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第八話 山で食べるアヒージョは一番うまい②
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リィン……リィン……。
満天の星空の下、一口サイズにカットされたパンを、旨味の凝縮したオリーブオイルに浸しながら、圭吾はその澄んだ鈴の音色に耳を澄ませていた。
登山者が熊除けにつける鈴の、どこか無骨でけたたましい響きとは全く違う。
もっと繊細で、心地よく、まるで風鈴が遠くで鳴っているかのような不思議な音色だった。
こんな夜更けに、誰か他の登山者が近くにいるのだろうか?
それにしては、足音も話し声も聞こえない。
ただ、その清らかな鈴の音だけが、静寂の中に溶けるように響いていた。
「お前、何してる?」
突然、すぐ背後から鈴を転がすような、しかし凛とした響きを持つ声がした。
女性の声だ。
それも、かなり若い。
驚いた。
口に運びかけていたパンを慌てて詰め込み、その熱さに一瞬悶絶しかける。
圭吾は勢いよく後ろを振り向いた。
そこに立っていたのは、一人の少女だった。
月明かりと、傍らのランタンの僅かな光を受けて、その姿は闇の中に淡く浮かび上がっている。
年は十代前半だろうか。
雪のように白いシンプルなワンピースを身にまとい、素足のまま草の上に立っている。
そして、何よりも目を引いたのは、その異様なまでの美しさだった。
腰まで届く長い髪は、光の加減で色合いを変える、深く艶やかな翡翠の色をしていた。
月光を浴びて、まるでそれ自体が淡い光を放っているかのようだ。
そして瞳は、燃えるような、それでいて吸い込まれそうなほど深い緋色。
その瞳に見つめられると、心の奥底まで見透かされているような、不思議な感覚に襲われる。
肌は陶器のように白く滑らかで、整いすぎた顔立ちは、まるで精巧な人形のようでもあった。
その姿は、神々しいほどの気品と、触れたら壊れてしまいそうな儚さを同時に感じさせ、明らかにこの世の人間ではないような、浮世離れした気配を濃厚に漂わせていた。
圭吾は一瞬、言葉を失い、自分が幻を見ているのではないかとすら思った。
少女は、圭吾の驚きなど意に介さない様子で、再び口を開いた。
その視線は、圭吾が手に持っているスキレットに注がれている。
「なんとも言えぬ……腹の底から食欲を掻き立てる香りじゃ。その手に持っておるものは、何という料理なのだ?」
少し古風な、それでいてどこか尊大な響きのある言葉遣い。
少女は小首を傾げながら、純粋な好奇心と食欲を浮かべた表情で尋ねてきた。
圭吾は、ようやく我に返り、口に含んでいたフランスパンを、ごくりと生唾と共に飲み込んだ。
ついでに手に持っていたスキレットをコンロの上に戻した。
目の前の非現実的な光景に戸惑いながらも、常識的な思考が働いた。
「あ、ああ……こんばんは。これは、アヒージョっていう料理だよ。スペインの料理なんだ。それより君、こんな夜遅くに、山の中でどうしたんだい? まさか一人じゃないよね? 親御さんは一緒じゃないのかい?」
心配になって尋ねると、少女は翡翠の髪を揺らしながら、さらに不思議そうに首を傾げた。
「アヒージョ……? やはり、聞いたことのない料理じゃのう」
「いや、料理のこともそうだけど……君だよ、君! こんな時間に、一人でこんな山奥にいるなんて危ないだろう? 道に迷ったのかい?」
圭吾は少し語気を強めて問い詰めたが、少女の反応はどこか的外れだった。
「迷う? 私が迷うわけなかろう。私はただ……なんだか、とても良い匂いがしたから、ふらりと来てみただけじゃ」
そう言いながらも、少女の緋色の瞳は、携帯コンロの上に置かれたスキレットと、その横に置かれたフランスパンの袋に完全に釘付けになっている。
まるで、生まれて初めて見る珍しいものでも観察するかのように、じっと見つめている。
「……もしかして、君、お腹が空いているのかい?」
圭吾が、試しにフランスパンの入った袋を少し持ち上げてみると、少女の視線も寸分の狂いもなく、持ち上げられたフランスパンに追従した。
思わず、面白くなってフランスパンを右へ、左へとゆっくり動かしてみる。
すると、少女の体も、まるで猫じゃらしにじゃれる子猫のように、ふらり、ふらりと右へ左へと揺れた。
その無邪気な仕草に、先ほどまでの警戒心や畏敬の念が少しだけ和らぐ。
「食べるかい? 少しなら、まだ残ってるけど」
圭吾がそう言うと、少女の緋色の瞳がぱあっと輝きを増した。
そして、即座に、力強く頷いた。
「食べる!」
その返事には、一切の迷いがなかった。
圭吾は苦笑しながら立ち上がり、自分が座っていた折り畳みのキャンプチェアを少女に譲った。
「どうぞ。そこに座って」
少女は、特に礼を言うでもなく、当たり前のように近づいてきて、小さな体に似合わない椅子にちょこんと腰を下ろした。
その仕草は、やはりどこか人間離れしている。
圭吾は、自分が使っていたフォークをポケットから取り出した清潔なティッシュで丁寧に拭った。
そして、ジップロックから、カット済みのフランスパンを一切れ取り出し、そのフォークに突き刺す。
コンロに再度火を灯し、温め直す。
そして、スキレットの中に残っているオリーブオイルにパンを浸し、十分に染み込ませる。
仕上げに、オイルの中に沈んでいたプリプリの海老を一つ、パンの上に器用に刺した。
圭吾特製、アルティメットアヒージョフランスパンの完成だ。
その間もずっと、少女の緋色の視線は、まるで精密機械のように、圭吾の手元の動きを一挙手一投足、見逃すまいと追っていた。
「はい、どうぞ。出来立てでまだ熱いかもしれないから、気をつけて食べてね」
圭吾は振り返り、椅子に座る少女に向かって、アヒージョを乗せたフォークを差し出そうとした。
その瞬間、奇妙なことが起こった。
圭吾の手の中にあったはずのフォークが、何の予兆もなく、ふっと消えたのだ。
いや、消えたのではない。
彼が差し出そうとしたそのフォークは、次の瞬間には、すでに少女の右手に握られていたのだ。
手渡しはしていない。
触れてもいない。
文字通り、圭吾の手元から少女の手元へ、瞬間移動したとしか思えなかった。
「え……?」
圭吾は、差し出したままの自分の空の手と、すでにフォークを手にしている少女の顔を、呆然と見比べた。
先ほどの一瞬に何が起こったのか、全く理解が追いつかない。
物理法則を完全に無視した現象。
人は、理解不能な出来事に遭遇すると、恐怖やパニックを通り越して、一周回って妙に冷静になることがあるというが、まさに今の圭吾がそれだった。
(……瞬間移動? いや、そんな馬鹿な……手品か? でも、いつの間に……?)
思考が空回りする中、少女は圭吾の困惑など全く気にする様子もなく、手に取ったフォークを、そのまま躊躇なく自分の口へと運んだ。
「!?」
「あ、危ない! 熱いから気をつけてって言ったじゃないか!!」
圭吾は思わず叫んだ。
温め直しただけで、出来てほど熱くないとはいえ、
アヒージョのオイルはかなりの高温のはずだ。
火傷してしまう!
慌てて立ち上がり、少女が熱さにもだえ苦しむ姿を想像して、ハラハラしながら見守った。
先ほどまで頭を占めていたフォークの瞬間移動に関する疑問など、すっかり吹き飛んでいた。
圭吾は急いで自分のバックパックを探り、未開封の水のペットボトルを取り出した。
「ほら、早くこれで口を冷やして!」
ペットボトルを差し出そうとした圭吾の耳に、少女の小さな呟きが聞こえてきた。
「……ん……おいしい……」
え?
圭吾が目を向けると、少女は熱がるどころか両手で自分の頬を抑え、うっとりとした表情で恍惚としていた。
そして、もぐもぐ、もきゅもきゅ、と実に美味そうに小さな口でアヒージョパンを咀嚼する音が、静かな夜のキャンプサイトに響いた。
その姿は、先ほどの神秘的な雰囲気とは裏腹に、とても愛らしく、見ているとなんだか心が和む。
圭吾は、ペットボトルを差し出したままの姿勢で、完全に固まってしまった。
「……あの……熱くないのかい? それ、結構熱かったはずだけど」
恐る恐る尋ねると、少女は咀嚼を続けながら、何を当たり前のことを聞くのだ、と言わんばかりの表情で圭吾を見上げた。
「ふむ? この程度で熱がるわけなかろう。人の子とは違うのじゃ。私は……龍だぞ……あ……」
少女はそこまで言って、はたと口をつぐんだ。
翡翠の髪の下の白い額に、冷や汗のようなものが浮かんだように見えた。
しまった、という表情がありありと浮かんでいる。
「……龍?」
圭吾は、少女の言葉をオウム返しに呟いた。
龍?
ドラゴン?
あの伝説上の生き物?
目の前の、この小さな少女が?
まさか。
少女は、圭吾の呆然とした顔を見て、観念したかのように、しかし次の瞬間には開き直ったように、ビシッと手に持っていたフォークを圭吾に向けた。
「~~!! 言ってしまったではないか! それもこれも、お前の作ったこの美味すぎる飯が悪いのじゃ! 責任を取れ!」
緋色の瞳を吊り上げ、フォークの先を圭吾の鼻先に突きつけながら、少女は完全に逆ギレしていた。
満天の星空の下、一口サイズにカットされたパンを、旨味の凝縮したオリーブオイルに浸しながら、圭吾はその澄んだ鈴の音色に耳を澄ませていた。
登山者が熊除けにつける鈴の、どこか無骨でけたたましい響きとは全く違う。
もっと繊細で、心地よく、まるで風鈴が遠くで鳴っているかのような不思議な音色だった。
こんな夜更けに、誰か他の登山者が近くにいるのだろうか?
それにしては、足音も話し声も聞こえない。
ただ、その清らかな鈴の音だけが、静寂の中に溶けるように響いていた。
「お前、何してる?」
突然、すぐ背後から鈴を転がすような、しかし凛とした響きを持つ声がした。
女性の声だ。
それも、かなり若い。
驚いた。
口に運びかけていたパンを慌てて詰め込み、その熱さに一瞬悶絶しかける。
圭吾は勢いよく後ろを振り向いた。
そこに立っていたのは、一人の少女だった。
月明かりと、傍らのランタンの僅かな光を受けて、その姿は闇の中に淡く浮かび上がっている。
年は十代前半だろうか。
雪のように白いシンプルなワンピースを身にまとい、素足のまま草の上に立っている。
そして、何よりも目を引いたのは、その異様なまでの美しさだった。
腰まで届く長い髪は、光の加減で色合いを変える、深く艶やかな翡翠の色をしていた。
月光を浴びて、まるでそれ自体が淡い光を放っているかのようだ。
そして瞳は、燃えるような、それでいて吸い込まれそうなほど深い緋色。
その瞳に見つめられると、心の奥底まで見透かされているような、不思議な感覚に襲われる。
肌は陶器のように白く滑らかで、整いすぎた顔立ちは、まるで精巧な人形のようでもあった。
その姿は、神々しいほどの気品と、触れたら壊れてしまいそうな儚さを同時に感じさせ、明らかにこの世の人間ではないような、浮世離れした気配を濃厚に漂わせていた。
圭吾は一瞬、言葉を失い、自分が幻を見ているのではないかとすら思った。
少女は、圭吾の驚きなど意に介さない様子で、再び口を開いた。
その視線は、圭吾が手に持っているスキレットに注がれている。
「なんとも言えぬ……腹の底から食欲を掻き立てる香りじゃ。その手に持っておるものは、何という料理なのだ?」
少し古風な、それでいてどこか尊大な響きのある言葉遣い。
少女は小首を傾げながら、純粋な好奇心と食欲を浮かべた表情で尋ねてきた。
圭吾は、ようやく我に返り、口に含んでいたフランスパンを、ごくりと生唾と共に飲み込んだ。
ついでに手に持っていたスキレットをコンロの上に戻した。
目の前の非現実的な光景に戸惑いながらも、常識的な思考が働いた。
「あ、ああ……こんばんは。これは、アヒージョっていう料理だよ。スペインの料理なんだ。それより君、こんな夜遅くに、山の中でどうしたんだい? まさか一人じゃないよね? 親御さんは一緒じゃないのかい?」
心配になって尋ねると、少女は翡翠の髪を揺らしながら、さらに不思議そうに首を傾げた。
「アヒージョ……? やはり、聞いたことのない料理じゃのう」
「いや、料理のこともそうだけど……君だよ、君! こんな時間に、一人でこんな山奥にいるなんて危ないだろう? 道に迷ったのかい?」
圭吾は少し語気を強めて問い詰めたが、少女の反応はどこか的外れだった。
「迷う? 私が迷うわけなかろう。私はただ……なんだか、とても良い匂いがしたから、ふらりと来てみただけじゃ」
そう言いながらも、少女の緋色の瞳は、携帯コンロの上に置かれたスキレットと、その横に置かれたフランスパンの袋に完全に釘付けになっている。
まるで、生まれて初めて見る珍しいものでも観察するかのように、じっと見つめている。
「……もしかして、君、お腹が空いているのかい?」
圭吾が、試しにフランスパンの入った袋を少し持ち上げてみると、少女の視線も寸分の狂いもなく、持ち上げられたフランスパンに追従した。
思わず、面白くなってフランスパンを右へ、左へとゆっくり動かしてみる。
すると、少女の体も、まるで猫じゃらしにじゃれる子猫のように、ふらり、ふらりと右へ左へと揺れた。
その無邪気な仕草に、先ほどまでの警戒心や畏敬の念が少しだけ和らぐ。
「食べるかい? 少しなら、まだ残ってるけど」
圭吾がそう言うと、少女の緋色の瞳がぱあっと輝きを増した。
そして、即座に、力強く頷いた。
「食べる!」
その返事には、一切の迷いがなかった。
圭吾は苦笑しながら立ち上がり、自分が座っていた折り畳みのキャンプチェアを少女に譲った。
「どうぞ。そこに座って」
少女は、特に礼を言うでもなく、当たり前のように近づいてきて、小さな体に似合わない椅子にちょこんと腰を下ろした。
その仕草は、やはりどこか人間離れしている。
圭吾は、自分が使っていたフォークをポケットから取り出した清潔なティッシュで丁寧に拭った。
そして、ジップロックから、カット済みのフランスパンを一切れ取り出し、そのフォークに突き刺す。
コンロに再度火を灯し、温め直す。
そして、スキレットの中に残っているオリーブオイルにパンを浸し、十分に染み込ませる。
仕上げに、オイルの中に沈んでいたプリプリの海老を一つ、パンの上に器用に刺した。
圭吾特製、アルティメットアヒージョフランスパンの完成だ。
その間もずっと、少女の緋色の視線は、まるで精密機械のように、圭吾の手元の動きを一挙手一投足、見逃すまいと追っていた。
「はい、どうぞ。出来立てでまだ熱いかもしれないから、気をつけて食べてね」
圭吾は振り返り、椅子に座る少女に向かって、アヒージョを乗せたフォークを差し出そうとした。
その瞬間、奇妙なことが起こった。
圭吾の手の中にあったはずのフォークが、何の予兆もなく、ふっと消えたのだ。
いや、消えたのではない。
彼が差し出そうとしたそのフォークは、次の瞬間には、すでに少女の右手に握られていたのだ。
手渡しはしていない。
触れてもいない。
文字通り、圭吾の手元から少女の手元へ、瞬間移動したとしか思えなかった。
「え……?」
圭吾は、差し出したままの自分の空の手と、すでにフォークを手にしている少女の顔を、呆然と見比べた。
先ほどの一瞬に何が起こったのか、全く理解が追いつかない。
物理法則を完全に無視した現象。
人は、理解不能な出来事に遭遇すると、恐怖やパニックを通り越して、一周回って妙に冷静になることがあるというが、まさに今の圭吾がそれだった。
(……瞬間移動? いや、そんな馬鹿な……手品か? でも、いつの間に……?)
思考が空回りする中、少女は圭吾の困惑など全く気にする様子もなく、手に取ったフォークを、そのまま躊躇なく自分の口へと運んだ。
「!?」
「あ、危ない! 熱いから気をつけてって言ったじゃないか!!」
圭吾は思わず叫んだ。
温め直しただけで、出来てほど熱くないとはいえ、
アヒージョのオイルはかなりの高温のはずだ。
火傷してしまう!
慌てて立ち上がり、少女が熱さにもだえ苦しむ姿を想像して、ハラハラしながら見守った。
先ほどまで頭を占めていたフォークの瞬間移動に関する疑問など、すっかり吹き飛んでいた。
圭吾は急いで自分のバックパックを探り、未開封の水のペットボトルを取り出した。
「ほら、早くこれで口を冷やして!」
ペットボトルを差し出そうとした圭吾の耳に、少女の小さな呟きが聞こえてきた。
「……ん……おいしい……」
え?
圭吾が目を向けると、少女は熱がるどころか両手で自分の頬を抑え、うっとりとした表情で恍惚としていた。
そして、もぐもぐ、もきゅもきゅ、と実に美味そうに小さな口でアヒージョパンを咀嚼する音が、静かな夜のキャンプサイトに響いた。
その姿は、先ほどの神秘的な雰囲気とは裏腹に、とても愛らしく、見ているとなんだか心が和む。
圭吾は、ペットボトルを差し出したままの姿勢で、完全に固まってしまった。
「……あの……熱くないのかい? それ、結構熱かったはずだけど」
恐る恐る尋ねると、少女は咀嚼を続けながら、何を当たり前のことを聞くのだ、と言わんばかりの表情で圭吾を見上げた。
「ふむ? この程度で熱がるわけなかろう。人の子とは違うのじゃ。私は……龍だぞ……あ……」
少女はそこまで言って、はたと口をつぐんだ。
翡翠の髪の下の白い額に、冷や汗のようなものが浮かんだように見えた。
しまった、という表情がありありと浮かんでいる。
「……龍?」
圭吾は、少女の言葉をオウム返しに呟いた。
龍?
ドラゴン?
あの伝説上の生き物?
目の前の、この小さな少女が?
まさか。
少女は、圭吾の呆然とした顔を見て、観念したかのように、しかし次の瞬間には開き直ったように、ビシッと手に持っていたフォークを圭吾に向けた。
「~~!! 言ってしまったではないか! それもこれも、お前の作ったこの美味すぎる飯が悪いのじゃ! 責任を取れ!」
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