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21~30
他人になっても嫌な奴
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僕らが付けたチーム名『奈落の希望』
僕ら2人ともがどん底から這い上がってきた事から、この名前を付けた。
「奈落の希望、か。良い名前だ。君たちがどのような思いで付けた名前なのか、その光景が浮かんでくるようだ。思いの籠もった名前というのは力を持つ。古い文献に出てくる言葉では……なんといったかな」
「『言霊』、ですか」
「そう、それだ。君たちはこれから多くの人の希望になる。私にはそんな予感がするよ。是非頑張ってほしい」
「はい、ありがとうございます」
そういって彼は自分達のチームに戻っていった。
あれが国内最高峰の力を持つ煉獄騎士のアテン氏か。
彼の力は個人レベルで世界屈指と言える実力を持っていると言われている。
オメガ貴族であるゴルドール・タブリンスと並び、この国の単騎戦力で最強クラスの1人だ。
「凄い……やはりオメガランクは別格だ」
タブリンス領や王都にいる冒険者に会ったことはある。高ランクの冒険者というのは誰もが強者の空気感を持っているものだ。
「私も汗が噴き出したわ。強者の風格ね」
「うん。でも、僕らの目標が明確になったぞ。まずはあれくらい強くならなきゃ」
「ふふ、今のセージ君、いい顔してる」
「そ、そう?」
「うん。格好いいよ」
そんな嬉しいことを言われたら胸が熱くなってしまう。
意気揚々と馬車に乗り込み、ダンジョンへと出発した。
◇◇◇
今回の討伐には、先日トトルムさんが言った通りオメガランクとアルファランクがそれぞれ1チーム。
その他ベータ、デルタ、ガンマのチームが4チームずつ参加する大所帯だ。
その中でいくつかのグループに分かれ、別々の入り口から入って最深部を目指しつつモンスターを討伐する。
ダンジョンは深い階層に入るほどに強い魔物が出現する。
本来は低いランクのパーティーグループが先に入り、攻略階層を広げながら深層の強い魔物討伐を高ランクが担当するのが通例だ。
しかし煉獄の騎士団はオメガランクでありながら、その通例を嫌って最初から潜入するグループに入るそうだ。
今回僕らがアテン氏達に随行することになったのも、戦えば戦うほど力を増すことができるギフトの特性を最大限に活かせる環境をトトルムさんが用意してくれたからだ。
幸いにしてダンジョンには地上での戦いと決定的に違う点がある。
それはダンジョンモンスターは倒すと必ず魔石となる特徴がある。
といっても、地上モンスターのと違って質の悪い魔石だ(経験値は何故かそのまま)。
内包されている魔力がとても低いのでドロップアイテムを狙う以外に旨味が少ない。しかし質が悪くても魔石は魔石。需要はあるので一定数クエストが存在する。
しかし高ランク冒険者にとっては違う。
深層のモンスターは地上には中々いない強力な個体が多く、桁違いに強力なドロップアイテム、そして高純度の魔力を含んだ魔石が生成される。
だから浅い階層で戦っても高ランク冒険者にはあまりメリットがないのだ。
「よーし、それじゃあ頑張ろう」
出発地点まで馬車が到着し、次々と突入の準備が整いつつある頃、1人の女が煉獄の騎士団に声を掛けているのを見かけた。
「お目にかかれて光栄ですわ、アテン様」
「ッ」
リンカの顔色が悪い。
アテンに声を掛けているのは白いローブを纏い長い金髪を腰の辺りまで伸ばした美女であった。
だけどその笑顔の裏に感じるザラついた感覚はなんだろう。
「まさか」
「シェリル……」
純白の剣のシェリル。ということは……。
後ろに随行している馬車をチラリと見回すと、後ろから2番目の馬車から降りてくる一団に目がとまる。
「そうか、あいつらが……。まさか参加していたとはな」
参加した冒険者の中でも一際人相の悪い……一見すると普通だが内側の邪悪が透けて見える男達が目に入る。
「大丈夫だよリンカ。僕が必ず守るから」
顔色の悪いリンカに寄り添い、背中をさすりながら抱き寄せた。
「うん、大丈夫。ちょっとフラついただけだから」
思った以上にトラウマは深いみたいだ。仲間だと思っていた連中に手酷い裏切りに遭い、挙げ句に奴隷として売られてしまったのだから。
