60 / 150
51~60
ダータルカーンの光と影
しおりを挟む
僕たちは迷宮から戻ったあと、冒険者ギルドに顔を出していた。
依頼の報告を済ませ、戦利品の精算をしていると、掲示板には王都から流れてきた新しい依頼や噂話が次々と貼り出されていく。薄暗い石造りのホールには、ざわつく冒険者たちの声と酒の匂いが混じり合い、緊張と倦怠が同居していた。
「……王都、また徴税が強化されたらしいな」
隣でジョッキを傾けていた冒険者が吐き捨てるように言う。その言葉には疲れと苛立ちがにじんでいた。
「教団の上層部が『平和維持費』って名目で金を吸い上げてるんだ。逃げてきた商人たちがダータルカーンに流れ込んでるよ」
ギルド長が低く重い声でそう付け加える。苦々しい表情は、この町もまた他人事ではないと告げていた。
リンカは耳をぴくりと動かし、声をひそめて呟いた。
「やっぱり……教団、ただの宗教じゃなさそうね」
その一言に、周囲の雑音が一瞬遠ざかるように感じられた。張りつめた空気が指先まで伝わり、僕は黙って頷くしかなかった。言葉よりも冷たい予感が胸を重くし、思わず拳に力が入る。見えない歯車がじわりと動き出し、いつもの日常の皺が一枚ずつ剥がれていくような気分だった。
帰りに立ち寄ったミルミハイド商会では、帳簿の紙端が折れ曲がるほど山積みになっており、エリスがその山を前に鋭い声を張り上げて商人たちへ指示を飛ばしていた。彼女の声は帳場の雑踏を切り裂く刃のようで、皆が自然と動きを速める。
「セージ様、こちらへ! 戦利品の換金額はすでに準備してございます。……ただ、王都方面からの物流が滞り始めておりまして」
言葉の最後に込められた“ただし”が、数字以上の重みを持って胸に落ちる。物資の流れが止まるということは、この町と外界を繋ぐ筋が薄くなるということだ。エリスの表情に一瞬だけ影が差し、普段の毅然さとは別の懸念が走るのを僕は見逃さなかった。
「やっぱりそうか」
短いやり取りの中にも、腐敗と教団の影響がじわじわと町に迫ってきている現実を突きつけられる。胸の奥で不安が鈍く膨らみ、背筋にかすかな冷えが伝わった。目に見えぬ敵の存在が、いつの間にか日常の端にまで浸食していることを実感する。
その日の夕刻。街路を歩いていると、元気な足音が近づいてきて、数人の子供たちが駆け寄ってきた。顔には黒土と興奮が混ざり、瞳は純粋な好奇心で輝いている。
「ねえ、光のお姉ちゃん! この前助けてくれてありがとう!」
「すごかったんだよ! あの光でアンデッドが消えたんだ!」
はしゃぐ声に周囲の空気がふっと和らぎ、通行人の口元も思わず緩む。セレスは驚きで足を止め、頬が上気しながらも慌てたように微笑み返す。
「わ、わたくし……そんな、大した者ではありません。ただ、皆さまを守りたかっただけで」
その微笑みの奥に見え隠れする戸惑いは、彼女が抱える重みを物語っていた。子供たちの無邪気な賞賛は温かい反面、同時に灯台のような存在を晒す危険性もはらむ。
セレスは一瞬、周囲を見回してから、小さな声で「どうか、これ以上は」と自分に言い聞かせるように呟いた。その表情には、祝福と恐れが共存していた。
子供たちが元気に駆け去った後、彼女の顔には不安の影が落ちた。
「……もしもわたくしの存在が町の人々に知られれば、教団の者たちがこの町を狙うかもしれません。そうなれば……」
僕は即座に首を振る。
「大丈夫だ、セレス。僕らが守る。それに、君が人々に希望を与えられることは悪いことじゃない」
リンカも彼女の肩に優しく手を置いた。
「そうよ。セレスちゃんが気に病むことじゃないわ」
「ん……心配、いらない。セージと、ルミナス、いる」
ルミナスも短く、しかし力強く言い切る。
セレスは小さく目を潤ませ、かすかに頷いた。だがその温かな輪の外、路地の奥では別の視線が彼女を射抜いていた。
教団の紋章を忍ばせた外套の男が、小声で呟く。
「……確かにあの娘。報告通りだ。やはり聖女はここに」
次の瞬間、男の姿は闇に溶け、誰も気づかぬまま消え去った。
