【R18】ライフセーバー異世界へ

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095 長い夜 その3

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「はぁ……」
 気持ちよくてフワフワする。

 だけれどでの絶頂ではないので、気持ちよさはフワフワの雪を溶かす様に消えていく。とても早く去ってしまう。
 達する時に閉じていた瞳を開く。仰向けに見上げると視界の端にザックがいた。ザックは穿いていたズボンを脱いでいた。

 ザックのズボンの前辺りが染みになっている。それは間違いなく私のものだろう。
「ビショビショに……した?」

 私は溜め息をつきながらザックのズボンの行く末を見守る。
 ザックの熱い杭が臍の方に反り返っているのを見るよりも、染みの付いたズボンが気になる。

「はは。ビショビショっていうより、ヌルヌル」
 ザックは笑いながらズボンを手放して床に落としてしまう。

 それからザック再び私の体にのしかかると、両胸を掬い上げて優しく揉む。
 ゆっくりと上半身を滑らせて、お臍の上辺りにキスをした。

「ヒァッ」
 体が跳ね上がる。そのまま肉厚な赤い舌を私の体に沿わせて下っていき茂みに到達した。

「ナツミの肌ってさ、凄く吸いつくんだ」
「吸いつくってタコみたいに? んん」
「たこって何だ?」
「あっ、はっ。海の生き物で、八本足で墨を吐くの」
「もしかしてオークトかな。吸盤の事を言っているのか?」
「おくと……多分そう、んんっ」
「一部が吸いつくとか……ではなくてな。皮膚に湿りがあって、しっとりしているから触り心地が柔らかくてさ、癖になる」
「好き? あんっっ」
「凄く好き。ナツミだけだ、こんなの。触るだけで興奮する」
 そう言いながらザックは茂みの上で息を吹きかける。熱い吐息だった。

 ザックのプレイボーイの片鱗だろうか。誰かと比べてどうだ──という言い方はしない。「私だけ」なんて言われると、文句も言えなくなるし気分も悪くない。
 
「なぁ、ナツミ。両足の膝裏を自分で抱えてくれるか? そう」
 ザックは私の胸を両手でずっと優しく揉むので、手が空いていない。
 だから私にもっとザックの前で足を開く様に言ってくる。

 かなり恥ずかしい要求だが私は素直に従う。ザックが言う通り膝裏に自分の両手を入れ、仰向けになったままM字に開脚してみせる。

「そう。いい子だ。ああ……いいな、全部見える。さっき擦れたせいで赤くなっている」
「赤く? あっ」
「赤い。ここ、ヌラヌラしていて。凄く濡れている。大きく広がってさ……俺を誘っている。息を吹きかけるだけでほら」
「ああ……」
 熱い息が私の蜜壺の入り口を撫でていく。

「動いて俺を待っているのが分かる。でも……今日はすぐには入れない。ゆっくりと楽しみたい」
 そう言って、蜜壺を肉厚な舌でべろりと舐め上げる。
「ああっ! あん」
 自ら足を広げて私は背中を反る。何重かになっているヒダが開いているのが分かる。

 そのままザックが口をすぼめて濡れている蜜を吸い上げる。そして再び舌を上下に動かして、湧き出る泉の如くの蜜を吸い上げていた。

 それから舌がゆっくりとさかのぼって、上にある芽をとらえた。
 ぷくっと膨らんでかなり大きくなっているのが自分でも分かる。

 ザックはそれを優しく舌先でつつく。
「ひぃ、ぁあっ」
 それだけでビクンと体が弾ける。
「初めて抱いた時以来かもな。あんまり口でかわいがってなかったなぁそう言えば」
 言われてみれば久しぶりに口で愛撫されているような気がする。指とか膝では何度もあるけれど口で直接愛撫される事は数回だったかも。
「う、ん。そうだね……ザックの舌が凄く、んんっ」
「凄く、何?」
「柔らかくって、あっ。下からゆっくりと、隠れているところを舐め上げられると……」
 私がそう要求するとその様にザックが舌を動かす。舌ですら繊細で強く動かさない。優しく優しく動くのが堪らなくて、私はどんどん蜜を滴り落とす。

 私は快楽から逃れるつもりはないが、体をねじってしまう。それをザックは胸をつかんだまま押さえつける。動けないと快楽は私の中に溜まってすぐに満タンになる。

「あああ!」
「んっ、ジュル。ぷっ、は。ナツミのってさ、溢れてくる度に凄く果物みたいな香りがして。んっ」
「イッ!」
 あ、っと思った時にはもう遅い。
 私は背中を反らせて、簡単に達してしまう。
 ザックにそれが伝わると、ゆっくりと膨らんでまだ震えている芽を口に含んだまま舌でそっと押さえてくれる。けして刺激はしない。

 それが心地よくて最後は波に漂う様に快感が去るのを大人しく待つ。
「はぁ……」
 私の溜め息を聞いたらザックが小さく笑った。
「さっき飲んだ薬も甘い香りだからナツミのと合わさると、クラクラする。頭の芯が痺れる感じ。これはこれで媚薬だよな……」
 ザックが艶っぽく呟いて最後蜜をもう一度吸い上げた。
 優しくて泣きそうな程ゆっくりと触れてくる。

 快感が再び去った私は膝裏を抱えていた手を離して自分の足の間にいるザックの頭を撫でる。その間もザックは私の胸を優しく揉むと頂点を弄る。
「あんっ。ねぇ、ザック」
「ん?」
「私ばかりは、嫌……ザックも気持ちよくなって?」
「俺も?」
「うん、だからね、ザックもベッドに横になって。私の足の方が頭で……」
 私は体をずらしてベッドの奥の方に移動する。
 それからザックが横になるスペースを作ると、私の足元の方に頭を。そして、私の顔の方に下半身を向けて横になる様にお願いをした。
「こ、これは」
 ザックが頬を震わせていた。本当に喜んでいいのか分からず顔をひきつらせている。
「ふふ、変な顔」
「こ、こんな事してくれるのって、そうないんだぜ。好きな女からしてもらえるって、嬉しいに決まってる。でもあからさまに嬉しそうにするのは、俺もがっついている様だし。って言うかがっついているか?」
 ごにょごにょザックが言い訳をしていた。
 素直になっているのだが、まだ少し自分に対しては頑なだ。
 ザックがまだ一度も達していないから、快楽に溺れていないからだろうか。

 その間私の目の前には、反り返ったザックの怒張が震えている。

 反りすぎて痛くないのかな?
 
 お腹の方に向いてピクピクしている。
 その赤黒いグロテスクなものを、私は両手で包みこむ。少し距離が開いていたが、私が触れた瞬間ザックが横に寝たまま近づいてくれる。

「私もザックを気持ちよくしたい……」
 ザックの熱い杭との距離が近くなり、私はうっとり呟く。

 素直になるという薬の効果なのか、恥ずかしいと思わずにスラスラと言葉が出てくる。

「俺は、久しぶりだから早いんだが……」
「でもザックは果ててもすぐに復活してさ、何度も出せるよね一晩に。凄いよね……」
「凄いかどうかは分からないが。でも、あんまり早いと格好がつかないって言うか」
「遅ければ格好いいわけでもないし」
「ああ……」
「ザックが耐えるところも、果てるところも。その声も顔も大好き」
「ナツミ」
「私の経験の少ない愛撫で、ザックが気持ちいいって感じてくれる事がとても嬉しい。だから私がしたい」
「経験の少ない愛撫か……」
 ザックが寂しそうに呟いていた。
「私がする事で達するのが早いなら──百戦錬磨のザックが凄く気持ちいい事でしょ?」
「……百戦錬磨って言われると、返す言葉もない」
「嫌? でも……そんな女性経験の多いザックを私が快楽に導くって興奮するけどなぁ」
「ナツミ、快楽に導くって、何を言って。ああっ!」
 私はザックの返事を待たずに、両手で握りしめた怒張を下から上に撫でる。
 既に鈴口からはたくさんの透明の体液が流れていて、先端をたっぷり濡らしていた。

 ザックの体が硬直する。しかし嫌じゃないのか腰を私の方に突き出してくる。
 次から次へと涙を流す様に溢れてくるザックの体液をペロリと舐め取る。苦い味がするけれど嫌じゃない。彼の一部だ。張り出したエラと幹の部分は太い血管が浮き出ている。

「ふふ、慌てないでよ」
 私は掌を使って溢れる体液を太い幹全体に塗りつけていく。
「ああっ! それッッ。俺は教えていないのに、誰に教えてもらったんだよっ」
 ザックが珍しく高い声を出して呻き、それから喚く。

 その声が、焦っている様子が、それすらも私自身を濡らしていく。

 誰に教えてもらったかなんて──そんなの決まっているよね。

「誰って、ザックが教えてくれたの」
「教えた覚えはな、い。ああっ」
「今してくれたよ。ザックが私のをかわいがってくれた事と同じ事をしているの」
「同じ? ああっ、こ、こら入り口だけを広げる様に舐めるなっ」
「こうやって溢れてくる蜜をさぁ、舌で舐め上げて……んっ。ちゅる」
「ああっ!」
 ザックが珍しく大声を上げて片手で私の頭を押さえる。大きな手が切なそうに私の髪の毛を弄っている。

 髪の毛を弄られた直後に、ザックの怒張を無理をしない様に口の中で大きく頬張る。
 怒張をザックの体に対して垂直にするのに、ますます反り上がり逃げようとする。

 逃げようとするのは痛いからではなく、興奮するから、気持ちいいから反り返るのだよね?

 ユルユルとリズムよく口に含んだ先端を舌を絡めながら、頭を前後に動かして手と口で扱き上げる。

 その間ザックが私の内太股に唇を寄せて歯を食いしばっていた。
 私の股の間で為す術もなく快楽を逃そうと耐えているみたいだ。

 分かるよ。それ、私と同じだよね。
 こうして見てみるとザックって可愛い。

 顎が少し疲れてきたので大きなリップ音を立ててザックの怒張を口から離す。
 たっぷりと含んでいただ液と、ザックの鈴口から流れる体液が混ざって飲み込めなかったものが、私の口の端から溢れてシーツに染みを作る。

「っ、っ! ああ、はぁ。た、耐えた。耐えたぞ……この、ナツミ~」
 体を強張らせ息を詰めていたザックが息を吐き出した。
 最後は怨めしそうに私の名を呼んだ。ザックのお腹の腹筋が上下している。

「ふふ。ザックも早く気持ちよくなってよ……」
 うっとりしながら離れた怒張を両手で再び包みこむ。先端を指先でクルクルと撫でてみる。
「ああっ、そこ! 後ろの髪の毛が逆立つ感じがする、からっ!」
 ザックは色っぽくも大きく声を上げた。



 大胆なナツミの次から次へと繰り出す動きに、まさか自分がやっている事を重ねていると思っていなかった。その一言が嬉しくて俺は興奮した。
 今まで誰に教わったかなんて、そんな事ばかり考えていたが、まさかの俺とか。
 しかも早く果てたってかまわないとか嬉しい事を言われるとさ──

 そう思っていたら、ナツミがモジモジとしている事に気がついた。
 先程かわいがって達したはずの蜜壺を再び濡らしている。
 しかも、内太股に滴りおちた体液が糸を引いている。
 最後にほとんど蜜を吸い上げたはずなのに──再び俺を誘う甘い香りを漂わせている。

 もしかして、俺のを咥えて興奮しているのか。そうなんだな。ああ、そんなのって、締まりのない顔になりそうだ。

 果実に似た香りで、俺は再び誘われる様にナツミの足の付け根の蜜壺に唇を寄せた。



 私がザックの怒張を口に含み溢れてくるザックの体液を啜ったのと、ザックが再び私の蜜を吸い上げ膨れ上がっている芽を口に含んだのは同時だった。
「んっんん!」
 突然の快感に私はザックの熱く震える杭を口に含んだまま呻いた。

 あっ、それ気持ちいいのに。私またイッちゃう……

 その気持ちが分かる様に私は自分の腰を軽く前後に揺らしてしまう。

「んっ、はっ、ナツミ。続けて、く、れよ。ああっ! なぁ、一緒に……!」
 ザックも私が含んだ先端と合わせて声を震わせる。
 ザックがここまで喘ぐのは珍しくて私はますます興奮する。

 いつも達する時は、色香をまき散らすだけなのに。
 こんなに大声を上げて快楽に抵抗して少しでも長く気持ちよさを感じたくて我慢している姿なんて。

 私はユルユルと動かしていた口からザックのものを口から離し、太い幹の下から盛り上がった血管を辿る為、たっぷりと湿らせた自分の舌を這わせる。

「一緒に……イッ、きたいっ。ああっ、イクッ!」
 そう呟きながらザックの溢れてくる鈴口付近を舌先で柔らかくつつくと──
「あっ、んっ、ああっ! 出、るッッ!」
 とうとうザックの怒張が一瞬大きく膨らむと私の舌と顔に向かって勢いよく白濁した飛沫を飛ばした。

 その瞬間、私もザックの舌によって弾かれた芽が震えてあっという間に達してしまった──私も透明の飛沫を小さく上げながら。

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