僕がゴルドールやマハルを目の前にしたら、同じように気丈に振る舞っていられるだろうか。
怒りのあまり殴りかかってしまうかもしれない。
「大丈夫。リンカには気付いてないみたいだ。髪色のマジックアイテムが効いてる」
実はトトルムさんからもらった髪色を変えるマジックアイテムは、単純に見た目を変えるだけではなく、相手の認識を阻害する魔法効果を持っている特別品である。
つまり彼らにはリンカが単に髪色の違う彼女に見えているのではなく、まったく別人に見えているわけだ。
改めて彼には感謝しかない。多分かなり高価なアイテムなのに、惜しみなくプレゼントしてくれた。
「ありがとうセージ君」
「リンカ、少し不安だから、名前をリンに改めよう。このダンジョンの中だけ」
「そうね。その方がいいかも。今から私はリンね」
「うん、できるだけ彼らには絡まないようにしよう」
そう思っていたのだが、キザな顔をした男がツカツカとこちらにやってくるではないか。
「やあ初めまして。僕はガンマランク冒険者、純白の剣のハーカルだ。君たちの噂が聞いているよ。随分強いんだってね」
「初めまして。奈落の希望、セージです」
「リン……です」
「おや、そちらの彼女は随分と顔色が悪いようだ。大丈夫かい?」
「ご心配なく。初めての国家オーダーに緊張しているだけですから」
「そうかい。冒険者は引き際が肝心だよ。無理をしないうちに辞退するのも勇気だからね」
「ご忠告感謝いたします」
はっはっは、と笑いながら戻っていく男の背中を見送り、リンカの方へと向き直る。
「リン……大丈夫?」
「うん。っていうかアイツ。何が引き際が大事よ。いつもベガルトと一緒に見境なく突っ込んでいくのを私が何度止めたことか」
「あはは、大丈夫そうだね」
悪態をつけるくらいには心が回復しているみたいで安心した。
こちらに気が付いている様子はないけど、もとからねじくれた性格をしているらしいからどんなちょっかいを出してくるか分からない。
「それにしても、あいつらの装備している武器や防具、ダータルカーンで購入できる最高級の装備一式よ。私を売り飛ばしたお金で随分いい装備を買ったみたいね」
果たしてそれだけだろうか。冒険者装備の最高級品がどのくらいか知識はないけど、たった1人売ったお金でそんなに良い物が沢山買えるのかな?
銀狐族が高く売れるって言ったって、そこまで大金になるとは思えないけど……。
「そのうちふん捕まえてあいつらごと売り飛ばしてやろうか」
「あはは。あいつらがそんなにお金になるとは思えないけどね。ほら、むかしの言葉でそういうのあったじゃない」
「二束三文かな?」
「そうそうそれ」
「はは。その様子ならもう大丈夫そうだね」
「うん、ありがとうセージ君。元気づけてくれて。私は大丈夫だから」
この様子なら本当に大丈夫そうだ。向こうがちょっかいを出さない限りは可能な限り関わらないようにしよう。
「あれ……?」
「どうしたの?」
戻っていく純白の剣に目を向けていると、奇妙な違和感を感じた。
リーダーのハーカル。重戦士のベガルト。魔導師のシェリル。
それから先日ぶちのめした斥候のグレン。
グレンはパーティーを脱退したらしい。 飲み屋でぶちのめされた後、しばらく治療院に入院したらしいけど横柄な態度が行きすぎて追い出されたとか。
そして酒に酔って暴れ、一般人に暴行を加えたので衛兵に逮捕されて牢屋にぶち込まれたそうだ。
そしてギルドの借金滞納で奴隷堕ちが確定している。だからもう二度と会う事はないだろう。
それよりも気になるのは……。
「ねえリン。純白の剣にあんな子いたかな?」
「え?」
それは小さな女の子だった。小さいというのは背丈の低いという意味での小さいのだが、幼さの残る顔立ちを見ると本当に年端もいかない少女だ。
その格好はフード付きのマントを羽織り、紫色のロングヘアと魔法使いが身につけるローブを着用している。
何より特徴的なのは、人形のように光の籠もっていない生気の無い目だった。
「誰かしら……。ッ、あ、あれは……」
「まさか、奴隷……」
マントの襟に隠れて見えにくいが、彼女の首には奴隷の証である契約の首輪が填まっている。
あれは契約者に対して逆らえなくなるだけでなく、危害を加えようとすると電撃魔法が発動する代物だ。
正規の店を通じて買った奴隷であればいいが、決して安い買い物じゃない。
いくらガンマランクとはいっても簡単に買えるようなものだろうか。
