53 / 137
51~60
襲撃戦
しおりを挟む
迷宮の中層を抜け、広間に足を踏み入れた瞬間だった。
「聖女を返せええっ!」
耳障りな叫びと共に、黒ローブの一団が通路を塞ぐように飛び出してきた。骸骨兵と腐敗兵を従え、呪詛の紋章を空中に描きながら迫ってくる。
「なっ……こいつらは誰だ⁉」
僕は思わず声を上げる。目の前の敵は明らかに、この迷宮の自然発生モンスターじゃない。人の手で制御された軍勢……。
「聖女を解放しただと? 愚か者どもめ! セレスティア様は我らが捧げ物! 返してもらう!」
尖兵の一人が狂気じみた声で吠える。
その言葉に、背後のセレスティアがびくりと震えた。
「やらせないわっ!」
リンカが弓を引き絞り、矢が一閃。
「《ホーリー・アロー》!」
僕が剣で矢を受け止め、浄化を上乗せすると、骸骨兵が次々と灰になって崩れ落ちた。
「ルミナス、焼く……。《インフェルノ・バースト》!」
ルミナスの両手から火球が連続して弾け、広間の奥を爆風が薙ぎ払う。黒ローブの一団が次々と吹き飛ばされ、悲鳴を上げた。
その瞬間、空中に黒い呪紋が広がり、無数の呪詛弾が降り注いだ。
「危ないっ!」
セレスが両手を組み、祈りを捧げるように叫ぶ。
「――《ホーリー・シールド》!」
柔らかな光の障壁が僕たちを包み込み、呪詛弾を次々と弾いた。
「すごい……! セレスティア様も戦えるんですね!」
「い、いえ……わたくしの力など、ほんの……」
顔を伏せるセレスティアだが、その瞳には必死さが宿っていた。
「なら、仕上げる!」
僕は息を吸い込み、全力で剣を構える。
「――《重ね斬り》!」
一瞬で繰り出した連撃が前衛の尖兵を薙ぎ払い、そのまま踏み込み、光をまとった大斬撃を振り下ろす。
「《破魔斬光陣》ッ!」
広間全体を覆う光刃が走り抜け、骸骨兵もローブの兵もまとめて飲み込んでいった。
断末魔の叫びとともに、残敵は灰となって消え去る。
辛うじて生き残った一人の尖兵が、後ずさりしながら叫んだ。
「お、お前たち……烈火の将軍イグニス様がお怒りになるぞ……!」
その声を最後に、敵は闇へと退いていった。
「烈火の将軍……?」
僕は剣を握り直し、仲間たちと顔を見合わせる。
リンカの耳がぴくりと震えたが、その名に聞き覚えはないようだ。
「……不穏な響きね。どう考えてもただの尖兵じゃないわ」
「ん……ルミナス、嫌な感じ。強い匂い、する」
そして、救い出したばかりのセレスティアが震える声で言った。
「いまの者たち……やはり、ベアストリア教団の……尖兵……。わたくしを、連れ戻しに……」
彼女の言葉で、敵の正体がはっきりとした。
迷宮の奥に潜む脅威は、まだ始まりに過ぎないらしい。
戦闘が終わり、灰になった尖兵たちが魔素ストックに変換されていく。
全ての敵は魔石へと変わり、ルミナスが魔法で集めていく。
『魔石を取得しました。魔素ストックに変換しますか? 変換値は82万』
かなりの数値だな。魔素ストックも大分たまってきた。
即座に変換を承諾すると、体内のストックがまた大きく膨らんでいくのを感じた。
「セージ君、何か出た?」
「うん。魔石を魔素に変えた。かなりの量だ」
「ん……セージ、いつも凄い。ルミナス、安心する」
ルミナスが頷きながら、残りの戦利品を手に取る。
黒ローブの尖兵が持っていた短剣には、奇妙な呪紋が刻まれていた。
「見慣れない刻印だわ……普通の冒険者装備じゃない」
リンカが眉をひそめる。セレスティアも恐る恐る近づき、震える声で言った。
「それは……ベアストリア教団が使う呪具です。信徒を縛るための……」
「やっぱり、ただの賊じゃなかったってわけか」
僕は剣を下ろし、セレスティアの様子を見やった。顔色は青白く、歩くのもやっとだ。これ以上、彼女を危険に晒すわけにはいかない。
「セージ君、やっぱり引き返した方がいいわね」
リンカが同じ判断を下す。
「ん。賛成。ルミナス、セレスティア、守る」
ルミナスも短く頷いた。
「よし、戻ろう。ルミナス、頼む」
「任せる……。んんっ【リ・テレポ】」
僕らの周りに光の魔法陣が現われ、景色が反転する。
僕たちはダンジョンを抜け、町へ戻ることにした。途中、セレスティアは何度か足を止めて肩で息をしていたが、僕たちが交代で支えながらなんとか歩き切った。
