地味スキル「ためて・放つ」が最強すぎた!~出来損ないはいらん!と追い出したくせに英雄に駆け上がってから戻れと言われても手遅れです~

かくろう

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無能が無能をスカウトしていた件

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【sideグレン】

 あーっクソッタレッ。ムカムカして血管が切れそうだぜっ。

 なにが純白の剣だ。真っ黒も真っ黒じゃねぇかっ!
 胸のデカい女に声を掛けられて話を聞けば、最近勢いを増している純白の剣にスカウトって話じゃねぇか。

 俺はすぐに飛びついた。もともと所属していたパーティーの連中も俺の才能を妬んで疎ましく思っていたらしいし、丁度良い栄転のチャンスだった。

 ところがどうだっ。胸のデカい女はリーダーのスケだし、そのリーダーは嫌みったらしい。

 おまけに体のデカいバカ男は文句ばかり垂れて雑な戦闘しかしない。俺様の天才的なサポートを全部無駄にしやがって。

 更には全員が超ワガママと来たもんだ。あんなパーティーがガンマランクに昇格なんてありえねぇ。

 売り払った女がよっぽど優秀だったんだろうな。
 まあ俺もそいつを売った金で新しい装備を買ってもらった手前どうだっていい。

 勢いで飛び出したどさくさに紛れて買ってもらった装備も置いてきちまったし、まったく踏んだり蹴ったりも良い所だ。

 だいたいなんだ。斥候の仕事を雑用と勘違いしてやがるあのバカ共の思考回路はどうなってるんだ。

 まあいい。過ぎたことをあれこれ言っても意味はねぇし、優秀な俺様を求めているパーティーは幾らでもある。

「はあ⁉ ラルゴ達が移籍した⁉」
「はい。昨日付で」
「行き先は?」
「さあ。移籍者のその先には干渉しないのがギルドのルールですので、お答え出来ません」

 冒険者は運営するギルド間を自由に移籍できるルールがある。
 より条件のいいギルドに所属することで、少しでも稼ぎを多くするのが冒険者の定石だ。

 まあ大体が最大手であるミルミハイド商会かゴエンザック商会の運営するギルドに所属するのが定番だ。

 よっぽどの物好きでなければ弱小ギルドに所属することなどない。まあ金のない貧乏冒険者が安い登録料に引かれることはあるみたいだが……。
 サポートが薄いから旨味がないんだよな。
 

「そのくれぇいいだろ。答えろよ」
「申し訳ありません。規則ですので」
「チィ!」

 とりあえずの踏み台として元のパーティーに戻ってやろうと思ったのだが、昨日のうちにゴエンザックギルドをやめて、別のギルドに移籍したらしい。

 酒場で情報を集めた所によると、町の西側に勢力を持っているミルミハイドギルドに移籍したって噂だ。
 
 とにかく移籍が昨日ならまだ近くにいるかもしれないと思い、奴らの拠点にしていた宿屋に大急ぎで向かう。

「いやがったっ、おいラルゴッ」
「え……げぇ、グ、グレンッ」

 丁度良く宿屋から出てくる所だった元パーティーメンバーを見つけ、胸ぐらを掴んで引き留める。

「ど、どうしたんだよ。純白の剣に引き抜かれたんじゃなかったのか?」

「俺様の優秀さを理解できないバカ共には愛想が尽きてな。またお前らの面倒を見てやることにしたんだよ」

「は、はあ? 何言ってるんだよお前。こっちはやっとお前から解放されて心機一転するところなんだ。もう僕らに構わないでくれよっ」

「バカなことほざくなよ。俺様がいなきゃ何にもできないクセしてよ」
「ああそうだよ。お前が抜けたおかげでパーティーの足を引っ張りまくっていた悪性腫瘍がなくなって、ようやく上手く行く算段がついたんだ!」

「なんだとテメェ。もう一度いってみろやっ」
「年上だからっていつもエラそうにしやがって。もう僕らは他人だ。それに、お前なんかよりよっぽど頼りになるメンバーが加入して心機一転で別ギルドに移籍したんだ。お前に関わらなくて済むようになっ!」

 ラルゴの小僧はそれだけ言うと俺を振り切って走り去ってしまった。

 俺様が悪性腫瘍だ? ふざけやがってっ。
 所詮俺様の才能を理解できない無能か。
 しかたねぇ。俺も移籍するか。あんなバカ共しかいないギルドにいたら、俺様の運気まで下がっちまう。

 ところが――――

「現在グレン様の移籍は認められません」

「はあ? なんでだよ。ギルドの移籍は自由に認めれるはずだろ?」
「はい、通常であれば。しかしながら、現在のグレン様はギルドからの借入金が未納となっておりますので、返済が完了するまで他ギルドへの移籍はできなくなっております」

 チィ、そうだった。新しい武器がほしくてラルゴ達の金だけじゃたりねぇから借りたんだった。

「そんくれぇすぐに稼いできてやるって。そんで、いくら残ってるんだっけ?」
「現在の借入金は54万7000ルクスとなっております。あと3日以内に5万ルクスの返済がない場合は利息が加算されます。現在返済遅延が2回重なっておりますので、次回の遅延で【仏の顔も三度まで制度】が適用され、奴隷落ちが――――」
「あああっ、分かった分かったっ。分かってるよそんくらい。ったく。踏んだり蹴ったりだぜ」

 本日何度目になるか分からない舌打ちをしつつ、まるで愛想のない受付のねーちゃんの言葉を遮った。

 ったく。胸はデカくて顔は可愛いのにまるで愛想がないんだよなこの女。

 俺様が何度もベッドに誘ってやってるのにまるでなびきゃしない。
 可愛げのねぇ女だぜまったく。

「あーむしゃくしゃするぜ。こういう時は酒に限る」

 この辺の飲み屋は全部目を付けられて出禁喰らってるからな。今日は西の方に足を伸ばしてみるか。


◇◇◇

◇◇◇

◇◇◇


 僕たちは初の依頼達成祝勝会を行う為、繁華街のレストランに足を運んでいた。

「ここの料理は凄く美味しいのよ。お祝いだし、ちょっと奮発して良い物食べちゃいましょ♪」

 ウキウキと足取りの軽いリンカは僕の手を引っ張ってレストランに入ろうとする。

 どっちかって言うと彼女の方が早く美味しいものを食べたいって感じだ。

 そんな笑顔が凄く可愛らしいと思ってしまった。
 
「リンカそんなに引っ張らないでよ」
「すぐに混雑しちゃうから、早めに席を確保しましょ。お酒は飲める?」

「いや、飲んだことないな」
「それならお姉さんがお酒のたしなみ方を教えてあげましょう!」

 なんて意気揚々とお店に入っていき、早速オススメ名物料理とお酒を注文し始めた。

「そういえばセージ君は成人したばかりだもんね。貴族様だからてっきりお酒はたしなむものだと思ってたけど。あ、ごめん。実家の話は振らない方がいいかな」
「全然いいよ。お酒は人によるね。僕はあんまり飲む気にならなかったし、飲んで楽しむヒマもなかったしね」

 マハルはいつもワインを飲んで悪酔いしつつ絡んできたな。
 酒が入るとイジメが苛烈になるから逃げるように部屋に戻ってたっけ。

 結局食事はいつも一人だった。使用人達の食堂で食べていると、メイド達がいつも声を掛けてくれたよな。

「そっか。やっと自由になれたんだもんね。身を持ち崩さない程度に楽しみ方を覚えなくっちゃ。って言っても、私も飲むのはかなり久しぶりなんだ」

「そうなの?」
「うん。前のパーティーのメンバーってさ、凄くお酒癖が悪くて、いつも悪酔いして潰れるから私が世話係みたいになってたかな」
「大変だったね。じゃあ今日はお互いいっぱい楽しまないとね」

「うん♪ 美味しい料理に適度なお酒。冒険者たるもの節度ある飲み方をしないとだね」

「あはは、なんだかお母さんみたいだよ」
「そこは世話好きのお姉さんと言いなさいな」

「お待たせしました。果実酒がお二つとレイビットホーンのスペシャルステーキプレートでーすっ」

 給仕のお姉さんが運んできてくれた料理に心が躍り始める。

「うわぁ、美味しそう」
「これが絶品なんだ。高いから奮発出来る時しか食べられない最高の肉だよ」

「良い匂いだ。香辛料が贅沢に使われてるね」
「スパイスは貴重だからね。流通量次第だときんより高くなる事があるし。よし、何はともあれ、乾杯しましょ」
「うん」

「それじゃ、私達の栄光の未来を祈願して、かんぱーい♪」
「乾杯っ」

 光沢のある陶器のカップを軽くぶつけ合い、コツンと籠もった音を立てる。

「んぐ、んぐ、んぐ……ぷはぁ♪ 美味しい~~~♪ こんな美味しいお酒は生まれて初めて」

「うん、さっぱりしてて飲みやすい。はむっ、んんっ、ステーキも肉汁たっぷりで味が濃厚だっ」
「美味しいでしょ? 冒険者になって初めて奮発したのがこの店だったの。前はもっとグレードの低いレッサーボアの切り落としステーキだったけどね」

 目の前にあるのは今日狩った中にもいたレイビットホーンの最高級の部位を贅沢に焼いたものだ。

 希少な部位に貴重な香辛料をたっぷりと使っているので、その分値段も相応に高い。

 だけど今日の稼ぎからすればまったく痛手にはならないのだ。リンカは今まで苦労してきた分だけたっぷり楽しんでほしいし、僕もその気持ちだ。

「苦労した分だけ味が体に染み渡るね」
「うん。私達の自由がもたらした味だね。あ、果実酒お替わり。キンキンに冷えた奴お願いね」

「かしこまりましたー」

 お酒も飲み物も常温が一般的だ。冷やすためには温度を下げるマジックアイテムが必要になるので、資金に余裕のあるレストランじゃないと冷えた飲み物は出てこないらしい。

 その分値段も普通より高めになるが、さっきも言ったとおりまったく気にならない。

「そうだリンカ。ずっと聞きたかったことがあるんだけど、聞いてもいいかな」
「なぁにセージ君」

 リンカの顔はちょっと赤くなっている。可愛らしい顔立ちから色気が滲み出し、トロンとした目尻が蠱惑気味に僕を見つめていた。

「いや、また今度にするよ。それより僕ももう少し飲みたい。お替わりしていい?」
「もちろんいいよ。っていうか、二人の稼ぎなんだから私に聞かなくてもいいからね」

「あ、ごめん。つい」
「えへへ。そういうところはまだまだ少年なんだなぁ。もしかしてお母さんに甘えるの下手だったとか?」

「うーん、そうだね。自分じゃよく分からないや」
「あ、ごめん。お母さんは、ご健在?」

「ううん。僕が10歳の頃に」
「そっか、ごめん。デリカシーなかった」
「気にしないで。僕もリンカのこともっと知りたいよ。ご両親は?」

「私が五歳の頃に二人とも死んじゃったわ。田舎の小さな村だったし、魔物の襲撃も珍しくなかったからね」
「そうなんだ。ごめん」

「気にしない気にしない。最初に聞いたのは私だしね」
「提案なんだけどさ、僕はリンカに僕をもっと知ってほしいと思ってる。だから、僕もリンカの事もっと知りたいんだ」

「うふふ、それって口説いてる?」
「んえっ⁉ い、いや、そうじゃなくてっ」

「あはは、ごめんごめん。でも、私も賛成。お互い身の上話いっぱいしましょ。お互いをよく知ればフィーリングリンクのゲージも上がるかもしれないしね」

「そうだね。多分だけどさ、あれって僕がリンカの事を好きになれば上がるかもしれないからね」
「す、好きって?」
「い、一般的にね。一般的に。好きって恋愛的な意味だけじゃないでしょ?」

「そ、それもそうね。ごめんごめん。なんかそこら辺の言葉に敏感になっちゃうわね」
「なんか理由あるの?」

「うーん、そうね。あんまり気持ちの良い話じゃないんだけど……元メンバーと、ちょっとね」
「僕は知りたいな。リンカの良い所も悪いとこも、良い思い出も悪い思い出も、もっと知りたいよ」

「……やっぱりセージ君ってキザって言われない?」
「い、言われたことないってばぁ」

 僕たちのお酒はドンドン進んでいき、話は盛り上がってお互いをよく知るために話を盛り上げていく。

 かと思われた時、それに水を差す妙な男が現われる。

「ようようっ。可愛い子キツネちゃんがいるじゃねぇの」
「ッ⁉ あ、あんたっ」

 そこでリンカの妙な反応の仕方が気になった。ザンバラによれた髪を後ろで束ねた清潔感のない男が現われ、慌てて顔を隠すように目を逸らす。

「……」

 リンカの顔色が悪い。そうか。こいつ、リンカの元パーティーメンバーの1人だな。

 

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