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ギルドでの休養
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ギルドの医務室。窓から差し込む陽光が、清潔な白布に包まれたセレスティアの頬を淡く照らしていた。
彼女はまだ疲労の色が濃いが、落ち着いた呼吸を取り戻している。僕たちはしばし椅子に腰かけ、その様子を見守っていた。
「……ありがとうございます。助けてくださって……」
やがてセレスティアさんは目を開け、小さな声で礼を告げる。
「無事でよかったよ」
僕は安堵を込めて微笑んだ。
「セレスティア様、本当に危なかった。無理しないで」
リンカが優しく背をさする。
「ん。ルミナスも、心配した」
ルミナスもぶっきらぼうに言いながら、水差しを手渡す。
「……私……騙されていました」
セレスティアさんの手が震える。
「人々を導くために儀式を受けるはずだったのに……気づけば、鎖で縛られていて……」
その言葉に、僕たちは思わず顔を見合わせた。
「騙されて? 誰に……?」
僕が問いかけると、セレスティアさんは唇を噛みしめる。
「ベアストリア教団の、幹部の人たちです……。民を守ると信じて仕えてきた方々が……あの尖兵を差し向けたのです」
「……っ」
リンカが目を見開き、息をのむ。
「教団が、そんな……」
「ん……信じられない。でも、セレスティアの言葉、嘘じゃない」
ルミナスは真っ直ぐにセレスティアさんを見つめた。魔族特有の直感が、彼女の言葉に偽りがないと告げているのだろう。
「……どうして君が狙われたのか。理由は?」
僕が尋ねると、セレスティアさんは苦しげに目を伏せた。
「……私自身にも、はっきりとは分かりません。ただ……彼らは“捧げ物”という言葉を使っていました。何か……禍々しい存在に……」
その瞬間、部屋の空気が凍りつく。僕たちは言葉を失った。
「……つまり、教団はただの宗教じゃない。裏で何かを企んでいるってことね」
リンカが低く言う。
「ん……危険。セージ、放っておけない」
ルミナスも短く断言した。
僕は強く頷いた。
「分かった。セレスティアさん、君の言葉を無駄にはしない。僕たちで必ず……真相を暴こう」
セレスティアさんは驚いたように僕を見上げ、それから小さく微笑んだ。
「……ありがとうございます。私……信じていいのでしょうか?」
「もちろんだ。僕は憎しみで戦わない。ただ、人を守るために戦うんだ」
その言葉に、セレスティア様の頬がほんのりと赤らんだ。
「……あの、ひとつお願いがございます」
静かに口を開いたセレスは、ベッドの上で姿勢を正した。
「わたくしの名は、セレスティア・ルミナリア。ですが――どうぞ“セレス”とお呼びくださいませ」
その声音はどこか決意めいていて、しかしあどけなさも残していた。
「セレス……」
僕は思わず口にしてみる。柔らかく、馴染む響きだ。
「うん、可愛い響きだわ」
リンカが微笑みを添える。
「セレス、分かりやすい。覚えやすい。そしてかわいー。ルミナス、その名前、好き」
ルミナスはこくりと頷いた。
セレスは少し頬を染め、安堵の笑みを浮かべた。
「ありがとうございます……。お三方にそう呼んでいただけるのなら、心強いです」
◇◇◇
翌日。僕たちはギルドの応接室に呼ばれていた。
ギルド長が重苦しい面持ちで口を開く。
この人はトトルムさんがオーナーを務める冒険者ギルド、ミルミハイド商会ギルドの責任者だ。
「君たちが救出した少女――セレスティア嬢からの証言で判明したが、どうやら背後には“ベアストリア教団”の影があるらしい」
周囲の空気が張り詰める。
「教団が……迷宮にまで?」
リンカが低く問う。
「ん……やっぱり怪しい。普通の魔物と違った」
ギルド長は頷き、依頼書を差し出した。
「調査を継続してほしい。これは公的な依頼だ。危険は大きいが、君たちなら突破できるはずだ。トトルムオーナーからもお願いされている」
僕はその紙を受け取り、深く頷いた。
「分かりました。僕たちでやります」
応接室を出たところで、待っていたセレスが立ち上がった。
まだ体は本調子ではないはずだが、その瞳には強い光が宿っていた。
「……お願いです。どうか、わたくしもご一緒させてください」
「セレス、無理は……」
僕が言いかけると、彼女は首を振った。
「わたくしは……ずっと騙されていました。守るべき人々に裏切られたのです。それでも、この目で確かめたいのです。何が真実なのか。そして……皆さまのお力になりたい」
言葉に嘘はなかった。彼女の目には、強い意思が感じられる。流石は聖女と呼ばれるだけの事はある。
役割と呼ばれる最上級のギフト。
その中でも煉獄の騎士団にいる僧侶、聖光神官であるセレンさんよりも、更に特殊なのが聖女と呼ばれる存在だ。
彼女は恐らく普通の人よりずっと早く自分の役目を授かっていたのだろう。
その信仰心の強さと、慈愛の心。二つの要素が彼女を聖女たらしめている。
「セージ君、連れて行こうよ」
リンカが僕の腕に触れる。
「ん……セレス、弱いけど……光の力、感じる。役立つ」
ルミナスも淡々と後押しする。
僕は少しだけ考え、そして頷いた。
「……分かった。セレス、僕らと一緒に来てくれ。ただし、絶対に無茶はしないこと」
セレスの目が潤み、力強く頭を下げた。
「はい……! 必ず、お役に立ってみせます」
ギルドから正式依頼を受けた僕たちは、ひとまず屋敷へ戻って支度を整えることにした。
「これで補給品は揃ったわね」
リンカが荷物を確認しながら頷く。
ポーションや解毒薬、聖水まで、万全のラインナップだ。
「セージ君、ベアストリア教団が関わっているなら、きっとまたアンデッド系が出てくると思う。聖水は多めに持っていきましょう」
「了解」
その横でルミナスは、ストレージに向かって魔法をガンガン打ちまくっていた。
「あ、そうか。ストレージに魔法をためておけるのか。ルミナス、よく思いついたね」
「ん……リンカの矢の使い方みて思いついた。ゾンビ、まとめて爆破。楽しい」
「楽しいって……まぁ頼りにしてるけど」
僕は苦笑するしかなかった。ルミナスは魔法全般が得意だけど、特に火魔法には飛びきり適性があるらしい。
今のところ火魔法以外を使っている所はほとんど見たことがないな。
一方、セレスは旅装に着替えて姿を見せた。白いローブの裾を押さえ、少し恥ずかしそうに言葉を紡ぐ。
「わたくし、戦いの心得はほとんどございません。ただ、回復や守護の術なら多少は……」
「それで十分よ」
リンカが優しく微笑んだ。
「ん……セレス、癒しの力。仲間に必要」
ルミナスも短く頷く。
「僕たちは前に出て敵を倒す。セレスは後ろから守ってくれればいい」
そう伝えると、セレスの頬が少しだけ紅潮した。
「……ありがとうございます。皆さまのお力になれるよう、精一杯務めます」
数日後。
僕たちはダンジョンに再び立っていた。巨大な石造りの門の前、空気は前よりも濃く淀んでいる。
「……嫌な気配。前より強いわね」
リンカの耳がぴくりと動く。索敵のスキルで既に敵の気配を捉えているらしい。
「ん……魔素、濃い。敵、増えてる」
ルミナスが魔力感知で告げる。
セレスは胸の前で両手を組み、静かに祈りを捧げていた。
「ベアストリアの名を騙り、罪なき者を犠牲にする輩……必ず裁きを」
その姿は弱々しさの中に確かな決意を帯びていて、僕は改めて彼女を仲間と認めた。
「よし。準備は整った。僕たちなら必ず突破できる」
「ええ、行きましょう!」
「ん……焼き尽くす」
「皆さま、どうかご武運を」
そうして僕らは迷宮の闇へと足を踏み入れた。
彼女はまだ疲労の色が濃いが、落ち着いた呼吸を取り戻している。僕たちはしばし椅子に腰かけ、その様子を見守っていた。
「……ありがとうございます。助けてくださって……」
やがてセレスティアさんは目を開け、小さな声で礼を告げる。
「無事でよかったよ」
僕は安堵を込めて微笑んだ。
「セレスティア様、本当に危なかった。無理しないで」
リンカが優しく背をさする。
「ん。ルミナスも、心配した」
ルミナスもぶっきらぼうに言いながら、水差しを手渡す。
「……私……騙されていました」
セレスティアさんの手が震える。
「人々を導くために儀式を受けるはずだったのに……気づけば、鎖で縛られていて……」
その言葉に、僕たちは思わず顔を見合わせた。
「騙されて? 誰に……?」
僕が問いかけると、セレスティアさんは唇を噛みしめる。
「ベアストリア教団の、幹部の人たちです……。民を守ると信じて仕えてきた方々が……あの尖兵を差し向けたのです」
「……っ」
リンカが目を見開き、息をのむ。
「教団が、そんな……」
「ん……信じられない。でも、セレスティアの言葉、嘘じゃない」
ルミナスは真っ直ぐにセレスティアさんを見つめた。魔族特有の直感が、彼女の言葉に偽りがないと告げているのだろう。
「……どうして君が狙われたのか。理由は?」
僕が尋ねると、セレスティアさんは苦しげに目を伏せた。
「……私自身にも、はっきりとは分かりません。ただ……彼らは“捧げ物”という言葉を使っていました。何か……禍々しい存在に……」
その瞬間、部屋の空気が凍りつく。僕たちは言葉を失った。
「……つまり、教団はただの宗教じゃない。裏で何かを企んでいるってことね」
リンカが低く言う。
「ん……危険。セージ、放っておけない」
ルミナスも短く断言した。
僕は強く頷いた。
「分かった。セレスティアさん、君の言葉を無駄にはしない。僕たちで必ず……真相を暴こう」
セレスティアさんは驚いたように僕を見上げ、それから小さく微笑んだ。
「……ありがとうございます。私……信じていいのでしょうか?」
「もちろんだ。僕は憎しみで戦わない。ただ、人を守るために戦うんだ」
その言葉に、セレスティア様の頬がほんのりと赤らんだ。
「……あの、ひとつお願いがございます」
静かに口を開いたセレスは、ベッドの上で姿勢を正した。
「わたくしの名は、セレスティア・ルミナリア。ですが――どうぞ“セレス”とお呼びくださいませ」
その声音はどこか決意めいていて、しかしあどけなさも残していた。
「セレス……」
僕は思わず口にしてみる。柔らかく、馴染む響きだ。
「うん、可愛い響きだわ」
リンカが微笑みを添える。
「セレス、分かりやすい。覚えやすい。そしてかわいー。ルミナス、その名前、好き」
ルミナスはこくりと頷いた。
セレスは少し頬を染め、安堵の笑みを浮かべた。
「ありがとうございます……。お三方にそう呼んでいただけるのなら、心強いです」
◇◇◇
翌日。僕たちはギルドの応接室に呼ばれていた。
ギルド長が重苦しい面持ちで口を開く。
この人はトトルムさんがオーナーを務める冒険者ギルド、ミルミハイド商会ギルドの責任者だ。
「君たちが救出した少女――セレスティア嬢からの証言で判明したが、どうやら背後には“ベアストリア教団”の影があるらしい」
周囲の空気が張り詰める。
「教団が……迷宮にまで?」
リンカが低く問う。
「ん……やっぱり怪しい。普通の魔物と違った」
ギルド長は頷き、依頼書を差し出した。
「調査を継続してほしい。これは公的な依頼だ。危険は大きいが、君たちなら突破できるはずだ。トトルムオーナーからもお願いされている」
僕はその紙を受け取り、深く頷いた。
「分かりました。僕たちでやります」
応接室を出たところで、待っていたセレスが立ち上がった。
まだ体は本調子ではないはずだが、その瞳には強い光が宿っていた。
「……お願いです。どうか、わたくしもご一緒させてください」
「セレス、無理は……」
僕が言いかけると、彼女は首を振った。
「わたくしは……ずっと騙されていました。守るべき人々に裏切られたのです。それでも、この目で確かめたいのです。何が真実なのか。そして……皆さまのお力になりたい」
言葉に嘘はなかった。彼女の目には、強い意思が感じられる。流石は聖女と呼ばれるだけの事はある。
役割と呼ばれる最上級のギフト。
その中でも煉獄の騎士団にいる僧侶、聖光神官であるセレンさんよりも、更に特殊なのが聖女と呼ばれる存在だ。
彼女は恐らく普通の人よりずっと早く自分の役目を授かっていたのだろう。
その信仰心の強さと、慈愛の心。二つの要素が彼女を聖女たらしめている。
「セージ君、連れて行こうよ」
リンカが僕の腕に触れる。
「ん……セレス、弱いけど……光の力、感じる。役立つ」
ルミナスも淡々と後押しする。
僕は少しだけ考え、そして頷いた。
「……分かった。セレス、僕らと一緒に来てくれ。ただし、絶対に無茶はしないこと」
セレスの目が潤み、力強く頭を下げた。
「はい……! 必ず、お役に立ってみせます」
ギルドから正式依頼を受けた僕たちは、ひとまず屋敷へ戻って支度を整えることにした。
「これで補給品は揃ったわね」
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「セージ君、ベアストリア教団が関わっているなら、きっとまたアンデッド系が出てくると思う。聖水は多めに持っていきましょう」
「了解」
その横でルミナスは、ストレージに向かって魔法をガンガン打ちまくっていた。
「あ、そうか。ストレージに魔法をためておけるのか。ルミナス、よく思いついたね」
「ん……リンカの矢の使い方みて思いついた。ゾンビ、まとめて爆破。楽しい」
「楽しいって……まぁ頼りにしてるけど」
僕は苦笑するしかなかった。ルミナスは魔法全般が得意だけど、特に火魔法には飛びきり適性があるらしい。
今のところ火魔法以外を使っている所はほとんど見たことがないな。
一方、セレスは旅装に着替えて姿を見せた。白いローブの裾を押さえ、少し恥ずかしそうに言葉を紡ぐ。
「わたくし、戦いの心得はほとんどございません。ただ、回復や守護の術なら多少は……」
「それで十分よ」
リンカが優しく微笑んだ。
「ん……セレス、癒しの力。仲間に必要」
ルミナスも短く頷く。
「僕たちは前に出て敵を倒す。セレスは後ろから守ってくれればいい」
そう伝えると、セレスの頬が少しだけ紅潮した。
「……ありがとうございます。皆さまのお力になれるよう、精一杯務めます」
数日後。
僕たちはダンジョンに再び立っていた。巨大な石造りの門の前、空気は前よりも濃く淀んでいる。
「……嫌な気配。前より強いわね」
リンカの耳がぴくりと動く。索敵のスキルで既に敵の気配を捉えているらしい。
「ん……魔素、濃い。敵、増えてる」
ルミナスが魔力感知で告げる。
セレスは胸の前で両手を組み、静かに祈りを捧げていた。
「ベアストリアの名を騙り、罪なき者を犠牲にする輩……必ず裁きを」
その姿は弱々しさの中に確かな決意を帯びていて、僕は改めて彼女を仲間と認めた。
「よし。準備は整った。僕たちなら必ず突破できる」
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