第八話 どう考えてもダークソーンなんですけど!?
しおりを挟む
前回のあらすじ
身元不明の女子中学生を連れまわす事案。
結弦は参っていた。
たまにアルコが食事や見物の誘いに来るのが非常にしんどかった。屋敷の食事以外も食べられてラッキーくらいに思っていたのだが、そこにフラーニョの警告があったのだ。
「あの人、若い娘なら誰にでも優しくしますから気を付けてくださいね」
「え、それって」
「女たらしです」
まさか市内見学のお誘いがデートのお誘いだったとは、さしもの結弦も思いもよらなかった。というより、男子からのお誘いもまだなのに異世界で女性からのアプローチを受けると誰が思うだろうか。
この世界ではそういう趣向に非常に寛容というか、もはや当たり前レベルで受け入れられているらしいが、結弦としてはちょっと待ってほしい。何事にも悟った世代といわれて育った結弦としても、急に受け入れられるかどうかというのは難しい問題なのだ。
なにしろアルコは役者のように顔も良いし、そこらの男よりも背丈もあり、何より振る舞いが紳士的であるから、結弦でもちょっとドキッとすることはある。でもそれはあくまでもアルコの表面の部分にドキッとしているだけであって、アルコの中身や、また肉の体に対してドキリとしているわけではないのだ。
素直に格好良いとは思う。憧れるだけなら楽だとは思う。しかし当事者となると、かえって結弦には気が重かった。
同性愛だのなんだのというところを省いても、結弦はそういう、積極的に意識を向けられることに慣れていなかった。それが好意であれ悪意であれ、人の意識というものは本来、結弦の前で上滑りしてどこかへ流れていってしまうものだったのだ。
けれどこの世界では、時間の流れが穏やかで、そして、意識の逃げる場所というものがない。ただまっすぐに自分に向けられる視線というものが、結弦にはどうしようもなく耐えきれなかった。
勿論、フラーニョの言うのはあくまでもアルコにはそういう性向があるというだけのことで、結弦にそういう視線を向けていると限ったわけではなかった。しかし結弦からすれば、結弦のような平凡な小娘になにくれとなく気をかけてくれ、食事に誘い、アクセサリーや小物をプレゼントしてくるというのは、それだけでそう言う視線だと断定していい気分になる重圧だった。
もし違ったとしたらそれこそ勘弁してくださいよと泣きたくなる。
今日もそのように微妙に胃の痛くなるデートを断り切れず、やんわりと曖昧な笑みで話題を流しに流してきたけれど、喫茶店らしき店で甘いお茶を頂いている時に、ついつい毒が出た。
「アルコさんて」
「うん、どうしたかな?」
「お暇なんですか?」
「ぐふっ」
もう少しで美形が茶を吹く瞬間が見れたのだが、さすがに美形はガードが堅い。ハンカチで抑えられてしまった。
図星だったのだろうかと眺めていると、「頭痛が痛い」と言わんばかりの顔をするのでどうも違うらしい。
「暇なわけじゃあない。いまも一応お仕事中だよ」
「お仕事中に、私とお茶してていいんですか」
「むしろ人ごみに紛れて、助かる」
結弦が訳も分からず小首を傾げると、
「私は巷を騒がす茨の魔物を追いかけているのさ」
「茨の魔物、ですか?」
それはちょっとどころではなく、いやな予感のする響きだった。
「もともと、私が遍歴の騎士だというのは話したっけ」
「う、ん、お聞きしたような気がします」
「まあ、遍歴の騎士というものは有名なものではないからね」
アルコは語った。
この帝国には、かつて戦争で各地を転々と戦いに明け暮れた将がいた。帝国が統一され、聖王国軍を追い返すころには、その功績たるや一人の将に収まるものではなかった。皇帝はその働きを褒め称え、その打ち立てた功績に見合う領地を一所に揃えようとした。
しかしそれは帝国内部にあまりに大きな権力を配するということであったし、なにより、将は自分が一所にとらわれることを拒んだ。故に、皇帝は将が功績を上げた土地をそのまま将の飛び地の領地として配し、将を特別に取り上げることでその代わりとした。
この将が、今の放浪伯ヴァグロ・ヴァグビールド・ヴァガボンドその人であるという。
「……え。その戦争って最近なんですか」
「まさか、大昔さ」
「じゃあ、その、相当お年を召されているというか……」
「全くかなりの御長命だよ。閣下は旅の神ヘルバクセーノに愛されていてね。旅を続ける限りは不死であるという、加護とも呪いともいえる寵愛を受けておられる」
「それはまた……ファンタジーな」
「ふぁんたじー?」
「いえいえ。それで、アルコさんはその……?」
「うん、放浪伯に剣を捧げた騎士は、何しろ領地が帝国全土に散らばっているからね、必然的にあちこち動き回るものも必要になってくるのさ。私はその動き回る方の騎士。これを遍歴の騎士と言うんだ」
「街にいらっしゃる、巡回騎士という方とは違うんですか?」
「巡回騎士はその領地の騎士が、領内を見て回るお巡りさんさ。私はさながら出張ばかりの旅商人でね」
「じゃあ、この街にも出張で?」
「そう、それが茨の魔物さ」
茨の魔物。どこか馴染みある響きである。いやな馴染みが。
「この魔物は、ただの魔獣ではない。人に取り憑くんだ」
「人に……取り憑く」
アルコが語るところによれば、こうだった。
茨の魔物は人に取り憑く。いつ、どうやって取り憑くかはわからない。しかし人の体に取り憑く、隠れてしまう。普段は全くそれらしいそぶりを見せないから、これを発見するのは容易ではないが、取り憑いてしばらくすると段々と成熟してきて、この魔物は本性をあらわにし始める。
最初のうち、それは取り憑かれた人間の性格の急変という形で現れる。急に気性が荒くなったり、あくどいことをし始めたり、それまで優しかったものが突然に冷淡になったり、そのあらわれ方は様々だが、まるで何かに憑かれたようにというのが被害者たちの言うところであるという。
そしてその時期を過ぎると、茨の魔物は夜な夜な正体を現しては人々を襲い、その恐怖に紛れて人の心に忍び込み、殖えていくのだという。この段階まで来るとようやく力業で狩ることができるようになるが、何しろ人に取り憑いてたっぷりと精気を吸ったものだから、これが、手ごわい。また狩り損ねると、人々の心の陰に隠れてしまう。
「神官たちの法術で傷つけられることはわかっているんだが、まさか一人一人に法術をかけて確かめるわけにもいかないし、正体を現してからは危険すぎて、戦える神官は少ない。まったく実に面倒な魔物でね」
「アルコさんは、倒したことがあるんですか?」
「うん。以前、此処よりもう少し大きな街でだったけれど、運よく正体を現したところを一矢で仕留めた。その功績を買われて、普段は来ないレモの街までやってきたというわけさ」
結弦はあまり聞きたくない、というかはっきりと聞きたくないのをこらえて、最後のところを確認した。
「ところで、その茨の魔物というのはどういう姿をしているんですか?」
「なに、名前の通りだよ。真っ黒な茨のような姿さ。まるで模様を描くように茨を張り巡らせる、影の魔物と言ったところかな。正体を現すまでは全く見分けがつかないから、様子がおかしくないか毎日見回りしているんだけどね」
成程。
結弦は頷いて、味のわからないお茶を啜った。
「ねえノマラ」
『うん、ユヅル』
「これって、間違いないよね」
『そうだね……ダークソーンだ』
用語解説
・旅の神へルバクセーノ(HerbaKuseno)
人神。初めて大陸を歩き回って制覇した天狗ウルカが陞神したとされる。この神を信奉するものは旅の便宜を図られ、よい縁に恵まれるという。その代わり、ひとところにとどまると加護は遠のくという。
身元不明の女子中学生を連れまわす事案。
結弦は参っていた。
たまにアルコが食事や見物の誘いに来るのが非常にしんどかった。屋敷の食事以外も食べられてラッキーくらいに思っていたのだが、そこにフラーニョの警告があったのだ。
「あの人、若い娘なら誰にでも優しくしますから気を付けてくださいね」
「え、それって」
「女たらしです」
まさか市内見学のお誘いがデートのお誘いだったとは、さしもの結弦も思いもよらなかった。というより、男子からのお誘いもまだなのに異世界で女性からのアプローチを受けると誰が思うだろうか。
この世界ではそういう趣向に非常に寛容というか、もはや当たり前レベルで受け入れられているらしいが、結弦としてはちょっと待ってほしい。何事にも悟った世代といわれて育った結弦としても、急に受け入れられるかどうかというのは難しい問題なのだ。
なにしろアルコは役者のように顔も良いし、そこらの男よりも背丈もあり、何より振る舞いが紳士的であるから、結弦でもちょっとドキッとすることはある。でもそれはあくまでもアルコの表面の部分にドキッとしているだけであって、アルコの中身や、また肉の体に対してドキリとしているわけではないのだ。
素直に格好良いとは思う。憧れるだけなら楽だとは思う。しかし当事者となると、かえって結弦には気が重かった。
同性愛だのなんだのというところを省いても、結弦はそういう、積極的に意識を向けられることに慣れていなかった。それが好意であれ悪意であれ、人の意識というものは本来、結弦の前で上滑りしてどこかへ流れていってしまうものだったのだ。
けれどこの世界では、時間の流れが穏やかで、そして、意識の逃げる場所というものがない。ただまっすぐに自分に向けられる視線というものが、結弦にはどうしようもなく耐えきれなかった。
勿論、フラーニョの言うのはあくまでもアルコにはそういう性向があるというだけのことで、結弦にそういう視線を向けていると限ったわけではなかった。しかし結弦からすれば、結弦のような平凡な小娘になにくれとなく気をかけてくれ、食事に誘い、アクセサリーや小物をプレゼントしてくるというのは、それだけでそう言う視線だと断定していい気分になる重圧だった。
もし違ったとしたらそれこそ勘弁してくださいよと泣きたくなる。
今日もそのように微妙に胃の痛くなるデートを断り切れず、やんわりと曖昧な笑みで話題を流しに流してきたけれど、喫茶店らしき店で甘いお茶を頂いている時に、ついつい毒が出た。
「アルコさんて」
「うん、どうしたかな?」
「お暇なんですか?」
「ぐふっ」
もう少しで美形が茶を吹く瞬間が見れたのだが、さすがに美形はガードが堅い。ハンカチで抑えられてしまった。
図星だったのだろうかと眺めていると、「頭痛が痛い」と言わんばかりの顔をするのでどうも違うらしい。
「暇なわけじゃあない。いまも一応お仕事中だよ」
「お仕事中に、私とお茶してていいんですか」
「むしろ人ごみに紛れて、助かる」
結弦が訳も分からず小首を傾げると、
「私は巷を騒がす茨の魔物を追いかけているのさ」
「茨の魔物、ですか?」
それはちょっとどころではなく、いやな予感のする響きだった。
「もともと、私が遍歴の騎士だというのは話したっけ」
「う、ん、お聞きしたような気がします」
「まあ、遍歴の騎士というものは有名なものではないからね」
アルコは語った。
この帝国には、かつて戦争で各地を転々と戦いに明け暮れた将がいた。帝国が統一され、聖王国軍を追い返すころには、その功績たるや一人の将に収まるものではなかった。皇帝はその働きを褒め称え、その打ち立てた功績に見合う領地を一所に揃えようとした。
しかしそれは帝国内部にあまりに大きな権力を配するということであったし、なにより、将は自分が一所にとらわれることを拒んだ。故に、皇帝は将が功績を上げた土地をそのまま将の飛び地の領地として配し、将を特別に取り上げることでその代わりとした。
この将が、今の放浪伯ヴァグロ・ヴァグビールド・ヴァガボンドその人であるという。
「……え。その戦争って最近なんですか」
「まさか、大昔さ」
「じゃあ、その、相当お年を召されているというか……」
「全くかなりの御長命だよ。閣下は旅の神ヘルバクセーノに愛されていてね。旅を続ける限りは不死であるという、加護とも呪いともいえる寵愛を受けておられる」
「それはまた……ファンタジーな」
「ふぁんたじー?」
「いえいえ。それで、アルコさんはその……?」
「うん、放浪伯に剣を捧げた騎士は、何しろ領地が帝国全土に散らばっているからね、必然的にあちこち動き回るものも必要になってくるのさ。私はその動き回る方の騎士。これを遍歴の騎士と言うんだ」
「街にいらっしゃる、巡回騎士という方とは違うんですか?」
「巡回騎士はその領地の騎士が、領内を見て回るお巡りさんさ。私はさながら出張ばかりの旅商人でね」
「じゃあ、この街にも出張で?」
「そう、それが茨の魔物さ」
茨の魔物。どこか馴染みある響きである。いやな馴染みが。
「この魔物は、ただの魔獣ではない。人に取り憑くんだ」
「人に……取り憑く」
アルコが語るところによれば、こうだった。
茨の魔物は人に取り憑く。いつ、どうやって取り憑くかはわからない。しかし人の体に取り憑く、隠れてしまう。普段は全くそれらしいそぶりを見せないから、これを発見するのは容易ではないが、取り憑いてしばらくすると段々と成熟してきて、この魔物は本性をあらわにし始める。
最初のうち、それは取り憑かれた人間の性格の急変という形で現れる。急に気性が荒くなったり、あくどいことをし始めたり、それまで優しかったものが突然に冷淡になったり、そのあらわれ方は様々だが、まるで何かに憑かれたようにというのが被害者たちの言うところであるという。
そしてその時期を過ぎると、茨の魔物は夜な夜な正体を現しては人々を襲い、その恐怖に紛れて人の心に忍び込み、殖えていくのだという。この段階まで来るとようやく力業で狩ることができるようになるが、何しろ人に取り憑いてたっぷりと精気を吸ったものだから、これが、手ごわい。また狩り損ねると、人々の心の陰に隠れてしまう。
「神官たちの法術で傷つけられることはわかっているんだが、まさか一人一人に法術をかけて確かめるわけにもいかないし、正体を現してからは危険すぎて、戦える神官は少ない。まったく実に面倒な魔物でね」
「アルコさんは、倒したことがあるんですか?」
「うん。以前、此処よりもう少し大きな街でだったけれど、運よく正体を現したところを一矢で仕留めた。その功績を買われて、普段は来ないレモの街までやってきたというわけさ」
結弦はあまり聞きたくない、というかはっきりと聞きたくないのをこらえて、最後のところを確認した。
「ところで、その茨の魔物というのはどういう姿をしているんですか?」
「なに、名前の通りだよ。真っ黒な茨のような姿さ。まるで模様を描くように茨を張り巡らせる、影の魔物と言ったところかな。正体を現すまでは全く見分けがつかないから、様子がおかしくないか毎日見回りしているんだけどね」
成程。
結弦は頷いて、味のわからないお茶を啜った。
「ねえノマラ」
『うん、ユヅル』
「これって、間違いないよね」
『そうだね……ダークソーンだ』
用語解説
・旅の神へルバクセーノ(HerbaKuseno)
人神。初めて大陸を歩き回って制覇した天狗ウルカが陞神したとされる。この神を信奉するものは旅の便宜を図られ、よい縁に恵まれるという。その代わり、ひとところにとどまると加護は遠のくという。
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
無能勇者の黙示録~勝手に召喚されて勝手に追放されたので勝手に旅に出ます~
枯井戸
ファンタジー
力も強くない、足も速くない、魔法も使えないし、頭も大してよくない、どこにでもいるちょっとオタク趣味の主人公・東雲真緒が白雉国に勇者として転生する。
同期の勇者はそれぞれ力が強かったり、魔法が使えたり、回復ができたりと各々の才能を開花させ頭角を現していくのだが、真緒に与えられた才能は異世界転生モノでよく見る〝ステータスオープン〟のみだった。
仲間には使えないと蔑まれ、ギルドには落第勇者の烙印を押され、現地人には殺害されかけ、挙句の果てに大事な人を亡くし、見ず知らずの土地の最底辺で生きていくことになった真緒だったが、彼女はまだ〝ステータスオープン〟の可能性に気づいていないだけだった。
─────────────
※投稿時間は多少前後しますが毎日投稿は続けていくつもりです。
※タイトルは予告なしにガラリと変わる場合があるのでご了承ください。
※表紙は現在の主人公のイメージ図です。もしまた別の国へ行く場合、彼女の装いも変化するかもしれません。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!
クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。
ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。
しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。
ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。
そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。
国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。
樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる