118 / 134
4章
療養
しおりを挟む
私の体調はその後もなかなか良くならなかった。
眠りにつくと、変な夢ばかり見てしまう。幸せな夢は全く見られずに、身体が重くて動けない。
あれから皇子殿下は何も言ってこなかった。
体調が戻ったら、有無を言わさずに皇帝陛下の元に連れて行かれるのだろう。
クリスティーナの侍女を5日ほど休んでいる。
ここまで長く休んでしまうと、どんな顔をして復帰したらいいのかと頭が痛い。
「奥様、朝食はいかがいたしますか?」
「……なにか食べたい。スープみたいなものを頂戴」
「かしこまりました」
ひとりだったら何もできなかったけれど、エイミーが看病をしてくれているお陰で不自由を感じることもなかった。
「起きていられるようになったら、クリスティーナのところに行かなくちゃ。エイミーから執事長様に伝えておいてくれる?」
「かしこまりました。体調が良くなりましたらクリスティーナ様の元にお伺いする予定だと伝えておきます」
仕事にこれだけ穴を開けたら解雇されるかもしれないと思っていたけれど、執事長様もクリスティーナも、何も言ってきてはいないらしい。
「ユリシーズから手紙の返事が来ないわね……私の手紙が届いていないのか、容態が良くなくて連絡ができないのか……」
エイミーは朝食の乗った銀のワゴンからスープボウルを持ち上げたまま動きが止まった。
「旦那様は誠実なお方ですから、手紙を見ていたら返事を書いてくださるはずです。このお城のどこかで止まっているのかもしれませんね」
そう言って笑顔を作っているけれど、明らかに声が上ずっている。
希望を持たせてくれようとしているのはいいとして、思っていないことを言っているのがバレバレなのは嘘をつけない性格だからかしらね。
ユリシーズは公爵様から逃れるために場所を移動をしているかもしれない。
そうなると私の手紙が届いたかも怪しいし、暫くは連絡が取りづらい状況になってしまう。こちらに連絡を寄越すことで情報が漏れかねないから、うまく隠れてくれていると信じたいけれど。
「皇帝陛下に呼ばれたこと、ユリシーズの耳に入ったらどうなるのかしら」
「……」
窓の外を見る。最近出歩けていないのもあって、なるべく気持ちが沈まないようにカーテンを閉めないでもらっていた。
外は明るくなり始めていて、草や木がキラキラと輝いている。昨日は雨が降っていたから、水が反射しているのだろう。
そんなことを考えてベッドの中でボーッとしていると、扉をノックする音がした。
「はい」
ウィルが訪ねてきたのかしらと返事をすると、「アイリーン、起きている?」とクリスティーナの声が聞こえる。
「はい。ベッドからは出られていませんが……」
呼びかけに答えると、扉が恐る恐るといった様子で開いた。
「少し、話せる?」
そっと部屋を覗き込んできたクリスティーナに「はい」と答えると、そろりと身体を滑り込ませるように入って来て、音をたてないように扉を閉めてこちらに向かってくる。
「私も起きられるようになったらクリスティーナのところに行かなくちゃと思っていましたので」
「そう……」
エイミーが慌ててベッド脇に椅子を置いた。クリスティーナはそこに腰を下ろして横になったままの私をじっと見つめている。
「本当に体調が悪そうね」
私をひととおり観察したのか、ぼそりと呟いた。
クリスティーナは私が仮病を使っている可能性も考えて、わざわざこの部屋に足を運んだのかもしれない。
「こんなに長い間寝込んだのは生まれて初めてです。身体は丈夫なほうだと思っていたのですが……」
「仕事のことは気にしなくて良いから、治すことに専念してね」
「ありがとうございます」
「ヒューは、何か言っていた?」
クリスティーナは思い詰めた顔でこちらを見ている。
やっぱり、そこを気にしていたのね……。
「皇子殿下は、公爵様から連絡が来ていないかを確認しに来ました」
「ああ、そうだったの」
明らかにホッとした様子で、表情が和らいでいく。
自分の夫が女性の部屋を訪ねて二人きりになっていたと知れば穏やかではないのは当然だ。皇子殿下にどんな意図があったのかをずっと気にしていたのかも。
「私が皇帝陛下に呼ばれたのは、ご存じですか?」
「ええ、聞いたわ」
「皇子殿下は、公爵様から連絡が来ていないかの確認と皇帝陛下に呼ばれたことを伝えに来ました。声がかかるのは初めてで、すごく不安です」
「……そうでしょうね」
クリスティーナはそこで黙ってしまった。
私が呼ばれたこと自体、複雑なのだと思う。帝国の民にとって雲の上の存在である皇帝陛下は、クリスティーナにとっては義父なのだから。
「もともと私は皇帝陛下に買われた身です。私の所有権は恐らく皇帝陛下にあるので……初めて会うことになって緊張しています」
