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ライターと小説家の主な違いを考えてみる

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私はライターとして生計を立てているわけですが、ライターといってもイメージが湧かないという人は周囲にたくさんいます。職業を聞かれて素直に答えても「結局何をしてるの?」となることが多いですね。

記者と日本語にすることもできるのですが、どうしても新聞や雑誌のイメージが強くなりがちです。Webライターと名乗ることも可能なのですが、年代によってどの程度認識できるかは大きく変わります。

基本に立ち返ってライターと小説家の違いを具体化していくと、

「事実に基づいて書くか」
「フィクションを元に創作するか」

の違いになります。前者がライター、後者が小説家ですね。ノンフィクションの小説家もいるのでややこしいと感じる人もいると思うのですが、このあたりは発表する媒体の違いと、本人の自称の仕方によってもかわります。
実際に、小説家・ライターと併記する人もいますので。


ライターの仕事は宣伝記事の作成や、各種まとめ記事の作成など非常に広範囲です。ただし、決まり事は存在し、『嘘を書いてはいけない』というのが前提になります。
何故嘘を書いてはいけないかというと、法律に引っ掛かる可能性があるからです。フェイクニュースなどを書くライターも存在するのは存在するのですが、嘘を書くと法律上の責任を問われるリスクが生じるのです。

嘘をついているか判別するのが大変だからと、嘘の記事を大量に作る人もいます。このあたりは職業倫理上の問題も絡んでくるのですが、私は違法行為を肯定する側にいないのでNOというだけですね。
ディフォルメも含めてどこまで加工するのか、どの部分を抜き出して情報を整理するかはライターの腕の見せ所に鳴り、それぞれの個性が色濃く出る部分でもあります。

また、仕事をするメディアで求められるスキルが大きく変ることもあります。

楽なのは事実を基にして書けばいいため、小説のように想像で書いた後に設定の矛盾などで悩むことが少ないということ。

ただし、嘘を書いてはいけないという縛りが精神的な負担になることも多いのも事実です。
どこまで情報の精度を高めるかといったこだわりも出やすいですし、向かない人は本当に向かないです。

私は元小説家志望ですが、『フィクション(自分の世界観)に対するこだわりが強すぎる』ので、小説家には向かないタイプでした。
ライターの方が精神的な負担が少ないことに気付いたのでライターをやっているわけです。

自分の才能やスキルをお金にするという考え方でいえば、小説家はかなり適性を選ぶ職業ですしね。
後は報酬が入るスパンや、印税収入といった長期収入に繋がるかという見方もあるわけですが……

人によって得意な表現は変わりますよね? と。
貴賎はないので、自分が好きな方、生計を立てられる方など、自由に選べばいいんじゃないかと気楽なスタンスに至っています。

小説は小説で好きなので、余裕があったら創作は続けたいと思っているのですけど。
今は余力があったら~位のもので、余裕を作れるくらいの実力をつけたいものです。
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