気にはなるけど、あちらの事情にこちらが干渉してもいい事はないだろう。
そうして、かつてのパーティーメンバー達への警戒をしつつ、ダンジョン攻略が始まった。
僕ら2人ともがどん底から這い上がってきた事から、この名前を付けた。
「奈落の希望、か。良い名前だ。君たちがどのような思いで付けた名前なのか、その光景が浮かんでくるようだ。思いの籠もった名前というのは力を持つ。古い文献に出てくる言葉では……なんといったかな」
「『言霊』、ですか」
「そう、それだ。君たちはこれから多くの人の希望になる。私にはそんな予感がするよ。是非頑張ってほしい」
「はい、ありがとうございます」
そういって彼は自分達のチームに戻っていった。
あれが国内最高峰の力を持つ煉獄騎士のアテン氏か。
彼の力は個人レベルで世界屈指と言える実力を持っていると言われている。
オメガ貴族であるゴルドール・タブリンスと並び、この国の単騎戦力で最強クラスの1人だ。
「凄い……やはりオメガランクは別格だ」
タブリンス領や王都にいる冒険者に会ったことはある。高ランクの冒険者というのは誰もが強者の空気感を持っているものだ。
「私も汗が噴き出したわ。強者の風格ね」
「うん。でも、僕らの目標が明確になったぞ。まずはあれくらい強くならなきゃ」
「ふふ、今のセージ君、いい顔してる」
「そ、そう?」
「うん。格好いいよ」
そんな嬉しいことを言われたら胸が熱くなってしまう。
意気揚々と馬車に乗り込み、ダンジョンへと出発した。
◇◇◇
今回の討伐には、先日トトルムさんが言った通りオメガランクとアルファランクがそれぞれ1チーム。
その他ベータ、デルタ、ガンマのチームが4チームずつ参加する大所帯だ。
その中でいくつかのグループに分かれ、別々の入り口から入って最深部を目指しつつモンスターを討伐する。
ダンジョンは深い階層に入るほどに強い魔物が出現する。
本来は低いランクのパーティーグループが先に入り、攻略階層を広げながら深層の強い魔物討伐を高ランクが担当するのが通例だ。
しかし煉獄の騎士団はオメガランクでありながら、その通例を嫌って最初から潜入するグループに入るそうだ。
今回僕らがアテン氏達に随行することになったのも、戦えば戦うほど力を増すことができるギフトの特性を最大限に活かせる環境をトトルムさんが用意してくれたからだ。
幸いにしてダンジョンには地上での戦いと決定的に違う点がある。
それはダンジョンモンスターは倒すと必ず魔石となる特徴がある。
といっても、地上モンスターのと違って質の悪い魔石だ(経験値は何故かそのまま)。
内包されている魔力がとても低いのでドロップアイテムを狙う以外に旨味が少ない。しかし質が悪くても魔石は魔石。需要はあるので一定数クエストが存在する。
しかし高ランク冒険者にとっては違う。
深層のモンスターは地上には中々いない強力な個体が多く、桁違いに強力なドロップアイテム、そして高純度の魔力を含んだ魔石が生成される。
だから浅い階層で戦っても高ランク冒険者にはあまりメリットがないのだ。
「よーし、それじゃあ頑張ろう」
出発地点まで馬車が到着し、次々と突入の準備が整いつつある頃、1人の女が煉獄の騎士団に声を掛けているのを見かけた。
「お目にかかれて光栄ですわ、アテン様」
「ッ」
リンカの顔色が悪い。
アテンに声を掛けているのは白いローブを纏い長い金髪を腰の辺りまで伸ばした美女であった。
だけどその笑顔の裏に感じるザラついた感覚はなんだろう。
「まさか」
「シェリル……」
純白の剣のシェリル。ということは……。
後ろに随行している馬車をチラリと見回すと、後ろから2番目の馬車から降りてくる一団に目がとまる。
「そうか、あいつらが……。まさか参加していたとはな」
参加した冒険者の中でも一際人相の悪い……一見すると普通だが内側の邪悪が透けて見える男達が目に入る。
「大丈夫だよリンカ。僕が必ず守るから」
顔色の悪いリンカに寄り添い、背中をさすりながら抱き寄せた。
「うん、大丈夫。ちょっとフラついただけだから」
思った以上にトラウマは深いみたいだ。仲間だと思っていた連中に手酷い裏切りに遭い、挙げ句に奴隷として売られてしまったのだから。
僕がゴルドールやマハルを目の前にしたら、同じように気丈に振る舞っていられるだろうか。
怒りのあまり殴りかかってしまうかもしれない。
「大丈夫。リンカには気付いてないみたいだ。髪色のマジックアイテムが効いてる」
実はトトルムさんからもらった髪色を変えるマジックアイテムは、単純に見た目を変えるだけではなく、相手の認識を阻害する魔法効果を持っている特別品である。
つまり彼らにはリンカが単に髪色の違う彼女に見えているのではなく、まったく別人に見えているわけだ。
改めて彼には感謝しかない。多分かなり高価なアイテムなのに、惜しみなくプレゼントしてくれた。
「ありがとうセージ君」
「リンカ、少し不安だから、名前をリンに改めよう。このダンジョンの中だけ」
「そうね。その方がいいかも。今から私はリンね」
「うん、できるだけ彼らには絡まないようにしよう」
そう思っていたのだが、キザな顔をした男がツカツカとこちらにやってくるではないか。
「やあ初めまして。僕はガンマランク冒険者、純白の剣のハーカルだ。君たちの噂が聞いているよ。随分強いんだってね」
「初めまして。奈落の希望、セージです」
「リン……です」
「おや、そちらの彼女は随分と顔色が悪いようだ。大丈夫かい?」
「ご心配なく。初めての国家オーダーに緊張しているだけですから」
「そうかい。冒険者は引き際が肝心だよ。無理をしないうちに辞退するのも勇気だからね」
「ご忠告感謝いたします」
はっはっは、と笑いながら戻っていく男の背中を見送り、リンカの方へと向き直る。
「リン……大丈夫?」
「うん。っていうかアイツ。何が引き際が大事よ。いつもベガルトと一緒に見境なく突っ込んでいくのを私が何度止めたことか」
「あはは、大丈夫そうだね」
悪態をつけるくらいには心が回復しているみたいで安心した。
こちらに気が付いている様子はないけど、もとからねじくれた性格をしているらしいからどんなちょっかいを出してくるか分からない。
「それにしても、あいつらの装備している武器や防具、ダータルカーンで購入できる最高級の装備一式よ。私を売り飛ばしたお金で随分いい装備を買ったみたいね」
果たしてそれだけだろうか。冒険者装備の最高級品がどのくらいか知識はないけど、たった1人売ったお金でそんなに良い物が沢山買えるのかな?
銀狐族が高く売れるって言ったって、そこまで大金になるとは思えないけど……。
「そのうちふん捕まえてあいつらごと売り飛ばしてやろうか」
「あはは。あいつらがそんなにお金になるとは思えないけどね。ほら、むかしの言葉でそういうのあったじゃない」
「二束三文かな?」
「そうそうそれ」
「はは。その様子ならもう大丈夫そうだね」
「うん、ありがとうセージ君。元気づけてくれて。私は大丈夫だから」
この様子なら本当に大丈夫そうだ。向こうがちょっかいを出さない限りは可能な限り関わらないようにしよう。
「あれ……?」
「どうしたの?」
戻っていく純白の剣に目を向けていると、奇妙な違和感を感じた。
リーダーのハーカル。重戦士のベガルト。魔導師のシェリル。
それから先日ぶちのめした斥候のグレン。
グレンはパーティーを脱退したらしい。 飲み屋でぶちのめされた後、しばらく治療院に入院したらしいけど横柄な態度が行きすぎて追い出されたとか。
そして酒に酔って暴れ、一般人に暴行を加えたので衛兵に逮捕されて牢屋にぶち込まれたそうだ。
そしてギルドの借金滞納で奴隷堕ちが確定している。だからもう二度と会う事はないだろう。
それよりも気になるのは……。
「ねえリン。純白の剣にあんな子いたかな?」
「え?」
それは小さな女の子だった。小さいというのは背丈の低いという意味での小さいのだが、幼さの残る顔立ちを見ると本当に年端もいかない少女だ。
その格好はフード付きのマントを羽織り、紫色のロングヘアと魔法使いが身につけるローブを着用している。
何より特徴的なのは、人形のように光の籠もっていない生気の無い目だった。
「誰かしら……。ッ、あ、あれは……」
「まさか、奴隷……」
マントの襟に隠れて見えにくいが、彼女の首には奴隷の証である契約の首輪が填まっている。
あれは契約者に対して逆らえなくなるだけでなく、危害を加えようとすると電撃魔法が発動する代物だ。
正規の店を通じて買った奴隷であればいいが、決して安い買い物じゃない。
いくらガンマランクとはいっても簡単に買えるようなものだろうか。
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