「誰だって、陛下に会うときには緊張するものよ。オルブライト伯爵に限っては、堂々としたものだったと聞いたけれど」
ユリシーズは皇帝陛下の前でも堂々としていたのね。
私と出会う前の印象は「怖い人」だったらしいし、どんな感じだったのか見てみたかった。
「私はオルブライト伯爵夫人ですから、こんなところで怯えていてはいけませんね」
クリスティーナに向かってほほ笑むと、気まずそうに視線を下げられてしまう。
「わたくしが妃の務めを果たしていたら、ヒューとあなたが友人関係になろうが周りは騒ぎ立てなかったはずなの。陛下もきっとヒューと私に対する何らかの思いがあって、アイリーンに興味を持ったのでしょうから……」
自分のせいだとでも言いたげなクリスティーナに、それは違うと首を振る。
「私はもともと駒としてユリシーズにあてがわれた立場です。この辺で一度くらい会っておこうと思ったのではないでしょうか」
元をたどれば、クリスティーナだって巻き込まれた側の立場だ。
ユリシーズはクリスティーナと繋がることで、公爵様に復讐をしようとしていたのだから。
「私、実家にいた時よりもずっとずっと恵まれています。クリスティーナが皇族に入る意志を貫いてくださらなかったら、ユリシーズの元には行けませんでした。皇帝陛下に呼ばれたのは予定外でしたが、自分の所有物が気になったというのであればお望み通りご覧に入れるしかないと思っています」
「アイリーン……」
本当は、すごく怖い。
皇帝陛下にどんな命令をされるか分からないし、公爵様と皇帝陛下は確実に繋がっているだろうから。
眠りにつくと、変な夢ばかり見てしまう。幸せな夢は全く見られずに、身体が重くて動けない。
あれから皇子殿下は何も言ってこなかった。
体調が戻ったら、有無を言わさずに皇帝陛下の元に連れて行かれるのだろう。
クリスティーナの侍女を5日ほど休んでいる。
ここまで長く休んでしまうと、どんな顔をして復帰したらいいのかと頭が痛い。
「奥様、朝食はいかがいたしますか?」
「……なにか食べたい。スープみたいなものを頂戴」
「かしこまりました」
ひとりだったら何もできなかったけれど、エイミーが看病をしてくれているお陰で不自由を感じることもなかった。
「起きていられるようになったら、クリスティーナのところに行かなくちゃ。エイミーから執事長様に伝えておいてくれる?」
「かしこまりました。体調が良くなりましたらクリスティーナ様の元にお伺いする予定だと伝えておきます」
仕事にこれだけ穴を開けたら解雇されるかもしれないと思っていたけれど、執事長様もクリスティーナも、何も言ってきてはいないらしい。
「ユリシーズから手紙の返事が来ないわね……私の手紙が届いていないのか、容態が良くなくて連絡ができないのか……」
エイミーは朝食の乗った銀のワゴンからスープボウルを持ち上げたまま動きが止まった。
「旦那様は誠実なお方ですから、手紙を見ていたら返事を書いてくださるはずです。このお城のどこかで止まっているのかもしれませんね」
そう言って笑顔を作っているけれど、明らかに声が上ずっている。
希望を持たせてくれようとしているのはいいとして、思っていないことを言っているのがバレバレなのは嘘をつけない性格だからかしらね。
ユリシーズは公爵様から逃れるために場所を移動をしているかもしれない。
そうなると私の手紙が届いたかも怪しいし、暫くは連絡が取りづらい状況になってしまう。こちらに連絡を寄越すことで情報が漏れかねないから、うまく隠れてくれていると信じたいけれど。
「皇帝陛下に呼ばれたこと、ユリシーズの耳に入ったらどうなるのかしら」
「……」
窓の外を見る。最近出歩けていないのもあって、なるべく気持ちが沈まないようにカーテンを閉めないでもらっていた。
外は明るくなり始めていて、草や木がキラキラと輝いている。昨日は雨が降っていたから、水が反射しているのだろう。
そんなことを考えてベッドの中でボーッとしていると、扉をノックする音がした。
「はい」
ウィルが訪ねてきたのかしらと返事をすると、「アイリーン、起きている?」とクリスティーナの声が聞こえる。
「はい。ベッドからは出られていませんが……」
呼びかけに答えると、扉が恐る恐るといった様子で開いた。
「少し、話せる?」
そっと部屋を覗き込んできたクリスティーナに「はい」と答えると、そろりと身体を滑り込ませるように入って来て、音をたてないように扉を閉めてこちらに向かってくる。
「私も起きられるようになったらクリスティーナのところに行かなくちゃと思っていましたので」
「そう……」
エイミーが慌ててベッド脇に椅子を置いた。クリスティーナはそこに腰を下ろして横になったままの私をじっと見つめている。
「本当に体調が悪そうね」
私をひととおり観察したのか、ぼそりと呟いた。
クリスティーナは私が仮病を使っている可能性も考えて、わざわざこの部屋に足を運んだのかもしれない。
「こんなに長い間寝込んだのは生まれて初めてです。身体は丈夫なほうだと思っていたのですが……」
「仕事のことは気にしなくて良いから、治すことに専念してね」
「ありがとうございます」
「ヒューは、何か言っていた?」
クリスティーナは思い詰めた顔でこちらを見ている。
やっぱり、そこを気にしていたのね……。
「皇子殿下は、公爵様から連絡が来ていないかを確認しに来ました」
「ああ、そうだったの」
明らかにホッとした様子で、表情が和らいでいく。
自分の夫が女性の部屋を訪ねて二人きりになっていたと知れば穏やかではないのは当然だ。皇子殿下にどんな意図があったのかをずっと気にしていたのかも。
「私が皇帝陛下に呼ばれたのは、ご存じですか?」
「ええ、聞いたわ」
「皇子殿下は、公爵様から連絡が来ていないかの確認と皇帝陛下に呼ばれたことを伝えに来ました。声がかかるのは初めてで、すごく不安です」
「……そうでしょうね」
クリスティーナはそこで黙ってしまった。
私が呼ばれたこと自体、複雑なのだと思う。帝国の民にとって雲の上の存在である皇帝陛下は、クリスティーナにとっては義父なのだから。
「もともと私は皇帝陛下に買われた身です。私の所有権は恐らく皇帝陛下にあるので……初めて会うことになって緊張しています」
「誰だって、陛下に会うときには緊張するものよ。オルブライト伯爵に限っては、堂々としたものだったと聞いたけれど」
ユリシーズは皇帝陛下の前でも堂々としていたのね。
私と出会う前の印象は「怖い人」だったらしいし、どんな感じだったのか見てみたかった。
「私はオルブライト伯爵夫人ですから、こんなところで怯えていてはいけませんね」
クリスティーナに向かってほほ笑むと、気まずそうに視線を下げられてしまう。
「わたくしが妃の務めを果たしていたら、ヒューとあなたが友人関係になろうが周りは騒ぎ立てなかったはずなの。陛下もきっとヒューと私に対する何らかの思いがあって、アイリーンに興味を持ったのでしょうから……」
自分のせいだとでも言いたげなクリスティーナに、それは違うと首を振る。
「私はもともと駒としてユリシーズにあてがわれた立場です。この辺で一度くらい会っておこうと思ったのではないでしょうか」
元をたどれば、クリスティーナだって巻き込まれた側の立場だ。
ユリシーズはクリスティーナと繋がることで、公爵様に復讐をしようとしていたのだから。
「私、実家にいた時よりもずっとずっと恵まれています。クリスティーナが皇族に入る意志を貫いてくださらなかったら、ユリシーズの元には行けませんでした。皇帝陛下に呼ばれたのは予定外でしたが、自分の所有物が気になったというのであればお望み通りご覧に入れるしかないと思っています」
「アイリーン……」
本当は、すごく怖い。
皇帝陛下にどんな命令をされるか分からないし、公爵様と皇帝陛下は確実に繋がっているだろうから。
0
あなたにおすすめの小説
ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました
大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――
天然だと思ったギルド仲間が、実は策士で独占欲強めでした
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー本編8話+後日談7話⭐︎
ギルドで働くおっとり回復役リィナは、
自分と似た雰囲気の“天然仲間”カイと出会い、ほっとする。
……が、彼は実は 天然を演じる策士だった!?
「転ばないで」
「可愛いって言うのは僕の役目」
「固定回復役だから。僕の」
優しいのに過保護。
仲間のはずなのに距離が近い。
しかも噂はいつの間にか——「軍師(彼)が恋してる説」に。
鈍感で頑張り屋なリィナと、
策を捨てるほど恋に負けていくカイの、
コメディ強めの甘々ギルド恋愛、開幕!
「遅いままでいい――置いていかないから。」
皇帝陛下の寵愛は、身に余りすぎて重すぎる
若松だんご
恋愛
――喜べ、エナ! お前にも縁談が来たぞ!
数年前の戦で父を、病で母を亡くしたエナ。
跡継ぎである幼い弟と二人、後見人(と言う名の乗っ取り)の叔父によりずっと塔に幽閉されていたエナ。
両親の不在、後見人の暴虐。弟を守らねばと、一生懸命だったあまりに、婚期を逃していたエナに、叔父が(お金目当ての)縁談を持ちかけてくるけれど。
――すまないが、その縁談は無効にさせてもらう!
エナを救ってくれたのは、幼馴染のリアハルト皇子……ではなく、今は皇帝となったリアハルト陛下。
彼は先帝の第一皇子だったけれど、父帝とその愛妾により、都から放逐され、エナの父のもとに身を寄せ、エナとともに育った人物。
――結婚の約束、しただろう?
昔と違って、堂々と王者らしい風格を備えたリアハルト。驚くエナに妻になってくれと結婚を申し込むけれど。
(わたし、いつの間に、結婚の約束なんてしてたのっ!?)
記憶がない。記憶にない。
姉弟のように育ったけど。彼との別れに彼の無事を願ってハンカチを渡したけれど! それだけしかしてない!
都会の洗練された娘でもない。ずっと幽閉されてきた身。
若くもない、リアハルトより三つも年上。婚期を逃した身。
後ろ盾となる両親もいない。幼い弟を守らなきゃいけない身。
(そんなわたしが? リアハルト陛下の妻? 皇后?)
ずっとエナを慕っていたというリアハルト。弟の後見人にもなってくれるというリアハルト。
エナの父は、彼が即位するため起こした戦争で亡くなっている。
だから。
この求婚は、その罪滅ぼし? 昔世話になった者への恩返し?
弟の後見になってくれるのはうれしいけれど。なんの取り柄もないわたしに求婚する理由はなに?
ずっと好きだった彼女を手に入れたかったリアハルトと、彼の熱愛に、ありがたいけれど戸惑いしかないエナの物語。
お飾りの妃をやめたら、文官様の溺愛が始まりました 【完結】
日下奈緒
恋愛
後宮に入り、妃となって二年。
それなのに一度も皇帝に抱かれぬまま、沈翠蘭は“お飾りの妃”としてひっそりと日々を過ごしていた。
ある日、文部大臣の周景文が現れ、こう告げる。
「このままでは、あなたは後宮から追い出される」
実家に帰れば、出世を望む幼い弟たちに顔向けできない――。
迷いの中で手を差し伸べた彼にすがるように身を預けた翠蘭。
けれど、彼には誰も知らない秘密があった。
冷たい後宮から始まる、甘くて熱い溺愛の物語。
ギルド回収人は勇者をも背負う ~ボロ雑巾のようになった冒険者をおんぶしたら惚れられた~
水無月礼人
恋愛
私は冒険者ギルド職員ロックウィーナ。25歳の女で担当は回収役。冒険者の落し物、遺品、時には冒険者自体をも背負います!
素敵な恋愛に憧れているのに培われるのは筋肉だけ。
しかし無駄に顔が良い先輩と出動した先で、行き倒れた美形剣士を背負ってから私の人生は一変。初のモテ期が到来です!!
……とか思ってウハウハしていたら何やら不穏な空気。ええ!?
私の選択次第で世界がループして崩壊の危機!? そんな結末は認めない!!!!
※【エブリスタ】でも公開しています。
【エブリスタ小説大賞2023 講談社 女性コミック9誌合同マンガ原作賞】で優秀作品に選ばれました。
平穏な生活を望む美貌の子爵令嬢は、王太子様に嫌われたくて必死です
美並ナナ
恋愛
類稀なる美貌を誇る子爵令嬢シェイラは、
社交界デビューとなる15歳のデビュタントで
公爵令息のギルバートに見初められ、
彼の婚約者となる。
下級貴族である子爵家の令嬢と
上級貴族の中でも位の高い公爵家との婚約は、
異例の玉の輿を将来約束された意味を持つ。
そんな多くの女性が羨む婚約から2年が経ったある日、
シェイラはギルバートが他の令嬢と
熱い抱擁と口づけを交わしている場面を目撃。
その場で婚約破棄を告げられる。
その美貌を翳らせて、悲しみに暮れるシェイラ。
だが、その心の内は歓喜に沸いていた。
身の丈に合った平穏な暮らしを望むシェイラは
この婚約を破棄したいとずっと願っていたのだ。
ようやくこの時が来たと内心喜ぶシェイラだったが、
その時予想外の人物が現れる。
なぜか王太子フェリクスが颯爽と姿を現し、
後で揉めないように王族である自分が
この婚約破棄の証人になると笑顔で宣言したのだ。
しかもその日以降、
フェリクスはなにかとシェイラに構ってくるように。
公爵子息以上に高貴な身分である王太子とは
絶対に関わり合いになりたくないシェイラは
策を打つことにして――?
※設定がゆるい部分もあると思いますので、気楽にお読み頂ければ幸いです。
※本作品は、エブリスタ様・小説家になろう様でも掲載しています。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました【完結】
iru
恋愛
第19回 恋愛小説大賞エントリーしています。ぜひ1票お願いします。
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる