ロレンツ夫妻の夜の秘密

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15.夫妻の肖像

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 春一番が、初老の紳士の帽子をさらいかける。

「おっと」

 彼、ロベールはひょいと手を伸ばし、帽子を捕まえて頭に乗せ直した。
 手紙に添えられた地図と番地を頼りに、住宅街を歩く。平民でも、ある程度富裕な層が住む地域だ。
 ロベールは手紙の差出人、ステファン・ロレンツを思い浮かべる。気弱な下がり眉に糸目の青年。いや、もう彼も三十も半ばを過ぎたはずだ。
 門柱に尋ね人の姓を認めて、彼は目を細めた。まだ新しい、二階建ての瀟洒な邸宅だ。
 門扉を開け、ベルを鳴らす。まもなく、ドアが開いた。

「久しぶりだな、ステファン」
「おじさん、よく来てくださいました」

 出迎えた彼の表情の明るさに、ロベールは嬉しい驚きを感じる。彼はけして手の焼ける性質ではなかったが、どこか屈託があった。
 その変化をもたらしたのは、やはり傍にいる女性なのだろう。

「はじめまして、おじさま」

 スカートをとって会釈する、それだけの動きで育ちがわかる。

「妻のディアナでございます」
「これは、はじめまして、わしはロベールといいます。本日はお招きありがとう!」

 ロベールは、若妻を前に照れ臭そうな笑みを浮かべるステファンの肩をバシバシ叩いた。

「遅ればせながら、結婚おめでとう!  なんて綺麗なお嬢さんだ。お前は果報者だなあ!」

 ロベールの大仰な寿ぎと身体表現がおかしかったのか、ディアナは口元を隠して笑っている。しかし全くお世辞ではない。彼女の顔立ちは東部神話の女神の彫像さながらに端正で、スタイルの良さは服の上からでもわかる。
 
 居間でアフタヌーンティーを振舞われた。リンゴとレーズンの入ったパイは、ディアナの手作りだという。
 貴族のお嬢様と聞いていたが、家庭的だ。なにより、仕草の端々にステファンへの思慕が滲んでいる。
 ステファンは、幼い頃から我慢強く努力家だった。ようやく報われたのだと、ロベールは我が事のように嬉しかった。

「わしはまあ、ステファンの母親の身内みたいなもんだよ。血は繋がっていないが、一緒に育ったんだ」

 ロベールはディアナにやんわりと説明しながら、昔を思い出していた。




――ロベールと、ステファンの母アメリアは、同じ教会付属の孤児院で育った。
 ステファンの父リシャルドは、孤児ではなかったが、離縁して実家に出戻った母親と近くに暮らしていた。
 教会で母がシスターに繰り言を聞いてもらっている間、リシャルドは孤児院の庭で所在無げにしていた。おどおどした子供だった。
 彼女が、女を作って妻子を捨てた元夫の所業を何度も激しく罵るのは、時に外まで聞こえた。年の割にませていたロベールは、あれは母親のほうも問題ありだなと冷めた見方をしていた。

「いっしょにあそぶ?」

 アメリアが気にして、リシャルドに声をかけてやったのが、縁の始まりだった。

 リシャルドは父親を反面教師にしたのか、真面目が取り柄の青年に育った。
 一途にアメリアを思っていた。
 近くの商人の屋敷で十二で住み込みメイドになったアメリアを、そっと訪ねては、ちいさな花束や菓子包みなんかをプレゼントしているらしかった。
 ロベールはアメリアに恋人なのかと聞いたら、そうなれたら嬉しいけど、リシャルドがどういうつもりかわからないと、少し困っていた。彼は一応、姓のある家の子供で、高等学校に在学中だった。
 ロベールは、リシャルドを勇気を出せとけしかけた。

「ロベール、僕でいい?」
「俺じゃなくて本人に聞けよ」
「学校を出て、仕事が決まったら言う……本当に好きなんだ、ちゃんとしたいんだ」
「かたいねえ。ぐずぐすしてると横からかっさらわれるぞ。あそこの主人のお手つきになったりしてな」
「なに、ちょっと、そんなところで働いてるの」
「冗談だよ」

 ロベールはといえば、好きな絵を描きながら、遊び相手の家を転々としていた。ツバメのようなものだった。そこそこ顔がよくて相手に困らなかった。若気の至りだ。
 本当は、ロベールもアメリアが好きだった。しかし、夫にするならリシャルドの方がいい相手だろうと踏んでいた。

 リシャルドは交際どころか、一足飛びにアメリアに結婚を申し込もうと思うと相談してきた。
 本気とわかってほしいから、兄がわりのロベールに立ち会ってほしいのだそうだ。

「一番下の役人で、給金も安いけど、仕事決まったよ。狭いけど、部屋も借りられた。贅沢はできないけど、でも、がんばったらそれなりの生活は」

 何回「けど」だの「でも」だの言うつもりかと、側で聞いていて、もどかしかった。
 アメリアは我慢強く、迷走する彼の言葉を聞いていた。
 予防線を張れるだけ張った最後に、リシャルドは「こんなだけど、君さえよかったら、僕と結婚してください」と言った。
 アメリアは蕾が綻ぶように笑み、「はい」と答えた。

 あの僻みっぽい母親も同居と聞いてロベールは心配したが、アメリアは親孝行がしてみたいと前向きだった。
 式は質素で、衣装も借りたものだった。
 ロベールはせめて祝いにと、絵を描いて贈った。
 ガチガチに緊張した新郎と、はにかんで寄り添う新婦の、微笑ましい肖像だ。

「子供、たくさん欲しいな。賑やかな、あったかいおうちにしたい」
「いいよ、僕、いっしょうけんめい働くから。何人でも子供、作ろうよ」

 惚気まで聞かされて、参った。
 やがて大きくなった腹を撫でて、アメリアは幸せそうだった。

「優しい、仲のいいお父さんとお母さんのいるおうち、ずっと、夢だったんだ。この子はキスの雨の中で育てるの」

 男の子だったらリシャルドに、女の子だったら義母に名付けてもらうつもりだそうだ。
 リシャルドは宿題をもらってウンウン唸っていた。

 しかし、アメリアは出産の後、血が止まらなくなって意識を失い、そのまま逝った。
 葬儀の後、リシャルドが川に身を投げようとするのを、ロベールは襟を掴んで引き戻した。

「いやだ、離してくれ!アメリアのところに行くんだ!」
「バカ言え! 子供、あいつが命がけで遺したんだ!  お前は父親だ、育てろ!」
「僕は、アメリアと幸せになりたかったんだ。アメリアがいないのに、あんなの、いらない!」

 悲しみに錯乱しているにしてもあんまりだった。子供をないがしろにされてアメリアが何を思うか、わからないほどの馬鹿だった。こいつに任せたのがそもそもの失敗だと思った。
 祖母すら孫を厄介に思っていた。嫁が来て楽をさせてくれると思ったのに、赤子の世話を押し付けられるのは辛い、これだから里のない孤児の娘なんか嫌だったんだと言った。

「くそが、わかった、俺がみる。お前らもう手を出すな!」

 しかし赤子連れで女の部屋に行ったら嫌な顔をされた。

「あんた、なにこれ」
「妹の子供」
「見え透いた嘘つかないでよ、コブつきなんて知らなかったわ」
「ったく、情のねえ女だな、こっちから願い下げだ!」

 啖呵を切って出てきたが、途方に暮れた。
 赤子の世話なんかちっともわからない。
 歯がなくてパンすら上手く飲み込めない。牛乳を飲ませたら、服に吐かれた。下は垂れ流すし、昼も夜も無茶苦茶に、ピャアピャア子猫のように泣き続ける。
 ロベールは背中に首がぐにゃぐにゃする赤子を括り付けて、街角で似顔絵を描いた。
 あまりに情けない姿のせいか、客付きも悪かった。

 数日後、やっぱり孤児院に預けようかと思い始めたころに、リシャルドが来た。かける言葉が見つからないのか、黙ってしばらく突っ立っていた。口を聞くのも腹立たしかったが、ロベールは言った。

「おい、商売の邪魔だ。どっか行ってくれ」
「かえして」

 蚊の鳴くような声で、彼は言った。

「ちゃんと育てるから、かえして。部屋に、ゆりかごがあるんだ、アメリアが縫った、ちいさな服があるんだ……捨てられない」

 往来でみっともなくボロボロ泣きながら、訴えた。
 手元に戻った赤子に、リシャルドはようやく名をつけた。「ステファン」は、赤子が生まれ、アメリアが召された日の、守護聖人だ。
 いつまでも傷をほじくり返しそうな名だったが、アメリアはリシャルドに任せると言ったのだからと、ロベールは文句を我慢した。

 それでも、うまく愛せなかったらしい。
 リシャルドは、ステファンを見ると、罵って手を上げてしまいそうな自分が怖いと言った。自己否定の強い、どこまでも情けない男だった。どれだけ顔が父親似だろうが、ステファンは半分アメリアの血だということを忘れるなと叱った。
 結局、ステファンが寄宿舎に入れる年になったらすぐに預けていた。
 多分そのほうがいいだろうとロベールも諦めた。
 あの血縁の情が完全に裏目に出ている祖母や父と暮らすより、他人の中で育つ方がマシだ。
 自分たちばかり不幸な顔をする。ロベールはいい加減、苦々しかった。

 ロベールは、ステファンに会いに、たまに寄宿舎を訪ねた。
 彼自身、そう細やかな面倒見ができる性質ではなかった。旅先の絵葉書やら、船の模型などを気まぐれにやった。

「いつも、ありがとうございます」

 ステファンは、年に似合わないほど丁寧に礼を言った。きちんと躾けられた、静かな子供だった。

「親父と婆さん、会ってるか?」
「お父さんはお仕事が忙しいです。お婆さんは身体の具合がよくないそうです」
「そっか。しょーがねぇな。冬休みはいつからだ」
「一昨日からです」

 十にもならない子供なのに、帰らないのだった。荒れるわけでもないのが余計に、大事な感情が欠けてしまっているようで気がかりだった。

 誕生日にだけ、父に会うそうだ。祝われるのではない。母の命日の墓参りだ。教科書をもらって、一人で遠距離の乗合馬車に乗って、寄宿舎に帰るのだという。
 学費をきちんと納めてくれて、衣食住、不自由ない。会っても別に、暴力をふるうわけでも暴言を吐くわけでもない。

「お父さんは、ちゃんとしてくれています」

 どこがだ、とロベールは内心、舌打ちした。

 ステファンは成績がよかった。二年飛び級した上、難関の医科学校に受かった。
 しかし、ロベールはため息をついた。奨学生だという。学費を国が持つ代わりに、卒業後は散々僻地に赴任して働かされるコースだった。

「そこはせめて、親父に金出してもらえ。下手すりゃ有無を言わさず軍医にされるぞ」
「もう充分です。仕事は別にどこででも、いいんです。おじさんだって、あちこち旅してるでしょう」
「俺は好きなときに好きなところへ行くんだ。全然違う。それにな、だいたい、医者ってきついぞ。血も内臓も、死んでく人間も見るんだ」
「僕、お母さんの命をとって生まれちゃったから。返してあげられないけど、他の人を助けたい」

 わがまま一つ言わないのは、ずっとそんな風に思っていたのかと、衝撃だった。
「やめろ、そんな言い方するな」
「おじさん、いつもありがとう。僕はおじさんにとっても大切だった人を、殺しちゃったのに」
「ステファン! 産褥で母親亡くすガキは、今までもこれからも、山ほどいるんだ。医者になって、そいつらにも、同じことを言うつもりか!  なあ、愛されないのは、お前が悪いんじゃないんだ、お前の親父が、弱すぎるだけだ……」

 子供は悲しいほど馬鹿だ。不幸の理由を自分の中に見出そうとする。

「俺の母親も産褥で死んだよ。お前、俺も人殺しと呼ぶか」
「……すみません……」
「強くなれよ、ステファン。腕っ節の話じゃないんだ、悲しみに溺れて、今、大事にしなきゃいけないものを見失うような男になるな。俺は知ってるんだ、アメリアは、お前を望んでた! どれだけお前を育てたかったか!」

 母親の名を出した途端、少年は顔をくしゃくしゃにした。声もなく泣きはじめた。夕闇の雑踏に、赤子を迎えにきたリシャルドと同じ顔だった。

 ロベールは、伝えたいことは伝えた。あとは、ステファンが生きていく中で消化していかなければならないことだった。
 お互い所在はばらばらながら、手紙で連絡をとりつづけた。仕事一筋で妻も迎えないのは、仕方がないのかもしれないと思っていた――

 ロベールは、ここ数年は東部王国をぶらぶらしていた。久々に中央帝国へ戻ってきて局留めの郵便を確かめて驚いた。
 ステファンが結婚すると知らせてくれた手紙は、半年前の消印だった。

 ステファンの妻ディアナは、見れば見るほど、とびきりの美人だ。

「描かせておくれ。こりゃ、腕の振るいがいがあるよ」

 ステファンが僕はと遠慮するのを、並んで座らせ、何点かスケッチをした。一枚、手早く水彩で色をつけて渡した。
 彼の絵を見て、ディアナは嬉しそうだった。

「やっぱり、おじさまでしたのね」
「うん?」
「貴方、ご覧いただいてもいいでしょう?」
「ええ、とってきましょう」

 古い絵だ。画布の端が黄ばんで、絵の具も褪せている。今の彼の目には、タッチも拙い。
 だが、額装されて丁寧に保存されていた。
 リシャルドとアメリアの婚礼の絵だった。

「私、この絵のおかげで、義理のお父様とお母様のお顔を知りました」
「……ああ、恥ずかしいねえ。こんな下手くそでさ、画材だってもっといいの使えればよかったのに。このときさあ、リシャルドは死ぬほど緊張してたけど、世界一幸せそうで、アメリアはこの百倍、綺麗だったんだ」

 年をとると、涙腺が緩くなっていけない。

「ディアナさん、ステファンを宜しくなあ……」

 ロベールの滲んだ視界の中で、リシャルドとアメリアは笑っているようだった。

 数週間後、ロレンツ家に、ロベールから小包が届いた。
 ステファンとディアナを描いた、油彩の正式な肖像画だった。サイズはリシャルドとアメリアの婚礼の姿絵と同じだ。

「ふふ、とっても素敵! 貴方、せっかくですから、お義父様とお義母様の絵と一緒に、飾りたいですわ」
「なんだか恥ずかしいですよ。貴女だけ描いて貰ったならよかったんですけど」
「もう、そんなことおっしゃらないで。玄関がいいかしら、それとも暖炉の上?」

 ディアナは踏み台を引っ張り出し、場所を試しはじめる。

「わかりました。危ないですから僕に任せて」

 検討の結果、ステファンは階段の踊り場の壁に釘を打ち、二枚をかけた。
 訪問中、ずっと笑っていながら、最後に涙目になったロベールを思った。
 ディアナと寄り添って、彼が描いてくれた二組の夫妻の肖像を眺めていると、心に『家族』という言葉が浮かんだ。
 とたんに、彼の中で溢れる思いがあった。
 父に、母に、ディアナを会わせられたら、どんなによかっただろう。彼に命を与えてくれた彼らに、初めて、負い目を抜きに、感謝していた。
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