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21回目 その2
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「れー君、さっきから顔が赤いよねぇ♡」
杏奈がにやりと笑いながら、俺のシャツの裾を指先でつまむ。
その細い指が軽く布を引っ張るだけで、心臓が跳ねた。やめろ――!と思ったときには、すでにぺろっと持ち上げられていた。
「ほらほら、お腹、ちょっと油断してるじゃん?」
杏奈の声が近い。視線が俺の腹に釘付けになってるのが分かって、背中にじわりと汗が浮く。
きゅっと引き締まったくびれの上で、杏奈の指がへその周りをくるくる。軽くなぞるだけなのに、そこに神経が全部集められてしまったみたいに、感覚が過敏になる。
「ねぇ、れー君。ここ、弱点でしょ♡」
杏奈の唇が近づいてくる気配。空気がやけに熱い。息を吸うのも苦しくて、思わず肩が揺れる。
次の瞬間、唇が触れるかもしれない――そう思っただけで、全身がビクッと反応した。心臓は「ドクン」なんて生ぬるい単発じゃ足りない。まるでドラムロールみたいに、連打状態で暴れだす。
「……やめろ杏奈、マジでやばい」
必死に声を絞り出す。でも、杏奈は聞いちゃいない。むしろ、悪戯っぽい笑みを深めて――へその縁に、ちゅっ、と軽いキス。
「ほらぁ♡ ドキドキ聞こえるよ? れー君、ここ触られるともう何も言えなくなるんだ」
吐息まじりの囁きが腹に触れて、熱と同時に痺れが広がっていく。頭が真っ白になり、膝から力が抜けそうになる。
「杏奈……っ」
喉から漏れた声は情けないくらい震えていた。
杏奈は目を細め、優越感そのものの笑みを浮かべる。
「ふふっ、やっぱり“王宮の正室”は私だよね♡ れー君がこんなに弱いとこ、誰にも譲れないんだから」
シャツの裾を下ろしてくれない。むしろ膝立ちで腰に近づいてくる。瞳は挑発的で、俺の反応を楽しんでいる。
「さ、れー君。まだまだ試したいこといっぱいあるんだよ♡」
◇◇◇
「れーじくん~♡ 杏奈ちゃんだけ、ずるいなぁ」
ふわりの声が背後からして、次の瞬間には大きな顎が俺の肩にのっていた。195センチの影が覆いかぶさり、空気の厚みが一気に変わる。圧迫感と安心感が同時に押し寄せて、心臓がまた跳ねる。
「ほらぁ、れーじくんの顔……真っ赤。かわいいなぁ~♡」
そう言いながら、頬に柔らかい舌先がちょん、と触れる。
「――っ! ふわり!?」
想定外すぎて変な声が出た。恥ずかしさと驚きで声が裏返る。でもふわりは気にせず、もう一度。今度は頬の端をゆっくり舐める。
「れーじくんの味……ほんのり甘いねぇ~♡」
冗談みたいに笑う声と舌の感触。熱が頬から首筋にかけてじわじわ広がっていく。
「や、やめろって! そういうのは……」
否定の言葉を投げても、空気に溶けて意味を成さない。ふわりの舌先が耳の近くにまで滑ってきて、ぞわぞわした感覚が首筋を伝って背骨まで走る。
「指も、ほら……ちょっと借りるねぇ」
ふわりが俺の右手を取って、人差し指から一本ずつ舌でなぞっていく。しっとりとした熱が、神経を直撃して、ぞわっと鳥肌が立つ。
「……だめだ、ほんとに」
情けない声が勝手に漏れた。けどふわりはただ微笑んで、俺の手を胸元に引き寄せる。
「うん、だめじゃないよ。れーじくんは、“甘やかされる番”なの~♡」
俺の手が自然と、彼女の温かい胸の弾力に押し当てられる。抵抗できるわけがない。
「ほらぁ。ね、安心するでしょ~?」
ふわりは耳元で囁きながら、もう一度頬に軽いキス。耳の奥まで響く音に、呼吸が詰まる。
◇◇◇
「レージ君!」
ふわりの甘やかしに呑まれかけた俺の前に、鈴音がきゅっと割り込んできた。
茶色のポニーテールが揺れて、真っ直ぐに俺を見上げてくる。その目は真剣で、逃げ道を許してくれない。
「鈴音だって……負けません!」
言うが早いか、俺の左手を掴み、自分の唇をそっと重ねた。
「――っ!?」
指先に伝わる柔らかさ。そこから伝わる微かな震え。
ぷにっとした舌先で指の腹をひと撫でされただけで、頭の奥が熱でしびれる。
「レージ君の……あったかい味です」
真剣そのものの声。瞳は揺れていない。真顔すぎて、こっちの心臓が逆に壊れそうになる。
「鈴音、すご~い♡」
背後からふわりがのんびり褒める。完全に煽ってるだろ。俺の心臓がもたない。
「……じゃあ、ここも」
鈴音は小さな指で俺のシャツの裾をちょいっと持ち上げ、へそをじっと見つめる。
「……失礼します!」
ぺろっ。
「っっ!? お、おまえ……!」
冷たい空気と舌の熱が一気に入り込んできて、背筋に電流が走る。
「……レージ君。おへそ、かわいいです」
真っ赤な顔で、真顔で言うな! 可愛いってなんだよ!
◇◇◇
「れー君、こっち向いて♡」
杏奈が横から頬にちゅっと軽いキス。
「私も混ぜるよ♡ “おへそ攻め”は鈴音に任せるけどね♪」
「じゃあ、わたしは~……ほっぺさん再び♡」
ふわりが反対の頬を舐める。左右から、同時に。
「れー君の表情、最高♡」
杏奈はケラケラ笑って、もう一度唇を押しつけてきた。
三人の舌先と唇が、ほっぺ、指、おへそに次々と同時攻撃を仕掛けてくる。
「や、やめ……待て、ほんとにやば……っ!」
言葉にならない声しか出ない。
三方向からの「舐め攻撃」なんて反則すぎる。
体中が熱い。笑いとくすぐったさと、甘い刺激で、頭の中がショート寸前になる。
「ええーい待たんかお前らっ! 一旦落ち着けっ」
「え~、これからだったのにぃ」杏奈が不満そうに口を尖らせ、
「これ以上は俺の心臓が持たん!」俺は必死で叫ぶ。
場がひと呼吸して、ほんの数秒の静寂。
でも心拍数はまだ爆走中。胸の奥でドラムの乱打が止まらない。
やれやれ。青春マグマが爆発寸前になったらどうするつもりだったんだ、こいつら。
……そんなかっこ悪いところ、見せられるわけないだろ。
杏奈がにやりと笑いながら、俺のシャツの裾を指先でつまむ。
その細い指が軽く布を引っ張るだけで、心臓が跳ねた。やめろ――!と思ったときには、すでにぺろっと持ち上げられていた。
「ほらほら、お腹、ちょっと油断してるじゃん?」
杏奈の声が近い。視線が俺の腹に釘付けになってるのが分かって、背中にじわりと汗が浮く。
きゅっと引き締まったくびれの上で、杏奈の指がへその周りをくるくる。軽くなぞるだけなのに、そこに神経が全部集められてしまったみたいに、感覚が過敏になる。
「ねぇ、れー君。ここ、弱点でしょ♡」
杏奈の唇が近づいてくる気配。空気がやけに熱い。息を吸うのも苦しくて、思わず肩が揺れる。
次の瞬間、唇が触れるかもしれない――そう思っただけで、全身がビクッと反応した。心臓は「ドクン」なんて生ぬるい単発じゃ足りない。まるでドラムロールみたいに、連打状態で暴れだす。
「……やめろ杏奈、マジでやばい」
必死に声を絞り出す。でも、杏奈は聞いちゃいない。むしろ、悪戯っぽい笑みを深めて――へその縁に、ちゅっ、と軽いキス。
「ほらぁ♡ ドキドキ聞こえるよ? れー君、ここ触られるともう何も言えなくなるんだ」
吐息まじりの囁きが腹に触れて、熱と同時に痺れが広がっていく。頭が真っ白になり、膝から力が抜けそうになる。
「杏奈……っ」
喉から漏れた声は情けないくらい震えていた。
杏奈は目を細め、優越感そのものの笑みを浮かべる。
「ふふっ、やっぱり“王宮の正室”は私だよね♡ れー君がこんなに弱いとこ、誰にも譲れないんだから」
シャツの裾を下ろしてくれない。むしろ膝立ちで腰に近づいてくる。瞳は挑発的で、俺の反応を楽しんでいる。
「さ、れー君。まだまだ試したいこといっぱいあるんだよ♡」
◇◇◇
「れーじくん~♡ 杏奈ちゃんだけ、ずるいなぁ」
ふわりの声が背後からして、次の瞬間には大きな顎が俺の肩にのっていた。195センチの影が覆いかぶさり、空気の厚みが一気に変わる。圧迫感と安心感が同時に押し寄せて、心臓がまた跳ねる。
「ほらぁ、れーじくんの顔……真っ赤。かわいいなぁ~♡」
そう言いながら、頬に柔らかい舌先がちょん、と触れる。
「――っ! ふわり!?」
想定外すぎて変な声が出た。恥ずかしさと驚きで声が裏返る。でもふわりは気にせず、もう一度。今度は頬の端をゆっくり舐める。
「れーじくんの味……ほんのり甘いねぇ~♡」
冗談みたいに笑う声と舌の感触。熱が頬から首筋にかけてじわじわ広がっていく。
「や、やめろって! そういうのは……」
否定の言葉を投げても、空気に溶けて意味を成さない。ふわりの舌先が耳の近くにまで滑ってきて、ぞわぞわした感覚が首筋を伝って背骨まで走る。
「指も、ほら……ちょっと借りるねぇ」
ふわりが俺の右手を取って、人差し指から一本ずつ舌でなぞっていく。しっとりとした熱が、神経を直撃して、ぞわっと鳥肌が立つ。
「……だめだ、ほんとに」
情けない声が勝手に漏れた。けどふわりはただ微笑んで、俺の手を胸元に引き寄せる。
「うん、だめじゃないよ。れーじくんは、“甘やかされる番”なの~♡」
俺の手が自然と、彼女の温かい胸の弾力に押し当てられる。抵抗できるわけがない。
「ほらぁ。ね、安心するでしょ~?」
ふわりは耳元で囁きながら、もう一度頬に軽いキス。耳の奥まで響く音に、呼吸が詰まる。
◇◇◇
「レージ君!」
ふわりの甘やかしに呑まれかけた俺の前に、鈴音がきゅっと割り込んできた。
茶色のポニーテールが揺れて、真っ直ぐに俺を見上げてくる。その目は真剣で、逃げ道を許してくれない。
「鈴音だって……負けません!」
言うが早いか、俺の左手を掴み、自分の唇をそっと重ねた。
「――っ!?」
指先に伝わる柔らかさ。そこから伝わる微かな震え。
ぷにっとした舌先で指の腹をひと撫でされただけで、頭の奥が熱でしびれる。
「レージ君の……あったかい味です」
真剣そのものの声。瞳は揺れていない。真顔すぎて、こっちの心臓が逆に壊れそうになる。
「鈴音、すご~い♡」
背後からふわりがのんびり褒める。完全に煽ってるだろ。俺の心臓がもたない。
「……じゃあ、ここも」
鈴音は小さな指で俺のシャツの裾をちょいっと持ち上げ、へそをじっと見つめる。
「……失礼します!」
ぺろっ。
「っっ!? お、おまえ……!」
冷たい空気と舌の熱が一気に入り込んできて、背筋に電流が走る。
「……レージ君。おへそ、かわいいです」
真っ赤な顔で、真顔で言うな! 可愛いってなんだよ!
◇◇◇
「れー君、こっち向いて♡」
杏奈が横から頬にちゅっと軽いキス。
「私も混ぜるよ♡ “おへそ攻め”は鈴音に任せるけどね♪」
「じゃあ、わたしは~……ほっぺさん再び♡」
ふわりが反対の頬を舐める。左右から、同時に。
「れー君の表情、最高♡」
杏奈はケラケラ笑って、もう一度唇を押しつけてきた。
三人の舌先と唇が、ほっぺ、指、おへそに次々と同時攻撃を仕掛けてくる。
「や、やめ……待て、ほんとにやば……っ!」
言葉にならない声しか出ない。
三方向からの「舐め攻撃」なんて反則すぎる。
体中が熱い。笑いとくすぐったさと、甘い刺激で、頭の中がショート寸前になる。
「ええーい待たんかお前らっ! 一旦落ち着けっ」
「え~、これからだったのにぃ」杏奈が不満そうに口を尖らせ、
「これ以上は俺の心臓が持たん!」俺は必死で叫ぶ。
場がひと呼吸して、ほんの数秒の静寂。
でも心拍数はまだ爆走中。胸の奥でドラムの乱打が止まらない。
やれやれ。青春マグマが爆発寸前になったらどうするつもりだったんだ、こいつら。
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