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2章
新しい一日
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目覚めた私は、ディエスと目が合う。太陽の位置が高そうな、明るい光が眩しい。
「おはよう、アイリーン。よく眠れましたか?」
「誰かさんのせいで寝不足よ」
「私のせいだと??」
隣で横になっているユリシーズは、既に服に着替えている。
私が寝ている間、ずっと横にいたのかしら。
「かわいらしく誘ってきたアイリーンのせいでは……」
「誘ってなんかいないわ」
「素面では口にできませんが、断じて私のせいではありません」
「ああそう」
勝手に照れて赤くなっているユリシーズ。
素面では言えない? そういえば、まだお酒を飲んでいるのを見たことが無い。
「アイリーン、あの、もう少し甘い雰囲気にはならないのですか……」
ディエスが寂しそうにこっちを見ている。
甘い雰囲気という割には、ディエスは着替えてすっかり活動を始めているみたいだけれど。
「いいわ。何をお望みかしら?」
「ブランチを持ってきましょうか? 私がアイリーンに食べさせてあげます」
「……自分で食べられるのに?」
なんでそんなに泣きそうな顔をするのよ。
甘い雰囲気とか急に言われても、ただでさえ顔を見るのすら普通にできないのに。
「もしかして本当はすごく怒ってます?」
「別に……怒ってなんかないけれど?」
怒った口調になってしまうのは、普通にしていられないだけ。
ディエスの優しい声を聴くたびに何度も囁かれた言葉や声が頭によぎってしまうし、手を見ただけであのごつごつした感触が身体中に蘇ってしまう。
ブランチを食べさせてもらうってことは、あの目に見つめられるってことだし、私に語り掛ける顔を見るだけで彼の熱い想いが分かってしまって……。
とにかくもう、思い出したらいけないことばかり思い出してしまう。
恥ずかしくて発狂しそう。気を取り直さないと。
「あなたはもう、食事は済んだの?」
「朝食はいただいています。アイリーンがブランチを食べるなら、昼は軽くいただこうと思っていたので」
「実は、あまり寝ていないのね?」
「人狼は合間に睡眠をとる習慣があるので、長く寝たりしません。心配してくださってますか?」
「別に」
ああもう、なんでこんな冷たい口調で返してしまったのかしら。
ユリシーズとどうやって普通に話していたのか思い出せない。
「この部屋で二人きりのブランチは、嫌ですか?」
「嫌じゃないけれど……」
「けれど??」
心配そうなユリシーズの顔がこちらを見ているから、このまま誤解させていてはいけないと思う。でも、どうしたら……。
「逆に聞きたいの。どうしてユリシーズはそんなに普通なの?」
「??」
「私は、冷静にしているのは無理」
「それは、悪い感情ですか? 私とは一緒にいたくないと?」
「そうじゃないわ。ただ、知らないあなたを知り過ぎてしまったというか」
そうなのよ。情報量が多かったからまだ頭の中が処理しきれていないのだと思う。
私には刺激が強すぎたともいえるし……。
「アイリーンから見ると普通なのですね。私自身は、この持て余した気持ちをどうしたらいいのかと困っています」
そう言ってぎゅうっと抱きしめられると、バスローブ越しにユリシーズの温かさが伝わってくる。やっぱり、布越しよりも素肌で触れ合う方が心地よかった。でも、それを思い出すたびに裸のユリシーズが頭をよぎって、慌てて首を振りたくなる。
「私は、貴女を想う気持ちが強くなりすぎて、貴女のために何かをしていないと落ち着けそうにありません」
「それで、私に食べさせたいと言ったの?」
「いけませんか?」
しゅんとした表情で聞かれてしまった。こういうところがディエスはずるい。
私は、甘えられるのに弱い……気がする。
「そんなに言うなら、いいわよ」
「それでは、用意させますね!」
ぱあっと顔が明るくなったかと思うと、ベッドから飛び出て「アイリーンの身支度を手配するので、部屋にいてください。私は食堂に行ってきます」と嬉しそうに部屋を出て行った。
本当は距離が近いところで食事をするのも、食べさせてもらうのも、恥ずかしいから困る。
「はあ……」
ため息が出てしまうのは、悲しいからでも嫌だからでもない。
いまさら夫を意識して、普通に生活ができない自分が情けないの。
今まで一緒に過ごしていた部屋でさえ、全く違う印象になってしまった。
火が消えたベッド脇の燭台はチリチリと小さなロウソクの音を立てながら私たちの一部始終を見守っているみたいだったし、一緒に過ごしたベッドであらゆる行為の断片を思い出してしまう。
もう元には戻れない、変わってしまった世界。いつかこうなると思っていたから、後悔はしていないのに。
そこで、部屋をノックされた。
「お着替えを手伝います」
エイミーの声がする。はっと現実に戻って、「どうぞ」と声をかけた。
ドレスを持って部屋に入ってきた私の侍女に、ぎこちない笑みが浮かんでいる。
お屋敷から攫われて以来の再会。昼まで起きてこなかった私に何があったかくらい分かっているはずで……。
バスローブを羽織っただけの恰好では、ユリシーズが残した痕がところどころ見えてしまっている。
これで何もなかったと弁解するのは無理があるし、嫁入りをしたのだからエイミーだって理解はしていると思う。
着替えを手伝うエイミーは、私の身体に残る「痕跡」をなるべく見ないようにしているようだった。
「私、昨日まで公爵家にいたのよ」
そっと告げると、エイミーの動きが一瞬止まった。
「どうして、私はユリシーズと離れている間に狙われたのかしら? ねえ、エイミー」
エイミーの方を見ずに、淡々と語る。
私を公爵家に引き渡したのはペトラだった。けれど……。
「ミレイさんが、ペトラに私とユリシーズの喧嘩を話したりするかしら? って思ったの。ペトラにユリシーズを諦めさせたいわけだし、私たちが仲たがいをしているところを話したらあの子が暴走しそうでしょ?」
「……」
「つまり、ペトラ以外にも公爵家に対してこの家の情報を渡している人がいたに違いないのよ」
「はあ……」
エイミーの歯切れが悪い。コルセットの後ろを縛る手から力が抜けたのか、危うくずり落ちてしまいそうになって、なんとか力を入れ直していた。
「考えてみたら、当たり前よね。だって、私もエイミーも皇帝に買われて公爵家のために働くのが仕事なのだから」
「……」
エイミーから返事がない。
つまり、否定していないってこと。
「さあ、どういうことなのか教えて頂戴。私たち、これから上手くやっていくべきだわ」
このまま公爵家に報告され続けてしまうと、私は絶対不利になる。
だって、エイミーは私たちが愛し合っていることも、この屋敷の主人が人狼であることも知ってしまったのだから。
「おはよう、アイリーン。よく眠れましたか?」
「誰かさんのせいで寝不足よ」
「私のせいだと??」
隣で横になっているユリシーズは、既に服に着替えている。
私が寝ている間、ずっと横にいたのかしら。
「かわいらしく誘ってきたアイリーンのせいでは……」
「誘ってなんかいないわ」
「素面では口にできませんが、断じて私のせいではありません」
「ああそう」
勝手に照れて赤くなっているユリシーズ。
素面では言えない? そういえば、まだお酒を飲んでいるのを見たことが無い。
「アイリーン、あの、もう少し甘い雰囲気にはならないのですか……」
ディエスが寂しそうにこっちを見ている。
甘い雰囲気という割には、ディエスは着替えてすっかり活動を始めているみたいだけれど。
「いいわ。何をお望みかしら?」
「ブランチを持ってきましょうか? 私がアイリーンに食べさせてあげます」
「……自分で食べられるのに?」
なんでそんなに泣きそうな顔をするのよ。
甘い雰囲気とか急に言われても、ただでさえ顔を見るのすら普通にできないのに。
「もしかして本当はすごく怒ってます?」
「別に……怒ってなんかないけれど?」
怒った口調になってしまうのは、普通にしていられないだけ。
ディエスの優しい声を聴くたびに何度も囁かれた言葉や声が頭によぎってしまうし、手を見ただけであのごつごつした感触が身体中に蘇ってしまう。
ブランチを食べさせてもらうってことは、あの目に見つめられるってことだし、私に語り掛ける顔を見るだけで彼の熱い想いが分かってしまって……。
とにかくもう、思い出したらいけないことばかり思い出してしまう。
恥ずかしくて発狂しそう。気を取り直さないと。
「あなたはもう、食事は済んだの?」
「朝食はいただいています。アイリーンがブランチを食べるなら、昼は軽くいただこうと思っていたので」
「実は、あまり寝ていないのね?」
「人狼は合間に睡眠をとる習慣があるので、長く寝たりしません。心配してくださってますか?」
「別に」
ああもう、なんでこんな冷たい口調で返してしまったのかしら。
ユリシーズとどうやって普通に話していたのか思い出せない。
「この部屋で二人きりのブランチは、嫌ですか?」
「嫌じゃないけれど……」
「けれど??」
心配そうなユリシーズの顔がこちらを見ているから、このまま誤解させていてはいけないと思う。でも、どうしたら……。
「逆に聞きたいの。どうしてユリシーズはそんなに普通なの?」
「??」
「私は、冷静にしているのは無理」
「それは、悪い感情ですか? 私とは一緒にいたくないと?」
「そうじゃないわ。ただ、知らないあなたを知り過ぎてしまったというか」
そうなのよ。情報量が多かったからまだ頭の中が処理しきれていないのだと思う。
私には刺激が強すぎたともいえるし……。
「アイリーンから見ると普通なのですね。私自身は、この持て余した気持ちをどうしたらいいのかと困っています」
そう言ってぎゅうっと抱きしめられると、バスローブ越しにユリシーズの温かさが伝わってくる。やっぱり、布越しよりも素肌で触れ合う方が心地よかった。でも、それを思い出すたびに裸のユリシーズが頭をよぎって、慌てて首を振りたくなる。
「私は、貴女を想う気持ちが強くなりすぎて、貴女のために何かをしていないと落ち着けそうにありません」
「それで、私に食べさせたいと言ったの?」
「いけませんか?」
しゅんとした表情で聞かれてしまった。こういうところがディエスはずるい。
私は、甘えられるのに弱い……気がする。
「そんなに言うなら、いいわよ」
「それでは、用意させますね!」
ぱあっと顔が明るくなったかと思うと、ベッドから飛び出て「アイリーンの身支度を手配するので、部屋にいてください。私は食堂に行ってきます」と嬉しそうに部屋を出て行った。
本当は距離が近いところで食事をするのも、食べさせてもらうのも、恥ずかしいから困る。
「はあ……」
ため息が出てしまうのは、悲しいからでも嫌だからでもない。
いまさら夫を意識して、普通に生活ができない自分が情けないの。
今まで一緒に過ごしていた部屋でさえ、全く違う印象になってしまった。
火が消えたベッド脇の燭台はチリチリと小さなロウソクの音を立てながら私たちの一部始終を見守っているみたいだったし、一緒に過ごしたベッドであらゆる行為の断片を思い出してしまう。
もう元には戻れない、変わってしまった世界。いつかこうなると思っていたから、後悔はしていないのに。
そこで、部屋をノックされた。
「お着替えを手伝います」
エイミーの声がする。はっと現実に戻って、「どうぞ」と声をかけた。
ドレスを持って部屋に入ってきた私の侍女に、ぎこちない笑みが浮かんでいる。
お屋敷から攫われて以来の再会。昼まで起きてこなかった私に何があったかくらい分かっているはずで……。
バスローブを羽織っただけの恰好では、ユリシーズが残した痕がところどころ見えてしまっている。
これで何もなかったと弁解するのは無理があるし、嫁入りをしたのだからエイミーだって理解はしていると思う。
着替えを手伝うエイミーは、私の身体に残る「痕跡」をなるべく見ないようにしているようだった。
「私、昨日まで公爵家にいたのよ」
そっと告げると、エイミーの動きが一瞬止まった。
「どうして、私はユリシーズと離れている間に狙われたのかしら? ねえ、エイミー」
エイミーの方を見ずに、淡々と語る。
私を公爵家に引き渡したのはペトラだった。けれど……。
「ミレイさんが、ペトラに私とユリシーズの喧嘩を話したりするかしら? って思ったの。ペトラにユリシーズを諦めさせたいわけだし、私たちが仲たがいをしているところを話したらあの子が暴走しそうでしょ?」
「……」
「つまり、ペトラ以外にも公爵家に対してこの家の情報を渡している人がいたに違いないのよ」
「はあ……」
エイミーの歯切れが悪い。コルセットの後ろを縛る手から力が抜けたのか、危うくずり落ちてしまいそうになって、なんとか力を入れ直していた。
「考えてみたら、当たり前よね。だって、私もエイミーも皇帝に買われて公爵家のために働くのが仕事なのだから」
「……」
エイミーから返事がない。
つまり、否定していないってこと。
「さあ、どういうことなのか教えて頂戴。私たち、これから上手くやっていくべきだわ」
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だって、エイミーは私たちが愛し合っていることも、この屋敷の主人が人狼であることも知ってしまったのだから。
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※設定がゆるい部分もあると思いますので、気楽にお読み頂ければ幸いです。
※本作品は、エブリスタ様・小説家になろう様でも掲載しています。
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