日は傾いてすっかり夕刻、冒険者ギルドに到着すると、受付嬢が目を丸くした。
「おかえりなさい! ……その少女は?」
「迷宮の奥で囚われていたんだ。敵に狙われていたみたいで、危ないところを助け出した」
僕が説明すると、彼女はすぐに裏へ走り、治療班を呼び寄せてくれた。
「大丈夫ですよ、すぐに手当てを受けられますから」
受付嬢がセレスティアを優しく案内する。セレスティアは小さく「ありがとうございます」とだけ呟いた。
「詳細は後ほど報告書にまとめます。ですが……この迷宮、ただの自然発生じゃない。人為的な仕掛けが随所にあった」
僕の言葉に、受付嬢は険しい顔になる。
「やはり……。ギルドでも怪しいと睨んでいました。後日、調査隊を派遣することになります。セージさん達には、状況の追加報告をお願いするかもしれません」
「分かりました」
こうして僕たちは、まずセレスティアを安全に保護し、ダンジョンの存在をギルドへと伝えることに成功した。
だが、まだ何も終わってはいない。尖兵たちが放った異様な呪具、あの不自然な迷宮の構造。すべての背後に“黒幕”の存在を感じる。
「セージ君……次は必ず、奴らの正体を暴きましょう」
リンカの言葉に、僕は力強く頷いた。
「聖女を返せええっ!」
耳障りな叫びと共に、黒ローブの一団が通路を塞ぐように飛び出してきた。骸骨兵と腐敗兵を従え、呪詛の紋章を空中に描きながら迫ってくる。
「なっ……こいつらは誰だ⁉」
僕は思わず声を上げる。目の前の敵は明らかに、この迷宮の自然発生モンスターじゃない。人の手で制御された軍勢……。
「聖女を解放しただと? 愚か者どもめ! セレスティア様は我らが捧げ物! 返してもらう!」
尖兵の一人が狂気じみた声で吠える。
その言葉に、背後のセレスティアがびくりと震えた。
「やらせないわっ!」
リンカが弓を引き絞り、矢が一閃。
「《ホーリー・アロー》!」
僕が剣で矢を受け止め、浄化を上乗せすると、骸骨兵が次々と灰になって崩れ落ちた。
「ルミナス、焼く……。《インフェルノ・バースト》!」
ルミナスの両手から火球が連続して弾け、広間の奥を爆風が薙ぎ払う。黒ローブの一団が次々と吹き飛ばされ、悲鳴を上げた。
その瞬間、空中に黒い呪紋が広がり、無数の呪詛弾が降り注いだ。
「危ないっ!」
セレスが両手を組み、祈りを捧げるように叫ぶ。
「――《ホーリー・シールド》!」
柔らかな光の障壁が僕たちを包み込み、呪詛弾を次々と弾いた。
「すごい……! セレスティア様も戦えるんですね!」
「い、いえ……わたくしの力など、ほんの……」
顔を伏せるセレスティアだが、その瞳には必死さが宿っていた。
「なら、仕上げる!」
僕は息を吸い込み、全力で剣を構える。
「――《重ね斬り》!」
一瞬で繰り出した連撃が前衛の尖兵を薙ぎ払い、そのまま踏み込み、光をまとった大斬撃を振り下ろす。
「《破魔斬光陣》ッ!」
広間全体を覆う光刃が走り抜け、骸骨兵もローブの兵もまとめて飲み込んでいった。
断末魔の叫びとともに、残敵は灰となって消え去る。
辛うじて生き残った一人の尖兵が、後ずさりしながら叫んだ。
「お、お前たち……烈火の将軍イグニス様がお怒りになるぞ……!」
その声を最後に、敵は闇へと退いていった。
「烈火の将軍……?」
僕は剣を握り直し、仲間たちと顔を見合わせる。
リンカの耳がぴくりと震えたが、その名に聞き覚えはないようだ。
「……不穏な響きね。どう考えてもただの尖兵じゃないわ」
「ん……ルミナス、嫌な感じ。強い匂い、する」
そして、救い出したばかりのセレスティアが震える声で言った。
「いまの者たち……やはり、ベアストリア教団の……尖兵……。わたくしを、連れ戻しに……」
彼女の言葉で、敵の正体がはっきりとした。
迷宮の奥に潜む脅威は、まだ始まりに過ぎないらしい。
戦闘が終わり、灰になった尖兵たちが魔素ストックに変換されていく。
全ての敵は魔石へと変わり、ルミナスが魔法で集めていく。
『魔石を取得しました。魔素ストックに変換しますか? 変換値は82万』
かなりの数値だな。魔素ストックも大分たまってきた。
即座に変換を承諾すると、体内のストックがまた大きく膨らんでいくのを感じた。
「セージ君、何か出た?」
「うん。魔石を魔素に変えた。かなりの量だ」
「ん……セージ、いつも凄い。ルミナス、安心する」
ルミナスが頷きながら、残りの戦利品を手に取る。
黒ローブの尖兵が持っていた短剣には、奇妙な呪紋が刻まれていた。
「見慣れない刻印だわ……普通の冒険者装備じゃない」
リンカが眉をひそめる。セレスティアも恐る恐る近づき、震える声で言った。
「それは……ベアストリア教団が使う呪具です。信徒を縛るための……」
「やっぱり、ただの賊じゃなかったってわけか」
僕は剣を下ろし、セレスティアの様子を見やった。顔色は青白く、歩くのもやっとだ。これ以上、彼女を危険に晒すわけにはいかない。
「セージ君、やっぱり引き返した方がいいわね」
リンカが同じ判断を下す。
「ん。賛成。ルミナス、セレスティア、守る」
ルミナスも短く頷いた。
「よし、戻ろう。ルミナス、頼む」
「任せる……。んんっ【リ・テレポ】」
僕らの周りに光の魔法陣が現われ、景色が反転する。
僕たちはダンジョンを抜け、町へ戻ることにした。途中、セレスティアは何度か足を止めて肩で息をしていたが、僕たちが交代で支えながらなんとか歩き切った。
日は傾いてすっかり夕刻、冒険者ギルドに到着すると、受付嬢が目を丸くした。
「おかえりなさい! ……その少女は?」
「迷宮の奥で囚われていたんだ。敵に狙われていたみたいで、危ないところを助け出した」
僕が説明すると、彼女はすぐに裏へ走り、治療班を呼び寄せてくれた。
「大丈夫ですよ、すぐに手当てを受けられますから」
受付嬢がセレスティアを優しく案内する。セレスティアは小さく「ありがとうございます」とだけ呟いた。
「詳細は後ほど報告書にまとめます。ですが……この迷宮、ただの自然発生じゃない。人為的な仕掛けが随所にあった」
僕の言葉に、受付嬢は険しい顔になる。
「やはり……。ギルドでも怪しいと睨んでいました。後日、調査隊を派遣することになります。セージさん達には、状況の追加報告をお願いするかもしれません」
「分かりました」
こうして僕たちは、まずセレスティアを安全に保護し、ダンジョンの存在をギルドへと伝えることに成功した。
だが、まだ何も終わってはいない。尖兵たちが放った異様な呪具、あの不自然な迷宮の構造。すべての背後に“黒幕”の存在を感じる。
「セージ君……次は必ず、奴らの正体を暴きましょう」
リンカの言葉に、僕は力強く頷いた。
17
あなたにおすすめの小説
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
社畜だった俺、最弱のダンジョンマスターに転生したので、冒険者を癒やす喫茶店ダンジョンを経営します
☆ほしい
ファンタジー
過労死した俺が目を覚ますと、そこは異世界のダンジョンコアの前だった。
どうやら俺は、ダンジョンマスターとして転生したらしい。
だが、与えられた俺のダンジョンは最低ランクのF級。魔力を生み出す力は弱く、生み出せる魔物もスライムやゴブリンといった最弱クラスばかり。これでは、冒険者を呼び込んで魔力を得るなんて夢のまた夢だ。
絶望する俺だったが、ダンジョンの創造機能を使えば、内装を自由にデザインできることに気づく。
「……そうだ、喫茶店を開こう」
前世で叶えられなかった夢。俺は戦闘を放棄し、ダンジョンの入り口に木造の喫茶店『やすらぎの隠れ家』を作り上げた。メニューは、前世の知識を活かしたコーヒーと手作りケーキだけ。
ところが、そのコーヒーには異常なまでの疲労回復効果が、ケーキには一時的な能力向上効果が付与されていることが判明。噂を聞きつけた訳ありの冒険者たちが、俺のダンジョンに癒やしを求めて集い始めるのだった。
科学×魔法で世界最強! 〜高校生科学者は異世界魔法を科学で進化させるようです〜
難波一
ファンタジー
「魔法ってのは……要はエネルギーの制御だろ?」
高校生にして超人的な科学知識を持つ天才・九条迅は、ある日、異世界アルセイア王国に「勇者」として召喚された。
だが、魔王軍との戦争に駆り出されると思いきや——
「お前、本当に勇者か? 剣も魔法も、まともに使えないのか……?」
「科学的に考えれば、魔法ってのはもっと進化できるはずだ!」
剣も魔法も素人の迅だったが、「魔法を科学的に解析し、進化させる」という異端の方法で異世界の常識を根底から覆し始める!
魔法の密度を最適化した「魔力収束砲」
魔法と人体の関係を解明し、魔力を増大させる「魔力循環トレーニング」
神経伝達を強化し、攻撃を見切る「神経加速《ニューロ・ブースト》」
次々と編み出される新技術に、世界は驚愕!
やがて、魔王軍の知将《黒の賢者》アーク・ゲオルグも迅の存在に興味を持ち始め——
「科学 vs 魔法」「知能 vs 知能」
最強の頭脳戦が今、幕を開ける——!
これは、「魔法を科学で進化させる勇者」が、異世界を変革していく物語!
※小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しています。
最弱弓術士、全距離支配で最強へ
Y.
ファンタジー
「弓術士? ああ、あの器用貧乏な最弱職のことか」
剣と魔法が全てを決める世界において、弓は「射程は魔法に及ばず、威力は剣に劣る」不遇の武器と蔑まれていた。
若き冒険者リアンは、亡き叔父から譲り受けた一振りの弓「ストーム・ウィスパー」を手に、冒険者の門を叩く。周囲の嘲笑を余所に、彼が秘めていたのは、世界をナノ単位で解析する「化け物じみた集中力」だった。
リアンの放つ一矢は、もはや単なる遠距離攻撃ではない。
風を読み、空間を計算し、敵の急所をミリ単位で射抜く精密射撃。
弓本体に仕込まれたブレードを操り、剣士を圧倒する近接弓術。
そして、魔力の波長を読み取り、呪文そのものを撃ち落とす対魔法技術。
「近距離、中距離、遠距離……俺の射程に逃げ場はない」
孤独な修行の末に辿り着いた「全距離対応型弓術」は、次第に王道パーティやエリート冒険者たちの常識を塗り替えていく。
しかし、その弓には叔父が命を懸けて守り抜いた**「世界の理(ことわり)」を揺るがす秘密**が隠されていた――。
最弱と笑われた少年が、一張の弓で最強へと駆け上がる、至高の異世界アクションファンタジー、開幕!
スライムに転生した俺はユニークスキル【強奪】で全てを奪う
シャルねる
ファンタジー
主人公は気がつくと、目も鼻も口も、体までもが無くなっていた。
当然そのことに気がついた主人公に言葉には言い表せない恐怖と絶望が襲うが、涙すら出ることは無かった。
そうして恐怖と絶望に頭がおかしくなりそうだったが、主人公は感覚的に自分の体に何かが当たったことに気がついた。
その瞬間、謎の声が頭の中に鳴り響いた。
僕に仕えるメイドは世界最強の英雄です1~またクビになったけど、親代わりのメイドが慰めてくれるので悲しくなんてない!!~
あきくん☆ひろくん
ファンタジー
仕事を失い、居場所をなくした青年。
彼に仕えるのは――世界を救った英雄たちだった。
剣も魔法も得意ではない主人公は、
最強のメイドたちに守られながら生きている。
だが彼自身は、
「守られるだけの存在」でいることを良しとしなかった。
自分にできることは何か。
この世界で、どう生きていくべきか。
最強の力を持つ者たちと、
何者でもない一人の青年。
その主従関係は、やがて世界の歪みと過去へと繋がっていく。
本作は、
圧倒的な安心感のある日常パートと、
必要なときには本格的に描かれる戦い、
そして「守られる側の成長」を軸にした
完結済み長編ファンタジーです。
シリーズ作品の一編ですが、本作単体でもお楽しみいただけます。
最後まで安心して、一気読みしていただければ幸いです。
異世界複利! 【単行本1巻発売中】 ~日利1%で始める追放生活~
蒼き流星ボトムズ
ファンタジー
クラス転移で異世界に飛ばされた遠市厘(といち りん)が入手したスキルは【複利(日利1%)】だった。
中世レベルの文明度しかない異世界ナーロッパ人からはこのスキルの価値が理解されず、また県内屈指の低偏差値校からの転移であることも幸いして級友にもスキルの正体がバレずに済んでしまう。
役立たずとして追放された厘は、この最強スキルを駆使して異世界無双を開始する。
『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる
暁刀魚
ファンタジー
社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。
なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。
食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。
そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」
コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。
かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。
もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。
なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。
カクヨム様にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる