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19.女装ネタ連作
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地味を絵に描いたような、特徴といえば眼鏡だけのサラリーマンは、エレベーターでよく一緒になる女子大生に恋をしていた。
黙礼すると、一瞬こっちを見て目をあわせてくれる。
それが楽しみで、その一瞬のためだけに朝早起きしてゴミを出しにいく。
ところでこの地味男には変身願望があり、フリフリのメイド服を着て動画投稿するのが趣味だった。
「こんにちは、今日はみんなのリクエストでバニーを着てみたよ。似合うかな……?」
かわいい、好き、似合ってるといったコメントがたくさん流れてきて、地味男はむずむずと口角をあげた。
地味な自分がもてはやされるのが病みつきになって、どんどん服装や行為は大胆になっていく。
「バニーの次は初めての外出だね。がんばるから応援してね?」
女装メイドカフェに行って百合百合してほしいというリクエストに応えて、ゴスロリ服を着てメイドカフェに出かける。
本物の女性相手に百合っぽいことをしてもらうのは気が引けるし、恋をしている女性に対して一途でありたい。
そう思った地味男は男性が女装してもてなしてくれるメイドカフェへ赴く。
女装メイドカフェ・オ・レキュートに入店して出迎えてくれたのは、恋のお相手の女子大生だった。
(え、は? 男? そんな……)
呆然としながら席に案内されて、クラシカルなメイド服を着た彼に美声でささやかれる。
「はじめまして、可愛い子。あなたみたいな子、とってもタイプ。アタシのオススメメニューを紹介してもいい?」
「は、はい……!」
テーブルにくる度に優しげに、そして思わせぶりに接客してくれる女装男に、男でもアリかもしれないとときめく地味男(女装中)
その日から、エレベーターで黙礼するだけでなく、女装メイドカフェに通うという楽しみもできたのだった。
普段エレベーターで出会う時は地味な男の姿のままなのに、なんとなく女子大生姿の彼の笑顔がより優しくなった気がして、ドキドキしちゃう。
そこからはじまる女装男子達の恋物語。
黙礼すると、一瞬こっちを見て目をあわせてくれる。
それが楽しみで、その一瞬のためだけに朝早起きしてゴミを出しにいく。
ところでこの地味男には変身願望があり、フリフリのメイド服を着て動画投稿するのが趣味だった。
「こんにちは、今日はみんなのリクエストでバニーを着てみたよ。似合うかな……?」
かわいい、好き、似合ってるといったコメントがたくさん流れてきて、地味男はむずむずと口角をあげた。
地味な自分がもてはやされるのが病みつきになって、どんどん服装や行為は大胆になっていく。
「バニーの次は初めての外出だね。がんばるから応援してね?」
女装メイドカフェに行って百合百合してほしいというリクエストに応えて、ゴスロリ服を着てメイドカフェに出かける。
本物の女性相手に百合っぽいことをしてもらうのは気が引けるし、恋をしている女性に対して一途でありたい。
そう思った地味男は男性が女装してもてなしてくれるメイドカフェへ赴く。
女装メイドカフェ・オ・レキュートに入店して出迎えてくれたのは、恋のお相手の女子大生だった。
(え、は? 男? そんな……)
呆然としながら席に案内されて、クラシカルなメイド服を着た彼に美声でささやかれる。
「はじめまして、可愛い子。あなたみたいな子、とってもタイプ。アタシのオススメメニューを紹介してもいい?」
「は、はい……!」
テーブルにくる度に優しげに、そして思わせぶりに接客してくれる女装男に、男でもアリかもしれないとときめく地味男(女装中)
その日から、エレベーターで黙礼するだけでなく、女装メイドカフェに通うという楽しみもできたのだった。
普段エレベーターで出会う時は地味な男の姿のままなのに、なんとなく女子大生姿の彼の笑顔がより優しくなった気がして、ドキドキしちゃう。
そこからはじまる女装男子達の恋物語。
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