僕たちは何も知らず、次の迷宮探索へと準備を進めていく。
◇◇◇
冒険者ギルドの会議室に呼ばれた僕たちは、重苦しい空気の中でギルド長と幹部たちの顔を見渡した。
「今回の件、教団が関与している可能性は極めて高い。正式に調査と討伐を依頼したい」
ギルド長の言葉に、周囲の冒険者たちがざわめきを隠せない。
セレス――いや、セレスティアは静かに一歩前へ出て、深く頭を下げた。
「わたくしも微力ながら……皆さまと共に戦わせていただきます」
その毅然とした声に、場の空気がわずかに引き締まる。
僕たちはミルミハイド商会に立ち寄り、エリスの的確な采配のもと必要物資を揃えた。
「セージ様、こちらにご用意した回復薬と浄化アイテムをお持ちください。今回は長丁場になるかもしれませんわ」
山積みの荷を前に、エリスの瞳は一片の迷いもなかった。準備は滞りなく進んでいく。
セレスには、先日渡した腕輪型マジックアイテムを改めて装着させた。
見た目はただの栗色の髪の少女――誰も彼女を“聖女”だと気づく者はいない。
「これなら安心ね」
リンカが柔らかく微笑む。
「ん……セレス、変わった。でも、似合う」
ルミナスも小さく頷いた。
セレスは少し頬を赤らめ、かすかに微笑んで答える。
「ありがとうございます……これで、皆さまの足を引っ張らずに済みますわね」
翌朝。僕たちはギルドを通じて正式依頼を受諾し、迷宮へと向かった。
入口には監視員が緊張した面持ちで立っており、声を潜めて報告を寄せる。
「中層以降、通常の魔物だけでなく、組織立った行動をとる人型の敵影が確認されています。恐らく教団の尖兵かと」
僕は剣の柄を強く握りしめ、仲間たちを見渡した。
「よし、ここからが本番だ。セレス、無理はするな。リンカ、ルミナス、いつも通り頼む」
「任せて」
「問題ない」
「承知いたしました。セージ様」
僕たちは紫色に脈打つ不気味な光の中、迷宮の奥へと一歩ずつ進み始めた――。
依頼の報告を済ませ、戦利品の精算をしていると、掲示板には王都から流れてきた新しい依頼や噂話が次々と貼り出されていく。薄暗い石造りのホールには、ざわつく冒険者たちの声と酒の匂いが混じり合い、緊張と倦怠が同居していた。
「……王都、また徴税が強化されたらしいな」
隣でジョッキを傾けていた冒険者が吐き捨てるように言う。その言葉には疲れと苛立ちがにじんでいた。
「教団の上層部が『平和維持費』って名目で金を吸い上げてるんだ。逃げてきた商人たちがダータルカーンに流れ込んでるよ」
ギルド長が低く重い声でそう付け加える。苦々しい表情は、この町もまた他人事ではないと告げていた。
リンカは耳をぴくりと動かし、声をひそめて呟いた。
「やっぱり……教団、ただの宗教じゃなさそうね」
その一言に、周囲の雑音が一瞬遠ざかるように感じられた。張りつめた空気が指先まで伝わり、僕は黙って頷くしかなかった。言葉よりも冷たい予感が胸を重くし、思わず拳に力が入る。見えない歯車がじわりと動き出し、いつもの日常の皺が一枚ずつ剥がれていくような気分だった。
帰りに立ち寄ったミルミハイド商会では、帳簿の紙端が折れ曲がるほど山積みになっており、エリスがその山を前に鋭い声を張り上げて商人たちへ指示を飛ばしていた。彼女の声は帳場の雑踏を切り裂く刃のようで、皆が自然と動きを速める。
「セージ様、こちらへ! 戦利品の換金額はすでに準備してございます。……ただ、王都方面からの物流が滞り始めておりまして」
言葉の最後に込められた“ただし”が、数字以上の重みを持って胸に落ちる。物資の流れが止まるということは、この町と外界を繋ぐ筋が薄くなるということだ。エリスの表情に一瞬だけ影が差し、普段の毅然さとは別の懸念が走るのを僕は見逃さなかった。
「やっぱりそうか」
短いやり取りの中にも、腐敗と教団の影響がじわじわと町に迫ってきている現実を突きつけられる。胸の奥で不安が鈍く膨らみ、背筋にかすかな冷えが伝わった。目に見えぬ敵の存在が、いつの間にか日常の端にまで浸食していることを実感する。
その日の夕刻。街路を歩いていると、元気な足音が近づいてきて、数人の子供たちが駆け寄ってきた。顔には黒土と興奮が混ざり、瞳は純粋な好奇心で輝いている。
「ねえ、光のお姉ちゃん! この前助けてくれてありがとう!」
「すごかったんだよ! あの光でアンデッドが消えたんだ!」
はしゃぐ声に周囲の空気がふっと和らぎ、通行人の口元も思わず緩む。セレスは驚きで足を止め、頬が上気しながらも慌てたように微笑み返す。
「わ、わたくし……そんな、大した者ではありません。ただ、皆さまを守りたかっただけで」
その微笑みの奥に見え隠れする戸惑いは、彼女が抱える重みを物語っていた。子供たちの無邪気な賞賛は温かい反面、同時に灯台のような存在を晒す危険性もはらむ。
セレスは一瞬、周囲を見回してから、小さな声で「どうか、これ以上は」と自分に言い聞かせるように呟いた。その表情には、祝福と恐れが共存していた。
子供たちが元気に駆け去った後、彼女の顔には不安の影が落ちた。
「……もしもわたくしの存在が町の人々に知られれば、教団の者たちがこの町を狙うかもしれません。そうなれば……」
僕は即座に首を振る。
「大丈夫だ、セレス。僕らが守る。それに、君が人々に希望を与えられることは悪いことじゃない」
リンカも彼女の肩に優しく手を置いた。
「そうよ。セレスちゃんが気に病むことじゃないわ」
「ん……心配、いらない。セージと、ルミナス、いる」
ルミナスも短く、しかし力強く言い切る。
セレスは小さく目を潤ませ、かすかに頷いた。だがその温かな輪の外、路地の奥では別の視線が彼女を射抜いていた。
教団の紋章を忍ばせた外套の男が、小声で呟く。
「……確かにあの娘。報告通りだ。やはり聖女はここに」
次の瞬間、男の姿は闇に溶け、誰も気づかぬまま消え去った。
僕たちは何も知らず、次の迷宮探索へと準備を進めていく。
◇◇◇
冒険者ギルドの会議室に呼ばれた僕たちは、重苦しい空気の中でギルド長と幹部たちの顔を見渡した。
「今回の件、教団が関与している可能性は極めて高い。正式に調査と討伐を依頼したい」
ギルド長の言葉に、周囲の冒険者たちがざわめきを隠せない。
セレス――いや、セレスティアは静かに一歩前へ出て、深く頭を下げた。
「わたくしも微力ながら……皆さまと共に戦わせていただきます」
その毅然とした声に、場の空気がわずかに引き締まる。
僕たちはミルミハイド商会に立ち寄り、エリスの的確な采配のもと必要物資を揃えた。
「セージ様、こちらにご用意した回復薬と浄化アイテムをお持ちください。今回は長丁場になるかもしれませんわ」
山積みの荷を前に、エリスの瞳は一片の迷いもなかった。準備は滞りなく進んでいく。
セレスには、先日渡した腕輪型マジックアイテムを改めて装着させた。
見た目はただの栗色の髪の少女――誰も彼女を“聖女”だと気づく者はいない。
「これなら安心ね」
リンカが柔らかく微笑む。
「ん……セレス、変わった。でも、似合う」
ルミナスも小さく頷いた。
セレスは少し頬を赤らめ、かすかに微笑んで答える。
「ありがとうございます……これで、皆さまの足を引っ張らずに済みますわね」
翌朝。僕たちはギルドを通じて正式依頼を受諾し、迷宮へと向かった。
入口には監視員が緊張した面持ちで立っており、声を潜めて報告を寄せる。
「中層以降、通常の魔物だけでなく、組織立った行動をとる人型の敵影が確認されています。恐らく教団の尖兵かと」
僕は剣の柄を強く握りしめ、仲間たちを見渡した。
「よし、ここからが本番だ。セレス、無理はするな。リンカ、ルミナス、いつも通り頼む」
「任せて」
「問題ない」
「承知いたしました。セージ様」
僕たちは紫色に脈打つ不気味な光の中、迷宮の奥へと一歩ずつ進み始めた――。
7
あなたにおすすめの小説
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
異世界から日本に帰ってきたら魔法学院に入学 パーティーメンバーが順調に強くなっていくのは嬉しいんだが、妹の暴走だけがどうにも止まらない!
枕崎 削節
ファンタジー
〔小説家になろうローファンタジーランキング日間ベストテン入り作品〕
タイトルを変更しました。旧タイトル【異世界から帰ったらなぜか魔法学院に入学。この際遠慮なく能力を発揮したろ】
3年間の異世界生活を経て日本に戻ってきた楢崎聡史と桜の兄妹。二人は生活の一部分に組み込まれてしまった冒険が忘れられなくてここ数年日本にも発生したダンジョンアタックを目論むが、年齢制限に壁に撥ね返されて入場を断られてしまう。ガックリと項垂れる二人に救いの手を差し伸べたのは魔法学院の学院長と名乗る人物。喜び勇んで入学したはいいものの、この学院長はとにかく無茶振りが過ぎる。異世界でも経験したことがないとんでもないミッションに次々と駆り出される兄妹。さらに二人を取り巻く周囲にも奇妙な縁で繋がった生徒がどんどん現れては学院での日常と冒険という非日常が繰り返されていく。大勢の学院生との交流の中ではぐくまれていく人間模様とバトルアクションをどうぞお楽しみください!
異世界転移したら、神の力と無敵の天使軍団を授かったんだが。
猫正宗
ファンタジー
白羽明星は気付けば異世界転移しており、背に純白の六翼を生やした熾天使となっていた。
もともと現世に未練などなかった明星は、大喜びで異世界の大空を飛び回る。
すると遥か空の彼方、誰も到達できないほどの高度に存在する、巨大な空獣に守られた天空城にたどり着く。
主人不在らしきその城に入ると頭の中にダイレクトに声が流れてきた。
――霊子力パターン、熾天使《セラフ》と認識。天界の座マスター登録します。……ああ、お帰りなさいルシフェル様。お戻りをお待ち申し上げておりました――
風景が目まぐるしく移り変わる。
天空城に封じられていた七つの天国が解放されていく。
移り変わる景色こそは、
第一天 ヴィロン。
第二天 ラキア。
第三天 シャハクィム。
第四天 ゼブル。
第五天 マオン。
第六天 マコン。
それらはかつて天界を構成していた七つの天国を再現したものだ。
気付けば明星は、玉座に座っていた。
そこは天の最高位。
第七天 アラボト。
そして玉座の前には、明星に絶対の忠誠を誓う超常なる存在《七元徳の守護天使たち》が膝をついていたのだった。
――これは異世界で神なる権能と無敵の天使軍団を手にした明星が、調子に乗ったエセ強者を相手に無双したり、のんびりスローライフを満喫したりする物語。
ペーパードライバーが車ごと異世界転移する話
ぐだな
ファンタジー
車を買ったその日に事故にあった島屋健斗(シマヤ)は、どういう訳か車ごと異世界へ転移してしまう。
異世界には剣と魔法があるけれど、信号機もガソリンも無い!危険な魔境のど真ん中に放り出された島屋は、とりあえずカーナビに頼るしかないのだった。
「目的地を設定しました。ルート案内に従って走行してください」
異世界仕様となった車(中古車)とペーパードライバーの運命はいかに…
異世界転移から始まるハーレム生活〜チートスキルを貰った俺は、妹と共に無双する〜
昼寝部
ファンタジー
2XXX年、X月。
俺、水瀬アキトは戦争の絶えない地球で『戦場の悪魔』と呼ばれ、数多の戦で活躍していた。
そんな日々を過ごしていた俺は、ひょんなことから妹と一緒に異世界へ転移することになった。
その世界にはダンジョンが存在しており、ライトノベルなどで登場する世界観と類似していた。
俺たちはその世界で過ごすため女神様からチートスキルを貰い、冒険者となって異世界での生活を満喫することにした。
これは主人公の水瀬アキトと妹のカナデが異世界へ転移し、美少女たちに囲まれながら異世界で無双するお話し。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
異世界帰還者の気苦労無双録~チートスキルまで手に入れたのに幼馴染のお世話でダンジョン攻略が捗らない~
虎柄トラ
ファンタジー
下校帰りに不慮の事故に遭い命を落とした桜川凪は、女神から開口一番に異世界転生しないかと勧誘を受ける。
意味が分からず凪が聞き返すと、女神は涙ながらに異世界の現状について語り出す。
女神が管理する世界ではいま魔族と人類とで戦争をしているが、このままだと人類が負けて世界は滅亡してしまう。
敗色濃厚なその理由は、魔族側には魔王がいるのに対して、人類側には勇者がいないからだという。
剣と魔法が存在するファンタジー世界は大好物だが、そんな物騒な世界で勇者になんてなりたくない凪は断るが、女神は聞き入れようとしない。
一歩も引かない女神に対して凪は、「魔王を倒せたら、俺を元の身体で元いた世界に帰還転生させろ」と交換条件を提示する。
快諾した女神と契約を交わし転生した凪は、見事に魔王を打ち倒して元の世界に帰還するが――。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる